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『案内人』っていいな。

全体公開
2023-08-07 14:51:38

スペ黒のBESTエンディング曲めちゃくちゃ好き。【スペードの国のアリス(Black)ネタバレあり全体感想】

アリスシリーズ感想記事一覧


全通したのが日曜日の夜21時頃だったんですけど、そこからずーっとぼんやり放心しています。
こころにぽっかり穴が開いたみたいな。

ほんとうに大好きな世界だから、終わってほしくないけれど、
ここでお終いだよって言われたら、あぁいい最後だったなって、そっと蓋を閉じることができる気もする。



スぺ黒、過去作を照らしながら、みんなのいい面と新しい面を見せてくれてとても楽しかった。
全体的に「求めていたのは記憶よりも残る理由」って着地なのが、ハトアリの原点って感じがしてよかったな。

ペーターとユリウスが攻略できないのは、大人の事情なんですかね……
ペーター、そこそこのルートで「あなたがアリスに相応しいかどうか見極めます」ムーブしていたの、面白かったけどちょっと違和感でもあった。
ペーターって、アリスが大好きで大切で特別という強い気持ちは確実に自覚しているけど、それがどういう種類の感情で、誰に対してどういう反応として表れるのかは、自分で整理できていない人(ウサギ)だと思っていたので……
アリスの幸せのために誰かを見極めるっていう発想があるのが意外だった。

心残りがあるとすると、白の領土ですね……
スぺ黒で出てくるクイン様とルイスが好きすぎて好きすぎて!
というかルイスにいたっては、スぺ白のときから大好きだったのに個別で勝てなかったのがほんとにほんとに悔しいのでもう一度ルイスと恋がしたい!
誰とも結ばれないまましばらく滞在し、気心の知れた仲になったところから始まるスペードのクローバー(???)が欲しいよぉ!!!


あとどうしても署名完了!パリーン!が欲しいなw


では個別感想いきますか。攻略順です。

🦎 グレイ

わたしは箱アリを取っておいているので(スペアリ後に旧絵&旧キャストの作品で喪失感を拭いたかったから)、ジョカアリぶりのクローバーグレイでした。

開幕、駅員の制服を着たアリスを見て言葉をなくしているグレイの場面でもう萌えが加速した。ああ~~~~~そうだよねアリス可愛いよね、また会えてよかったね、、、、、、
プレイメモに「もう早くグレイとねんごろの仲になりたすぎ」って書いてある。草。

駅で働くクローバーグレイ新鮮! 仕事ができて優しくて気が遣えてほんとうにいい男なので結婚した方がいい。
ミラアリは何だかんだ言いながら駅の一員ではなかったから、今回駅でちゃんと一緒に働けたのめっちゃよかったな。
スーツを着たグレイと上司部下として働くの夢がありすぎる。

わたしは 白の領土滞在→駅に移住 で進めたので、
催しに向かう汽車内でクイン様とルイスがあれやこれやグレイに文句言いつけアリスを独占するのとか、
催し中ふたりがしれーーーっとアリスの隣に座ってグレイにけん制されるのとか、
アリスを取られた白領土ふたりがすっげぇええやり返してきてるーーーっ!!!ってめちゃくちゃ楽しかった。
これたぶん帽子屋屋敷→駅で進めてもここで出てくるのは白領土ふたりなんだよね?(クイン様とルイスのセリフが非滞在仕様に変わるだけだよね?)
白領土ふたりの暴れっぷりがめっちゃ楽しくて、やっぱ白領土好きだ~~~~スぺ白で終わりになんかしたくないよぉ~~~~って呻いてた。笑


グレイ√は、優しく頼もしいグレイに協力を頼み、一緒に記憶を取り戻そうとアレヤコレヤ奮闘する話なんですけど。
この場面。死にましたね。


「俺は君の願いを、自分の欲求のために利用したんだ。これまでと同じでは、いい友人、いい大人の域を出ないだろうから」

「『記憶探し』を、二人で過ごし、より親しくなるための口実に使った」

「いい友人で終わるより、狡い人間になってでも君に近付くことを選んだ。
……まあ、無理をしたわけでもなく、元からこういう人間なんだが」

「もう二度とどこへも行ってほしくないし、忘れられたくない。
そのためなら、俺は君に酷い男だと思われても構わない」

「酷い男だと承知のうえで、俺に付け込まれてもらう」






いぃやぁああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!! (悶絶)




「違う。君のためではなく、俺のためだよ」

「俺が、君を恋人にしたい。
君にとって特別な男なんだと安心し、自惚れていたいんだ」




ほんっっっっっっっと萌えすぎて!!!!!!!!
アリスにとっていい大人でいたいからって体裁保っていたら、
引越しで離れ離れになっちゃって死ぬほど後悔したグレイ、
アリスは善意で頼ってくれたのに、それを利用して騙して独占欲を満たすグレイ、
くっっっっそ萌える!!!!!!!!!!
くっっっっっううううううこれがあの!!!スマートに仕事をこなし周りを気遣ってくれる大人の男グレイから出てくるからたまんねぇ!!! おまえほんま乙女ゲームの男だな!!!!!!!

スぺ黒は実況しないって言ってたのに漏れ出してしまった。めちゃくちゃ楽しそうだね😃

萌え原液の嵐で乙女ゲームやってるぅううう!なった。こんなの浴び続けたら死にます。

グレイってあんなにもスマートな大人なのに、
結局小娘を利用してエゴ押し通す『悪い男』なのが最高にイイ。ッハーーーー!健康だ!

Normalエンドで、残る覚悟は決まっていないのになし崩し的にグレイとそういう仲になっていたのも萌えました。


「これは……本当に、素晴らしい。
俺が今までに見た中で、最も美しく、優しく、時間を止めたものだ」

「時が止まったものを、こんなふうに愛おしく思うことがあるとは……



なんとなく、グレイのくれたクローバーを彷彿とさせるから、それだけの理由で、ここへ来たときにはいつも頼むようになっていた。



このエピソードすごく好きだった。『二人でいるときだけの、何てことないささやかな習慣』が積もっていくのが恋の始まりだと思っているので。
グレイの概念グッズとして発売されないかなぁ笑


🦁 ハンニバル

2周目。今度は 帽子屋屋敷滞在→黒の領土移住 で進めました。
ダイアリをやったことで、「どの時空のブラッドもアリスに惹かれているが、恋愛エンド以外のブラッドは手を出し損ねている」という美味しすぎる概念を知ったわけですが。

手を出し損ねているうちに引越しでもないのに滞在地を移られるブラッド、クソ萌える。

何でも意のままに余裕綽々転がすブラッドが、アリスのハートを奪いきれず逃げられたってヤバくないですか????? 萌えますよこんなもん。
アリスに振り回されるブラッドはこの世の最高概念なので、、、 ※ハンニバル√。

序盤に「アリスに惹かれるのは余所者だから」パンチを食らい、
ハンニバルの好意にときめいても、「それは『余所者だから』なの?」「そのラインを超えたのか知りたい、聞きたい、でも聞いてまた『余所者だから』って言われたら立ち直れないから聞けない……」してるアリスが可愛くて盛り上がりました!!!
ほんのりと恋心を自覚した頃いじいじ卑屈になるアリスは本当に可愛いね。ハトアリの味がした。


もうちょっとハンニバルとアリスの1対1の関係にフォーカスした恋愛が見たかったナ~~~。

これはスペ黒全体で思ったことなんですが、
今回のアリスは『この世界に残り続けるか、元の世界に帰るか――それを決めるためにまず記憶を取り戻したい』っていう気持ちが中心にあるんですよね。

それ自体はすごく好き。まさに「責任感」で、真面目なアリスらしくて。

このテーマ、クローバー国からのメンバーに対しては相談しやすいし(相手との思い出も含まれているので)、
記憶を追う中で過去の思い出話が出てきたり、思い出の土地を巡ったりするので、プレイヤのメタ目線でも『これはハトアリのときの思い出!』『これはミラアリで開示された情報!』って楽しみやすい。

でも、スペード国で初めましてしたメンバーに対しては、記憶を取り戻したいと相談したところで、協力できることも、そこから広がる展開も限られている。特に共有している思い出もないし、、、
だからスペード国で初めましてしたメンバーからみると、単純に『記憶を取り戻す話』の分だけ恋愛過程の尺が取られることになるんだよなぁ。

さらに、ハンニバル√もルイス√も、比較対象として既存の強キャラが出てくるんですよ。

ハンニバル√ではちょこちょこブラッドが出てきて、
二人仲良くバーでお酒を飲む回とか、終盤「お嬢さんを滞在させておくに相応しくないので奪還させてもらおう」と宣戦布告する回とかあるんですけど、
過去作プレイしている側からするとさ~~~~こんなんどう踏ん張ってもちょっとブラッドに気持ち持っていかれてしまうやろ~~~~~!

いや、わかるんですよ。ハンニバル√からの派生エンドがあるのでこうなっているんだとはわかるんですが。
ただでさえ『記憶を取り戻す話』で尺が取られているのに、そんな既存の強キャラを立ちはだからせちゃダメでしょ。

スペードまで来たプレイヤにとってペーターやブラッドなんてもうさ……どうしても好きじゃん。推しじゃなくても特別じゃん。
それと初めましての男を比較するのは酷だよ、、、それでペーターよりもルイスを選ぶとか、ブラッドよりもハンニバルを選ぶって展開にされても、なかなか感情移入が難しい。
「彼女を渡すわけにはいかねえ」はカッコよくて萌えましたけどねそりゃ、、、

二つの面で尺が削られたので、わたし目線では、ハンニバルの気持ちの変化がイマイチよくわからなかったかも。
ブラッドにけしかけられて腹を括ったってことは、その前からアリスを特別にいいなって思う気持ちはあったんだよね? でも序盤は確実に『余所者だから当然に惹かれる』って明言されていたわけで、その域を出てわたしを好きになってくれたんだ!って実感できる描写がもっと欲しかったかも。

スペードの国で初めましてしたメンバーは、シンプルに『ハートを奪えればゲーム終了』を見せてほしかったなぁ。
ダイヤやスペードまでくるとどうしても、この世界の仕組みとか、アリスの罪悪感と迷いとか、ペタアリの特別な関係とか、いろいろシリアスな別の要素が入りながらの恋愛過程になってしまって。
もちろんそれを巡る物語もずっしりと重たくて深くて、アリスシリーズだあぁって感じるし、大好きなんだけど、
もっとハトアリのときみたいな、1対1当人同士だけで正面からぶつかる恋愛が見たかった気もする。初めましての人は特に。


それでいうとハンニバル√1番萌えたのはGoodエンドでしたね。

根暗ふたりで神経衰弱している図がもう癒されるわけだけど、
勝った方が負けた方の言うことなんでも聞くことね!した結果、ライオンたちに「ちゅーしてあげなよ!」って囃し立てられるの最高の展開だったじゃないですか!!!!!!


…………。キス、か……

……おでこに、してもらおうかな」

……は?」

ぼそりと呟いた私を、ハンニバルは呆けたような顔で見てくる。

「だから……、ちゅー。
他に欲しいご褒美もないし、たしかにぴったりかもなって」

「な……、は……

「あんた……その言い方だと、してほしいみたいに聞こえるぞ……?」


……じゃあ、正しく聞こえていると思うわよ。
間違っていないもの」





こういうのが見たいんだよ!!!!! わたしは!!!!!

なぜかGoodエンドでめちゃくちゃ乙女ゲームした。こういうのをもっと本編に詰め込んでくれ!!!!!

カイトイシカワの声よすぎたね。
それだけで基礎点が40点くらいある。ついボイス飛ばさないで聞いちゃうわ。


❔ ボリス

本当ならナイトメア様√に入りたかったんですが、解放されず。笑
エースはもっと後に取っておきたかったのでボリス√へ。



遊園地がエモすぎて死んだ。



わたしさぁ、アリスシリーズでほんとのほんとに1番初めに滞在したのが遊園地だったんです。
旧版ハトアリ、遊園地滞在、ボリスルートから始まったの。わたしのアリスシリーズは。

だから、わたしにとって遊園地とボリスってすごくすごく特別な存在で。
ここ音楽も遊園地BGMが入っててさぁ・・・・・・!
ハトアリのあの大好きな思い出が蘇ってきて本当にうれしかったし、ノスタルジー半端なかった。浸ったわ。


これは個人的な感覚なんですけど、

ボリスとアリスは、性格も思想も正反対で、ボリスがアリスの手を引いてくれる
ブラッドとアリスは、性格は似ているけど思想は正反対で、ブラッドがやりたいようにやればそれがアリスにとってのベストになる
エースとアリスは、性格は正反対だけど思想(境遇)は似ていて、ずっと隣どうし平行線を歩いていく

というイメージがあって。
今回のボリスルート、このボリスのいいところが詰まっていたなぁと感じた。


「好きだって思うのに、ご立派な理由なんていらない。
好きなものは好き、それで充分だ」

……そんなことない。長続きするかどうかは、その後の行動次第だよ。
長く続くように努力しないから、続かないんだ」

「最初は流されたり押し切られたりで始まったんだとしても、そこから続かせようとすれば、ちゃんと続く。
きっかけなんて、きっかけでしかない。そこからどうにだって変わっていくよ。
続かなかったのは、変えられなかったから」

「最初が間違ってるんじゃなくて、その後が間違ってるんだ」

「俺は間違えないし、失敗しないよ」

「最初は流されて、ほだされてるだけでもいい。
俺を選んで帰らずにさえいてくれれば、これからもっと好きにさせるから」




ッハァ~~~~~~~~カッケェ! 名言! いい男!
ボリスのこういうところめちゃくちゃ好きですね。

わたしも常々思っているんです。
そんな、どこに出しても恥ずかしくないような、綺麗で運命的なものだけを恋の理由にしなくてもいいじゃんって。
なんとなくいいなと思った、好き好き言われてほだされた、それで全然いいと思う。

それよりも、結ばれた後運命的な関係に胡座をかかず、ちゃんと続けていこうって意識をもって努力することの方がすごくすごく大切だと思っているんですね。
それってかなりリアリストで、確かに夢もロマンもないんだけど。笑
例え夢もロマンもなくても、ちゃんと続けていこうって絶え間ない努力をしてくれる男の人の方が好きです。


「俺、そういうので悔しい思いするの嫌なんだよね。
それなら全部買って、後から『やっぱこれは要らなかったな』ってなる方がマシだよ」


どれも気に入り、選ぶのが難しいからといって全部買ってしまおうという発想にはならない。
高額品なら尚更だが、安価だったとしても同じだ。

身に過ぎた贅沢に感じるし、悩んだとしても一番気に入ったものを選んで、それを愛用したいと思う。
もしかしたら後から別のほうがよかったと後悔するかもしれないが、その結果も含めて縁だったのだ。



こういう日常の何気ない会話から、二人が性格も価値観も正反対なんだって伝わる文章、久しぶりにロゼっぽいな~~~と感じました。
わたしはハトアリ文章のこういうところが大好きだったんだよね、、、

性格も価値観も正反対だから、基本的には相手のこと「変なの」「わかんないな~」って感じているんだけど、
それをそのまま受け入れて、相手を変えようとはせず一緒にいてくれるところがいい。

あと、ボリスってどれだけ目を逸らしていたい不都合な真実でも、きちんと直視して、最大公約数で割り切って前に進んでいこうとする合理的な性格をしていて。
どうしても過ぎたものに囚われ悩んでしまうアリスの手を未来へ引いてくれるところが、めちゃくちゃ頼もしくカッコイイ彼氏だよなぁ!と思う。


「だけど、前にも言ったような気がするけど……後悔はさせない。それだけは約束する」

「大喧嘩しても、最後はちゃんと仲直りして、俺を選んでよかった、今が幸せだって思ってもらえるようにするよ。
むしろ、そうなるように何度でも喧嘩しよ」


……喧嘩の絶えない二人になるかもしれないわね」

「かもな。でも、それでいい。
いっぱい泣かせるかもだけど、幸せにするよ」




「泣かせたりなんてしないよ」って言われるより、「泣かせるかもしれないけど、そのたびに仲直りして幸せにするよ」って言われる方がずっとずっと信じられるしカッコいい。
スぺ黒ボリス、めっちゃよかったです!!!



そしてナイトメア様√が一向に解放されなくて震える。
何があるの・・・・・・?



🗡️ エース

ミラアリでエスアリの一つの理想の形を見てしまったので、
スぺ黒何が出てくるのか本当に予想できず、ただ出されたものを美味しく食べようと思っていたんですが。

とてもよかったです、エースルート。


「だけどさ、人に助けてもらって思い出したって、なんの意味もないと思わないか?
取り戻したいなら、自分の力で取り戻さないと」

「俺は、俺達の過去を、君に思い出してほしいよ。
……ちゃんと、君自身に。
それだけの強い願いを持って、ね」





あ~~~~~~~~エースだなぁ~~~~~~~~と思いました。笑
エースって人間関係に対して神経質で繊細で、潔癖だよね。


アリスが記憶の一部を取り戻したときに見た時計塔の光景で、涙が止まらなくなって、
泣きすぎて苦しくて進められなくて。中断してずっと泣いていた。

記憶を少し思い出したと告げたときのエースさぁ、、、自分とのこと以上に、ユリウスのことを思い出したと聞いたときが1番嬉しそうにするのがほんとうに無理涙止まらんよ。

ユリウスの名前口にしていないのに……そっか」だけであぁ伝わってるんだって感じられるのもほんとにこころにきた、しんどかった。
平川天才かよ、、、、、、、、


……でも私は、あなたの淹れるコーヒーも好きよ」

完璧ではなくても。
薄暗いテントの中、飾り気のないカップで。

今は会えない友を思いながら飲む、
ちょっとだけ残念なコーヒー。

…………

……そうだな。これでいいのかもしれない。
俺が完璧なコーヒーなんて淹れなくていいんだよな」


「ええ」




ここからはとても個人的な解釈による感想なので、ふーんそんな風に感じた人もいるんだぁ、くらいで読んでください。笑






ミラアリの感想で、

「エースの道ってもうどん詰まりだと思っているので、
ほんとうにお互いずっとずっと迷ったまま、でも『罪人』にはならずに、答えを出さずに、傍にい続けるしかない気がして。
それってミラアリでやっちゃってない?と思わなくもない」

って書いていたんですよ。

迷いの森のドアを開けられない、ドアを開けてハートの国のユリウスがいたら、ユリウスを殺してしまうかもしれないというエースの心理については、
ユリウスを失うことに耐えられず、他軸のユリウスを殺してまで『概念上のユリウス』を残すことを選んだ自分……それなのに、今さら一つのユリウスに執着するのか? それは自分の過去の行いと矛盾するんじゃないのか? という迷いではないかと思っていて。
(この解釈はマロで教えてもらって、あぁそうかもすごく納得できる!と思ったものでした)

それだけじゃなく、やっぱり心のどこかに「自分にとって唯一だった案内人ユリウスを忘れずに生きていくという選択があったんじゃないか」「亡くなったその人を見つめ続けていく道があったんじゃないか」って迷いもあったんじゃないかなぁと思っているんですね。

だからこそクローバーの国で、アリスの「誰かの代わりになんて、誰もなれないわ」がエースの心の扉を開いたんじゃないかと。

『ユリウスを失ったときに、概念上のユリウスを選んだ自分』について、いろんな迷いがマーブル模様みたいにぐるぐる渦巻いているような気がする。

でもさ、どんな迷いだったとしても、基本的にぜんぶ遅いんだよね。
もう選択してしまった後なわけだから、、、、、、
だからエースの道はどん詰まりだなと感じていて。これに答えを出さないで、ずっとずっと傍にいながら迷子に付き合ってあげるっていうのが、ミラアリでの着地だったと思うんです。


スペアリはここだったなぁ。


「ねえ、エース。私、思ったんだけど……

「あなたはとても孤独で、寂しいかもしれない。
だけど、不幸じゃないわ」

「私はあなたとの思い出も、そのときに聞いたかもしれないあなたの事情や、考えも忘れてしまっている。
そんな私が知ったようなことを言うなって思うかもしれないけど……
だけど今の私にはそう思えるの」

「どこかにあなたのことを心配してくれている人がいる。
たとえどんな事情があろうとも、それは間違いなく、幸せなことよ」




これさぁ、わかんないけど、記憶があるアリスだったら、この言葉は出てこなかったんじゃないかなぁと思うんだよね。
ハートからダイヤまで、ユリウスと過ごし、ユリウスと一緒にいるエース、いないエースを見てきたアリスには、これは言えなかったんじゃないかなと思う。気休めのように響いてしまいそうなので。

記憶がないアリスだからこそ、今のユリウスとエースをほんとうにまっさらな客観的な目で見て、これを言うことができたんじゃないかなって。


エースはずっと迷っているし、その迷いに答えが出る日なんて来るのかわからない。
その答えはエース自身が出すしかなくて、わたしたちには何もしてあげられないけれど。

それでも、迷いに迷って物事の見方を複雑な方へ絡まらせてしまいがちなエースにとって、

「離れ離れになっても自分を心配してくれる人がいるというのは、それが誰であっても、幸せなことなんじゃないか?」

って、そんな単純なことに気付かせてくれたのは、とても大きなことだったんじゃないかなと思って。

もちろんこれが最終的な答えだとは思わないけど、
選択した後もずっと迷っているエースに、一つの安らぎを与えてくれたんじゃないかなと思えたんです。
記憶を失ったからこそこれが言えたのだとしたら、失い甲斐があったな。



「会えなくなったら会いに行かない。
俺は、そう決めてるんだ」




これを聞くとやっぱりさぁ、エースは、ユリウスを時計屋にしないで、失った痛みをそのまま抱えていく道があったんじゃないかって迷い、ずっと消えずに持っているように感じちゃうな。

『ユリウスを時計屋にした自分は間違いだったんじゃないのか』って迷いをどうにか自分の中で消化できるぎりぎりのラインが「軸を超えて会いに行かないこと」なんだと思う。
そうやって、自分の中で許せるラインと許せないラインを決めて、何とか迷いに折り合いをつけているんだと思う。

なんかさぁ、ほんと、潔癖で、繊細で、愛しいよ。

間違っていたかも!でもこれからハートの国のユリウスを大事にすればいいや!今の自分がやりたいようにやればいいや!それが一番幸せ!とは思えないんだね、どうしても。
そうやって生きていったって何も悪いことじゃないと思うのに。

誰に理解されなくとも、自分の中に確固たる『基準』があって、わざわざそれを自分に課して、
何とか嫌いにならないで済む自分で生きていこうとするところが本当に愛しくて好き。
一生好きだよこの男のことは。

アリスにもそういうところがあると思っていて。
ハトアリで、姉の死の記憶をなくしながら、それでも元の世界へ「帰らなきゃ」と思っていたアリス。あれは、自分が招いた後悔を忘れ、都合のいい世界へ逃げて生きていくような自分になりたくない、そんな自分を自分で許せない、これ以上自分のことを嫌いになりたくないっていうアリスの『意地』であり『責任感』だったと思うんですよね。

やっぱりこの二人ってすごくよく似ているなって。

二人とも究極的には、そういう自分を『自分が』許せるか、許せないかという階層に立っていると思う。
だから誰にもどうにもできないんだよ。一人で向き合って戦って答えを探すしかない。
でも、そうやって同じように自分と向き合っている人が自分の他にもいる。救ってはあげられないし、助けてももらえない、ずっとこのままでいられる保証もないけど、傍にいる。それだけでほんの少し『温かい』。
この関係が本当に好きで涙が出る。アリスがすべての記憶を取り戻さなくても、ちゃんと「「「エスアリ」」」だった。






「やっぱりさ。寒くて凍えてるとき、一人なのと、一緒に体を温める相手がいるっていうのは、全然違うよな」






好きだったなぁ! ありがとうございました!


🌙 ナイトメア

辛口感想が含まれます😀


アリスシリーズのキャラクターはみんな愛しいし、みんな大好きだし、どのルートも楽しんでいるんだけど、
わたしの男はエース、ナイトメア、エリオットで。
やっぱりエースとナイトメアが群を抜いて最愛男なんですよ……

もうね、、、ミラアリまでのわたしの感想でもわかるとおり、すべてのナイトメア√でぶち上げ完全優勝してきたので(まじでナイトメア感想だけテンションがおかしい)、
まさかこのわたしがナイトメアで勝てないとか思ってもいなくて。エース√は怖かったけどナイトメア√はずっと楽しみにしていたんですよ!!!

途中までまじで負けるかと思ってた。不安すぎて怖かった。
最愛男ゆえわたしの目がおかしくなっているのかもしれないし、公式や他の皆さんが見ていないナイトメアを見ているのかもしれない。
この感想は本当にあてにしないでください。笑


プレイメモ見返したら1行目から「エッッッッッッッッッッッちょっと待ってください!!! 照れもせずお姫様抱っこするナイトメア解釈違いです!!!」って書いてあるわ。笑
公式に向かって解釈違いを説くなwwwww

いやでも目を剥いてツッコんだのね。
ナイトメアと言えば、ウブで、DTで(やめなさい)、見栄っ張りで情けなくて、キマらない男じゃないですか。ふだんアリスから距離を詰められただけで赤面するほどなんですよ?
いかにアリスが体調不良でもあんなすっ・・・とスマートにお姫様抱っこなんかできるわけないだろ!!! てか持ち上げられないだろまず!!!(失礼ですよ)


あと、最後クイン様とアリスを近づけたくなくてアリスを遠ざけていたところも!?!?!?した。
ナイトメア、正面から言う人じゃないですか?「これからクインが来るが、必要以上に近づいて私を嫉妬させないでくれ」って、正面から言うと思いますよ。
だってジョカアリでそう言ってたもん!!!!!!笑

確かにふだん、カッコつけたいとか見栄を張りたいとか尊敬されたいって暴れているけど、
何かを偽ってまで取り繕うって発想はない人だと思うんですよ。
嫉妬しているなんてカッコ悪いところ見られたくないから、隠して黙って遠ざける……みたいなことはしないと思う。そこに見栄はないんだよ。
アリスへの恋心という面ではカッコ悪いところも全部曝け出しているよ。


汽車のくだりもなぁ~~~~~~。
いや、善意解釈の余地もあった。ミラアリ時空ではアリスの側にいられず、若くて頼りない自分に任せるしかなくて。(注:ナイトメア比)
自分ならもっとちゃんと守れるのにって、歯がゆい思いをしていたのかもしれない。
だからスペードの国で再会して、自分が領主・家主になって。もっとスマートに守ってあげようと、アリスに悟られる前に、アリスの知らないところで守ってあげようとした。その動き自体はわからんでもない。

でも、そのために、アリスがいろんな仕事に興味を抱いたことを、咎めて貶めるような言い方するかなぁ。

あれがめちゃくちゃ違和感だった。
もちろんわかっていたよ。汽車が危険だから、近づけさせないようにするためにこういう言い方してるんだなって。でもナイトメアって、そんな酷い言い方するくらいならふつうに汽車の危険を説明する人だと思った。
ずっとアリスのことを考えてくれている優しい人なんだよ。あんな言い方しないよぉ。泣


あと大きな違和感があったのが中盤、カジノで夢魔がどういう扱いを受けているかアリスに見せるところ。
うーーーーん。ナイトメアって、夢魔として世間から疎まれ、遠ざけられ、嫌われる存在であることを、何とも思っていない人だったはずなんだよね。
自分の内側の人は大切にするけれど、外側の人に何を思われてもどうでもいい。平然と凪いでいて、気にも留めていない。ともすればちょっと見下している節すらある。淡白で残酷な面を持っている人だったと思う。
あんなこう……アリスに対して同情を誘うような、夢魔としての自分の扱われ方を見せつけるようなことするかなぁって。わざわざあれをするっていうのは、そこに執着しているってことだからね。

これは病弱だった生い立ちを明かした場面もそうで。
自分から同情を誘うように、自嘲気味に話すことなんてしない人だと思うんだよね。

夢魔まわりの描写がなんかちょっとこう……ありがちな、弱さや傷を抱えた人間味のある男みたいになっていて、
わたしの知っているナイトメアっぽくなくて、、、


わたしは、
駄目を煮詰めたような男ナイトメアと、しっかり者のアリスの夫婦みたいな関係とか、
アリスが弱ったときにはナイトメアが包み、ナイトメアが心無い扱いを受ければ代わりにアリスが怒り、
そうやってお互いを大切に想う、泣きたくなるようなじんわり優しい空気が詰まった関係が本当に大好きだったので、、、そういうのをもっと見たかった。

領主のナイトメアはカッコよくならなくていいし、
夢魔のナイトメアはもっとカッコイイんだよぉ。泣

それでいうと「これを本編に入れてほしかったのに!!!」したのがGoodエンド。
ナイトメアにわざと破廉恥妄想を読ませておたおたさせるやり取りはナイトメア√のノルマにしてほしい。笑


いろいろ言ったけど、BESTエンドの最後ほんっっっっっっっと最高だったのでゆるそうと思います。

ちゃんとスペードの国を「選んだ」って実感と、これまで過ごしてきたスペードの国への愛着が、しっかりとわたしの中にも根付いて。
ここがわたしの選んだ終着点なんだ、ここがわたしの愛した世界なんだ、わたしはナイトメアと一緒に駅に帰るんだ・・・・・・ってこころがじんわり温かくなって、涙が止まらなかった。

これなんだよナイトメアルートは・・・・・・!

優しく温かい気持ちで「アリスシリーズが大好き」って言える瞬間を迎えられて、ほんとうに幸せな気持ちになりました。


🃏 ジョーカー

全通してから知ったんですけど、どこかの雑誌で「ジョーカールートは恋愛ルートじゃないです」って明言されていたんだね。知らなかった。

たぶんスぺ白から始めた方向けの真相ルート?だと思う。
アリスがこの世界の仕組みや自分の罪を思い出していくまでのストーリー。

めっちゃ正直に申し上げますと、過去作を通ってきたプレイヤはもう全部知っている内容なので、とても眠くなりました。笑
1番目が覚めたのが処刑人エース出てきたところ。うぇえええええ!?みたいな声出て息止まった。
急に出てくんのヤメロ!!!!!!!!笑


「ジョーカールートなんだから責任感は爆上げしないとダメだろ」みたいな謎ムーブをかまし、ブラックさんの好感度を上げ、ブラックさんルートから初手『JOKER END 1』に入りました。



これがめっちゃよかった!!!!!!!



途中ブラックさんルートに分岐すると、ブラックさんがなんとか監獄から逃がしてくれようとするじゃん。
もうブラックさんに「好きな男でも作れよ」言われること自体興奮するのに、抱いてやろうか?って迫ってわざと殴られてくれたとかめちゃくちゃめちゃくちゃド萌え興奮して死ぬかと思いましたね。
立ち位置的にもちろん幸せな恋にはなり得ないけれど、それでも少しだけ可愛い関係を築いて、ブラックさんの優しさを知って、積み上げたものがあったのに。せっかく逃がそうとしてくれたのに。



最後アリス自ら監獄に入るんですよ!?!?!? ブラックさんの目の前で!!!!!!
最高!!!!!!!泣




このときのブラックさんがさぁ・・・・・・! もちろん職務だから阻んだりはしないんだけど、最後の最後に……じゃあな」って、諦めたような、傷ついたような声色で言い残すそれがめちゃくちゃ萌えて!!!!!!

気に入っていて、できれば逃がしてあげたくて、不器用ながらそうなるようにしてくれていたのに、
目の前でアリス自ら収監されていくのを見届けなきゃいけないブラックさんの心境・・・・・・・・! 叶わなかった優しさ、届かなかった想い・・・・・・・・!


物語が美しい!!! 美味しすぎる!!!!!!泣



これさぁ、初手で入ったからどういう分岐でどういう差分になっているのか全然知らなくて。
ここでブラックさんが何か言いたそうな表情でいるの、ブラックさんルートから入ったからだと思ってて。
ホワイトさんの好感度を上げてこのエンドに入ったら、ブラックさんの反応も変わるのかな~とか思ってたのね。

そうしたら! 関係なかった!!!
どこからどう入ってもこのエンドでブラックさんはこの反応をするんですよ!!!
これが!!! ホワイトさんルートから入ったときよりもブラックさんルートから入ったときの方が断然物語の味が濃い!!!

初手、何も知らないでこれを見たのがもうめっちゃくちゃよくてさ。
最高。ブラックさんとアリスの物語に目覚めました。最高。最高しか言えん。ブチ上がりヤバかった。

その後BLACK END見て、それも萌えましたが、初手ブラックさんルートからのJOKER END 1の物語萌えには勝てませんでした。何ならJOKER END 2で「今度はもう、白ウサギは現れねえぜ?」って言ってるときのブラックさんの優しい表情と声色めっちゃいいんだけど・・・・・・。

看守と囚人という関係の中で一瞬だけ見えるブラックさんの優しさ、まじでイイ・・・・・・悔しいけどこれはブラックさん好きになってしまう。なってしまった。


ジョーカーさんの声変わり、ホワイトさんは正直まぁ石田彰にしかできないよな・・・と思ったけど、
ブラックさんは興津さんのも結構好きでした。


キングルート


はえ~~~~~~やられましたねぇ~~~~~~~~

ハンニバル√のアナザーエンド回収中、何で『ぽくない』選択肢でも愛キャッチ出るんだろってメニュー確認したら、ブラッドにだけ好感度ゲージがあって。
「???」してたけど、そういうことでしたか。

ハートの城が好きすぎて、キングルートってふつうにハートの城のあのキングのことだと思ってた。
え~~~~ビバルディスチルだけでも出てこないかなぁって思ってた。ブラッドとビバルディの薔薇園END的なものかと! アホです。笑

しかしブラッドってスペードが似合うねぇえええええ。


白うさぎENDとJOKER END 2

いや~~~求めていたエンドがありましたね。
元の世界に帰る選択をするアリスが見たかった。

ハトアリ真相みたいに、忘れたまま、ただハートを奪われなかったから帰ることになったアリスじゃなくて、
すべてを思い出したうえで、元の世界に帰って償うことを「「「選択する」」」アリスを見てみたかった。
これがちゃんとあってとても満足しています。

白うさぎEND、わたしが1番嬉しくて、大好きだったのは、
「アリスはこの世界に残っても、これから先ずっとずっと迷ったままなんだ」と思わせてくれたこと。

プレイする前にね、ジョーカー√があるなら、アリスがジョーカーを殺すエンドもあるのかなぁと思っていたんですよ。
でも、なかったね。

あくまでわたし個人の感想なんですが、
アリスシリーズって、一人の女の子の後悔から始まって、その後悔を巡ってずっとずっと迷い続ける物語だと思っていて。
それに対して男たちがどういう接し方をしてくれるかで恋が紡がれていく。
後悔なんて吹き飛ばしてくれる人もいるし、迷っているアリスの手を引いてくれる人もいるし、傍にいて守ってくれる人もいるし、傍にいて迷い続けることを望む人もいる。

そんな中、アリス自身がジョーカーを殺すというのは、その後悔や迷いに区切りをつけて手放すということで。
あの世界でアリスがそれをするって、考えてみると結構異様なことだなぁって感じたんですよ。
それができてしまうなら、もうこの世界にいる理由はないわけで。元の世界に戻って、前を向き歩き出すのが着地点になってしまうよね。
もしそんなエンドがあったら、それって本当にこの物語の終幕なんだと思う。

でもスぺ黒ではそんなエンディングはなくて。
それどころか、あの世界に残ると決めても、まだアリスの迷いは終わらない。

個を失い顔なしになっていく自分、顔なしを特別に思ってくれなくなる役持ちたち、そうまでして残った意味はあったのか?
誰かと代わって役持ちになるべきなのか?
命を軽く感じる価値観になっていくことに抵抗はないのか?等々、
残るか・帰るかという選択はなくなっても、まだたくさんの選択と迷いが残っている。

白うさぎENDを見て、
きっとアリスはこれからも、たくさんのことに悩んで、迷って、一つ選んだらまた次の選択に直面して、
そうやってずっとずっと迷いながら生きていくんだろうなって。
そして、その傍にはずっとペーターがいて、最後までアリスを見ていてくれるんだろうなって思えて。

これから先何があってどんな風に迷っても、あの世界にいるなら、傍にみんながいるなら、きっとずっと幸せだよねって思えたんです。


あの世界で出会ったすべての人たちが愛しくて大好きで、
こんなふうに思える作品に出会えたわたしも、本当に幸せだなと思った。



アリスシリーズがだいすき!



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