@SS5433738989631
■サンプルキャラ
キャラ名
いぶしの銀二(本名:二子山銀二)
■プロフィール
性別:男
年齢:55
ゴールドマン一家お抱えのギャンブラーの一人。
堅実を絵に描いたかのような賭け方をする。
大きな負けはないが大きな勝ちもない。
彼は臆病者なので大きな勝負ができない。大きな勝負には負けると思い込んでいる。
何もかもを賭け、その上で勝利を積み重ねる一流のギャンブラーを尊敬している。
自身を二流半のギャンブラーと認識している。
実際は一流半といった腕前だが、本人は頑なに二流半だと思っている。
■能力内容
『転ばぬ先の』
3秒先の未来を見る能力。
能力の連続発動には10秒程度のインターバルが必要。
あくまでも「このままだとどうなるか」という未来であるため
能力で見た未来を変えることは可能。
■サンプルキャラクター プロローグ
「よう、あんた。“いぶしの銀二”…であってるよなぁ?ちょっと付き合ってくれよ。」
博徒生活40年。鉄火場の大ベテランである二子山銀二は若い男に絡まれていた。
「…最近勢いのあるギャンブラー、“火の玉小僧”穂村鉄平が何用だ?」
「お?知っていてくれたかい?」
クックと“火の玉小僧”穂村は笑いを浮かべた。
「じゃあ話は早いな。あんた、ゴールドマン一家と付き合いがあるんだろ?俺に例の大会、『ダンゲロスギャンブラー』の参加枠を用意してくれねえかぁ?」
(こいつもか)
内心銀二はため息をついた。
10億円を用意せず、用意できず、こうして横道から入ろうとしている時点で大会参加の資格などない。
死に物狂いで金を集めるでもなく、「俺ならいけるんじゃないか」という万能感のみでアピールしに来る輩。
こういった思いあがった存在をふるいにかけるのも、自分の役割と理解していたがため息は出るものだ。
「いや、いきなり参加枠をくれなんて無茶を言う気はないぜ?俺とギャンブルしようぜ。それで実力を見せればあんたも気持ちよく俺を推薦できるだろ?」
そうだなぁ、とわざとらしく周囲を見渡し、穂村は近くの雀荘を指さした。
「あそこで一勝負どうだい?」
「…構わんよ」
自分の息のかかった者がひしめく賭場に案内して仕留めるのが穂村の手口。
今選んだ雀荘は穂村の狩場である。
本当に呆れ返る。
この穂村という若者は、自分の手口が透けているなど考えてもいない。
それを理解しながら銀二は勝負を了承した。
(周りを部下に囲ませて嵌める?その程度が本物のギャンブラーとでも?)
銀二は、自らの胃の腑が怒りで熱を持っていることを客観的にとらえた。
銀二は自身を二流半であると評価している。
若い、万能感に溢れていたころは未来を覗ける自分であれば負けるはずがないと思い込んでいた。
しかし早々にその思いは砕かれた。
銀二の能力を小細工とばかりに全て豪腕でツモ上がりをするマフィアがいた。
そのマフィアはルーレットで大敗しカリブ海で魚の餌になった。
未来視を早々に見抜き、勝負の内容を実力に左右されるダーツに変更した老人がいた。
その老人は台湾の裏路地で蜂の巣にされた。
能力発動を封じてきた少年がいた。
その少年は今とある極道の情夫として尻を振っている。
自分程度のギャンブラーより上の存在などいくらでもいた。
そしてその上のギャンブラーたちも、更に上のギャンブラーに潰されてきた。
早々に自信と心を折られた銀二は、勝てる勝負しかしないことで細々と生計を立ててきた。
───そんな銀二が二つ返事で勝負を受ける時点で、穂村はその程度の存在なのだ。
■■■
「ロン。立直、七対子、ドラ2。8000点」
「ロン。対々、混一、白、ドラ1。12000点」
勝負はあっという間についていた。
穂村の部下を早々に裏で排除、もしくは金で裏切らせた。
(本当にこれで終わりか?周りの連中を排除された程度で何もできないのか?)
当てが外れて顔面蒼白になる穂村を銀二は容赦しない。
『転ばぬ先の』発動。
3秒先の“イカサマをして自山を覗いた未来”を見る。
銀二の未来視は確定未来ではない。
例えば「こいつをこの場で殴ったらどうなるか」と想定したうえで3秒先を見る。
なんなく殴り飛ばすことが出来るか
あっさり躱されてしまうか
銀二が気づいていないボディガードがいるか
そういった、「もしこうしたら」の3秒先を見ることが出来る。
銀二が見た3秒先の未来。
目前の若造は銀二が素早く覗きを行ったことにすら気が付いていなかった。
(話にならない)
銀二は思う。
こうして未来視を発動するたびに、銀二は死を体験してきた。
とある裏のギャンブラーとやった時は、3秒先の自分は頭が柘榴みたいにはじけ飛んでいた。
とある極道とやった時は、3秒先の自分の両腕がドスで落とされていた。
自分程度のイカサマ、覗き見など瞬時に見抜き判断を下すのが一流のギャンブラーというものだ。
銀二は若造を叩きのめすと、一瞥もせずに店を出た。
「嗚呼…こんな雑魚ではなく、早く“本物”を見たいもんだ…」
自身を二流半と評価する銀二は小さくため息をついた。
銀二はこうして自身を過小評価するが、彼は一流半程度の腕はある。
繰り返す。銀二程度では、一流半である。