今回は、るんちゃんがメインです
@rumi_0980
ひ:久々のデート楽しみだなぁ。
〇:え、?
ひ:ん?どうかした?
〇:、ううん、なんでもない
もしかしたら僕の聞き間違いなのかもしれない
たしかに、昨日 僕たちの関係は終わった
ひ:あ、やばいかも!〇〇、急ご!
〇:え、ちょっと!
ひかるは僕の手を掴んで走り出す
幼なじみの時に、こういう事をした記憶はない
普通は幼なじみの関係ですることなのか?
また分からない。でも、一つだけわかる
今、僕の目の前で走っている彼女の姿は紛れもなく付き合っていた時と全く一緒だった
そういえば前にもこんなことがあった気がする
でも、思い出せない。
思い出せそうで思い出せない。体が思い出すことを拒否している
ひ:着いた!
いつの間にか目的地に着いていたらしい
〇:あ、ここって、
ひ:覚えてるの?
〇:もちろん覚えてるよ
そこにあったのは今から去年ぐらいに一緒に食べたクレープ屋さんだった
キッチンカーの中で作っていて、一時期は 学校の帰りにひかると一緒に必ず寄っている程ハマっていた
ひ:あ、早く並ばないと売り切れちゃう!
僕とひかるは最後列に並び、どのクレープにするか決めることにした
ひ:えぇ、どうしよう、、
〇:これだけあると難しいな、、
ひ:んー、、決めた!
〇:、これにしようかな、、
店員:じゃあ次の人どうぞー
店員さんに呼ばれ、僕たちの番になった
ひ:えーっと、いちごカスタード1つ と、〇〇は?
〇:チョコバナナ1つお願いします
店員:いちごカスタード。と、チョコバナナですね。少々お待ちください
ひ:〇〇って、ほんとチョコバナナ好きだよね笑
〇:え?そうだっけ?
ひ:そうだよ!〇〇がチョコバナナ以外のクレープ食べてるの見た事ないよ?
僕は昔からチョコバナナ以外のクレープを食べたことない
クレープといえば、チョコバナナ!と決まっていた。
強いて言うなら、ひかるが食べていた いちごカスタードを少しもらって食べていたぐらいだ
〇:ひかるだって、いちごカスタードしか食べてなくない?
ひ:え、そうだったっけ?
〇:ひかるこそ、いちごカスタード以外のクレープ食べてるの見た事ないよ
、、なんで僕は覚えているのだろう。
去年の話だったのに、なんで忘れていないのか
店員:チョコバナナと、いちごカスタードのお客様ー
ひ:あ、はーい!ほら、行くよ?〇〇。
〇:あ、うん。
店員:2つ合わせて、1200円です
僕はいつも財布の中には最低5000円は入れるようにしている
ひかると下校する時に軽くどこかに寄ることが多かったから、その時の為だ
って、これもひかるのためか、、
僕が財布から1200円出そうとした時
ひ:いいよ、私が払うから
〇:え?いや、いいよ。僕が払うから
ひ:だめ。私達でルール決めたでしょ?
ルール。僕達はデートする時に簡単なルールを作った
1.お会計は交互に払うこと。
2.もし財布を忘れたら、その時は相手に払ってもらう。
その代わり必ずお返しをすること。
3.嫌な時は素直に 嫌だ!やめて!と言うこと。
このルールに沿って考えると、1番最後に払ったのは僕らしい。
僕はどちらが払ったかまでは覚えていないが、ひかるは覚えていたのかもしれない。
それとも、ひかるの優しさ。なのかもしれない
ひ:じゃあこれでお願いします
店員:1200円ぴったりですね。ありがとうございました
クレープをもらい、家に向かってゆっくり歩き出した
ひかるが1口食べたのを見て、僕も1口食べた
ひ:んー、うまっ!
〇:クレープはやっぱチョコバナナだよな
ひ:ふーん、じゃあ1口もらっていい?
〇:え、?
ひ:嫌だ!って言わないってことは、食べていいよ。ってことだよね? じゃあいただきます!
そのルールがあることは覚えていた。
でも、嫌だ。と言いたくなかった
なんとなくだけど、今ならまた付き合っていた時の関係に戻れるような気がしていたから。
ひ:んー!チョコバナナも美味しい!笑
ずっと変わらないその笑顔
僕はその笑顔に何度も心を奪われそうになる
でも、今その笑顔を向けられると何も言えなくなってしまう
お互い何も言えなくなり、二人の間に沈黙が流れる
ひ:、、なんか懐かしいね笑
〇:ん、?
ひ:〇〇さ、私達が付き合い始める前どんな風に話してたか覚えてる?
〇:。覚えてないや、、
僕が覚えているのは出会った時のこと。
2人でなにかをしていた思い出。
付き合い始める前の日常は覚えていない
多分、付き合ってからの思い出・日常が強すぎるからだと思う
ひ:だよね笑 私もあんま覚えてない、、
〇:、そっか、、
ひ:、幼なじみってどんな関係なんだろうね
どんな関係。。
〇:、多分、近すぎなくて、遠すぎもしなくて、でも他の誰にも務まらない大切な存在。だと思う
僕にもわからない。でも、僕からしたひかるがそんな存在だった気がする。
いや、そんな存在であって欲しいという僕の願望なのかもしれない。
ひ:、なにそれ、、笑
また二人の間に沈黙が流れる
ただ流れるように時間が過ぎていく
手に持っているクレープの存在も忘れてしまうほどに。
ひ:、もう家の前着いたね。
〇:うん、じゃあまたね。
ひかるを見送って、俺も家に帰ろうとした時
ひ:あ、あのさ!
〇:ん?
ひ:またさ、今日みたいにデートしてくれる?
デート、、 1回悩んだが 答えはすぐ出た
〇:いいよ、また"デート"しよ
ひ:良かった、笑 じゃあまた明日ね!
ひかるが家の中に入るのを見て、僕も家に向かった
あ、クレープの存在忘れてたな
クレープを食べながら帰ることにした
家に着いて、1人になった
〇:次のデートの時は、いちごカスタードを食べてみるか、、
そのまま必要最低限の事をして、ベッドに入った
to be continue...