@NAO31682
#Kyungsoo
#名前変換あり
営業車の中彼女はいつものペペロをくわえていた
サクサクサクっていい音を立てて
まるで遠足気分だ
「名前さん。」
『んー?』
「相変わらず遠足気分ですね。」
『え?そう?最近ねアーモンドが付いたやつに変えたの。』
ペペロの味なんてどうでもいいです
ほんとそういうところ可愛いんだから
『ギョンスくんも食べるでしょ?はい。』
箱を差し出されたけど僕は手を伸ばさなかった
何度やったら覚えてくれるのかな
僕は名前さんに食べさせてもらいたいんです
「あーん。」
『そろそろ一人で食べてよ。』
「いいじゃないですか。僕運転中ですし。名前さん暇でしょ?」
『そうですけど。しょうがないなぁ。はい、あーん。』
口いっぱいに広がるチョコの味
そして横を見ると耳を赤くした可愛い人
いちいち可愛い反応されると僕の方が困ります
「また照れてる。」
『ばっ!て、照れてないってば!』
「はいはい。そうですねー。」
『あー!本当だってば!』
「ふふふ、可愛い。」
『可愛くないよ。そうやってすぐバカにするんだから。』
好きな子はいじめたくなるっていうでしょ?
仕方ないですよね
可愛いんだから
名前さんの鼻歌を聞きながら取引先へ向かう
今日は天気もいいから気分がいい
『ねぇ…』
「はい、なんですか?」
『昨日一緒に居た子誰?彼女?』
「え?」
『ほらチャニョルくんのカフェで一緒に話してた子。』
「あぁ…」
昨日カフェで一緒になったのは同期の子
支社に配属されてた子がこちらに異動してきたらしく
久しぶりに再会したのだ
『ちっちゃくて可愛らしい彼女だね。』
「…」
『ギョンスくんってあんな感じの子が好きなんだ
華奢で清楚でロイヤルミルクティーな子。』
「ロイヤルミルクティーな子ってどんな子ですか。」
『いかにも女子ーって感じで
好きなものはスイーツとコスメです♡みたいな
間違っても塩辛なんて食べません。てきな
私は塩辛大好物ですけど。』
「そんな人います?」
『それにお財布も可愛いピンク色だったし。』
「よく見てましたね。」
『ちがっ!たまたま見えたの!』
「へぇ…」
『今の話忘れて…』
窓の外を見る名前さん
可愛いふて腐れてる
すると彼女は窓の外に向かって…
『リア充爆発しろ。』
そうボソッとつぶやいた
「あははは!ちょっと今完全にディスりましたよね?」
『うるさいうるさいうるさい…リア充なんて爆発してしまえばいいんだ!』
「なんでそんな拗ねてるんですか?」
『別に拗ねてなんていません。』
「ダメなんですか?僕がリア充だったら。」
『よろしいんじゃないですか?別に…
ギョンスくんがリア充だろうがなんだろうが…』
「ふーん。」
『なによ。リア充の余裕か。』
「ほんと名前さんって可愛いですよね。」
『そうやって非リア充女をバカにする。』
「別にバカになんてしてませんよ。」
『うるさいなぁ。いいでしょ別に…』
もごもご言っていて
たった今振られたんだよバカ
って言う声は僕の耳には届かなかったけど
「同期ですよ。」
『え?』
「彼女じゃないです。支社に配属になった同期が
異動でこっちに戻って来たみたいで
ちなみに彼女既婚者ですから。」
『あ!そうなの?彼女じゃないんだ…へぇ…そっか…へぇ…』
握っていたペペロの箱をパカパカさせながら
なんだから嬉しそうな顔をしていた
本当に顔に出やすいんだから
期待通り越してもう付き合ってる気分ですよこっちは
「だから僕はリア充じゃありません
名前さんと一緒の非リア充です。」
『…仲間じゃん。』
「えぇ。仲間同士仲良くしましょ。」
『仕方ないなぁ…』
「嬉しいくせに。」
『へ?』
「名前さん僕がリア充だったら嫌でしょ?」
『え?な、なんでそうなんのよ!』
「名前さん僕の事好きだから。」
『そんな事言ってない!いいからちゃんと運転して!』
「はいはい。恥ずかしいんですね。」
『ちがっ!もーギョンスくん嫌い。』
「わかってますわかってます。」
『あーむかつくー!バーカバーカバーカ!』
僕の腕をバシバシと叩く彼女の手を握る
すると一瞬で大人しくなる
『離せ…』
「嫌です。離したらまた叩くでしょ?」
『叩かないってば…ねぇ、離してよ…』
「嫌です。」
『……』
すっかり大人しくなった名前さん
手を放し頭をポンポンとすれば
肩をすくめて頬を真っ赤に染める
僕が好きって言ったら
きっと…
もう答えは分かってるから
僕はそれまでの時間を楽しむことにした
『ギョンスくん…』
「ん?」
『眠い…』
こんな時に眠いだなんて
絶対嘘だってわかってる
頬も耳も真っ赤で
この空気に耐えられないだけでしょ?
「着いたら起こしますから。」
『うん…おやすみ。』
僕のコートに包まって眠る彼女が
あまりにも可愛くて
やっぱりこの人の沼は深いと
実感したんだ
----------あとがき----------
連載にする。なんて言いましたが
アカウントを閉鎖する日が明日にせまり
急いで書いてみました。笑
明日はギョンスの誕生日
いつもの時間にお話を更新致します
みなさんに読んでいただく最後のお話です
読んでいただけたら幸いです
それではまた明日…
とっぴんぱらりんのぷー
しーゆー
SHIN