@tkm_trpg
【HO詳細】
[PC甲]
喪失:自由
在原業平[利用]
目的:家を復興させる
あなたの家は都の貴族である。しかし、彼の乱によって家は没落。内裏に残ることはできたが、閑職以外につくことができない。
そこで家の者はあなたに命じた。「贄となれ」と。
橋姫神社には力の強い神が住んでいるという。それほどの神なら願いをかなえてくれるだろう。対価として、人の命は適格だろうという推測のもとであった。
あなたは言われるままに橋姫神社の近辺に向かう。そこで出会った在原業平という男に拾われ、今は不思議な屋敷へと住んでいる。
しかし、都で家がどうなったかなどの情報は一切入ってこない。
彼に聞いても、体よく濁されてしまう。
もしかしてこの男は神ではないのだろうか。
あなたの心に不安がもたげてきた。
早く殺して貰わなければ、そして家を救って貰わなければ、いつまでたっても役立たずのままだ――。
白玉か 何ぞと人の 問ひしとき 露と答へて 消えなましものを
[PC乙]
喪失:家族
在原業平[殺意]
目的:[PC甲]を助ける
あなたの心は穏やかではない。
仕えていた家で懇意にしていた者、[PC甲]があろうことか神への贄に差し出されたというのである。
あろうことか、打開されない状況に「あの役立たずでは贄にもならん」と陰口を叩く者まで現れている。
冗談ではない。
一族を失い、帰る家を失い、悲しみの淵にいる自分を救い出してくれたのが[PC甲]である。
そんな人間を、なぜ、この家のものは邪険に扱うのか理解できない。
もはやこの家に仕える意味などない。
二度と後悔なんてするものか。
あなたは[PC甲]をこの手で救い出すことを誓った。
たとえそれが、神を殺すこととなっても。
駿河なる 宇津の山辺の うつつにも 夢にも人に 逢はぬなりけり
[PC丙]
喪失:一線
在原業平[利用]
目的:[PC甲]を見極める
あなたは神、または妖の類である。
人を喰らうものであり、その対価に願いを叶えることができる。
だが、そのための力は膨大で、それこそ何度も使えるものではない。せいぜい鵺の妖気に満ちたこの都でも百年に一度が関の山だろう。
そしてやっと、その力が復活することとなった。
この大切な力、並みのことには使いたくない。だが、願いとはまた関係なく、そろそろ喰らわねばこの身も持たないだろう。
すると、不死者である在原業平と名乗るものに声をかけられた。
曰く、人を与えるから己の不死を治して欲しいという。
人でありながら死を望むその姿にあなたは感銘を受けた。面白い。
なら、残りの条件はただひとつ。その人間が喰らうに値するか見極めさせてもらおう。
時知らぬ 山は富士の嶺 いつとてか 鹿の子まだらに 雪の降るらむ
[PC丁]
喪失:信じたもの
在原業平[相棒]
目的:業平の目的を阻止する
あなたは在原業平と同様の不死者である。
それゆえに、業平とは懇意にしている。彼とは何でも言い合える心の友であった。
彼が自身が死ねないことに思い悩んでいるのは知っていたが、少なくともあなたといるときの業平はどこか安らいでいたように思う。
一方、あなたは永遠の生を謳歌していた。
このまま、業平とともに永遠を過ごすことになる、そうなるはずだった。
しかし、業平が力の強い神に頼み、その自らを殺そうとしているとの話を知ってしまった。
なんとかしなくては。
この生には、必ず業平の存在も必要なのだ。
月やあらぬ 春や昔の 春ならぬ 我が身ひとつは もとの身にして
【客分NPCについて】
在原業平。
鵺鏡の世界では、一度死んだ身でありながら、橋姫の呪いにより幾度も復活をしている不死者。
本人は死にたいと思っているがいまだに死ねていない。
今回のシナリオにおいてはPC甲を贄にして、PC丙に自身の死を願うことを目的としている。
【使用ダイス】
基本的に20面体を3つ使用します。
貸出はありますが、自分のを使いたい! という方はこちらを参考ください。