ゆきど尚都さんによる一次創作作品「黄昏マスカレィド」の世界観に基づいてキャラ化して頂いたものを、肉付け再構築しました。
玲の学部を追記、玲の年齢を19に、九十九組加入の流れを修正しました。
@kaitz_x2
ウィキ内の世界観のページ
ウィキ内の白石玲のページ。ゆきどさんに創作していただいた元設定とイラスト、それにカラーリングやパーソナルデータ等を記載。
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◆白石 玲 -シライシ アキラ-(19) 白鶴大学一年生
高校まで野球をやってきた元野球少年。通っていた高校は地方の公立校で、部員数ギリギリというほどでもないが夏の地方戦での目標は初戦突破というレベル。一・二年時は初戦敗退、主将を務めた高校三年時、初戦を勝ち抜いて二回戦目はコールド負け。相手はノーシードで準優勝をした学校だった。実力も成績も強い相手だったが、それでも悔しい高校最後の夏だった。守備位置は三塁。
主将を任されたことからも推察できる通りのしっかり者で努力家。野球部を理由のあるルールと、先輩たちから受け継いだ伝統と、話しやすい雰囲気でまとめ上げた。野球以外の趣味は博物館めぐりな文系。
野球は高校で辞めると決めていて、大きな博物館や使いやすい図書館を備えた研究学園都市である夜鷹市で学びたいと白鶴大学を受験した。学部は歴史学科の日本史専攻。まだゼミは決めていないものの、楽しく希望に満ちたスクールライフに足を踏み出していた。
名前の玲をレイと読まれ女性と間違われることが多いが、もう慣れた。それで会話の取っ掛かりになれば良いかなという意識。
自らのドッペルゲンガーのことを「オマエ」と呼ぶ。当初は自分の後悔が具現化したものだと思い、友人の結末を思い出し無力さや後悔と向き合ってしまうがために直視でき(認められ)なかった。その後亮太の死の真相を知り九十九組に入ったことで徐々に認識を改めていき、能力を理解して欠点を認め、共存していくようになる。「オマエの守備力は信頼してる。あとはその穴を俺が埋める。次は、守るぞ」
◆ドッペルゲンガー(Class3)「極東法度と真珠の環」の能力は「1番守りたい人以外を虚構から守る」力。
物理的な防御力は皆無なため、攻撃や事象が防げる類のものか否かを守備位置サードで鍛えた動体視力と判断力、分析力を駆使して、防御型と慢心せず必要と思えば全力で回避をする。反面、ドッペルゲンガーに対しては堅い守りを発揮する。広げた翼でドッペルゲンガーが繰り出す虚構の効果から自分や仲間を防御する。強度は落ちるが、翼から分離した羽を周囲に展開し、少し離れた対象や複数の攻撃を防ぐことも可能。力差のある格上の攻撃は受けきれない場合があるため、その見極めも重要である。
現段階では攻撃手段がなく、相手から向けられた虚構の力を防ぐのみ。また、盾役とは本来対強敵戦において真価を発揮するものであるため、それに耐えられない場合や、同格やそれ以下相手であれば回避や対処が可能なメンバーと組むと、正直やることがない。よって、防御面に難がある人員のサポートや護衛が主な役割となる。
ちなみに現時点で「1番守りたい(守りたかった)人」として亮太を後悔からか半ば自己暗示のように固定認識しているため、デメリットが不発の状態。能力を使う度、守れなかった後悔の念に苛まれている。今後、後述の悪行のツケを凌いででも大事な人ができた場合、どのような影響を及ぼすのかは不明。
◆悪行のツケ:人を大事に思う、という気持ちを失っていく。
元来周囲の人を尊重して大事にする性格で、自分でも意識してそうありたいと考えていただけに、この代償は足元が崩れるようなものであった。力を使う度、能力で「守ろう」と思う思考そのものが淡々としたビジネスライクなものになっていくことに恐怖を感じている。守りたいという気持ちと、反して冷めていく思いとの矛盾に苦しみながら、それでも守ることで大事に思えることもあるはずだと必死に自分に言い聞かせ、変わりたくないと足掻いていく。
段々冷たくなっていく自分の対人感情を表に出さないよう必死に努め、時々今までどうやって人に笑いかけていたっけと思ってしまうことに人知れず傷ついている。
皮肉にもこの代償は、前述のデメリットの不発条件と合わさって能力を強化する要因となっているが、それも今後どうなるかは未知数。
◆佐野 亮太 -サノ リョウタ-(享年18)
玲とは高校三年時からの付き合い。初めて同じクラスになり名前順の席が前後になった縁で話すように。その後志望校が同じだということで意気投合、部活の合間に一緒に勉強をするようになった。高校ではサッカー部部長。お互いそんなに強い部ではなかったが三年間一生懸命打ち込み、最後も精一杯やった末の引退だった。晴れて白鶴大学に揃って合格でき、地元から共に離れることもありアパートの隣同士の部屋を借りた。
ある日、体調不良なのか様子がおかしいと思っていたら突如失踪。必死に探した玲が見つけたのは、姿形が崩れ異形となり、そして同じような異形を従えた人々に殺される親友の姿だった。
軽い性格に見られがちだが、締めるとこ締めるでしっかり部長を務め上げたサッカー青年。明るく、誰とでも仲良くなれる性質で、明るめの地毛と相まって爽やかな印象。玲ともすぐ打ち解けた。目標のためにちょっと苦手な文系の勉強も頑張って大学合格を成し遂げた頑張り屋の理系。
◆九十九組加入 (内容を修正)
亮太の悩みは春から始まりいつしか異形が現れるようになり、そして初夏のある日討伐された。玲はそこからしばらく塞ぎ込み、大学が長期休暇に入った夏の間真相を求めて街を彷徨った。
夏休みが明けた秋に、大学構内で自分と同じような異形を連れた森川遊歩を見かける。まさか大学内で手がかりを見つけるとは思わず、反射的に後を追い声をかけていた。そして遊歩の口から異形たちの話、ひいては亮太の死の真相を知らされることになる。
九十九組がドッペルゲンガー被害を抑えるために活動している組織だと聞いて、もう亮太のような被害者を出したくないという思いから参加することを決意する。
加入後、九十九氏に縁を買われてそのまま遊歩が教育係に。右も左も分からないながら少しずつ”力”の使い方、付き合い方、そして代償を知っていく。
組んでいる遊歩のマイペースさや時々見せる冷淡さに困惑しながらも過ごしていたある日、同じ学校のよしみで新たに涼も入れた三人で組むことに。こうして『大学組』という一括りが始まったのである。
亮太を討伐したのが遊歩(と住吉三姉妹)だったということを後に知ることになるが、その意味を知っていたため別段憎むとかそういうことはなかった。ただ、その時に堕ちかけた自分は九十九により救われていたのだということが、九十九への感謝と共に、亮太への罪悪感となって自らを縛る一つにはなった。
遊歩と涼両名のことは、「よく分からない人たち」「女の人だからかな」という感じで半ば理解するのは諦め気味に付き合っている。同僚としては頼もしく信頼しているが、人間としてはあまり踏み込めていないという感じ。