@violet_ff
『絶望とアイランド』解説とか諸々。ほぼ自己満のために書き連ねたものなので乱雑です。
■タイトルについて
原題が「メアリーと遊園地」なので「◯◯と□□」にすることは決めていました。
編集画面の都合と見直し不足で「ド」だけ色付けと透過するの忘れてました。反省。
背景についてですが裁判場と裁判のミニゲームの要素ごちゃ混ぜです。
コトダマシリンダーとコトノハ、アナグラムと微妙にロジカルダイブのチューブ。
とってもわかりづらいです。
■歌詞と絵について
全体的になるべく本家に近い歌詞にすることと音節的に無理なく歌える歌詞にすることを念頭に置きました。
一応ほぼ元のリズムで歌えるようにはなってます。皮肉とダブルミーニング・言葉遊びだらけです。
「ひとつひとつそれまで歩んできた 脆い 自然色(しぜんしょく)の日々は」
「戸惑う僕とじわり差す日射しの中で溶けてって」
→ プロローグ日向視点。「自然色」は物が自然に備えている色のこと。
日常から離れた異空間であるアイランド、ということで「自然」つまり「普段」ではない日々 を表そうと選んだ言葉。
2行目は本家歌詞と全く一緒です。たった2行で平和なアイランド生活は終了。
「嗤う 嗤うぬいぐるみ装った悪魔の呪(まじな)いにただ」
「翻弄され行く儚い日々にすがる手阻まれた」
→ モノクマ登場でコロシアイ生活へ。
「空翳って空気冷えて ユートピアから連れ出され」
「悪意だらけ 笑み貼り付け悪魔は僕に言った」
→ 文字通り空が翳ったビーチから始まり、和やかな空気は凍りつく。
「ユートピア」は「管理された理想郷、どこにもない場所」の意味。
平和な楽園のような南国生活からの追放と管理された仮想空間であることの
ダブルミーニング。
「加えられた手帳の規則『失くした記憶を戻したいのだろ?』」
「疑心暗鬼交わす視線 束の間灯った光 刹那の暗転」
→ コロシアイ生活の規則追加とモノクマによる記憶喪失暴露。
公園での疑心暗鬼。お互いの様子を窺い合う。
パーティーにより楽しい雰囲気になり光が見えたかと思うも束の間、事件発生へ。
「刹那の暗転」は事態の暗転と一瞬の停電のダブルミーニング。
絵についてですが狛枝と日向の位置しか気にして無くて申し訳ないです…。
「真相究明 計画、論破、共犯者」「いざ、火の元翳(かざ)してクライシス」
「矛盾、照準 乗っけて廻る裁判場 今扉は開かれた」
→ 第一の学級裁判。本家歌詞が「前人未到、改札突破 観覧車」なので四字熟語から。
音を似せて「突破」と「論破」、「共犯者」と「観覧車」。
花村と狛枝を共犯者というと少し微妙な気もしましたがお互いの計画を知っていて
裁判で黙っていたため一応共犯関係ではあるということで。
火の元=カセットコンロを翳して計画実行。「クライシス」は「危機。運命の分かれ目」。
学級裁判というクロにとってもその他にとっても危機であり運命の分かれ目であることから。
「矛盾~廻る」までは本家同様。廻る裁判場の演出から。
裁判場の扉が初めて開いた時でありコロシアイ生活の幕が上がったという意味でも。
絵にはコトダマ入れまくり。十神が握りつぶしているのは脅迫状。
アイロン・防火扉・卓上ランプとコード・エアコンのタイマー・床の隙間・ナイフ・鉄串・
骨付き肉・テーブルクロス・くじ
田中と魔犬のイヤリング・澪田の証言・狛枝・オシオキ用の鎖・遺影。
犠牲者2人の身体の消え方は死に方を意識してます。
「ぽつん、ぽつんと疎(まば)らに集まった希望、希望のカケラたちもコロシアイの中完成見込みは限りなく零で」
「普段、普段のライフが消え去った このグラン・ギニョール劇の中で死んでいった仲間の言葉と思い出抱いて」
→ 限りなく零というか完全に零。本家歌詞に沿いました。「ライフ」は生活・命どっちでも
取れる感じで。
唐突に「グラン・ギニョール劇」で違和感かもですね…後でも書くんですが全体を通して
劇や舞台をイメージにして作った替え歌なので演劇用語がちょくちょく出てきます。
血腥い凄惨な劇のような非日常。
「割り切っても割り切っても後悔押し寄せて シロにあらずクロにあらず間違いは暴かれる」
→ ここから2章。トワイライトシンドロームの真実を知った小泉視点。
シロでもクロでもない立場に苦しみます。
「底見えない疑念の渦 でもこのまま屈する訳はないだろ?」
→ 九頭龍視点。そして事件へ。左上の脚は辺古山。
「君を追って走りだした 悪魔をも出し抜くなら人形であれ」
→ 辺古山視点。九頭龍の考えを追って走りだしたはずが…?
モノクマをも出し抜く計画のためには人ではなく道具(=人形)として扱われなければ
ならない。オシオキの時に本当に人形として扱われたことの皮肉も込めて。
本家歌詞が「人間であれ」で真逆になってます。しっくりハマったとこ第一弾。
「感染 豹変 片道切符でドッキリハウス いざ恍然自失のファナティック」
→ ここからめっちゃ駆け足。3章と4章は同時・交互に出てきます。
「感染、豹変」で絶望病。
「恍然自失」は「ぼんやりと気抜けした様子」で罪木の様子とはちょっと違うかも
しれませんが「恍然」と「自失」の字面がそれっぽいので。
「ぽわわ~ん」とか言ってましたし…。
ファナティックは狂信者。江ノ島への愛で溢れた罪木。
「片道切符」は列車でドッキリハウスに入ったことと裁判後に田中が
「地獄への片道切符云々」言ってた(気がする)ため。
「咆哮搏撃 銀河が魅せた処刑劇(ヒーローショー)今未来に繋ぐから」
→ 4章。戦うことを選んだ田中と「咆哮」の字面が獣を連想させるところから。
「銀河」はガンダm…ロボットの対戦…はい。
「処刑劇」に本家の「ヒーローショー」を当てたのは裁判の皮肉が過ぎる「勧善懲悪」と
2人の戦いと見せ物風のオシオキから。
ヒーローとは、善とは、悪とは何なのかわからなくなるあの状況への皮肉を込めて。
6章で覚醒日向が「みんなの繋いできた未来を…」と言ってた(気がする)ので
2・3・4章の大量の犠牲者への言葉。
キラキラ音ではサビの集合絵と対応する遺影とほぼクロに染まった九頭龍。
絵には2・3・4章詰め込み。弐大は死因と関連させて逆さまに。
周りのはワイヤーのイメージです。
(間奏)
→ 勝手にSKT(スーパー狛枝タイム)って呼んでる。
「振りきっても振りきっても真実は追ってくる」
「大丈夫だ、大丈夫、と僕に言い聞かせる」
→ 狛枝視点。自分たちが超高校級の絶望であるという真実が消えることはない。
でも大丈夫きっと上手くいく。だってボクは超高校級の幸運だから。
「希望絶望 ぐるりぐるり 才能の導きで辿り着いた物語の結末は此処に」
→ 狛枝がいなくなった裁判にも関わらず幸運によって導かれた結末へ。
狛枝の遺影が驚いているのは裏切り者の正体というよりは結末が予想外だったことに対して。
「狡猾剽悍 難攻不落の絶望劇場 さあ真打ちお出ましハイライト」
→ 本家歌詞が「正々堂々」なので真逆に。絶望の手のひらの上という閉ざされた空間だった
ことが知らされる。
全ては劇のシナリオ通り。真打ち・主役の江ノ島・苗木を始めとする未来機関も到着する。
「ハイライト」は最も明るい部分・これまでのまとめ。真実を知らされ思い出すのは
仲間の死。
江ノ島的には一番盛り上がるのはここから。雑魚どもなんてざっとしたまとめで十分。
5章裁判後のコテージの残留データが絶望する生存組の周りにあります。
一部関わりが深かった相手の近くに配置したつもり。データの海に消えかけている日向の
周りには虚無。左下のセリフ欄の名前が「???」に。
未来機関自体が一つの大きな弾丸の形になってます。
対する日向達は弾丸の形を成しておらず、江ノ島とバグに侵食されています。
右下は南国裁判の一幕。全員登場させたかったのでアルターエゴと偽苗木も。
「留年 卒業 シャットダウンでカーテンコール 今世界を選ぶの」
→ 本家歌詞「シャッター音」で替え歌「シャットダウン」。しっくりハマったところ第二弾。
「カーテンコール」は登場人物が揃って挨拶をすること。全員再登場の南国裁判。
舞台の最後であることから。
日向たちが選ぶのは世界の命運であり自分たちがこれから生きる世界(=プログラム内か
現実か)でもあるというダブルミーニング。
「超絶展開 暗闇穿つデウス・エクス・マキナ 少年悪魔凌ぐ笑み見せた」
→ 「デウス・エクス・マキナ」は物語の終盤に現れ困難を一挙に片付ける機械仕掛けの神
のこと。演劇史的にもご都合主義と批判されてきた存在です。
解決策への導き手であり、現れた状況の一致、そして機械から生じた存在である七海に
この言葉をあてました。
日向と七海の同時「それは違うぞ!」は絶対に入れたい!と思ってたのでカットイン。
「勇往邁進 迷いはもう無い新境地」「負の連鎖を断ち切って 選択肢を飛び越えて」
→ 本家「頬張り遊園地」の韻を踏んで「もう無い新境地」。
「希望か絶望か」「世界か自分か」という選択肢ではなく「創る」ことを決意した日向。
驚く未来機関ですが苗木の表情だけはちょっと他の2人とは異なるようにしました。
最後は「仲間たちの繋いできた未来」ということで全員集合。こちらも狛枝だけは
目を瞑り他とは違う様子。死亡組はアバターが一部解れています。
希望を見るために生きていた狛枝なのでこの「未来を創る」という結末は見えてい
なかった…みたいな…?
説明下手で申し訳ない。やっと穏やかな表情の狛枝描いた…。
3章で西園寺が作った小泉写真展祭壇を5章裁判後に調べた際に出現する謎の言葉
「ひとりじゃない いっしょだよ」を生存組の近くに配置。一体これは誰に向けた誰の
言葉なのか、解釈の幅はあると思いますが16人のよく集まっていたレストランという場所
に置かれた思い出の詰まった写真たちに残ったデータだと思うとここで入れたい!という
気持ちが強かったです。
ちなみにここではスペースの問題でコトダマは「未来」なんですが虚無裁判で放った「未来を創る」のコトダマは
必ず11発射出する気がしたんですが数え間違いですか…?
ちょうど犠牲になった生徒の数が11人なんで深読み考察厨としては何とも…
偶然だと思いますしそもそも数え間違いかもしれないですけど!!
それに対応して「未来」のコトダマは11個描きました。
サビで使用した集合絵は他の3枚は何らかの形で囲まれた円形でまとめていますが、
最後のこの集合絵だけは画面全体を使いました。
閉ざされた空間を突き破って外へ広がって行くイメージでした。
「今 未来を創るから」
→ 画面砕ける効果を知ってから使わなければ…という義務感が。
本家歌詞の「奇跡を起こすから」も捨てがたかったんですがやっぱりこっちかなと。
いい感じに本家歌詞が被って聞こえて未来に奇跡が起こるような感じが出るかなぁとも
ちょっと思いました。
最初の「GAME START」と対応して最後「GAME CLEAR」とありますが強制シャット
ダウンしたので一般に言う「クリア」はしてないんですよね…。難関を突破した意味での
「クリア」のつもりでした。
まあその後を考えると「通過」的な意味かもしれません。
もしここまで見てくださった方がいればありがとうございます。
くどい解説はあまり良くない気はしますが
作った時の自分のこだわりとか工夫は覚えて置きたかったので記録用です。