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キンプリ応援上映会レポのようなもの

全体公開 3 5418文字
2016-02-07 21:16:10

「映画『KING OF PRISM by PretthRhythm』愛をいっぱい届けよう!プリズムスタァ応援上映会」に行って来たというレポートです。

Posted by @k_iruka417

※この文章には映画『KING OF PRISM by PretthRhythm』についての全面的なネタバレが含まれます

2016年2月7日。
新宿バルト9で開催された「『KING OF PRISM by Pretthyrhythm』愛をいっぱい届けよう!プリズムスタァ応援上映会」に行って来た。映画『KING OF PRISM by Pretthyrhythm』(以下『キンプリ』)の観賞自体は私はこれで3回目になる。しかし応援上映はこれが初参戦だ。このレポでは、映画より応援上映という体験そのものについて書きたいと思う。

応援上映とは、通常の上映と異なりスクリーンに向かって声を上げて応援したり、ペンライトを振ったり、コスプレで参加することが許されているイベント上映である。
『キンプリ』が属する『プリティーリズム』シリーズやその後継作『プリパラ』の映画では必ず実施されている。

私は『プリパラ』の映画は見ていても応援上映には行ったことが無い。
キンプリの通常上映には2回行ったとは言え、ずっと応援上映にも参加したかった。しかし最寄り上映劇場であるバルト9ではなかなか応援上映が開催されなかった。しかしある日ようやく応援上映の開催がバルト9の上映スケジュールにて明らかになった。

シアター8(251+2席) 08:00~09:10

朝8時から応援上映。
まじか。いや行くけど。
そんなわけで私は予約開始解禁と同時に予約サイトでチケットを入手し、前日にビッグサイトで開催されていた就活イベントに行く時より更に早起きして、黄色いバラと『キンプリ』仕様に色を並べ替えたキングブレードを携えて応援上映に赴いたのだった。
この回は朝8時上映開始という時間にも関わらず予約開始の日付が変わった瞬間から5分足らずで全ての座席が埋まった。劇場のロビーに到着すると、朝7時半だというのに既に多くのプリズムエリート達が集結している。こんな時間に4分で全ての座席を埋めてしまう程度のエリート達の集いである。どうしてもテンションが上がる。
入場して座席に座り、鞄からキンブレと黄色いバラを取り出す。隣に座っていたプリズムエリートのお姉さんもペンライトと黄色いバラを持っていた。前の方の座席に座っていたのでよく見えなかったが、黄色いバラ持参の人は何人か見かけた。恐らく私が実際に見たよりもっと沢山いる。

劇場でのマナー喚起映像や予告編から上映は始まる。通常上映なら静かになるところ、上映が始まっても座席はざわめいたままだ。否、ここから既に応援上映は始まっている。
映画『暗殺教室』とのコラボマナー喚起映像では「山田ー!」という声が聞こえたりした。私も好きな俳優に向かってサイリウム振りたい。私の好きな俳優(イギリス人)、「絶叫上映」とかが開催される映画には出てもサイリウム振れる映画にはまず出ない。
映画『ずっと前から好きでした~告白実行委員会~』の予告では、主人公と思われる女の子が告白しようとするシーンで誰かが「頑張れー!」と言ったのを皮切りにエリート達で頑張れー!フゥー!!のコール。
映画『映画プリパラ み~んなのあこがれ♪ レッツゴー☆プリパリ』の予告では、プリパラがプリティーリズムの後継作という事もあって一層大きな声援が上がった。好きなキャラに声援を送り、ファルル色のグリーン系サイリウムを振り、予告に合わせて流れるi☆Risの「ブライトファンタジー」に合わせてコールしサイリウムを振り。プリパラ映画の応援上映行けるか分からないのでここで今のうちにひびき様ー!!って叫べて良かった。
一方でシリアスな雰囲気が漂う予告では皆静かに見守る。プリズムエリート達は空気が読める。予告編上映は、本編に入る前のウォーミングアップだった。
映画が始まる前の映画泥棒の映像では皆パトランプに見立てて赤いライトを回す。何だこの空間、と思いながら私も赤に設定したキンブレを回していた。
はっきり言って予告編上映から映画泥棒の時点でもうめちゃめちゃ楽しい。アドレナリンめっちゃ出る。

本編に入る前に流れる「次世代プリズムスタァ選抜総選挙」ではレオとユウのメッセージが流れる。
レオのメッセージではピンクのライトを振りながら「可愛いよー!」の声援。ユウのメッセージでは「ユウくーん!」「ゼウスー!」。メッセージの内容に合わせて「なーにー?」「見たーい!」と合いの手を入れるのも楽しい。

さあ、いよいよスクリーンに本編が流れ始めた。
タカラトミーアーツ、avex pictures、タツノコプロのロゴが出て来るのに合わせて大声で企業名を叫ぶエリート達。タツノコプロのところでは「ありがとー!」の声も。
始まるコウジのギターソロ。この「始まった」という高揚感は何度見ても薄れることはない。Over the Rainbowが歌う「athletic core」が始まれば、そこはもうプリズムショーの世界だ。ペンライトを振り、オバレの三人が飛ぶプリズムジャンプに歓声を上げ、字幕に合わせて生アフレコをし、とにかく目まぐるしい。スクリーンでは息つく間もない映像が展開されているのだが、スクリーンに向かってキンブレを振っているとその映像に身を委ねているような感覚すらする。いやもう、これがとにかく気持ちがいい。
「athletic core」が終わると、客席からは拍手が起きた。まさしくオバレのライブであり、プリズムショーだ。我々はプリズムショーを見ているだけではない、体験しているのだ。
その後、物語は進んでいく。キャラクター達が登場する度にそのキャラの名前を呼び、歓声を送り、イメージカラーのライトを振る。正直楽しすぎて何が起きていたのかあまり覚えていないので特に楽しかったところを箇条書きにすると

・ミナト「嫌いな食べ物は何かな?」エリート達「(皆好き勝手に嫌いな食べ物の名前を叫ぶ為全く聞き取れない)」
・ジュネ様登場シーンや、後の「レインボーライブ」主要キャラの姿が映る度に起こる歓声
・法月仁「大事なのは格↑(ここで法月の手の動きに合わせて一斉にすっと上がる青いライト)。彼はまだ小物ですぅ↓(一斉に降ろされる青いライト)」
・ヒロの「pride」で振られる黄色いライトと黄色いバラ(私はとにかくこれがやりたくて黄色いバラを持って来た)
・「PRIDE」を粉砕するところで一斉に振り下ろされる緑のライト
・シンの着替えからのお風呂シーンで頻発する「フゥー!」「ヒュー!」の声
・タイガの台詞にとりあえず入る「そうだそうだ!」
・カケル登場シーンで皆「カズオー!!」って叫ぶ
・前奏だけ流れた「Reboot」がフルサイズなら歌に入るところで男性エリートが叫んだ「どれほ「もういい!!」」
・とにかく法月仁の杖の動きを青ペンラで真似するエリート一同

とりあえず法月仁の杖の動きをライトで真似する文化は最高すぎるので語り継ぎたいと思った。
勿論、中盤のカヅキと大和アレクサンダーによる「EZ DO DANCE」がひたすら楽しかったのは言うまでもない。ひたすらにアガりながらコールを入れる。曲が終われば拍手、ついでにほぼ半裸のカヅキに「フゥー!」の歓声。
しかし物語は確実にクライマックスへと突き進んでいく。
オバレが活動休止を発表するシーンでエリート達は作中の観客同様のリアクションを取り、「Flavor」では静かにライトを振る。コウジがハリウッド行きの電車で旅立ち、ヒロとカヅキが残され、客席から光が消えていく。するとエリート達もライトを降ろし、もしくはライトの電源そのものを切る。私もキンブレのスイッチを切った。客席の泣き声、泣き声を上げるエリート達。

そして、ついにシンがステージに立つ。
次々と灯され掲げられる赤いライト。画面中の客席に合わせて「誰?」「もういいよー」の声、そして「頑張れー!」の声。

シンが「Over the Sunshine」を歌い始めると、エリート達は一斉にシンにコールを送る。客席が、そしてエリート達が次々心にプリズムの輝きを取り戻していく。始まる未成年の主張、エリート達の声を揃えての「なーにー?」、最初のオバレのライブの衝撃を更に越えていかんばかりのプリズムジャンプ。

「皆さんは覚えていますか?初めてプリズムショーを見た時の感動を」(台詞うろ覚え)
思い出したよーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!シン君ありがとーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!

いやもう最高だ。ありがとう一条シン。ありがとうKING OF PRISM by PrettyRhythm。
そんな思いに浸りたいところで入浴中の全裸の法月仁ドーン!!全裸のルヰドーン!!である。何回見てもこの切り替えにはびっくりだ。そして全裸のまま立ち上がる法月仁に「遠慮しろー!」「見えてるぞー!」「服着ろ!」と野次を飛ばすエリート達。
しかしもうエリート達のライトは青なのである。
法月仁の「グロリア・シュワルツ!」の後にシュワルツローズ生が「グロリア・シュワルツ!」と掛け声を上げるのに合わせてエリート達も声を揃えて「グロリア・シュワルツ!」。正直ここが一番声揃ってた。

EDの「ドラマチックLOVE」では、テロップのバックの一枚絵(本作から登場したシンを初めとするエーデルローズ生達)が切り替わる度にエリート達が持つライトの色が変わっていく。「ドラマチックLOVE」本当に最高なので早く音源が欲しい。
菱田監督の名前が映った時には「菱田!」「ありがとー!」の声が次々上がった。こんなに素直に、そして公然と制作者への感謝を言えることがどんなに幸せな事か……

EDテロップ後にも映像が流れ、ルヰの歌う「pride」に合わせて白いライトを振りながら緊迫感漂う映像を見守るエリート達。
全ての映像が終わり場内が明るくなった時、自然に拍手が起きていた。ありがとう、本当にありがとう。私もそんな思いを込めて拍手した。
ありがとう、プリズムの輝きで私の心を照らしてくれて本当にありがとう。

1時間10分という短い時間ではあったが、応援上映は本当に楽しかった。
私は洋画が好きなので見たい映画は極力映画館で見るようにしているのだが、正直、IMAX上映でも3D上映でもない映画を映画館で見るという行為そのものをこんなに「楽しい」と思ったのは初めてである。(4DXはまだ体験したことが無い)
19世紀フランスで映画が発明された頃、映画は「観賞対象」ではなく「アトラクション」だったという。観客はスクリーンに映し出されるものに声を上げ、好きにリアクションを取って楽しんでいたのだという。ソースはうちの大学の映画史の教授。応援上映を楽しんでいる時、私は映画が生まれたばかりの時と同じような体験をしていたのかもしれない。

基本的に映画館で映画を見る時は静かに見るものだ。
でも別に、大スクリーンで映画を見ながらサイリウムを振ったり声上げて応援する回があったっていいのだ、だって楽しいんだから。
そういうイベント式の上映形態は『キンプリ』のような「応援上映」に限った話ではない。映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を初めとしたアクション映画で度々開催される「絶叫上映」(絶叫・鳴り物・コスプレ可)だとか、映画『キングスマン』で各所で開催された「Ladies & Gentlemen上映」(スーツ・ジャケット着用、メガネ・傘持参がドレスコード、紙吹雪やクラッカー使用可)のような観客参加型の上映形式は各所で行われている。

それでも、『キンプリ』のように上映劇場全体で大々的にイベント上映を行う作品はそうそうない。
しかも『キンプリ』は、応援上映でエリート達が応援の声を上げることを前提に作られている。キャラクターの台詞が字幕になるシーンやシンの未成年の主張は言うまでもなく、日常パートでの台詞回しや会話の「間」、曲で入れるコールが本編で流れるタイミング等がきちんと考えられている。シンが新曲である「Over the Sunshine」を歌うシーンでは合いの手になる英単語が花火になって打ち上がるので、初心者でもコールを入れやすいという演出兼配慮だってある。

応援上映に参加してみて、改めて本当に『キンプリ』はすごいと思った。作品が持つ輝きを全身に浴びて、あの場にいたエリート達全員とその思いを共有するあの体験は、なかなか出来るものではない。

私が映画館で映画を見るのが好きな理由は、「大きいスクリーンでそして良い音響で映画を見るのが好きだから」である。
しかしキンプリはそれだけではない全く新しい映画の楽しみ方を教えてくれた。映画館で映画を見るのが好きな人間としてもいち二次元オタクとしても、本当に貴重な体験が出来た。
この楽しさは実際に体験しないと分からないし、『キンプリ』以外にも応援上映のようなイベント形式上映はもっと増えていいと思う。

などと色々好きに書いてきたが、プリパラ映画予告の「レッツゴー!」と回想の「パラダ~イス」を言い逃したのが悔しいのでもう一回応援上映に行きたい。
キンプリはいいぞ。


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