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審神者を辞めることにしました。【8/大倶利伽羅編】

全体公開 5 7683文字
2015-09-07 12:43:42

【大倶利伽羅とのお話】

 最近、夕方になると雛鳥がやってくる。
 その雛鳥は、私の部屋の障子の腰板をこんこん、と控えめに叩いて訪れたことを知らせてくる。その音を聞いて私は、自分の夕飯を小さな小鉢に分け入れて、箸を一膳添えて部屋の外へと運んでやるのだ。
「こんにちは、主君。」
「はい、こんにちは。」
 満面の笑みを浮かべて、彼は前田藤四郎は手を差し出してくる。私はその手の上に、小鉢と箸を乗せてやる。
 いただきます、の声と、ごちそうさまでした、の声を聞くまで、私は彼の側に付き添う。それが、雛鳥を餌付ける私の中の決まり事だ。
 何度か餌付けが続いたある日、雛鳥が黒い龍を連れてきた。
 ぶすっと顰め面を作る彼の腕を引いて雛鳥が現れた時、心底驚いた。そして、困って雛鳥の顔を見つめてしまった。すると彼は、「今日は二つお願いしてもよろしいですか?」と平然と言ってのけたから、そういう流れなのかと変に納得してしまい、二つ分を用意した。
 いただきます、の声と、ごちそうさまでした、の声を聞くまで、私は側に付き添った。黒い龍は大倶利伽羅はぶすっと、いただきます、と消えそうな声で言ってから小鉢に手をつけた。この日は揚げ出し豆腐に鶏そぼろのあんかけをかけたものだ。彩りで三つ葉を添えている。いつも燭台切と薬研の作る料理を食べている彼の口にあうのかハラハラしたが、ひとくち食べて軽く目を瞠った後、もくもくと口を動かしていた。どうやらお気に召したらしい。
「ごちそうさまでした。」
………ごちそうさん。」
「あ、はい、お粗末さまでした。」
 予想以上に、綺麗に食べてくれたことに驚く。小鉢を受け取ると、前田は隣に立つ大倶利伽羅に、ね?と話しかけた。やっぱりぶすっとしたままだった彼だったが、前田に連れられて戻るときにちらとこちらを一瞥した。その一瞥がなんの意味を持つのか分からなかったが、残さず食べてくれた彼の姿を見れた私は上機嫌だったために気にもとめなかった。

 だから、余計に驚いた。
………、」
………、」
 いつものように、障子の腰板を叩く音がしたから、小鉢をもってそこへ足を運んだ。
 障子を引き開けたそこにいたのは、やはりぶすっとした顔の大倶利伽羅、一人だけだった。

* * *

 もく、と、彼は口を動かす。
 明日の夕飯にでもしようと思って作った肉じゃがを彼は今食べている。作ったその日のうちより次の日の肉じゃがのほうが味がしみて好き、なんて庶民的な考えで、しかも量も多めときている。一人で何日かに分けて食べようと思っていたところだけれど、せっかく訪れてくれたんだしどうせだから、と少し多めに小鉢に盛ってみたのだ。雛鳥に与えるには量が多かっただろうか、と思ったのだが彼ならば簡単に食べきれるだろう。事実、次々彼の口の中に収まっていくのをみるとなんだか感慨深いものがある。
 あまり人に食べさせたことがないから、口に合うかは疑問ではあるが、前と同じく目元を緩めながら食べている当たり、味は悪くないのだろう。本当は明日のほうが味は染みてるけど、とは口には出さない。出したところで明日来るわけでもないだろう。
 彼は印象とは真逆に、とても所作振る舞いが綺麗だ。箸の使い方も完璧だし、一口一口しっかり咀嚼するからがっついて食べるわけでもない。
 じ、と見つめる視線が居心地悪いのか、ちら、と彼がこちらを見る。すみません、と一言言えば、彼が空になった小鉢を戻してきた。
お粗末さまでした。」
 本当にあっさりと彼は完食してしまった。この後の食事が入るのだろうかとも心配になるが、男性の食事量は眼を瞠るものがあるからきっと大丈夫なのだろう。
「ごちそうさん。」
 そして、きちんと食後の言葉も欠かさない。本当に律儀な青年だ。
 雛鳥なら一礼して立ち上がり、また一礼して戻っていくのだけれど、彼はそうしない。ただ座って、こちらを見ている。居心地の悪さに、視線が泳ぎ、自然と下向きになる。
あんた、」
 低い声だ。ただ、こちらを攻撃するような声ではない。目線を上げ、彼の夕焼け色の瞳を見つめる。何を問われるのだろうかと思いつつも、次の言葉が出てくるまで待つ。
 彼はそのまま、しばらく黙ってしまった。遠くで烏の声が聞こえる。外は夕闇が忍び足で擦り寄ってきて、太陽の光も隠れ吹く風がひやりと冷え始めた。こんなところで油を売りすぎれば、夕餉にまにあわなくなりますよ、と口を出してもいいのだろうか。というか、何もしかない板張りの上での正座でそろそろ足が痛い。
本当に、辞めるのか?」
………え?」
 ようやく吐出された彼の言葉は、質問は、思いもよらないものだった。

「主君のところに、行ってみませんか?」
あ?」
 たまたま同じ部隊として出撃した短刀が、そう声を掛けてきた。別に重傷を負ったわけでもない、まして審神者とは手入れ以外で顔を見たことすら殆ど無いというのに、この短刀は何を言ってくるんだろうか。
 特に仲がいいというわけでもないはずだが、彼は、前田藤四郎はたまにこうして話しかけてきた。その現場を眼帯をしたあの男に見られれば、仲良くしてもらえてよかったね!と非常に鬱陶しいことを言ってくる。慣れ合いは好まない、と公言しているはずなのに、中々思い通りにいかないことが腹立たしく感じられた。
何故、あいつのところに行かなければならない。」
 思い切り、不機嫌だと表に出しながら言ったところでこれは怯むことはない。薄墨の大きな目に笑みを滲ませて、こちらを見上げてくる。普段ならば、下らないと一蹴してこの場を去るところだが、なんとなく体が動かなかった。
「大倶利伽羅さん、行きましょう?」
 そういって、短刀は腕を掴んで引っ張りだした。小さな体だ、突き飛ばせば容易に吹っ飛ぶだろうが、それができない。
 審神者の存在は、己にとっていないも同じだ。最初こそは重傷も負いやすく、彼女の世話になることがあった。彼女はほとんど口を開かない、手入れ部屋へどうぞ、と、お疲れ様でした、その単語以外を口にしたことはあっただろうか。べったりと、笑っていますよ、という表情をその顔に貼り付けていて、あまり近づきたい存在ではなかった。掛ける言葉も、気持ちもない。ただ直してくれる、己にとってはその程度の存在だった。
 それは他の刀剣たちも同じだと思ったが、審神者を辞めると彼女が言い出してから周囲の雰囲気は確実に変わった。特に、短刀達は目に見えて審神者へ懐き始めている。それが何故なのかは分からないし、知るつもりもない。
 先頭を歩く前田藤四郎も、そんな短刀のうちの一振りだ。ついひと月前までは審神者の側へもよらなかったくせに、最近は短刀たちと一緒に彼女の部屋へとよく遊びに行っているらしい。最近の戦場では、刀装が壊れた者・壊れそうな者がいれば「帰ろう」と騒ぐ。いつだったか、和泉守がその理由を聞けば、「少しでも主君の負担を減らしたいんです。」と真っ直ぐな瞳で語っていたか。下らない、と思った。もうすぐ居なくなる奴のためにそんなことをするなど無駄に思えた。しかし、短刀達はそれをするのだ。全くもって、訳がわからない。他人のために尽くす気持ちなど、わかりたくもない。
 審神者の部屋は北の離れにあり、本邸からは少し距離がある。整えられた庭、数本の桜の木から花びらが散り落ちている。縁側から、彼女の部屋の障子の腰板を前田が数回叩いた。
 匂いがする、食べ物の匂いだ。そういえばもうすぐ夕餉時だから、中ではその用意をしていたのかもしれない。そんな時間帯に訪れて何をするつもりなのかと不思議に思って前田を見れば、しーっと、人差し指を唇に当てて笑っていた。黙っていろ、ということらしい。はあ、と一つため息が漏れた。
 やがて、一つの気配がこちらへ近づいてきて、障子が開き一人の女が現れた。こちらを見て確認し、ぎょっとした顔をしている。それはそうだろう。こんなところに到底来るような存在でないはずだからだ。やはり戻ろうかと思えば、審神者の見えない位置から前田が服をしっかりと握った。逃げるな、ということなのだろうか。
「今日は二つ、お願いしてもいいですか?」
え、あ、ああ、はい。」
 二つ?と疑問に思い、彼女を改めて見る。その手に、小鉢と箸が握られていた。彼女はそれを前田に渡し、また中に戻っていく。その中身を見れば、そぼろ餡のかかった揚げ出し豆腐が入っていた。ご丁寧に、三つ葉まで付いている。
 まさか、と、前田の顔を見る。へら、と、笑いを返された。
「美味しいんですよ。」
………、」
 この短刀、つまみ食いするために審神者の部屋に訪れていたのか、と、頭を抱えた。そして自分はそれに付き合わされたのだろう。まったくもって馬鹿馬鹿しい。
 馬鹿馬鹿しいが、漂う香りに正直腹がなりそうだ。先ほどまで出陣していたのだ、当然腹は減っている。夕餉の時間はまだ先で、確かに何かをつまめたら、と思わなくはなかった。だがまさか、こんなところで。
「お待たせしました。」
 パタパタと、再び審神者が戻ってくる。今度は盆を携えてた。はい、と渡された小鉢には、前田のそれと同じものが入っている。次いで、縁側に座る体の側に、ことりことりと湯のみが置かれた。温かな湯気の漂うそれをみて、審神者を見る。不思議そうに、戸惑うように彼女は首を傾げている。
「いただきます。」
 前田が、食前の挨拶を口にする。ほら、大倶利伽羅さんも。そう促されて、渋々口にした。はいどうぞ、と、彼女の言葉を聞きながら、一口口にした。
 揚げ出し豆腐はかりっと香ばしい食感が残っている。鶏そぼろの餡かけは生姜の風味が効いていて、コクの有る味のなかにさっぱりとした味わいの要となっている。彩りの三つ葉のさわやかな香りも中々に良い。一言で言えば、まあ、美味い。厨を独占しているあの太刀やら短刀やらの作る料理とはまた違う、なんというのか、柔らかい雰囲気の味だった。
 美味しいです、と感想を口にする前田に、彼女は笑った。それに面食らう。ああ、この女笑うことができるのか、と不思議な感じがした。もくもくと食べながら、前田と審神者の会話に耳を傾ける。今日は天気が良かった、この間のあれが美味しかった、明日はこれをしようと思う。なんのことはない日常会話だ。そこに、戦の話も刀剣の話も何もない。審神者はそれに、笑みを浮かべながら話を聞いている。
 とても、穏やかなものだった。
「ごちそうさまでした。」
……ごちそうさん。」
 食後の挨拶を口にして、空の容器を盆にのせる。お粗末さまでした、という彼女は、やはり微笑んでいた。
 なんだか、変な感じだ。いつもの、あの気味の悪い笑顔ではない。
 前田は一礼してから、行きましょうかと声をかけて歩き出した。それに自分も倣いつつ、ふと後ろを振り返る。彼女はこちらをまだ見ていて、す、と一度だけ頭を下げた。
 本邸への道すがら、前田は声をかけてくる。
居心地よく感じませんでしたか?」
………。」
 何も答えない。
「あの方は、良くも悪くも受動的です。御自ら動かれることはありません。居付けばそれを良しとするでしょう、離れてもまたそれを良しとするでしょう。」
だからなんだ。」
「一人になりたい、と思ったら、訪ねてみてはいかがでしょうか。他のお料理も、美味しいんですよ。」
 そう言って、前田は笑った。
 誰が行くかあんなところ、と、心のなかで悪態を吐いた。

 そのはずだったのに、ここにいる。
 一人になりたい、と思った時に、ふらと足が動いてしまった。ここに来る気はなかったのだが、ここにくれば少なくとも他の刀剣達は立ち寄らないと思ったからだ。短刀達がもしかしたらいるかもしれないが、夕餉近いこの時間は本邸に戻っているはずだと。
 そう、だから、なんとなく、本当になんとなくだった。
 障子の腰板を叩くか叩かないか悩んで、悩んで、トン、トン、と本当に小さな音で叩いてみた。聞き逃しそうなその音だったのに、中の空気が揺れ動いた気がする。少しの間を置いて、あの時と同じく障子が開かれた。手に、小鉢を持った審神者は、やはりあの時と同じようにぎょっとした顔をしている。それをみて、ああやはり来なければよかった、と思ったのだが、彼女はすぐに腰を下ろして、どうぞ、と小鉢を差し出してきた。
……いただきます。」
「はい、どうぞ。」
 ごく自然に食前の挨拶を口にすれば、彼女が笑った。ああ、やはり変な心地がする、と思いながら小鉢の中身を口にした。もう少し時間が立てばもっと味がしみるのだろうけど、このままでも十分に食べられる。ホクホクのジャガイモ、とろりとした肉、いんげんと人参は色も鮮やかで、素朴な味わいだった。同じ料理を食べたことがあるが、これはこれで、まあ、美味い。
 会話はない、沈黙だけだ。別に会話をしに来たわけでもない。空腹だった腹に心地よく染み渡る味を噛みしめながら、もくもくと食べ進めた。
 そして食べ終わって、空の容器を盆に戻して、ふと思う。
 そういえばこの女、いなくなるんだった、と。あまりにも存在感がなさ過ぎて今までは実感がわかなかった。
本当に、辞めるのか?」
…………え?」
 突然の質問に面食らったような顔をされる。
 最近になって、和泉守と和解したとかしないとか、そういう話を聞いた。別にどちらがどうでも自分には関係無かったから気にしていなかったが、この間前田とここにきたときといい、今といい、彼女が辞める所以が和泉守にあったのならば辞める理由がなくなるのではないかと思ったのだ。
……、ええ、辞めますよ。」
 少しの間を置いてから、彼女はいい淀みなく答える。
「ただ、そうですね。最近は短刀の皆さんが遊びに来てくださるので、それがなくなるのは少し残念には思います。」
……一人のほうが気楽そうに見えるがな。」
 以前まではほとんど部屋から出ずにいたはずだ。別に引きこもりが羨ましいわけではないが、他者との関わりがないというのは気楽なはずだ。自由で、自分のことだけ気にしていればいい。
 しかし彼女は、あまり芳しくない顔をする。
一人は、気楽です。けれど、独りは、辛いです。」
……あ?」
「周囲に、気にかけてくれる人がいるから、一人になりたいと思える。
 貴方が、一人になりたい思うのは、気にかけてくれる人がいてくれるからですよ。」
「っ、だれも、気にかけて欲しいなんて言っていない!」
 ひく、と、彼女の体が震えた。大きな声に驚いたのだろうか。自分でもまさかこんな声を出すなんて思いもよらず、少しバツが悪い。
 じわじわと足元から闇が濃くなってくる。もうすぐ夕餉の時間だ。あいつが探しに来るかもしれない、と頭が逃避するように別のことを考えた。普段ならば気にしない烏の声が大きく聞こえるくらいには、今の沈黙は居心地が悪い。先程もまではなんとも思わなかった二人きりの沈黙が、耳に体にじわじわとした違和感をぶつけてきた。
「本当の、独り、は、誰からも気にかけてもらえない。それは、貴方が思っているよりも、ずっと、ずっと、寒いものですよ。」
 寒い、の一言が腑に落ちない。どういうことだ、と聞いても、彼女は曖昧に笑うだけだ。こちらが口をひらく前に、彼女はまた言葉を続ける。
「この感覚を、貴方が味わう日は訪れないと思います。貴方は何があろうと、一人にはなっても、独りにはなりません。」
 夕餉の時間が来てしまいますよ、彼女はそういった。問いかけも許してもらえない雰囲気に一つ舌打ちして、無言のままにその場を去った。

* * *

「あれ、大倶利伽羅どうしたの、あまりお腹すいてない?」
……うるさい。」
 食べる量がいつもと違う、と、燭台切は指摘する。それに対し大倶利伽羅は特に理由を述べることもなかった。ただその会話を盗み聞いてしまった以上気になってしまい、食後にすすと大倶利伽羅のそばに寄った。
……何を、召し上がりましたか?」
……。」
 その一言が図星だったようで、大倶利伽羅は嫌そうに顔を歪める。歪めてその後に、聞こえるか聞こえないかの声で「肉じゃが」と言った。それは美味しそうだ、惜しいことをしたなぁと考えていると、大倶利伽羅がまた口をひらく。
なんなんだ、あいつは。」
「なにか、言われましたか?」
「俺が、何があろうと一人にはなれないといった。」
 苦虫を噛み潰すような大倶利伽羅を見て、前田はなるほど、と合点する。
「一人にはなれるでしょう。それこそ今日のように、主君の部屋へ行くも良し、自室に篭もるも良し。それで十分ではありませんか。」
 だがきっと、独りにはなれないだろう。誰か彼かが、彼を気にし声をかける。特に燭台切や鶴丸といった太刀は、彼を気に入っている。それを疎ましく思うのはとても贅沢なことだ。
「二度と、あいつのところには行かない。」
そうですか。」
 また、きっと貴方は行くと思いますよ。目の前で憤慨している刀剣に対していうことでもない気がしたから、その言葉は笑いに隠して飲み込んだ。

* * *

「大将、大倶利伽羅と何話してたんだ?」
……見てたんですか?」
「いやなに、ここから出て行くのを見かけたんでな。」
「彼は、一人になりたい、と。言っていました。」
「ありゃ口癖みたいなもんだな。」
「そう、ですか。」
「で、大将はなんて言ったんだ?」
……一人になれても、独りにはなれないだろう、と。」
「なるほど?」
「彼は、独りにはなれませんよ。誰かが必ず彼に関心を持つでしょう。
 例えば彼が誰にも頼らず、誰よりも強くなって独りで大丈夫になっても、今度は誰からも頼られる存在になる。
 結局彼は、どう足掻いても独りにはなれないような気がしたんです。」 
……まさか、それ言っちまったのか?」
「いいませんよ。怒らせるのは怖いので。」
「はは、違いねぇ。」
それより、大倶利伽羅は夕餉をきちんと食べていましたか?」
「うん?なんでだ?」
「その気になりまして。」
「そうさなぁいつもよりは食べる量が少なかった、って燭台切の旦那がぼやいてたな。」
…………。」
「目が泳いでるぜ。なんか知ってんだろ。」
……適量が、大事だなぁ、と。」
「は?」
……いえ、なんでも。」


* * *


 一人には簡単になれるけど、独りになるのは難しいと思う、っていうお話を書きたかった(遺言)
 最近脱線につぐ脱線の末にとんでもない脳内になっているので本編の雰囲気がわからなくなりもう一度一話から読み直して「なんでこんな話書けていたんだろう」と真顔になりました。もうダメぽ。



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