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不器用な誕生日

全体公開 2480文字
2016-11-28 10:52:18
Posted by @NAO31682

#chanyeol
#HappyBirthday



彼の誕生日

幸せそうに笑う貴方を

私は携帯の画面で見ていました


誕生日おめでとう


直接伝えたかったけど

遠く離れた場所に貴方は居た

到底無理だってわかってる

だから

届いたメッセージは未読のまま


それを開いてしまったら

私はあなたに会いたくて

会いたいくて

涙が出そうだったから


お祝いなんて言ってあげない



不器用な誕生日




0:05

こちらの時間ではもう27日

貴方の誕生日になった


今貴方の居るところはまだ26日の23:05

私の彼、パクチャニョルは台湾にいた


ベクのSNSでお祝いされてるのも見たし

セフナのSNSではローソクに火のついたケーキを目の前に

祈りをささげていた


その数時間後

私の携帯が鳴った

深夜4時

なかなか眠りに付けない理由はわかっていた

それは貴方の誕生日だから

なんだかそわそわしていた


眠りの浅かった私はブルーライトが光って

まぶしい携帯を目をしかめながら見つめた



“ねぇ、俺誕生日なんだけど。”



通知にはお祝いの催促

私はその通知を消した


アイコンには赤い丸と1の数字

まぶしい液晶をオフにしてまた目を閉じた



翌朝、携帯を確認すると新しいメッセージは届いていなかった

でも未読の赤はまだ消えていない

メッセージを確認しないまま私は貴方のいない誕生日を過ごすことにした



何の変哲もない11月27日

曇っているしなんなら気圧が低いから頭も痛い

鎮痛剤を飲んで過ごす少しブルーな日だった


SNSを覗くと昨日の出来事がずらずらと並んでいる

ギョンス君と二人三脚したり

メンバーと楽しそうに笑っていたり

かっこよくギターを弾いている姿もある

画面をスクロールしながら自然と頬が緩んでいる自分が居た



私はいつまで意地を張っているのかな

アイコンに触れると


“ねぇ、俺誕生日なんだけど。”


という文章に未読のしるし

私はまたメッセージを開封せずに液晶をオフにした


貴方の誕生日も残りあと数時間

セフナのSNSが更新されたらしく通知が届く

もしかして一緒に映ってるのかな。って期待をしながらその投稿を開いた



「セフナは期待を裏切らないな。」



台湾を満喫している二人

そして

オルゴールを目の前に涙してる貴方

それ嘘泣き?それとも本当に泣いてるの?

なんでだろう

こっちまでうるっとしちゃった

あまりにも貴方が幸せそうだから


へそ曲がりな私は

直接おめでとうが言えないのが嫌で

ずっと貴方の誕生日を見て見ぬふりしているの

メンバーとファンの子が居れば十分でしょ?

なんてひねくれてる

小さい自分に嫌気がさした



11月27日もあと1分

私は貴方の誕生日の残り1分でメッセージをようやく開封した






ねぇ、俺誕生日なんだけど。






名前に会いたい






「ほんとバカ。」


じわじわと涙で目の前がゆがむ

私は慌てて貴方に電話をした




11月28日0:01



『おそい。』

より。」

『え?泣いてんの?え?なんで?なんで?どうした?何があった?

どうしようセフナ名前が泣いてる!』


同室のセフナに助けを求めてる姿が容易に頭に浮かんだ


「ごめん誕生日終わっちゃった

『なんでお祝いしてくれなかったの?』



『寂しかったの?』

うん

『俺だって名前からのおめでとう聞けなくて寂しかったよ。』

「ごめんより

『おめでとうは?』

「おめでと

『大好きは?』

えっと

『ちょっと、なんでそこためらうの?』

「直接会って言いたいから。」

『ぐふふふ。』


電話の奥でセフナの”ヒョンキモイんですけど。”

なんて声が聞こえる


『安心して。』

「ん?」

『こっちはまだ俺の誕生日だから。』

「あ

『まだあと50分くらい27日だし。』

「そっか

『よかった。お祝いしてくれないんだと思った。』

「ごめん。」

『帰ったらいっぱいお祝いしてくれるんだよね?』

「うん。」

『ちゅーもしてくれるんだよね?』

うん。」

『だからその間何。』

「する。いっぱいする。」

『ふふふ。』


“ヒョンほんとキモイ無理。”


「セフナに気持ち悪がられてるよ?」

『いいのいいの。俺幸せだから。』

「早く帰ってきて。」

『わかってる。空港から直接向かう。』

「すぐに日本でしょ?」

『そのあと香港だし。』

「5分でもいいから会いたい。直接おめでとういいたいから

『わかった。いい子で待ってて。』

「うん。疲れてるのにありがと。」

『疲れなんて吹っ飛んだから大丈夫。』

「じゃぁ早く寝て。」

『ん。名前も仕事でしょ?早く寝て?あ!名前。』

「ん?」

『大好き。』

「ふふふ、私も大好きだよ。」

『へへへ、言ってくれた。じゃ、また連絡する。』

「うん。」

……

「より?」

名前に会いたい。今すぐぎゅってしたい。』

「じゃぁ今から飛んで帰ってきて。窓開けて待っててあげる。」




もっと素直になればよかったのかな

もっと甘えればよかったのかな

私が寂しがってるのなんてお見通しだったね


より

早く帰ってきて

その長い腕で抱きしめて


直接貴方におめでとうと伝えられるまで

あと

何時間?



----------あとがき----------

よりちゃんお誕生日おめでとうございましたー!

1日中幸せそうだったよりちゃん

この1年素敵な年になりますように


とっぴんぱらりんのぷー

しーゆー


SHIN


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