るんちゃんで書きました。今回のテーマは「空」です
@rumi_0980
10年前 小学校一年生
はぁ。なんで私だけ1人ぼっちなのかな
教室の隅で空を眺めながらそんなことを考えている
〇:ねぇ!まだ帰らないの?
ひ:、、私?
〇:そう。みんな家に帰ったよ?
ひ:ごめん。私も帰るね
〇:家どっち?
ひ:あっちだけど、、
〇:ほんと?僕もあっちだから一緒に帰ろ?
ひ:、、いいの?
〇:もちろん!僕は〇〇 〇〇。君は?
ひ:、森田ひかる、、
〇:ひかるちゃんね。じゃあ
「今日から友達になろ!」
___
あの柔らかい笑顔を今でも覚えている
幼い頃に両親がいなくなり親戚に引き取られ
そこで暮らしていた。
高校に入って一人暮らしを始めたが
友達はできない。
私の唯一の友達は〇〇君。でも
彼は中学校に入る前に転校してしまった。
今〇〇君はなにしてるのかな
この空を歩いていけば会えるのかな?
教室の隅でまた考えてしまう
先生:じゃあHRはじめるぞ
また変わり映えのない一日が始まる
そう思っていた。
先生:今日は転校生がいるからな
ドアが開き転校生が入ってくる
〇:初めまして。〇〇 〇〇です
まさかすぎた。偶然なのかな?
ここで〇〇君に会えるのは。
〇〇君は私のこと覚えてるのかな?
頭の中で色々考えてしまう
〇〇君の自己紹介を聞き逃してしまうほどに
先生:じゃあ席は森田の隣な
〇:森田、、はい。わかりました
〇〇君がこっちに近づいてくる
〇:よろしくね。ひかる。
〇〇君の柔らかい笑顔。
やっぱりあの時から変わってないね、、
ひ:うん。よろしく〇〇君
先生:そこー。イチャイチャすんなよー
〇:え、あ、してないです!
先生:いいから席つけー
照れてしまいお互い下を向いてしまう
〇:、教科書ないから一緒に見てもいい?
ひ:あ、うん。いいよ
席をくっつけ距離が近くなる
これだと授業集中できないよ、、
___
なんとか全部の授業に耐えて、後は帰るだけになった
先生:〇〇は学校案内するから着いてこい
〇:あ、はい!
どうしよ。帰るか、空眺めるか
どっちにしよう、、
ク女1:森田さん!
ひ:、なんですか、?
ク女2:私の代わりに日直の仕事やってくれない?
またこれか、、
断る理由もないから受け入れるしかない
ひ:うん。いいよ
ク女1:ほんと!森田さんが友達でよかった!
友達。なんてほんとは思ってないんだろうな、、
あの二人が教室から出ていくと会話が聞こえた
ク女2:やっぱり簡単だったね笑
ク女1:でしょ?今日どこ遊び行く?
やっぱ思ってないよね、笑
急いで日直の仕事を終わらして帰ろ
・・・
やっと終わった、、
少し休憩がてら椅子に座って空を眺めていた
〇:あれ、まだ帰ってないの?
ひ:あ、〇〇。ううん。今帰るとこ
〇:じゃあ一緒に帰る?
ひ:、いいの?
〇:もちろん笑
少し涙が出そうになったけど、どうにか耐えた
急いで準備して家の方向も同じだったから
久々にゆっくり話しながら帰った
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あの日から登下校も一緒にしたり
一緒にご飯を食べたり
私が日直の仕事を代わりにしてる時は〇〇が手伝ってくれた
ちょっと怒られたけど。
やっぱり友達と居る時は楽しくて
〇〇君が来る前の生活が嘘のようだった
そんなある日の帰り道のことだった
〇:ひかるってほんと空好きだよな
ひ:うん。好きだよ
〇:、そっか。笑
〇:あのさ、ひかる。俺転校して気づいたことがあって
〇:その、俺ひかるのことが好き。だから
「俺と付き合ってください。」
ひ:、、え、?
今私告白された?〇〇君に?
え、ほんとに?!これ夢?夢なら覚めてー!
やっぱだめ!夢でも覚めなくていい!
って、やばい!こんなこと考えてる場合!?
一旦冷静になって落ち着こ、、
いや、冷静になれないよ!
だって私好きな人に告白されてんだよ?!
あ、そろそろ答え言わないと〇〇君も困惑するだろうし、、
ひ:その、、私も〇〇君と一緒にいる時が楽しくて、、だから
「私でよければお願いします。」
これで大丈夫だよね、?
ちゃんと思い伝わってるよね、?
〇:よかった笑 これからもよろしくね。ひかる
ひ:うん。こちらこそ笑
これからは友達。ではなく
彼氏、彼女の関係になるのか、、
私の唯一の友達は、私の唯一の彼氏になった
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カップルになった私たちは色々な場所にいった
まずは映画!
〇:どれ見る?
ひ:んー、恋愛以外がいいから、、
〇:恋愛はだめなんだ、、
ひ:え、見たかった、?
〇:ううん笑 俺はファンタジー系が好きだよ
ひ:じゃあこれにしよっか!
〇:いいよ笑 ひかるが見たいのにしよ
ひ:私はこれが見たいの
〇:じゃあこれにしよっか
ほんとは〇〇が好きな映画が見てみたかったから
あれにした。ってこと〇〇君は気づいてるのかな?
・・・
次は遊園地!
〇:どれ乗る?
ひ:んー、ジェットコースターとかは?
〇:え、乗るの?!
ひ:うん。〇〇君は苦手なの?
〇:、、いや、乗る!うん、、乗る、、
ひ:無理になくていいよ笑 他のにしよ
〇:大丈夫。ひかるとなら行ける気がする!
とは言ったものの
乗る直前まで怖がってたよね
ほんとは私も苦手だったんだけどね
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学校からの帰り道
〇:そういや、ひかるってなんで空が好きなの?
ひ:んー、なんだろ、、
最初は空が私の心を映してるみたいだから。
だったけど、やっぱり今は
ひ:〇〇君と会えない時に、この空を歩けば〇〇君に会えるのかな?って
ひ:ずっと眺めながら思ってたらほんとに会えたから。
今思えば空が自分の思いを運んでくれたのかな?
ひ:だから、ずっと空が好きなの。
〇:そうだったんだ、。
少しバカっぽく見えたかな?
〇:じゃあなんかあったら空に叫んだらいいのかもね
ひ:、、たしかに、そうかも?
〇:じゃあなんか叫んでみるか
ひ:え?
〇〇君が少し走り出して空に向かって叫んだ
「ひかるの隣にいつまでも居れますようにー!」
、、なんか恥ずかしくなってきた、、
でもこれでほんとに叶ったら嬉しいな、笑
〇:ひかるもなんか叫ぶ?
ひ:んー、
「〇〇君と一緒に幸せになりたーい!」
これで思い空に届いたかな?
〇:なんか恥ずかしいな、笑
ひ:だね笑 帰ろっか!
〇:うん、そうしよ笑
お互いに気持ちを知れてまた距離が近づいた気がした
〇:ひかるってあんなに大きな声でるんだね笑
ひ:うん笑 でも今少しのど痛いけどね笑
〇:じゃあ帰りのど飴買って帰ろ
ひ:〇〇君の奢り?
〇:うーん、もちろん!笑
こんな幸せがいつまでも続くと思ってた
____
次の日
いつもの待ち合わせ場所で〇〇君を待っても来ない
遅刻寸前になったから、走って学校に向かった
ひ:風邪でも引いたのかな、?
学校についても〇〇君はいない
これが今日だけでなく何日も続いた
メッセージも既読がつかない
先生に聞いたら衝撃の事実を聞いた
ひ:先生!あの、〇〇君って風邪ですか?なら、体調とか!
先生:〇〇なら転校したぞ。聞いてなかったのか?
転校、、そんな、嘘だ、、
そんなわけないと、学校を出て〇〇君の家に向かった
〇〇君の家に着いても誰もいない
そこには誰も住んでいないらしい
そんなわけ、、
町中走り回っても見つからない
そんな、なんで、、
ずっとこの現実を受け入れられなかった
学校から家に向かって帰っていると
〇〇君と一緒に思いを叫んだ場所を通った
空が思いを運んでくれる。か、、
「なんかあったら空に叫んだらいいのかもね」
いつの間にかリュックを置いて空に叫んだ
「〇〇君にまた会いたーい!」
「〇〇君のことがずっと好きー!」
〇〇君が他に好きな人ができたとしても
私はずっと好きでいる。だって
私の初めての友達も、初恋も、恋人も
全部〇〇君だから。
だから、、お願いだから、、
空がこの声を。思いを運んで〇〇君に届きますように。
・・・
それから毎日叫んだ
雨の日も、クリスマスも、バレンタインも
時には通行人に変な目で見られても
ずっと叫んだ。
「〇〇君が好きだー!」
「〇〇君に会いたーい!」
____
大学に入っても毎日空に思いを叫んだ
そんなある日
大学の帰り道 いつもの場所で
「〇〇君ずっと好きー!私の声聞こえてますかー!」
はぁ、そろそろ帰らないと。
「ひかるが好きだー!」
少し遠くから声が聞こえた
間違いない。〇〇君の声。
ただ一心不乱に声がする方に走った
ただ〇〇君に会いたくて。
声がした場所に着いたら〇〇君が帰ろうとしている
ひ:〇〇君!
振り向いた、その顔はやっぱり〇〇君だった
〇:久しぶり。ひかる笑
その柔らかい笑顔が数年ぶりに私の記憶に更新された
fin.