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【ネタバレ注意】UBW展 アーチャー&凛 音声ガイド書き起こし

全体公開 14 3061文字
2015-07-26 20:10:01
Posted by @noromahiko

【1】
アーチャー(以下ア):よく来たな、凛。君もよっぽどの物好きとみえる。
凛:ちょっと!開口一番それ?!このわたしが直々に来たんだから、
  もちろんエスコートしてくれるんでしょうね?
ア:やれやれ。君こそいきなりそれか。
  それでは?お手をどうぞ、お嬢様。
凛:んな……っ!そこまでやれとは言ってないじゃない……
  もう、行くわよアーチャー!ついて来なさい!
ア:おい待て!先に行くやつがあるか……まったく。


【2】
ア:この丘はオレの世界。
  他人のために戦い続け辿りついた場所。
  死んだ後にも人々を救えるのなら、それは願ってもない事だと、愚かにも考えた。
  くだらない理想の果てに辿りついた絶望の場所。
凛:理想に裏切られ続け、最後に唯一信じた願いにさえ裏切られた。
  ばかじゃないの?
  多くのものを犠牲にして成し得た奇跡があったのなら、
  それが束になっても負けないくらい幸せにならないと嘘じゃない。
  報われない人生も、かつての人生を呪うことも無かったのに。ほんと頭にくる!
ア:そう怒るなよ、凛。
凛:これが怒らずにいられるかっての!
  こんな殺風景な世界壊してやりたいくらいよ!
ア:まったく……。物騒だな、君は。
  このまま留まっていても此処には何も無い。先に進むといい。


【3】
凛:ここって……、うちの魔術工房じゃない。
ア:此処は、君が私を召喚しようとした場所だな?
凛:もぉ~~、その話はいいでしょ!
ア:そう、遠坂家の魔術工房といえば、「来る者は拒み、入った者は逃がさない」。
  まったく、君の在り方がにじみ出てるな。
凛:なによそれ、嫌味?
ア:そう聞こえてしまったなら謝ろう、マスター。
凛:まったく、可愛げのない!

凛:本当はセイバーを喚び出そうとしたんだけど、
  結局喚び出せたのはアーチャー。アンタだったのよねえ。
ア:悪かったな、セイバーでなくて。
凛:別にいいわ。最強のサーヴァントを引き当てた事に変わりはなかったしね♪
ア:君ほどの魔術師が喚び出したんだ。最強でないわけがなかろう。
凛:なによぉ!褒めても何にも出ないわよ?
ア:真実を言っただけなんだがなあ。まあいい、次に行くとしよう。


【4】
ア:凛、少々おてんばが過ぎるんじゃないか?
  部屋の中がメチャクチャだぞ。
凛:なぁ~に知らばっくれてるのよ!
  アンタが見当違いの場所に出てきたせいでしょ!
ア:まったく、誰の不手際のせいだか……
凛:何か言った?!!
  ああもう、こんな散らかった所を展示するなんて……
  ちょっとアーチャー!偉そうに座ってないでココ片付けておきないさよね!
ア:人使いの荒いマスターだ。……フッ。
  ああ、其処にいる君は好きに座るといい。
  私の片付けの邪魔にならない範囲で頼むよ?


【5】
凛:ここは聖杯戦争の戦いの記録。
  わたしたちが身を投じた戦いの日々ね。
ア:君がおかしな甘さを見せない限り、この戦争で我々は最強かと思っていたんだがな。
凛:しょうがないじゃない!
  慎二やキャスターたちの様な非道なやり方は見過ごせない。
  それが、どれだけ魔術師らしい効率的な方法だったとしてもね。
ア:ま、君のそういうところは嫌いじゃないが。
  さて、私の武勇をしっかりと振り返ってもらおうか。


【6】
ア:ローアイアス、かつてトロイア戦争で大英雄の投擲を防いだ盾だ。
凛:アンタ……こんな隠し玉を持っていたなんて……
ア:それでも、ランサーのゲイボルグを完全に防ぐことは出来なかった。
  私が持ちうる限りでは最強の守りだったんだがな。
凛:ランサーの必殺の一撃を不完全ながら防いだんだから十分じゃない。
  教会吹き飛ばしておいて何言ってんのよ!


【7】
凛:これが、わたしと契約したセイバーの姿。
  魔力量がケタ違いね。すごいプレッシャーだわ。
ア:君と契約したからこその、最強の英霊の姿だな。
凛:なによアーチャー。アンタ妬いてるの?
ア:純粋に褒めているんだよ。
  このセイバーの力となると、さすがの私も勝算を出すのは難しい。
凛:あら、素直じゃない~。
ア:自分の力量を見誤ったりしないさ。
  それでも、タダで負けてやる気はないがね。
  いざとなれば、不完全ではあるが聖剣を複製することもできる。
  一矢報いるくらいは出来るだろう。
凛:ほんと、アンタそういうヤツよね。
ア:勝ちに貪欲と言ってほしいな。
凛:ハーイハイ!行きましょ、負けず嫌いさん。


【8】
凛:アーチャーの宝具である固有結界、アンミリテッドブレイドワークス。
  英霊エミヤの心象風景を具現化し、現実を侵食する大禁呪。
ア:オレが、……衛宮士郎がいずれ辿りつく場所だ。
  正義の味方に憧れて歪んだ理想を目指す衛宮士郎は、此処で死ぬべきだった。
  自らの手で衛宮士郎を殺す。
  それだけが守護者に成り果てたオレの、唯一の願望だった。
凛:けどアンタは士郎を殺さなかったじゃない。
ア:なに。……ただあの男が、自分とは違った行き先に辿りつくのではないかと、
  ありもしない希望を抱いてしまったのさ。
  まったく、酷い話だ。古い鏡を見せられたんだから。
凛:ほんっと似た者同士よねえ。
ア:あんな男と一緒にされるのは気に食わんがな。
  まあいい。せっかくの機会だ。
  このオレの本気の姿、しかとその目に焼き付けるといい。


【9】
凛:ここは……
ア:私の聖杯戦争の終着点だ。
凛:アンタ、何も言わないで行っちゃおうとするんだもの。
  文句の一つも言ってやんなきゃ気がすまないってのに。
ア:そう言ってくれるな。私の戦いはもう終わったんだ。
  最後にひとつばかり、寄り道をしてしまったがな。
凛:……ねえ、アーチャー。アンタまだ後悔してるの?
ア:まぬけ面のあの男がこの後どうなっていくのか、
  ……いや、心配はないか。
  凛、君がついていてくれるのだろう?
凛:もちろんよ。アンタみたいに捻くれたやつになっちゃ困るものね。
ア:ああ、よろしく頼むよマスター。
  しっかり私を見張ってやってくれ。


【10】
凛:すごい原画の数!
ア:今回の展示に合わせ、特別に閲覧が許可されたものばかりだ。
  この一枚一枚が我々の世界を創りあげていく。
凛:一枚一枚しっかり目に焼き付けないとね。
ア:さて、Fate/stay night[Unlimited Blade Works]展、如何だっただろうか。
  オレの物語はこれで終わり。ナビゲート役もここまでのようだ。
凛:ちょっとアーチャー!肝心なところ忘れてるわよ!
  この先にはグッズコーナーもあるんだから。よかったら見て行ってよね。
  掘り出し物がたくさんあるわよ~!私も行かなくちゃ!
ア:やれやれ。少しは落ち着け、凛。会場を走るんじゃない!
  ……まったく。という訳でオレたちはそろそろ行くことにしよう。
  また何処か別の場所で会えることを願っている。
凛:じゃあまたね。気をつけて帰ってね。


【シークレット】
ア:よくぞ真実に辿りついた。
  こんなお遊びに付き合うとは、君も、よっぽどの物好きと見える。
  まっ、それだけ探究心があるということかな。
  その探究心をもって隅から隅までイベントを楽しんでいってくれ。


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