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SeeksTaleメインページ

全体公開 4 5 11241文字
2023-07-12 02:30:51

自AU『SeeksTale』の概要・世界観など ※更新中の為随時追加

Posted by @SsT0626_my


世界は思っている以上に残酷だ。

大切な誰かを失っても。
この世から存在を忘れ去られても。
それでも世界は何事もなかったように回り続けて。

変わらない日々を繰り返し続ける。


この世界の人々はなにも知らない。
知ろうとしない。
幸せには、なにかの、誰かの
犠牲がつきものだと言うことを。

ここはね、そんな
『犠牲』と『幸福』の世界。
名は―――SeeksTale。


しあわせとはなにか。
生きるとはなにか。
己を探し求める物語だ。

ようこそ新たなニンゲンさん。

きみはこの旅で、何を見つける?


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▶概要と世界観 2≫
▶昔のお話3≫

▶キャラクター紹介 ※更新中
https://privatter.net/p/10208908

▶年表・ストーリーの流れ 4≫ ※更新中
▶√別エンディング ※準備中

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*しあわせには かならず なにかの ぎせいが つきものだ。

*きみの しあわせは なに?

*ぼくの さがしものは どこにあるんだろう。





▼概要・作中舞台

▼ジャンル
立場変更系、世界観変更系
swap系をベースにしておりますが、一部はそのままの配役です。

▼媒体
イラスト、漫画、小説


当AU【SeeksTale】は『犠牲』と『幸福』をテーマにしたAUです。
規約ページにも記載しておりますが読み方は「シークステール」。
シクテ、もしくはSsTなどと呼んでいただければと思います。

舞台としては本家UTと同じバリアで封じ込められた地底ではありますが
独自の科学的な技術が進歩しており、より大きなひとつの国となっています。

都市部(城、COREの辺り)に近づくにつれ建物も多く、城下町には物を売る商人のほか研究所や病院といった施設もあり、女王トリエルの城もその先にあります。
城にはロイヤルガードという騎士団が仕えており、隊長であるアルフィーの指揮の元、街の治安維持などを務めています。
ロイヤルガードは各地に配属されていますが、都市部の警備は特に厳重な様子。

谷底の奥深くにあるこの地底には地上にある太陽や月、星などは届かない。
しかしこの国の科学技術により、天井部に設置されたドーム型の装置で疑似的に朝昼晩と言った時間帯や、モンスターにあわせた気温や湿度を生み出しています。本家同様スノーフルは寒く、ウォーターフェルは湿度が高く、ホットランドは熱い。年中同じ気候なため、四季という概念はありません。

街の人々はそれぞれの想いを抱きつつも日々を懸命に、幸せに暮らしていますが、一方で国の政治に不満を抱いているレジスタンス集団も存在しています。
彼らは彼らの意志と正義で動いているため、国との衝突も耐えません。

そんな世界のある日。
地底の一番奥にある遺跡に、ひとりのニンゲンが落ちてきます。
名前はキャラ。playerの意志と共に行動する存在です。
キャラはからっぽな透明のソウルを持っている。

彼はその後誰と出会い、何を知って、何を求めるのか。
ここからこの物語が始まります。


▼ジャンル
立場変更系、世界観変更系
swap系をベースにしておりますが、一部はそのままの配役です。

▼媒体
イラスト、漫画、小説





昔々、モンスターとニンゲンというふたつの種族は、地上で共に暮らしていました。
栄華を極めていたモンスターの国。そんな彼らを怖れたニンゲン達は、モンスター達をこの地から追い出そうと戦争を仕掛けてしまうのでした。

その戦いでモンスター達の多くが傷つき、そしてその命を散らしていきました。
戦いに敗れてしまった彼らは山の地下深くへ追い詰められ、7人のニンゲンの魔術師の手によって、出入口をバリアで封印されてしまいます。そして地上へ出ることができないまま、100年以上の長い時を地底で過ごす事となりました。

その結果、人口密度の上昇。エネルギーの需要と供給が釣り合わず、次第に困窮していくモンスター達。飢えに苦しみ、そして争い、奪いあい、殺し合い……いつしか、モンスターに大切な『愛と希望、思いやり』を忘れてしまったのでした。

そんなある日のこと。地底にはじめて1人のニンゲンが落ちてきました。
そのニンゲンの名はフリスク。
フリスクは気が弱く臆病でしたが、とても心優しい少年でした。

王アズゴア・ドリーマー、そしてその女王トリエルと息子のアズリエル。
彼らは行き場のないフリスクを家族として迎え入れ、ひと時ではありましたがあたたかく希望に満ち溢れた日々を送っていました。

しかし、それも長くは続きません。
地底はますます荒れ果てていき、民達の怒りの矛先はついに王達へと向けられます。

ある日アズリエルが、フリスクの誕生日用に花を摘みに出かけた時の事。
フリスクは元々身体が弱く、近頃は部屋にこもっている事が多くなっていました。アズリエルが出かけたのはそんなフリスクを少しでも元気づけたかったからです。
しかしその帰り道、王達への怒りを募らせた民衆たちに、アズリエルは攻撃をされてしまいます。ぼろぼろの姿で帰ってきたアズリエルに皆、心を痛めました。
中でも深く心を痛めてしまったのはフリスクでした。

フリスクの生い立ちは決していいものではありませんでした。
家族の愛情を知らなかった彼に対し、我が子のように接してくれていたドリーマー家。そんな彼らをフリスクもまた、心から愛していました。フリスクは、自分がここにやってきた意味について考えてみたのです。
ニンゲンのソウルはモンスターのソウルより遥かに強大で、それに含まれるエネルギーも相当のものである。それをもしも有効的に活用できるのなら……

アズゴアとトリエルは急遽、国の大臣、そして研究員達を集め会議を開きました。
現在この地底では自然から集めたエネルギーを魔力化し、それを電力として供給している。足りないのなら補えばいい。フリスクの考えはこうでした。『じぶん(ニンゲン)のソウルがあれば、皆を救うことができるんじゃないだろうか』と。自らの命と引き換えに、この世界の動力源となる事を提案したのです。

ひとつの命と多くの命。
どちらか選択せざるを得ない状況に差し迫られたドリーマー夫妻は悩みます。
しかし、モンスター達の終焉はきっともう、すぐそこまで来ている。
迷いを捨てきれずにいた彼らに、フリスクは微笑みながらいいました。

「どうか悲しまないで。わるいのは、ぼくたちニンゲンだ」

アズゴアとアズリエルは最後まで反対でしたが、トリエルだけは違いました。トリエルはフリスクの意志を背負いながらモンスター達を未来へ導く選択をしたのです。

そして最後の時。それは静かな夜に行われました。
トリエルは強い力をもつフリスクのソウルを奪い、研究施設へと送り届けました。研究員であるガスター博士が考案した装置を使い魔力化すると、供給を受けた地底は少しずつ潤い、瞬く間に穏やかになっていきました。民達の笑顔が戻ってきたのです。

トリエルは決意します。あの子の死を無駄にしないためにも、この国を生かし続けなければならないと。モンスター達を救わなければならないと。

トリエルはアズゴアを失脚させると王座を奪い、新たな王となりました。
行き場を失ったアズゴアは亡命し、アズリエルはフリスクを失った悲しみと強い憎しみから両親を憎むようになり、彼は自ら城を出ていきました。

国を育て、力を蓄え、いつか地上に出てニンゲンたちから我々の居場所を奪い返す。
『やむを得ない事』として、時には非人道的な行いも必要になる。
……何かを得るためには、何かの犠牲はつきものなのだから。

それから月日が流れ、この世界はとても豊かで発達したひとつの国となった。
しかし、今日もどこかの誰かの犠牲の上で、幸せに生きることができている。


ここはそんな―――まやかしの幸福で満ちた世界だ。






【時系列順 / 簡易ストーリー】*さいしょのニンゲン編

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●ふたつの種族
地上にはニンゲンとモンスター、ふたつの種族が共に暮らしていた。
この時国を統治していたのはアズゴアの父にあたる先代ドリーマー王。
力も人望もある立派な王だった。
しかしモンスター達の国が繁栄していくにつれニンゲン達は怖れを抱くようになる。



●ニンゲンとモンスターの戦争
モンスターを怖れたニンゲン達は戦争を仕掛けてきた。
この戦争で先代ドリーマー王他、多くの民が命を落とした。圧倒的な力の差にモンスター達は降伏し、敗北。
7人の魔術師によって地底へと封印される。バリアを破るには7人のニンゲンのソウルに匹敵するほどの強大なパワーで撃ち破るしかない。



●地底世界困窮化
バリアの中に閉じ込められ、外へ出る手立てがないまま100年以上の時が経つ。
地下の人口密度は上昇し、エネルギーの需要と供給のバランスが崩れてしまった事でモンスター達の生活が困窮化。
ガスター博士を始めとする王室直属の研究員達が日夜研究に明け暮れているが、予算不足でままならない状態。
餓死していく者、病を治療できず息絶えていく者、モンスター達は自分が生き残るため争いを始めてしまい、地底は荒れていった。
この時の王は先代からその座を受け継いだアズゴア。そしてその妻トリエルと息子のアズリエル。ドリーマー家はUT本家でいうニューホームの場所で暮らしている。



●さいしょのニンゲン
地底にはじめてニンゲンが落ちてくる。名前はフリスク。
アズリエルはスノーフルで友達になったモンスターキッドと共に遺跡でよく遊んでいた。その日もそうで、遺跡のいちばん奥で倒れているフリスクを見つける。
目を覚ましたフリスクは最初こそ怯えた様子を見せていたものの少しずつ絆されていく。
行き場がないというフリスクに対し、ドリーマー夫妻はこの家で一緒に暮らそうと温かく迎え入れる。
フリスクとアズリエルの間には兄弟のような、親友のような、深い絆が生まれていた。



●悪化していく民の暮らし
地底の荒れは増す一方で、怒りの矛先は王達へと向き始めた。
デモや野次が絶えず、治安が悪化していく。



●アズリエル襲撃事件
フリスクの誕生日に備え、アズリエルはモンスターキッドを誘い、花を摘みに出かけた。
フリスクは生まれつき身体が弱かったようで、近頃はベッドにいる事が多かった。
アズリエルは、そんなフリスクを元気づけようとサプライズとして花を摘む事を考えたのだ。
しかしその帰り、アズリエルは国に不満を持ったモンスター達に襲われてしまう。
ぼろぼろの姿で帰ってきたアズリエルを見て、ドリーマー夫妻、フリスクは驚愕する。

アズリエルはフリスクにプレゼントを渡す。
遺跡の奥に咲いていた赤いゼラニウムの花。そしてそれをモチーフにしたキーホルダーを贈った。
赤いゼラニウムの花は大切な人に贈る花のひとつとして地上で有名なもの。花言葉は『君ありて幸福』。
アズリエルは昔からこの花が好きだった。
フリスクはそんなアズリエルに深く心を痛めながら感謝の想いを伝えた。



●フリスクの想い
フリスクは密かにニンゲンとモンスターについて学び始めた。ニンゲンとモンスターの違い。ソウルの違い。
『全モンスターのソウルを集結してようやく、一人のニンゲンのタマシイに匹敵する』
それより強大で含まれるエネルギーも相当のものであるなら……それをもしも、有効的に活用できるのなら?
フリスクはドリーマー夫妻に提案する。
じぶん(ニンゲン)のソウルがあれば、皆を救うことができるんじゃないだろうか?と。

現在この地底ではマグマなど自然から集めたエネルギーを魔力化し、それを電力として供給している。
足りないのなら補えばいい。
フリスクの考えは簡潔に言えばこうで、自らの命と引き換えに、この世界の動力源となる事を望んだ。
アズゴアは国の大臣、研究者など皆を集めて会議を開いた。
アズリエルは真向から反対していたが、大臣や研究者達は口を閉ざしていた。
ひとつの命と多くの命。どちらか選択せざるを得ない状況に差し迫られたドリーマー夫妻は悩む。
しかし、モンスター達の終焉はきっともう、すぐそこまで来ている。
決断を迫られつつも、国の長であるアズゴアは結局首を横に振ることも縦に振ることもできなかった。



●最初で最後の願い
医師も兼ねていたガスター博士はフリスクの担当医をしていた。トリエルがフリスクの部屋を訪ねると丁度ガスター博士の診察が終わったところで、身体の具合は良くないとの事だった。フリスクの傍にはアズリエルがついている。
トリエルはアズリエルに席を外すよう頼むと、フリスクとふたりきりで話す事にした。

アズゴアはとても優しい王だったが、先代と自分を何かと比べては自身を卑下してしまう心の弱さがあった。
いつも決断はトリエルの後押しがあってこそ、というくらいだ。
一方でトリエルは強くたくましく、責任感の強い女性。民とこの世界の事をとても愛していた。
国を任されている王家の1人として、このまま滅亡の道を辿っていきかねないモンスター達を放ってはおけない。だからと言ってフリスクを犠牲にするなんて事はと、トリエルもずっと悩んでいたのだった。そんなトリエルにフリスクは言う。

「どうか悲しまないで。わるいのは、ぼくたちニンゲンだ」

フリスクは地上にいた頃、家族の愛情をまともに受けられずに育っていた。いい子にしていれば愛してくれると信じていたがそんなささやかな願いすら叶わず、学校にも行けず、友と呼べる存在すらいなかった。
自分が生きているのか、死んでいるのか、その境界線すらも曖昧なまま日々を過ごしていた。
だからこそ、種族の違う自分を受け入れ沢山の愛情を与えてくれたこの家族との時間が本当に大好きで、幸せだった。
ニンゲンの圧倒的な力でねじ伏せられ、こんな地底深くでも懸命に生きている優しいモンスター達に恩返しがしたかった。
このまま病で苦しみ続けるくらいなら、この先長くないのなら、ぼくのソウルでこの世界のみんなを救ってほしい。
そうまっすぐに伝えるフリスクをトリエルは涙を流しながら強く強く抱きしめる。

「約束するわ。どんな苦しみが待っていようと、私が必ずこの世界を救ってみせる」



●さいしょの犠牲
最後の日。それは深夜、皆が寝静まった頃に行われた。
対面するトリエルとフリスク。トリエルは今ならまだ間に合うと最後に声をかけてみるものの、フリスクの意志は変わらない。
寝息をたてるアズリエルに最後の別れを告げ、傍らに贈られた赤いゼラニウムのキーホルダーを形見としてそっと置いてきた。赤いゼラニウムにはまだ花言葉がある。『君がいて幸せ』。そんな言葉と共に、手紙とキーホルダーを託しておいた。
そして、フリスクの意志を背負いながらモンスター達を未来へ導く選択をしたトリエルはついにその手を汚し、自身の心も殺した。タマシイは研究室へ届け、亡骸は彼が落ちてきた場所へ弔った。



●救われた世界、ドリーマー家の亀裂
フリスクがいなくなった事に最初に気づいたのはアズリエルだった。
城中がざわめく中、トリエルだけは酷く冷静だった。
ガスター博士を最高責任者とし、新たに研究・開発部門をいくつか立ち上げた。
ほどなくしてその研究の成果は実り、困窮し果てていた地底世界は少しずつ潤いを取り戻していく。

「幸福を手に入れるには、何かの犠牲はつきものなの」

あの子の死を無駄にしないためにも、この国を生かし続けなければならない。モンスター達を救わなければならない。
王座を奪われ失脚したアズゴアは城から追われ、アズリエルはフリスクを失った悲しみと、彼を犠牲にして生き延びる道を選んだ両親を強く憎むようになり、自ら城を出ていった。


NEXT ラボと人工モンスター編





【時系列順 / 簡易ストーリー】*ラボと人工モンスター編

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●トリエル統治の国、ガスター博士雇用
国を守るために手段を選ばなくなったトリエルは新たな研究部門を立ち上げる。
【魔力エネルギー変換化計画】と名称したその名の通りソウルをエネルギーに変換していく研究部門。
他にも対ニンゲン用の軍備施設の管理強化部門、などなど。
そんな研究施設に新たにガスターが雇用されてくる。
彼は町では変人扱いをされ距離を置かれた存在だったが頭脳が飛び抜けて良く、医師免許も持っている。
強い劣等感を持っており、その反動かプライドが非常に高く「結果が全て」という極端な研究者タイプ。
研究施設は表向きは病院となっているが地下には研究施設があり、余命を宣告された先の短いモンスターや助かる術を持たない患者などを病死と称し安楽死させることでそのままエネルギーに変換させていくという非道徳的なことを裏で行っている。
また、国の法や女王トリエルの命に逆らった者も反逆者としての烙印を押され処刑されるため、次第にトリエルの独裁政権のようになっていく。
その事について疑問視される声も多々あるが、実際アズゴアからトリエル統括の政治になってからは格段に生活が豊かになっているため、言葉を濁してしまう民も多い。
かつてトリエルはアズゴアと共によく町を訪れ民と交流していたが、フリスクの件以降は城に引きこもっている状態。



●ガスター博士の研究①
研究員として就任してから数々の成果を上げていくガスターをトリエルは評価していた。
ゆえに、ガスターはのちに研究所の最高責任者の地位につく。
ある日ガスターは研究をしていく中で、人工的にモンスターを生み出せないかという考えを思いつく。
この研究が成功すれば国の軍備を増員する事も可能でより強固な国となるうえ、自分の評価も上がる。
己の信じた科学で世界を救うことだって夢ではない。女王もさぞ喜ぶだろう。
そう考えたガスターは秘密裏に設けた研究室で独自の研究を開始。その研究室はパスコードで厳重に閉ざされておりガスターしかコードを知らないため他の研究員は入ってこれない。



●2人目のニンゲンと人工モンスター
フリスクが犠牲になってからずいぶん時が経った頃。2人目のニンゲンが落ちてくる。今回は大人の男性。
そのニンゲンはどうにか女王トリエルの城へと辿りついたが、トリエルの手によってまたもや命を奪われ、ソウルを回収されてしまう。このソウルは城の保管庫で保管されているが、ニンゲンについて調べたいというガスターの申し出により肉体は研究施設に受け渡された。
ガスターはニンゲンの骨を媒体にモンスターを作る実験を試みた。
そうして初めてこの世界に人工のモンスターが生み出された。
『パピルス』。ガスターは彼にそう名付けた。



●失敗作
パピルス(愛称:エク)のステータス値を図った。
知能は平均、言語も問題なし。しかし戦闘能力は全数値が1という異常なまでの低さ。それ以上に致命的だったのは、彼のソウルが非常に微弱で、機械的な補助無しでは自立できないという点だった。
人工ソウルを覆った機械に魔力を自動的に循環させるポンプとチューブを装着し、それでようやく形を成せる。これではあまりにも不安定。失敗だ。
戦闘には使えないが丁度人手を増やしたかったところだとガスターはパピルスに知識を与え続けた。



●ガスター博士の研究②
パピルスの失敗を活かし、ガスターは更なる研究を続ける。
その間に1人、また1人とニンゲンが落ちてきてはソウルを奪われていく。
そうだ次は子供の骨に人工ソウルを与えてみよう。
ガスターが在任中、最後に落ちてきたニンゲンの子供の骨。
名前はサンズ(愛称:ロク)と名付けた。



●2人目の人工モンスター
早速サンズの数値を図る。前回の失敗を改善したおかげか、ソウルは自立していて安定している。
しかし感情や五感の一部、生命的な知能が欠落している。
戦闘数値も測定。魔力濃度が異常なまでに高く戦闘モンスターとしては非常に優秀だが、現時点では魔力コントロールが不可能と出た。これでは成功とはいえない。
ひとまずサンズの面倒はパピルスに見させることにした。



●パピルスとサンズ①
パピルスは毎日が退屈だった。
勝手に生み出されて、一方的に失敗作と蔑まれ、興味のない研究を日夜続けさせられている。
そればかりか「お前の弟だ」などとサンズの面倒まで押し付けられた。
何言っても反応しないサンズ。
これじゃあモンスターというよりただのロボットだとパピルスは少し不憫に思いつつも適当にあしらっていた。
しかしパピルスと過ごすうち、サンズは少しずつパピルスのやっている事や食べているものに興味を示すような素振りを見せ始める。興味を示していたのでなんとなく教えてやると、サンズが初めて笑ったような気がした。
パピルスの中で愛情という存在を感じたのはその時がはじめてだった。



●新人研究員アンダイン
新たな助手としてアンダインが入ってくる。パピルスの下について雑務から色々教わる。
趣味が合ったということもあり、パピルスと親しくなる。
アンダインは幼少期、町に来ていたトリエルに怪我の手当をしてもらった事があり、民想いのとても優しい女王だと誇りに思っていた。だからこそトリエルの悪評を聞いても聞く耳を持とうとはせず、純粋に国の役に立ちたいという想いで自ら研究員としての雇用を志願した。
しかし実際裏で行われている事を知ってしまう。
それでも未だにトリエルの事を信じたいという想いを捨てきれず、葛藤しながら研究の手伝いをする事になる。



●ロイヤルガード誕生
アンダインが入ってきたことで、ガスターはより研究に没頭できるようになった。
ニンゲンの骨だけでなく動物の骨などでも試してみた結果、モンスターのソウルとの適正があったのか、今度こそ成功と呼べる人工モンスターが誕生した。
数体の戦闘用モンスター達。ガスターは研究の成果としてトリエルに報告し、彼、彼女らを騎士団【ロイヤルガード】と名乗らせ城に仕えさせる事にした。
ロイヤルガードの仕事は町の治安維持。そして、落ちてきたニンゲンを確保し、抹殺する事である。
リーダーの名前はアルフィス。戦闘になると獰猛だが、普段はクールな雰囲気。あまり感情を表に出すことはないがアンダインが好んでいる漫画やアニメに興味がある様子。



●パピルスとサンズ②
サンズと過ごすうちパピルスはサンズにもっと広い世界を見せてあげたくなった。
(とは言えあくまで地底の中ではあるものの)
こんな研究施設で戦闘兵器として扱われるよりもっといろんなものを見て、感じて、笑っていてほしい。
兵器ではなく一匹のモンスターとして。サンズが1人でも幸せに生きていけるように。
「きっとオレはそのために生まれてきたのかもしれない」とさえ感じるようになったパピルス。
ただ流されるまま研究を手伝っていたが、はじめて「自分のやりたい事」ができたような気がした。
パピルスは勝手にサンズを連れ出して研究所を去る。ガスターはそんな2人を引き止めようとはしなかった。
そんなふたりが新たな居場所として決めた町は研究所から離れた雪の町。スノーフル。



●研究の果てに
ロイヤルガードを生み出して間もなくして。
ガスターは【なにか】の研究中の際、事故で命を落としてしまう。
ガスターが最後になんの研究をしていたのか誰も分からないままで、個人で使っていた研究室は今もパスコードで固く閉ざされている。
ガスター死後、最高責任者は助手だったアンダインに変わる。
急に責任者として立場に立たされ、パピルスももういない。アンダインが胃痛に耐えながらも懸命に日夜研究を続けていると、アルフィスが労いの言葉をかけてくれたり、時折仕事を手伝ってくれるようになった。
そんな日々を過ごすうち、アンダインはアルフィスに想いを寄せるようになってしまう。



●7人目のニンゲン
それから更に月日が流れ、地底はエネルギーで溢れ随分と豊かになった。
そんなある日、遺跡の最奥に7人目のニンゲンが落ちてきた。
名前はキャラ。この物語の主人公。SeeksTaleはここからはじまる。






まず、この作品の主人公には以下のステータス値が存在します。

・MIND 精神 0〜100
・HP 体力
・ATK 攻撃力
・DEF 防御力
・各キャラクターごとの好感度

MINDは主人公の心の状態を表します。
モンスターを逃す他・善良な行いや選択をするとこの数値は下がり、一方でモンスターを殺害したり非道な行いや選択をするとこの数値は上がっていきます。
これは本家でいうLOVEのようなもの。MIND数値が上がれば上がるほど不安定な存在となります。


【√別エンディング】

SeeksTaleのエンディングは全部で5種類。

・Nルート(Normal / 通常エンド)
・Sルート(Sacrifice / 犠牲エンド)
・Pルート(Pacific / 平和エンド)
・TSルート(True Salvation / 真の救済エンド)※隠しエンド
・Gルート(Genocide / 殺戮エンド)

以下、ネタバレになりますのでご注意ください。










▼Nルート(Normal / 通常エンド)

主人公のMINDが50以下で辿りつく通常のエンディング。

地底の世界を守るため、主人公のソウルを奪い取ろうと立ちはだかる女王トリエルとの対決。
戦闘後、敗北したトリエルを生かすか殺すかの選択が出るがそこへアズリエルが現れ、生かそうとした場合アズリエルがトリエルを殺害してしまう。(フリスクの件でアズリエルはトリエルとアズゴアを恨んでいたため)

「フリスクはみんなのために犠牲になったのに、みんなそんな事なんて忘れてしあわせに暮らしてる。
 オレにはフリスクがいればそれでよかった。フリスクだけがオレの味方だった。
 あいつを見捨てた母さんも、父さんも、この世界もお前も!みんなみんな大嫌いだ!」

城に保管されていたニンゲンの魂を吸収したアズリエルと戦闘になる。
戦闘に勝利するとアズリエルは泣き崩れ、死ぬ間際、フリスクがいた頃のしあわせだった日々を語り始める。

「お前を初めて見たとき、なんでかな、一瞬フリスクに見えたんだ。全然似てないのにな」

帰りたいんだろ、元の世界に。そういうと、主人公はアズリエルからソウルを受け取る。
そしてそのまま地底を後にし地上へと帰っていくのだった。

地上に出て数日後、本家同様電話がかかってくる。電話の主はパピルス(エク)。
その後の地底について語ってくれる。
エクとの好感度が高い場合「最後にお前と話せて良かったよ。元気でな」で電話を終える。



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