@NAO31682
#Baekhyun
#HappyBirthday
「ねぇ。」
『ん?』
「ねー。」
『何。』
「ねぇねぇねぇねぇねぇぇぇぇえええ」
『何?うるさいんだけど。』
「冷たい!なんでそんなに冷たいの!」
『逆に質問するけど、なんでそんなにうるさいの?』
「質問に質問で返さないで!」
『勝手に人の家上り込んでビョンベッキョンさんは何の用ですか?』
「さーて問題です。今日は何の日でしょーかっ!」
『ゴムの日。』
「いやーんえっち。」
『帰れ。』
「あー!ちゃんと答えて。ゴムの日ではありません。」
『ゴムの日でしょうが。当たりでしょうが。』
「ちがうの!べっちゃんクイズの答えは違うの。」
『んー』
「ほら、わかるでしょ?俺の…た?俺のたん?」
『俺の短足記念日。』
「もー!怒るよ!」
『なんなのよ。鬱陶しい。』
「ひど。酷過ぎる。誕生日を迎えた可愛い俺にそんな冷たくしていいの?」
『いいと思います。うざいから。』
目の前に綺麗にそろえられた手
相変わらず手綺麗だな
『何?』
「プレゼント。」
『なんで私が。彼女からもらえばいいじゃん。』
「忘れたの?去年別れて散々この家に入り浸ったの。」
『あぁ…あれは本当に最悪だった。』
「でしょ?今俺フリー。FA宣言中。
てか毎日毎日好きって言ってんじゃん。
伝わってないの?いつも華麗にスルーするけどさ。」
『私にとっては迷惑行為ですから。』
「で?どこにあるの?ここかな?」
『勝手にクローゼット開けないで。』
「じゃぁどこ?」
『ないってば。』
「無いの?え?ないの?なんで?」
『買ってないから。』
「は?俺の誕生日忘れたの?さいてー!」
『そう。私最低だから帰った方がいいよ。気を付けてね。お疲れ様。』
「やだ。帰らない。」
『帰れよ。』
「何かもらうまで帰らない。」
『カップラーメンならあるよ。』
「嫌だ、そんなの!愛が籠ってない!」
『ねぇよ元々愛なんて。』
「決めた。」
『何、変な事勝手に決めないで。』
「プレゼント決めた。」
『愛はあげませんよ。』
「なんでわかったの!」
『ベクが考えてることは大体わかる。』
「わかってるならよくない?もうわかってるんでしょ?」
『うざい位にね。』
「じゃぁいいじゃん付き合おうよ俺達。」
『何がいいのかわからないけど付き合わないよ。』
「なんで?俺の事嫌い?俺こんなに好きなのに?」
ベクの事は嫌いじゃなかった
毎日毎日アピールされるうざいほどの好きの言葉
暇さえあればうちに来て
ご飯食べさせろだ
眠いだなんだの言って休日を過ごすこの男
本当に私の事好きなのかな
言いたいだけなんじゃないのかな
実際ベクモテるし
色々言い寄られてるってこのあいだチャニョルが言ってた
『なんで私なのよ。』
「好きだから。」
『言い寄られてるんでしょ?知ってるよ?』
「俺すげぇモテるからね。」
『そっから選びなよ。』
「だってそいつら俺の顔目的だし。」
『わかんないじゃん。でもさ、実際のベクを知ったら別れたくなるかもね。
毎日うざい位連絡してくるし、お腹減っただのなんだのうるさいし、足臭いし。』
「は?足?臭くねぇし!え?臭い?あれ?
…あ、臭いかも。ちょっとにおい嗅いで。」
『バカ。嗅ぐか。』
「とーにーかーく!
ちゃんと俺の事も知らないで付き合ってとか言ってくるブスには興味ないの。」
『酷。』
「ね?俺の事好きでしょ?」
『何を根拠に。』
ベクはニヤッと笑って私の隣に座り腕を絡めてくる
女子か。
『何よ暑苦しい。』
「顔、赤いよ。」
『ばっ!赤くない。』
「ほら、ドキドキしてる。」
私の左胸にベクの手が添えられる
そんなに近くに居たらドキドキ位するよ
っていうか…
『何どさくさに紛れて胸触ってんのよ。』
「あ、ばれた?見た目よりあるんだね。おっぱい。」
『変態!』
「失礼な。揉んでないでしょ?触っただーけ。」
『十分変態だよ。』
「普通、嫌いだったらこうやってくっついたら突き飛ばしたりするよ?」
『…』
「顔も赤くならないし、ドキドキもしないよ?
俺の事好きなんだよ。」
『好きじゃない…』
「素直になったら?楽になるって。」
ベクの顔が至近距離にあって
ふわっと柔らかい髪の毛が私の頬をかすめる
「今すげぇちゅーしたいんだけど。」
『一人で…したら?』
「ちゅーは一人じゃできません。ねぇちゅーしようよ。」
『なんで私が…』
「俺がしたいから。」
『私はしたくっ…』
私の唇にベクの細い指が触れる
「俺、今日誕生日なの。いう事聞いて?」
『…』
「俺ね、最初から決めてたの。誕生日にこの口にちゅーしようって。」
スローモーションかと思った
ゆっくりゆっくりベクが近づいてきて
私の唇はベクの唇と重なる
そして何度かあむっあむって
マシュマロを食べる時みたいに
私の唇を優しくあの薄い唇で挟む
唇が離れれば嬉しそうに口を四角くしながら笑ってた
あっけにとられていると調子に乗ったベクは
もう一度ちゅっと可愛い音を立ててキスをする
「ふふふ、止まんない。」
『もっ…ダメ…』
私が両手で自分の口を塞ぐと
ベクは頬を膨らましながら私の手をいとも簡単にはずし
その手を床に縫い付け私の上に覆いかぶさる
『ちょっと!ベク!なにすんの!』
「ダメ。もう止まらないの。」
『止まらないって何勝手に発情してんのよ!』
「いいじゃん、俺の事好きでしょ?俺はすげぇ好きだよ?大好き。」
『…』
「ねぇ俺にちょうだい?全部。ね?いいでしょ?」
『…きゃやだ。』
「ん?何?」
『私にもくれないと嫌。』
「へ?」
『何度も言わせないで。』
「ちょっ!もう一回!ねぇもう一回いって?」
『ベクばっかりじゃ嫌だから…私にも頂戴。』
ベクを見上げると顔を真っ赤にして口元を手で隠している
もう知らないからね
誕生日プレゼントを買ってないのも嘘
『クローゼットあけてごらん。』
「え?」
『いいから。』
「プレゼントあるの?」
ベクは嬉しそうにクローゼットを開けて
赤いリボンの付いた包を胸に抱える
それを開けると出てくるのはスウェットの上下
「おぉ!スウェット!」
『着替えておいで。』
「え?」
『家に居る時はくつろぎたいでしょ?』
「え?ここで着る用?」
私がうんうんと頷けば
ダダダッて走ってきてギュっと音がする位強く抱きしめられる
「俺の事好き?」
『うん。』
「好きなの?」
『うん。』
「ちゃんと好きって言って。」
『…好きだよ。』
「へへへへ。」
『だらしない顔。』
「いいの。嬉しいから。」
『ほら、早く着替えておいで。』
「いいよ。今は。」
『なんで?』
「もうすぐ脱ぐでしょ?」
そう言って私はまた床に押し倒され
ベクは私の上で妖艶に笑っていた
『誕生日おめでとう。』
「ありがと。いただきます。」
Happy Birthday Baekhyun.
2016.05.06.