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2023/7/23 君たちはどう生きるか感想文

全体公開 日記 2346文字
2023-07-23 14:22:50

ネタバレはある。でもこれネタバレっていうかなんていうか。その人の感じたものから出てきた言葉がその人を丸裸にする感じあるな、上手く言葉が出てこなくて老いてるてなった。

Posted by @jizen3333

見てきたものを見たまんま感じるのがすごい難しいと今すーごい思ってる汚れちまつたかなしみに
これ見せてもらえるならまだまだ長生きしてくれ宮崎駿って思うんだけどもう体力的にこれが最後ではなかろうか

ジブリの男の子はいつでも握力がぱねえそんなとこ登れる???みたいなのも平気。元気。
西洋絵画というか絵画知識がないからなんか色んなオマージュ入ってそうだなあと思った画面。
説教臭いなあとか大叔父さまからの子どもに託すなとか色々思うところはあるけれど、基本的には千と千尋の神隠し方式というか。
大人(今回はお父さんだけぽいが)には分からない、子どもの時にしか分からない大冒険、またはファンタジーの世界という気持ち。子どものときにしかその扉は開かないんだよなあ(トトロみ)
お母さんの血筋だから妹さん(なつこさん)もあの世界に触れられるけど、お父さんはたぶん触れないんだな大叔父さんの血筋じゃないから。
エンディングの米津玄師がめちゃしみたすげえなあ

千と千尋の神隠し方式だなって思うのは、別に真人くんが世界を劇的に変えられる訳ではないしあの世界で原爆は二個落ちてるんだろうし戻った東京がどうなってるのかわかんないし、真人くんは当時からすれば恵まれた家庭の子どもだし、みたいな色々はあるんだけど日常(せかい)は続いていくんだよなあって。
アオサギの最後の言葉、忘れちまえよ、ってのがまあ、ノスタルジック。消えてしまう子どもの頃に感じたファンタジーの欠片。
アオサギのキャラクターがすごいいいんだよな、汚いしうるさいけどなんか憎めないラインに落とし込むのが本当にうまい。
七番の風切?についてなんの説明もないし何の説明もない世界だし、お母さんは結局病院で燃えて死んだんじゃなくてあの世界に転送されて魔女みたいになってたわけで、でも真人くんじゃないと大叔父さんの跡継ぎ(世界の維持構築)が出来ないの謎だねジェンダー関係なく。みたいな謎いっぱいあるけど必要以上に何も語らずに終わっていくのが印象的。
前に進むとか上を向くとかじゃないんだよね、真人くんがあの家を出て行く、部屋の扉を閉めるところで終わるからものすごく見た人にぶん投げられた感じもして。
だから、見たものを見たまんま感じるのが難しいって言葉になったんだけど。

きくこ?ばあちゃんが突然若返ったけど確かに着物同じだわな!?てなったあれは面白い。
突然やってきた世界の道中の案内キャラクターとして、くっついてきたばあちゃんの立ち位置変えるの面白すぎる上手いなあ。
ばあちゃんかっけえ昔はあんなんだったのかなあの世界のばあちゃんたちみんな肝っ玉ふてえ(ジブリあるあるばあちゃんが元気)

プリンタニア(私の中にある一番近い生き物を表現するとこう)みたいな、いわゆる新しく生まれてくる子どもたちの魂のまるまるしたやつ
名前を忘れた。
かわいかった
ずっとかわいかった
もっとたくさん見たかったな
くるくる螺旋を描いて生まれてくるんだねえそれはそう。いのちだもの。
このあたり大人になってしまって素直に見れなくて、それこそ遺伝子とか子宮とか色んな隠喩が思い浮かべられるんだけどそれはそれで野暮だなあと思ってしまった
だから難しい。
言語化するのすごく難しい……
安易に別の何かに例えるのも、宮崎駿の原液だのなんだのって言うのがなんかもったいなくて自分の中に言葉を探してるんだけどけっこうピュアなんだよなー!ファンタジー!!
バトルもしないしハクスラもしないファンタジー!!!が難しい。
だから老いたな、ってなる。感受性?かこれが。

なつこさん、結局なんであの世界に行っちゃったんだろやっぱり嫌だったのかな、真人くんと仲良く出来なくて嫌んなっちゃったのかな。
あの世界でもし弟?(エンディング直前の見る感じ弟ぽいんだけど)が生まれてたら弟は鳥に食われるかやっぱり後継者にされてた気がする。
鳥、あれも落ちてきた石の世界の一部なのかな
インコとかは大叔父さんが連れ込んだぽいけど
変化できない鳥とインコたちみたいに二足歩行する(かつ王様はエライ象徴として服を着る)差はなんだったんだろなあにしてももふもふ。みなもふもふ。インコの胸もっふ。
インコが人間食べてるの、雑食が行き着いた果ての食事生活なんだろか。
少なくともあの世界でインコたちは人間のように進化して二足歩行になり、人間のような社会生活や礼儀作法(真人くんを最初に招いたあの家の主は、少なくとも礼儀を身につけていた)を得て、インコたちの王さまは世界の主である大叔父さんと人間的な、感情のある機微のある会話もしていた訳で。不思議。
二足歩行になった結果なのかなんなのか、彼らは空を飛べなくなってしまったようだけど。
真人くんの感情の機微が、ずっと死んだお母さんに向いてて、でもよくよく考えるとお父さん、お母さんの妹さんと再婚したんだな???そういう時代か???
だんだん義務(お父さんの好きな人だから助けなくちゃ)じゃなくて、一緒に帰りたいお母さんになるのは、ストーリー上ご都合主義かもしれないけど、良かったなあ。

そういう意味で、子どものころにしか出会えない(ある種のピュアな)世界って表現がやっぱり宮崎駿なんだよなあと思う。
絵本の世界をアニメーションに出来る、ほんとに地に足ついてないファンタジーを描くことにかけてすごいと思う。
最初の戦争と工場らしい描写とかさておき(おくな)。
最初の燃え盛る病院へ走っていく真人の顔かたちがどんどん歪んでいく表現がとにかく好きで、ジブリといえば水の表現なんだけど、炎の表現すごいなあてニコニコしちゃった冒頭としてとても強い好き。


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