X以外のSNSでの投稿にはPrivatter+がおすすめです

黄昏の子鬼たち 設定集

全体公開 5322文字
2016-10-08 19:51:25

自創作「黄昏の子鬼たち」のちょっとした設定や、登場人物たちのプロフィールなど。
随時更新(定期ゲーでの・ENo.30 ヒダル ・PNo.150 ヒグレ の設定を含みます)。

 日本の隅を突けば大体どこにでもあるような、鬼の言い伝え。
これから話すのはそのひとつ、とある山村に伝わる「餓鬼」の伝承。


 曰く。

 その鬼は黄昏時になると、山の奥から村へ降りてくる。
まだ遊んでいる子供をみつけると、共に遊ぶ振りをしてさらって喰うだとか、
家を持たない者や出歩く者を、山に連れ帰り喰ってしまうだとか、
鬼の愚痴を呟く者の声を聴かれれば最後、翌日には無残に喰い殺されるとか。
そんな噂が昔からこの村に根付いているので、夕刻になると誰も外を出歩かない。

 特にその風貌は恐ろしく伝わっており、
一番の特徴はその目――正しく言えば眼孔。
目玉が無く節穴で、その奥を見つめた者は指先ひとつ動くことが出来なくなるとか。
鋭い牙は人間を骨ごと引き裂くし、焼け焦げたような細い腕は異様に固く、
鉄板をくり貫くほどともいうし、大木を捻じ曲げるほどの腕力があるともいう。
角があるとは云われるが、1本と云う者がいれば、ある者は2本と云い、時には3本とも云われ、
その具体的な数はわからないとされる。
そして、餓鬼の特徴ともいえる肥大化した腹がこの世にならざるシルエットを造りだし、
不気味な歌声とともに黄昏時の村に黒くぼんやりと浮かび上がるそうだ。


 ちなみに、日本には「節分」と呼ばれる鬼やらいの行事があるが、
この村では「鬼は外」と言わない(言えないというのが正しい)。
季節の変わり目になると、夕刻に玄関の戸を開け放ち、
「鬼は内」と言って、土間に鬼への供え物を置いておくのが習わしだ。
供え物は人間の肉……ではなく、生の牛や豚の肉で、翌日には綺麗になくなっているという。
 他にも、この村独自の伝統がいくつかあるようだ。………




 ……ここまではよくあるお伽噺だ。とっくに滅んでしまったはずの人喰い鬼の話だ。
でも、この話が他の昔話と明らかに違うところがある。

 その「黄昏の鬼」は、"今も生きている"。

 なんでも、その村では先月も鬼に食い殺された人間がいるらしい。
数々の情報網を駆使して、ようやく見つけた小さな手掛かり。
ボクはこれ以上ない胸の高鳴りを感じていた。

ずっと、ずっとその存在を探してきたのだ。
どんな醜い姿でも構わない。どんなに野蛮で、意思疎通が出来なくたって構わない。
いっそ喰い殺されたとしても……その存在を確かめられるのなら。



それが、その存在が、"ボクと同じバケモノ"であるなら、なんだっていい。










 ……そうして、黄昏の村でボクが見つけたのは、
話できいたよりもずっと幼くて可愛らしい3匹の子鬼たちだった。

 日本の隅を突いて探した、生きた鬼の言い伝え。
これから話すのはそのひとつ、とある山村で出会った「黄昏の子鬼たち」との記録だ。


(「黄昏の子鬼たち」プロローグ)



「黄昏の子鬼たち」 紹介


✧黄昏の子鬼たち
 ・1本角の黄鬼 ヒカリ   →P3  (現在不参加)
 ・2本角の赤鬼 ヒダル  →P4  (LastOrderに参加中 ENo.30)
 ・3本角の青鬼 ヒグレ  →P5  (Seven Seasに参加中 PNo.150)

✧「パパ」           →P6


 ✰その他設定・用語など →P7





✧1本角の黄鬼 ヒカリのプロフィール
  名前:ヒカリ            性別:♀
  身長:約130cm(角含まず)  体重:ヒミツ♡
  年齢:ニンゲンの子供ほど   種族:鬼(1本角)
  好み:自分と「パパ」!!    嫌い:面倒なコト
  得意:世渡り 計算
  苦手:野菜 闇

  特徴:Vの字口 唯一本物の目を持つ 大きな角が1本生えている黄鬼 髪型はハーフアップ
  装飾:黄色いメイド服 お人形のミニドレスと言っても過言ではないデザイン
      膝程のスカート丈にパニエを入れ、フリルを他の2匹より多めにあしらっている
      ヘッドドレスはボンネットが付いており、左右についているリボンが可愛らしさを助長する

  性格:カワイ子ぶりっ子な策略家 ニンゲンを都合のいい生き物だと思っている
      昔からヒトと積極的に関わっており、隠れて村の子供と遊んでいる
      たまに山に捧げられるニンゲンをありがたく頂き、同情が芽生える前に殺す
      ヒダルを騙して食料を横取りすることもあるが、目が見える分だけ世話焼きでもある
  口調:一人称/アタシ
      二人称/アンタ
      三人称/アイツ
      流暢な日本語で話す 話の節々でイラッとするが、自分を押し付けすぎない余裕がある

  信条:「別に誰と遊んでてもいーけど、イチバンカワイイのはアタシでしょ?」





✧2本角の赤鬼 ヒダルのプロフィール
  名前:ヒダル            性別:♀
  身長:約130cm(角含まず)  体重:思ったよりも重い
  年齢:ニンゲンの子供ほど   種族:鬼(2本角)
  好み:ゴハン            嫌い:ゴハンが食べれない
  得意:力仕事
  苦手:ゴハンと関係のないこと 難しいこと

  特徴:への字口 義眼を施している 角は2本生えている赤鬼 二つ結びのおさげ
  装飾:紅いメイド服 動きやすさを重視したデザイン
      スカートではなくパンツスタイルで裾をレースリボンで留めている
      ヘッドドレス代わりに三角巾状のバンダナを纏わせている

  性格:生真面目で努力家 だが空腹脳のため、ゴハンと関係がなければ手は付かない
      何でも食べるが肉類が好きで、めったに食べれないニンゲンは常に機会を狙っている
      村に興味本位でやってきた客人を血の一滴も溢さず食し、訪れた事実さえ消し殺す
      ニンゲンを食料としかみていなかったため、周囲に馴染むために日本語を習得中
  口調:一人称/オレ・ヒダル
      二人称/オマエ
      三人称/カレ、ヒト
      まだ文節を区切り区切りでしか話せない あまりアドリブがきかない

  信条:「ゴハン、くれる、ヒト、だいじ!」





✧3本角の青鬼 ヒグレのプロフィール
  名前:ヒグレ            性別:♀
  身長:約130cm(角含まず)  体重:見た目より少し重い
  年齢:ニンゲンの子供ほど   種族:鬼(3本角)
  好み:植物由来の食物     嫌い:悪口
  得意:細かい作業
  苦手:ニンゲンと関わること 感情表現

  特徴:固く結んだ口 眼孔は空ろ 短い角が3本生えている青鬼 シンプルな一本結び
  装飾:蒼いメイド服 おしとやかで落ち着きのあるデザイン
      少しロングなスカートにはタックが入っており、見た目以上に大きく広がる
      ヘッドドレス代わりに大きなリボンを結んでいる
      (セブンシーズではさらに、白い薄生地を重ねてひらひらしている)

  性格:ひどく臆病で繊細 心優しく、ニンゲンも好んで食べないのだが、
      耳が良すぎて聞こえてしまう非難の声がトラウマになり、ニンゲンに対し心を閉ざし気味
      ニンゲンの殺し方は最も残酷で、村で見つかる死体は大方ヒグレによるもの
      手先は器用だが人付き合いは不器用で、正反対の考えを持つヒカリとよく喧嘩する
  口調:一人称/僕
      二人称/あなた
      三人称/あのこ
      どもりがちに優しくささやく 感情が爆発すると鼓膜が破れるほど大声で叫び暴れる

  信条:「僕のことは、僕が考える。僕が感じたことを、信じる。」




✧「パパ」のプロフィール
  名前:西園アトラ          性別:男
  身長:約178cm           体重:軽そう
  年齢:見た目は10~20代    職業:ゴールデンアップルのトップ
  好み:人肉・仲間と見なすもの  嫌い:自身を受け入れてくれないこと
  得意:情報捜索・システム開発&デザインなど
  苦手:力仕事

  特徴:髪で片目の隠れた若い男 服装は整っており、貴族のような恰好を好む
      子鬼たちを養っていける程度に財力があるようだが、その正体はよくわからない
  性格:遠目からは穏やかで人当たりが良いが、奥底はワガママで子供のよう
      とんでもない性的倒錯の持ち主でもあり、
      食人趣味の仲間を探して鬼を探したり、子鬼たちに「パパ」と呼ばせ匿ったりと、
      常人があまりしないような突飛なことを平気でやってのける
      ただ、それは孤独な自身を慰めるための行為で、寂しがり屋ゆえなのである

      自分と同じく人肉を好む子鬼たちを全力で支援するため、専用の通信機器をつくったり、
      勉学・食事を与え、娘のように可愛がっているが、裏で何をしているんだか……
  口調:一人称/ボク
      二人称/貴方・~ちゃん等
      三人称/彼の方
      すこし古いが落ち着いた語り口 癖の話で熱くなるととまらない

  信条:「ボクの仲間が困っているなら、そのすべてを助けよう。」





✧その他設定・用語など



・とある村
  別名「黄昏の村」 黄昏の鬼の伝承が伝わる山村で、茅葺き屋根が密集している
    人口は、村にしては多い しかし近くの町から大分離れたところにあり孤立している
    秋は素晴らしい紅葉が臨め、知る人ぞ知る秘境でもあるが、夕暮れは誰も出歩かない等、
    ひっそりとした雰囲気が漂う そして、部外者には滅多に鬼のことを語らないらしく、
    今回「パパ」がその情報を得られたのもほぼ偶然であった

    鬼にまつわる独自の風習が多く存在する。
    節分は年に5回あり、その毎に贄となるものを捧げたり、
    盆祭りでは、村の寺院で村人全員による大祈祷から始まるなど、
    現代社会からは離れた慣習が今もなお残っている


・黄昏の鬼
  とある村の伝承に語られる餓鬼 黄昏時になると村に下りてくると云う
    空の眼孔、角と大きな腹、黒い骨のような腕を持つ食人鬼として恐れられていたが、
    事実はどうやら少し違って伝わっているようだ

    姿に差異はあるが、共通して食べる・飲むことが大好き ただし、水分を取りすぎると苦しむ
    餓鬼とは言うが、なぜか実際の風貌からさほど威圧を感じず、むしろ愛嬌がある
    見た目の年齢は「ニンゲンの子供ほど」だが、その姿で何年生きているかは不明
    黄昏の村とどういった関係があるのかも、村人・鬼共々語ることはない

    3匹は、現在「パパ」と共にゴールデンアップルの大屋敷に住んでおり、
    何故か銀の首輪とメイド服を着せられながらも、他は特に不自由なく暮らしている


・ゴールデンアップル
  「パパ」の経営?する会社なのか財団なのか
    名前だけが伝わっており、一体何をしているのか、何人所属しているのかすらわからない
    ハート型に似た黄金の林檎とりゅう座を象ったデザインのロゴは、
    3匹のエプロンやリボン等様々なところで見受けられる


・音声通信機
  文字が見えないヒダル・ヒグレとの連絡手段用に、「パパ」が趣味で開発した
    胸元のリボンのリンゴ部分にマイクとスピーカーが付いており、葉の部分を操作することで、
    ボイスメッセージ&メモの再生・録音・送信を行える 受信すると音声案内が流れる
    さらに付属ケーブルを繋ぐことで他のデジタル媒体に文字を打ち出すこともできたり、
    付属カメラでアナログ媒体の情報を読み上げるナビのような事も出来てしまう便利アイテム


・トーテツの刃
  子鬼たちが持つ青銅のような見た目の物質の刃物 いつ、どこで作られた代物かは不明
    「トーテツ」というのが物質名なのか作者名なのかもわかっていない
    渦や目玉のような意匠が施されており、妙に心が落ち着かない気配を感じる
    今のところ、小刀・大鉈・細剣の存在が確認されており、各々子鬼たちが所持しているが、
    戦闘用というよりは祭儀的な意味合いが強いものらしく、
    人間を捌くために使用したことはないようだ
    子鬼たち曰く、たまに血を吸わせてやると刃が生き生きとするらしい



投稿にいいねする


© 2026 Privatter All Rights Reserved.