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首筋に歯を立てる

全体公開 6 3142文字
2016-09-05 10:10:58
Posted by @NAO31682

#Kyungsoo
#名前変換あり





実に憂鬱だ

ここは韓国だし

なんでこんなこと


なんだか学校中が騒がしい

今日は10月31日

学校中がハロウィンだって大騒ぎ


誰だよこんなの企画した奴


「なんだよその顔ギョンスも楽しめって。」

「憂鬱でしかない。ジョンデも余計な企画考えるなよ。」

「そう?相当盛り上がってるけど?いいじゃん楽しくて。」

「ギョンスー!お前何の仮装すんの?早く選べって。いいの無くなるよ?」




もうすでにばっちりと仮装した友人

その手には長いマントとメイド服

え?何それ


「ギョンスどっちがいい?吸血鬼かメイド。」

「なんで僕がメイド?てかハロウィンにメイド服って。」

「いいじゃん萌えるじゃん。」

「じゃぁお前が着れば。」

「俺?似合う自信ちょーあるけどきなーい。

じゃぁギョンスはこっち吸血鬼ね。はい、マント。」

これつけなきゃダメ?」

「ダメに決まってるだろ?」

とりあえずさぼる。」

「「えー!!!ギョンスー!」」


友達が騒いでるのを横目に僕は教室を出る

どこの教室もワイワイガヤガヤ

いろんな仮装をした奴がわんさか

はぁつらい

こういうノリだけの文化




すごい嫌い






どこに逃げようか

とりあえずあそこなら安心かな


図書室を開けると紙と誇りの匂いがして

ちょっと心が安らいだ


「吸血鬼か。」


手渡されたマントを隣の椅子に掛けて

陽の当たる窓側に座って僕は音楽を聴く

今日はここでおとなしくしてようかな

暖かいし寝よう


肩を叩かれて目を覚ますと

「あれ?名前

「あれ?じゃないよ。こんな所でさぼり?」

「まぁ


彼女の名前が僕の隣に座っていた


「何その恰好。」

「ん?魔女。かわいいでしょ?」




なんかスカートも短いし

露出度高くない?


「似合ってない?結構みんなには好評だよ?

ギョンスは?何にしたの?これ?」


名前が立ち上がると

目の前に見える白い脚

生足


「そんな恰好で学校中歩いたわけ。」

「うん。さっき1年生の方まで行ってきたの。」

「へぇ

「かわいいでしょ?メイクもしてるんだよ?」


くるんと上がったまつ毛と

つやつやと輝く唇はいつもの名前とは違って

ちょっと大人っぽい

人ってこうも変わるんだな

なんて思っていると

僕の肩にかかるマント


「ねぇギョンスそれつけて!一緒に写真撮ろうよ。」

「いいよ別に。」

「なんで?いいじゃん。ね?ほら写真撮ろうよ!」


半ば無理やりマントを付けさせられる




「何?そんなに似合ってない?」

「ギョンスかっこいいわぁ!かっこいい!」

「付けただけじゃん。」

「かっこいい!さすが私の彼氏!みんなに自慢したいから教室もどろ?」


名前が僕の腕をつかむ

その手は小さくて柔らかい

お前はまったく


「ちょっとまって。」

「ん?」


僕は自分についていたマントを外し名前の肩にかける


「え?私?なんで取っちゃうの?」

「そんな恰好で歩くな。」

「ダメ?変かなぁ

「そうじゃなくて可愛いからみんなに見せなくないだけ。さぁ、いくよ。」



どうせなら自慢の彼女と手をつなぎたいから

名前の和ら無くて小さな白い手を握った






ようやく静かになった放課後

机の上に山となっていたお菓子をジャージの入っていた袋に詰めていると


「あ、ギョンスいたいた。探したんだよ!」


制服に着替えた名前が立っていた


「あーごめん。あの後も逃げ回ってたから。」

「この後の打ち上げ行かないの?」

「うん。面倒だし。」

「ほんとギョンスってノリ悪い。」

「悪かったね。名前は行くんでしょ?」

「んーどうしようかな。」

「送ってく。」

「え

「もう外暗いし。」

「ううん、大丈夫だよ。」

「いいから。」


僕は鞄を取って立ち上がるけど

名前は座ったまま


「どうした?行かないの?」

「ギョンスとお菓子の交換してない。」

「あぁそういえば。」

「私に聞かないの?」


僕は名前の前にしゃがんで

今日何十回目かのあの言葉を唱えた


「トリックオアトリート。」


すると名前はにっこり笑って


「もうあげるものなくなっちゃった。」


なんていう


「なんだよ。何もないの?じゃぁ言わせるなって。」

「だからいたずらしていいよ?」


これって誘われてるのかな



「じゃぁ遠慮なく。」



そう言って僕は近づく

すると名前は自然と目を閉じた



「いったぁー!!!!」



名前は赤くなったおでこを押さえ

涙目になりながら俺を見つめた


「いたずらしていいんでしょ?」

「彼女にでこピンするー?」


ずいっと顔を近づけると

おでこ以外も真っ赤に染まる顔


「キスでもしてほしかった?」



「ここ学校だよ?って結構みんなしてるよね。キス。」

ギョンスのバカ

「ごめん、痛くして。さ、行くんでしょ?打ち上げ。」



「何?行かないの?」


今にも泣きそうな顔の名前

まったくそんな顔で僕を煽るなよ


「名前は?僕に聞かないの?」

「え?」

「僕名前にあげてないよ?ほら、早く。」

「あ、んとトリックオアトリート。」



お菓子なんて最初から持っていなかった

だから



「何も持ってないからいたずらしていいよ。」

「え

「ほら、早く。」


頬を撫でると

顔を真っ赤にして見上げる

僕一応男なんだけどそんな顔されたら


「何もしないの?」




彼女は僕にぎゅっと抱き着いた


「そんな事して


僕も背中に腕を回し自分の胸に引き寄せる


「だって今日ギョンスいっぱい女の子としゃべってたんだもん。」

「それは名前もでしょ。あんな露出して男とくっついて写真撮ったり

「だってあの魔女の衣装可愛かったんだもん。」

可愛かったけどでも

「もしかしてヤキモチ妬いた?」

「まぁそりゃ

「これから打ち上げ行ってもいい?向こうでもまた着るんだってあの服。」

「は?」

「仮装パーティーの続きするって言ってた。」

「ダメに決まってんじゃん。またあれ着るんでしょ?行っちゃダメ。」

「ふふふ。」

「何その顔。」

「ギョンスのヤキモチ好き。」

「うるさい。じゃぁ勝手に行けば。生足出して男にチヤホヤしてもらえばいいじゃん。」

「なんでそんな事いうの!」

「ああいう格好する時は僕の前だけにして?

ほかの男に見られたくない。」

「トリックオアトリート。」

「ん?だから何もないって


彼女は僕のネクタイを引っ張ってキスをする

ここ学校だよ?

煽ったのは名前だからね?


「お菓子くれないからいたずらしていいんでしょ?」

「名前だって持ってないじゃん。」

「だからいたずらしていいよ?」



彼女の腰を引き寄せてそのまま首筋に噛み付いた

だって今日僕は吸血鬼だから



THANK U NINA!!!


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