@sorato0501
__俺には何ができる…
冷たいコンクリートに横たわる身体が赤で蝕まれていく
こうなる事は安易に予想は出来た、ただ、俺の精神がそれを許すはずもなかった
俺の身体はもう言うことを聞いてくれない
呼吸を正しく行えているかすら分からない
目の前にいるはずの敵の砂利を踏む音が遠ざかる
そうか、もう俺には用はないか
………
この湧き上がる負の感情は一体何だ
怒りか、哀しみか、それとも悔しさか、
この深い闇の底に沈められている感覚は一体何だ
そうか、意識が朦朧としてきたことさえ気がつかなかったのか
……俺はあの子一人すら護れなかったのか
__あいつなら、
拳を握る、手が動いた
俺がやろうとしていたことは俺にも理解できなかった
俺の身体とあの子の悲鳴が共鳴する
__あいつなら、
赤と透明の液体が混じり滴り落ちた音が聞こえた
今までの俺ならここで限界だったかもしれない
呼吸を荒げ、震える身体に鞭を打ち、地に足を付け、そして目の前を見据えた
__あいつなら、こんな所で終わらねぇよな…!
終に俺は再び地を蹴った