相互さんから「審神者にその刀が1番大切にしていたものの記憶を持っていかれちゃう本丸」というリクエストでした!リクエストありがとうございます!
@3bDeAebacc47
!!注意書き!!
説明に書いてある通り、リクエスト品です。
リクエストしてくださった相互様からのみ、
色々な何かしら(苦情とか書き直し要請)を受け付けております。
他の方からは受け付けておりません、ご了承くださいませ。
それでは!何でも良いよーというお方のみお進みくださいませ。
今回は珍しく文章の後ろに蛇足という名の全く使えなかった設定が書いてあります。
へし切長谷部と太鼓鐘貞宗と大倶利伽羅が折れた。
重傷進軍が原因だった。
光坊は大層かなしみ、ないている。
懇意の刀が同時に三振も折れたから、仕方が無いのだろう。
目前で、三振も折れたからなのか。
光坊は仕事をしなくなった。
あの貞坊は随分と、きみに懐いていたからなぁ。
そんなにかなしんでいると、貞坊も長谷部も伽羅坊も、かなしむぞ。
だが、其の前に。
あの子が光坊を呼び出すのだろう。
そうして、今迄の、あの三振と一緒に培っていた記憶を、思い出を。
光坊から奪うのだろう。
一番たいせつにしている記憶を、取って行って終うのだろう。
それから、数日後。
本丸に、へし切長谷部と太鼓鐘貞宗と大倶利伽羅が顕現した。
光坊は大層よろこんでいる。
嗚呼、きっとあれらも近くに折れるのだろう。あの子は光坊がよろこぶことを嫌うからな。
「実はきみたちの、ひとふりめ、は。折れて終ってな。きみたちが、ふたふりめだ」
嗚呼、嘘ばかり。嘘吐き、うそつき。
長谷部は5振目、伽羅坊は3振目。
貞坊に至っては16振目だろうに。
よくも、まぁ。嘘に躊躇いが無くなったものだな。俺は。
暫くの内は、何事も無く平和だった。
貞坊が目に見えて可笑しくなっていったが、俺は何も言わなかった。
本刃の問題だものな。俺が口を出していいことではない。
貞坊の初出陣で、貞坊が折れた。
今際の時に俺に宛てた言葉。
「俺、本当は何振目だったんだ?」
「みっちゃん置いて逝くのは、辛いな」
「鶴さん。みっちゃんのこと、支えてやってな」
そう、涙を零し、笑顔で言い残して。
桜の花弁と成り散っていった。
数日後、太鼓鐘貞宗が顕現した。
光坊は大層よろこんでいる。
通算17振目の太鼓鐘貞宗だ。
其の事は俺以外、誰も知らない。
様子を見るに、もう、光坊には既に16振目である太鼓鐘貞宗の記憶は無いみたいで。
其れが、少しだけさびしくもあった。
あれは敏く、やさしかったから、気を病んで終ったのだろう。
次の貴方は、きっと上手くやってくれることでしょう。と。呪いを籠めて呟く。
また、今度。また来世で。
来世なんて、ないけれど。
あとがき。
太鼓鐘は17振目が来ました。長谷部は5振目、伽羅は3振目です。
そして実は鶴丸は2振目、燭台切は4振目でした。
燭台切4振目の後に鶴丸の1振目が来ていて、鶴丸は今の燭台切が1振目だと思っています。
ちなみに全員折れてます。
太鼓鐘が他の子たちよりも結構な頻度で折れているのは、
燭台切と太鼓鐘が、みっちゃん貞ちゃんと呼ぶ仲だからです。
審神者は妖の小娘で、近侍である鶴丸しか会えないみたいな設定でした。
あと燭台切が好きか嫌いか分からないけれど、あれの記憶は欲しい。
大切な記憶が何度でも欲しい。だから大切な記憶が出来る度に取っていく。
みたいな設定でした。実は。それを文章に反映させようぜ自分。
それでは。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。