投稿した動画、「ドーヴァーでメーベル」についての解説です。そこそこ長いのでお暇な時にどうぞ。2017/06/21 追記しました。
@sirikageru0714
設定について
時代設定的には第2次大戦。パリの占領辺りから解放までがメインです。兄ちゃんは自由フランスの立場なので、椅子とテーブルがあるあそこはイギリスのどこか。でも動画のメインはその史実じゃなくて、その期間の間に交わされたであろう2人の会話がイメージです。(ややこしい)
青四角や途中で歌ってるシーンは実際にされた会話。間奏のたくさん出てくるセリフは5巻からの引用です。
第2次大戦の間の兄ちゃんはきっと今度こそダメだと思ってたんじゃないかな〜と勝手に思ってます。だから本音も言うしできる限りで言いたいことを言う。でも眉毛はそんなこと全然思ってないから、いつも通り接する。みたいな感じで作ったつもりです…。
メインのモチーフは洋梨と林檎、サブがたぶん鳥かごです。
洋梨はフランス、林檎はイギリスのモチーフとどっかで見てから即決しました。鳥かごは、「鳩が檻に入る=平和じゃない」と、ピエールのイメージから「捕えられているフランス」のモチーフです。一応。だから「解放」のあとは、鳥かごには鳥はいません。
洋梨と林檎はフランスの概念のようなものなので(哲学)、眉毛は落ちてきた洋梨を受け止め、それを持ってます。最後に洋梨を返すのは、兄ちゃんの手に「フランス」が戻ったと言うことで、それぞれ別個の国になった感じです。すみません適当です。
「不幸になった」の当て字が「独占欲」なのはたぶん全く理解できないと思うので説明しとくと。
その「不幸になった」は眉毛のセリフだと私は考えていて、兄ちゃんに向けて言ったものと解釈してます。で、そのセリフって兄ちゃんの立場を指して言ったんでしょうが、兄ちゃんからしてみれば眉毛に追い込まれたことは山ほどあって、「どの口が言うのだろう」って返すことになるんじゃないかな〜と。その「不幸になった」って言ったのは、ある意味独占欲って言えるのではないかと思います。
あと間奏の「共在」なんですが、国家が平和に共存するって文を見て即決して入れました。間違ってたら恥ずかしい。
「傷がついて〜」からの4連は、真ん中の言葉とある程度花言葉が一致してます。ただガーベラには「童心」の意味があって、この時期の2人は中世のことを思い出してたりしたのかな〜とか思ってぶっこみました。「童心」の「愛情」を「拙い思い」と解釈してます。
「遠く灯が揺れる」のところで出てくる円はパリの灯のイメージ。全く伝わらないと思いますが。
Cメロからサビの画面の切り替わりが激しいところは、史実と色々混ざってます。
「あんな言葉」で言ってるのは、「俺は死なないからな」です。芥様に考えてもらいました……今更ですが、ありがとうございました。兄ちゃんがフランスに戻る時に何を言うかな、と考えて、彼なりのエールを送ったのならいいなと思います。
で、「また明日」のところですが。
元のpvではどんどん色が濃くなるのに対して、私の動画は明るくしてます。朝が来たってことにしたかったので……。色んな意味で「朝が来た」わけです。ここが少し今回のメインテーマに繋がるんですが。
そしてラスト、きっと2人でいた期間は何も残さなかった訳じゃなく、「触れるような虚しさが残る」のではないかなと思いました。
さて、やっと今回のメインテーマですが。サビのワンフレーズの、「相対になるのは夜が明けてから」がメインテーマであり、動画を作るきっかけになりました。
「夜」は「戦争」と結びつけて、「対立するのは戦争が終わってから」って意味の解釈です。このどば加減、わかってほしい…………
■追記 2017/06/21
実は、解放までの立ち位置と解放後の立ち位置にも少し意味があります。
解放前は兄ちゃんは後ろを向いた状態でした。どーばーが背中合わせで同じ向きのダンスを踊ってる状態です。そして光が当たっているのは眉毛、兄ちゃんは逆光の状態。眉毛の後ろで同じ向きのダンスを踊る兄ちゃん、イギリスと自由フランスの状態のイメージです。
ですが解放後は2人とも前を向いて逆方向のダンスを踊っています。対立するダンスを踊る2人、イギリスとフランス、本来のふたりに戻った状態です。
あと、解放後には背景が白で統一されていますが、これは前述したように「朝が来た」ためです。
一番のサビに戻りますが、「そして」で出てくる「負債」の文字。これはどうしても入れたかったものです。何が元なのかと言えば、「フランスはイギリスに負債として諸々を借りた」という史実からです。通常ならば返さなくてもいいものを、わざわざ「負債」とした、そこに対等であろうと藻掻くフランスが見えたので。
2番の「嫌いじゃないよ」の所の兄ちゃん。ここが好きという声を頂いたのはとても嬉しかったです。兄ちゃんの表情にこだわったので……。
ここでは兄ちゃんは「食べかけのリンゴ」を持っています。リンゴ=イギリスです。兄ちゃんは、イギリスの何かを吸収して、「嫌いじゃないよ」って言ったわけです。もちろんイギリスは驚きます。そんな言葉を聞くとは思わなかったから。それから、兄ちゃんのその言葉が本音である事と、そしてそれ故に遺言であることを悟ったと思うのです。
この動画は史実がメインではないため、嘘は言わずとも隠している史実がたくさんあります。フランス・イギリス国内での話なんかがその例に当たるかと。
特にフランス解放後のフランス国内は告発に続く告発、市街での戦闘と言った風に、「すぐに平和」という訳には行きませんでした(少し調べればたくさん出てきます)。
そんな負の歴史を無視したこの動画が受け入れられるのか、批判が来ないだろうかと恐れていたのですが、思っていたよりずっと視聴者様の心が寛大で、受け容れられて、とてもホッとしました。
ありがとうございます。
追記、長々と申し訳ございませんでした。
最後に
今回の動画ではくらの子さんはもちろん、ひよりさんや芥さんやかのんさん等、色んな人に手伝っていただいて完成させられました。本当に感謝しかありません。本当に、本当にありがとうございました。