秋のヌーフェス参加作品の第2弾です。
Δみっぴきが、翌日ギルドで行われるハロウィンパーティの準備をするお話。
Δみっぴきの設定は、前回のヌ-フェス参加作品のこちらの話(みっぴきは永遠だから Δジョン https://privatter.net/p/10147487)を踏襲してます。
溜まり場は、ドラルク隊長のおうち。安定の不安要素のないお話です。
@kw42431393
「さてと、もういいかな?」
そう言って、さっきまでソファで書類と向き合っていた貴方は、キッチンに向かったヌ。
今日は非番ヌから、ハロウィンで配るお菓子を焼くんだと言ってたヌに…職業病ヌね。ヌンは、書類を片付けながら、軽く溜息をついたヌ。
ほどなくして、オーブンの開く音と共にパンプキンパイとクッキーのいい匂いがしてきたヌ。
「おっ、ドラ公。上手そうな匂いだな。」
「こら、やめんか!このゴブリン。明日まで待ちなさい。」
美味しそうな匂いにつられて、メビヤツと遊んでいたロナルドくんもやって来ちゃったヌ。
「こんばんは、隊長。何を手伝おうか?」
いいタイミングで、このシンヨコが誇るクッキーモンスターも来ちゃったヌ。
「いらっしゃい、ヒナイチくん。じゃあ、二人とジョンにはアイシングをお願いしようかな。」
ドラルク様、嬉しそうヌ。皆揃ったヌもんね。
さあ、明日の楽しいパーティの準備が始まるヌ!
「隊長、今回もすまないな。せっかくの非番なのに。」
冷めたクッキーが、ヌン達の手によって色とりどりのアイシングで塗られていくヌ。
時々、つまみ食いは駄目だよ、と窘める声が聞こえるヌ。
正直言うと、ヌンも我慢するのが辛いヌね。
「ハハ…すまない。隊長のクッキーだから、つい。」
そうヌよね~。分かるヌよ。
気を取り直して、ヌンは丸いクッキーに色を付けるヌ。
時々、マジロにしたり、メロンパンにしたり、シンプルにお月様にしたり。
「ウフフ、上手に出来たね。ジョン。」
ドラルク様が、頭を撫でてくれたヌ。
そうしていると、今度は隣から元気な声が聞こえてきたヌ。
「出来た!!どうだ、ドラルク。これ、畏怖くね?」
コウモリ型のクッキーに、ロナルドくんが紫色の…何だろうヌね。
「コウモリとゴリラのキメラかね。芸術センスは、おまけして2かな。」
なんというか…顔がゴリラっぽいヌ。全体はコウモリなのに、バナナを咥えた方が似合う顔になってるヌね。
「なんだよ~、せっかく頑張ったのに。」
子供みたいに、口を尖らせて…でも、面白いかもしれないヌね。だって、ハロウィンヌもの。
多少、羽目を外したって…そもそもここは、人間も吸血鬼も騒がしく暮らすシンヨコだから。こんなのもありヌよね。
「一番、ハロウィンらしいのはヒナイチくんかな。」
「えへへ。まぁ、シンプルにお化けとジャック・ランタンをな。」
彼女は、絵が上手ヌね。きっと、子供達も喜んで貰えるヌ。
「さてと、お次はラッピングだね。好きなのを使ってくれ給え。」
そう言って差し出された、包装紙に可愛い袋。皆のをバランスよく、ヌン達は詰めていたヌ。
「あ、こら。ロナルド。つまみ食いは駄目だぞ。」
「悪い、我慢できなくってさ。」
あの大侵攻から日が経って…いつもの風景。いつもの会話。本物の家族みたいで、一番楽しいヌン達の時間。
あぁ、知ってた気がするよ…そう言ってドラルク様が、再びキッチンに向かう。
取り出してきたのは、ハロウィン用のパンプキンクッキーの生地だったヌ。
「全く、また焼くから少しだけ食べていいよ。予備を取って置いてた事に、感謝するように。」
「「やった~!」」
「ヌッヌ~!」
再び、バタンとオーブンの蓋が閉まる音。食べ終わった二人とヌンが、オーブンの前に並ぶ…これも恒例になった風景ヌね。
「あぁ、ヒナイチくん。今日も食べていくかね?明日、私は参加できないから、カボチャづくしの夕食を仕込んであるのだけど。」
「勿論、頂くぞ!」
本番のハロウィンも負けないくらい、楽しいみっぴきのハロウィンパーティの前夜祭。
はじまり、はじまり…ヌね!!