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ひみつ

全体公開 4 2894文字
2015-09-21 23:31:03

ニョルチェン・レイチェン

Posted by @DaeXing21

目覚めると部屋の雰囲気に
あれ?僕の部屋ってこんなんだっけ?ってなった。

きっと寝ぼけてるんだと思う。


むくりと起き上がり、背伸びをするとポキポキと肩が音を鳴らす。

いったー!

立ち上がってみると、なんだかいつもと目線が違う。
なんか、背が高くなった?

気のせい?気のせいだよね?



部屋を出ると、やっぱりいつもと違う部屋にいたみたいで、
あれ?なんでここに寝てたんだ?ってなる。

おかしいなあ、昨日はちゃんと自室で寝たはずなのに。
ミュージカルの練習で疲れてる?



リビングに行くとまだ誰もいない。

コーヒーでも飲もうかな、
そう思ってキッチンに足を進めようとすると、後ろから大きな声が聞こえてきた。


「ジョンデー!誕生日おめでとー!」


あ!そうだった!今日は僕の誕生日だ。

僕は、振り向いてベクに『ありがとう』って言うつもりだった。
あくまでも“つもり”。

実際には言えてない。

だってベクってば僕の隣をすごい速さで走って行ったんだもん。


ベクの走って行った方へと目を向ける。










え?





えー!?







なんで!?なんでボクが目の前にいるの!?

え?
じゃあ僕は?



僕は誰?



ボクの中身は一体誰なんだ?





ヒョン達が次々にリビングに来ては、
「ジョンデおめでとう」とボクに言っている。


違う!僕はこっち!

今日は僕の誕生日なんだ!




「ほら、チャニョラもお祝いしてやれよー!」





聞き間違いだということを願う。


いや、絶対に聞き間違いだ。
それか、僕の後ろにヨリがいるんだ、きっと。

けれど、振り向くとそこには誰もいない。





まさか。

そんな、まさか



僕が?

チャニョ、ラ?






急いで洗面所へと駆け出す。

嘘だ、嘘だ。
これはきっとドッキリ


で、しょ?


「うわぁあああああ!」

鏡に映った自分が悲鳴を上げてる。

クリクリとした目に、尖った耳、おまけに低い声。



なんで!?


えー!?


ほっぺを触りながら顔を確かめる。


こんなことって現実であり得る?




ただ自分の顔をペチペチと触っていると、(まあヨリの顔なんだけど)
ボクが慌てたように洗面所へと駆け込んできた。



「え!?なんで!?なんでー!」


そう言うボクは僕に気づいてないようだ。
こりゃ相当パニックになってるな。



「うわっ!」


僕に気づいたボクは驚きすぎて転びそうになった。


「ちょっとー!ケガされたら困るよ!」
ミュージカルがあるんだから!

咄嗟に出た低い声に違和感を感じる。
いやむしろ違和感しかない。


「え、オレだよな?」

「僕だけど?」



2人ともプチパニックで会話が成り立たない。
特にボクはとても焦っているようだ。




「笑わずに聞いてくれ。俺、俺さ、」


笑わずに聞けるだろうか。
だってきっと僕の予想は当たってる。



だってボクはキミは

「パクチャニョルなんだ」



「プッ」

あ、いけない、いけない。
笑わないで、と言われたのに笑ってしまった。


「笑うなって言っただろー!」


だってやっぱり予想が当たってたんだもん。


「ごめんごめん、僕はジョンデ」

「えーっ!」


いや、そこはふつう分かるでしょ!


「そうゆうことだから」

「ちょ、そうゆうことって!」


「ジョンデー!どこいんだよー」

「ほら、呼ばれてるよ。早くいかなきゃ」


僕はボクの背中を押した


「そのうち元に戻るよ、」











自分のスマホを自室へと取りにいくと、
レイヒョンがノートにペンを走らせている。


「あれ?チャニョラどうしたの?」


そうだった、僕はヨリだった。


「えー、あー、その、ジョンデに頼まれごとされて」

自分の名前を言うのはなんだか気持ち悪い


「そうなの?まぁ丁度良かった、これ見てほしくて

差し出されたノートには、
綺麗に書かれた文字が並んでいる。

なんだかレイヒョンらしいなぁ。


「これって

「ジョンデのために書いたんだ、」




『いつもごめんね、いつもありがとう』





目の前がユラユラと揺れる


「チャニョラ?どうしたの?」

「え、いや、なんでもないです!」

「どう?ジョンデ喜んでくれるかな?」

「喜んでくれると思います!いや、絶対喜びますって!」


泣きそうになるのを必死にこらえる。


「じゃあ、僕、あ、俺行きますね」









ヨリのベッドに寝転がり、スマホに送られてきた。
メッセージを読み上げる。

あー、今年は祝われるの画面の中だけか~

なんだか虚しくなってくる。

レイヒョンの詩を最初に読めたのは良かったんだけど


「いつもごめんね、いつもありがとう

それはこっちの台詞なのに。




寝返りをうつと、紙袋が目に入る

ん?

袋の中を見てみると、服らしきものと一枚の紙が入っていた


なんだろ、これ

『ジョンデへ』


手紙?


『いつもありがとう、手紙ってなんだか照れくさいな』

うわーこっちが照れくさい!


丁度読み始めようとしたときにドアの向こうから
ベクの声がした。

「おーいチャニョラもこっちこいよ!」


「今行くー」


そう言っているのに、体はベッドから動かない

目の前が真っ暗になる。













目が覚めると

あれ?僕の部屋だ。




立ってみると

あ、いつもの目線だ。


ん?





「ジョンデー!誕生日おめでとー!」

真ん前から走ってくるベクは僕に言っている。


「え?あ、」

あー!え!?
今日僕の誕生日!?


僕の誕生日は終わったんじゃ


戻ってる!?僕戻ってる!?
というかさっきのはただの、夢?




洗面所へと駆け出す

鏡に映ったのは


僕だ!
キムジョンデだ!

やったー!


洗面所から出るとレイヒョンとぶつかりそうになる

「おおっと、」


レイヒョンは一枚の紙を持っている

「ジョンデ、これ」


もしかして


「いつもごめんね、いつもありがとう、ヒョン」

とびっきりの笑顔で言うと、

「え?ジョンデ、これ読んだことあるの?さっき書き終えたのに

ヒョンはビックリしている。
ふふ、なんだかおもしろい

「秘密!ヒョン、ありがとうございます」



そこへヨリが来る。
右手には紙袋を持っている。

もしかして

「あージョンデ!こんなとこにいた!」

「あ、ヨリ!」


差し出された紙袋の中を見ると、


ん?


服らしきものしか入っていない。

あれー?


「ヨリ、これだけ?」

「っは!?」



手紙は?」

「え、なんでそのこと知ってんの



「んー秘密!」


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