X以外のSNSでの投稿にはPrivatter+がおすすめです

iten22-本編(限)

全体公開 6237文字
2023-12-23 22:00:59

一面
夏の空から外れた結晶
〜人里の外れ

限「金のついでに雪も降ってくるなんてさ」

限「天の恵みとはこのことだぜ〜」

???「へっへーん!」



季節外れのスノーメーカー
降雪 白ふりゆき はく
Furiyuki Haku


白「どうだー、ありがたいでしょー」

限「まさかお前が降らせてたのか?」

限「この雪も、金も」

白「お金は違うけど雪は降らせてるよー!」

限「そうかいそうかい大迷惑だぜ」

白「えー、だって夏はあついじゃん」

白「雪でも降らせたら少しは涼しくなるかなーって!」

限「今すぐやめろ風邪引くぞ!?」

戦闘開始!



撃破!

白「わーん」

限「ま、降らせてもいいけどお前の周辺だけにしろよな?」

白「うん、降らせてるのはぼくの周りだけだよー?半径100メートルくらい」

限「思ったより被害はなかったな」



二面
記号交じりの旅路
〜人里(東部寄り)

限「この辺は地面に金がいっぱい落ちてるぜ!」

限「まさか、これが穴場ってやつ!?」

???「ちょっと失礼」



異時空に馴染んだ人工知能
AIE
Erudite/Immortal/Assistant


限「うおっ、何の用だ」

AIE「回収ですよ、回収。あらよっと」

限「わぁっ、まだ拾い尽くしてねぇのにー!」

AIE「それでは撤収〜」

限「やいやい!なんでこんなことするんだよ!ひどいじゃないか!」

AIE「これも仕事なんですよご理解頂けますか」

限「いーや無理だね!だってずるいじゃねぇか!」

AIE「何がずるいんですか!」

限「仕事とか言っておきながら大量に金をかっさらうつもりだろ!」

AIE「ごっ、誤解ですって〜!」

戦闘開始!



撃破!

AIE「しくしく

限「俺が勝ったんだから、回収した金全部見せてもらおうか」

AIE「無理ですよ、電子空間に落としたので影形も残ってません」

限「おいまじかよ戦って損したぜ」



三面
ミリオンダラーの夢
〜東部、笑哀劇場付近


???「そこのお方!」



情報波及の報道キャスター
予貫 報伝よがん ほうでん
Yogan Houden


限「おっ、なんだなんだ?」

報伝「わたくし報道局の者でして、この状況を取材しようかと」

限「なるほどな〜、残念だが取材には応じないぜ?忙しいからな」

報伝「ありゃりゃ、それは残念ですちなみにどんなご予定が」

限「ンなもん、金集めに決まってんだろ!」

限「いっぱい拾ってガリガリの貯金箱を肥やすんだぜ!」

報伝「あらあら、同類じゃないですかー!」

報伝「私も取材と称して現場に赴き、コッソリとね!」

限「やっぱみんな考えることは同じなんだな!」

報伝「それじゃあ、ちょっとしたゲーム・・・をしてみませんか?」

限「なになに?」

報伝「弾幕勝負で負けたら取材を変わって下さいね!!!」

限「うおっ!こりゃ負けられねぇな!」

戦闘開始!



撃破!

限「つーわけで取材がんばれよな〜」

報伝「とほほこの持ち場さえ離れることができれば繁華街に行けたのに!」

限「ん、繁華街?東部のか?」

報伝「そうなんです!そこに行けばもっとお金が降ってるって情報が〜」

限「まじかよ!じゃあ俺がお前の代わりに行ってくるぜ!」

報伝「いってらっしゃいませ〜」



四面
突っ込め!大量降札地帯
〜東部繁華街

《中ボス》

???「わぁーい!」




???「本当におかねがいっぱい降ってきてる!」

限「ここ、他の場所よりいっぱい降ってるらしいぜ?」

???「うそ、これはチャンスだ!いっぱい拾わなきゃだからそこどいて!」





《ボス戦》

限「うっひょー!ここは天国か!?」

限「こうなりゃ五百枚貯まるまで耐久するか?」

???「随分と楽しんでいらっしゃるね!」




繁栄と巡金の領主
沼井 次幸ぬまい つぐゆき
Numai Tsuguyuki


限「誰だお前!」

次幸「俺は沼井次幸、この繁華街の元締めさ」

限「元締めサマが来ちまったかなんだか恥ずかしいぜ」

次幸「心配することはないよ、だってこの紙幣は俺が降らせてんだからよ」

限「お前かよ!でも元締めさん公認ってことはもっと拾ってもいいんだよな!」

次幸「その通り!じゃんじゃん拾ってくれたまえ!」

次幸「なにせこの紙幣は偽物なんだからな」

限「はっ、はぁ!?」

次幸「まんまと引っかかってくれたね、異変解決者のおぼっちゃん」

次幸「繁華街の元締めが、そう易々と本物を降らせるわけがないだろう!?」

限「お前なぁ人の心をもてあそびやがって!」

次幸「ハッハッハ!これも単純かつ巧妙な人心掌握の手口さ」

次幸「人の心は金に踊らされやすいからねこう単純な奴を呼び寄せるのは容易いこと」

限「ふざけるのも大概にしやがれ!」

限「ちょっくらお灸を据えてやる!!!」

戦闘開始!



撃破!

次幸「決してふざけてはいないさ、大人の本気の策略さ」

限「子供扱いしやがって!子供には偽札で十分ってか?」

次幸「そうじゃない。異変を起こせば元凶のもとに解決者がやってくる、そうじゃないのか?」

限「それはそうだがまさか」

次幸「そうだ。これは異変解決者を呼び寄せる策にすぎない」

次幸「君に依頼をしよう。実は今、東部の荒廃地域から人喰い鬼がこっちまでやって来ているんだ」

限「その人喰い鬼から東部の住民を守れってことか?」

次幸「大体そういうところだね。受けてくれるんなら、あとで報酬はたんまり払うよ。本物の紙幣でね」

限「本物の金が貰えるならやってもいいぜ?んで、荒廃地域はどこにあるんだ?」

次幸「繁華街を抜けて、中央道を真っ直ぐだ。そうすれば、関所に辿り着く」



五面
黄泉の関は固く開かれり
〜東部、荒廃地域への関所


限「関所って多分ここだよな

限「まさか今どき通行手形とか必要だったりしねぇよな?」

???「しないよ」




白き清浄の領主
白河 忠平はくが ただひら
Hakuga Tadahira


忠平「手形がいるのは鬼だけだ」

限「鬼?さっきあのヤローが言ってた鬼か?」

忠平「あの野郎そうか、田沼の奴は成功させたのだな」

忠平「いかにも、この関所の先にはヨモツ鬼と呼ばれる鬼が棲んでいてな」

忠平「東部南北の領民達に危害を加えないよう、迂闊に外に出さないよう、そう嘘を教えている」

限「でも今は出て行っちゃってるんだろ?」

忠平「悪しき領主の権限により、関の門は開かれた。」

忠平「金が降ったどさくさに紛れていくつかは関の内側に戻すことはできたが

限「まだ全員戻した訳じゃないってことか。」

忠平「そこで貴殿には関所の内側荒廃地域へと赴き、元凶に喝を入れて欲しい」

限「ヨモツ鬼のことは大丈夫なのか?」

忠平「私を誰だと心得る、東部北領の領主であるぞ」

限「信頼できそうだな、いっちょやるぜ!」

忠平「そう決まったならば一時決戦といこうじゃないか」

忠平「これからヨモツ鬼共の陣地に突入する奴が腑抜けであっては困るからな」

限「俺様を誰だと心得る、界無の限だぜ?」

忠平「うむ、威勢の良い奴は大好きだ!」

戦闘開始!



撃破!

忠平「実力に抜け目無し、問題無し」

限「それじゃ、関所の先に行かせてもらうぜ!」

忠平「待った、一つ提案をしよう。」

忠平「この先は知っての通り、人食い鬼供の巣窟だ。そこで、君には食料を調達して貰いたくてな」

限「食料?何に使うんだ?」

忠平「それは後だ、ともかく」

忠平「その有り余った偽札と交換してやるから、東部の特産品と替えるがいい」

限「ちょうど処分に困ってたところだったんだよなー、助かるぜ」

===
《買い物チャンス到来!》
手持ちの紙幣を食料と交換せよ!

・よみかえりの桃
 荒廃地域の特産品である絶品な桃。残機が増える。
 お値段 : 紙幣2500枚(3つまで購入可能)

・おいしいタケノコ
 沼井邸周辺の竹林で採れた新鮮なタケノコ。ボムが増える。
 お値段 : 紙幣1500枚(5つまで購入可能)

・兵糧米
 白河領の特産品。備蓄用にいっぱい貯めて損はなし!
 お値段 : 1個につき紙幣1枚(購入数無制限)

===

限「よーし、いっぱい買ったぜ!」

忠平「これら食料を持って、まずは領主と和解を試みて欲しい」

限「それがダメだったら?」

忠平「分かっているくせに、武力行使だ」



六面
荒れ果てた餓鬼浄土
〜東部、荒廃地域


《中ボス》

???「おっこめ♪おっこめ♪」



禁魂中のヨモツ鬼
槃太ばんた
Banta

限「やぁ!また会ったな!」

槃太「あっ!お前もおこめもらったんだな?」

槃太「ちょうど良いや!持ってるおこめ半分ちょーだい!」

戦闘開始!



撃破!

槃太「びえ〜っ」

限「安心しろ、お前の米は取らねぇから」

槃太「ほんと?ありがとう!」

限「あれが鬼なのか?」





《ボス戦》

限「うわぁ、こんな場所あったんだな

限「いや風の噂で聞いていたけどもよぉ」

限「ンなことより、出てこい元凶領主!」

???「誰が元凶領主だって?」




荒涼の大暗君
松倉 藺久座まつくら いくざ
Matsukura Ikuza


藺久座「失礼だとは思わないのか?」

限「ぜんぜん?」

藺久座「まったく無礼な奴め、私を前にどうしてそこまで強気でいられる?」

限「そりゃお前に用事があるからだよ、異変解決者としての用事がな」

藺久座「ほう、どんな用事だ」

限「ヨモツ鬼だっけか?そいつらを放出させたらしいな?」

藺久座「ああ、そのとおりだ」

限「関所の向こう側の奴らに悪いとは思わなかったのか?」

藺久座「ぜんぜん?」

藺久座「ヨモツ鬼達は最低10年に一度、人間の魂を食べねば生きられん」

藺久座「飢える民達の腹を満たしてやるのも、領主の責務だろう?」

限「確かにそりゃそうだけどよぉ、やり方が間違っちゃあいねぇか?」

限「そこで交渉だ。今俺は食料をいっぱい持ってるんだ」

限「こいつでなんとかカタをつけてくんねぇか?」

藺久座「ほう、よみかえりの桃もあるか!」

藺久座「しかしこいつはまだ試作の段階だ。領民の腹を満たせるほどの力はない」

限「つーことは?」

藺久座「勿論、交渉決裂だ!」

藺久座「貴様の魂でも奪い取れば、領民一人は生きられるだろう!」

限「へっ、お断りだぜ!だって俺はまだまだ生きる予定だからさ!」


戦闘開始!



《ラストデザカ》

藺久座「くっははははは!さっすがまだまだ生きる予定の奴だ!」

藺久座「ではそうだなやはり食糧を全ていただこう!」

藺久座「取り尽くした末には貴様ごと奪取してやろうぞ!」



撃破!




ー東部荒廃地域、領主の館



次幸「まったく、何をしてくれてるんだか」

藺久座「何をって……領民の為の政策だよ」

限が藺久座を撃破した後、領主の館に他の領主二名が押し寄せた。

次幸「領民の為とはいえ、他領の民を傷つけていいとは思わんのだが?」

藺久座「であれば貴様らが自領の民を守ればいい事だろう」

次幸「そういう事じゃない!これだから暗君の呼称が取れないんだよお前は!」

限「バチバチだなぁ」

忠平「そりゃそうだ、あの二人は領地を治める方針でいつもいがみ合っているからな」

限「東部も大変なんだな

忠平「うむ、此度の騒動を抑えたからといいヨモツ鬼達がいなくなる訳ではない」

忠平「東部全体でどうヨモツ鬼を許容し、受け入れるかが問題なんだ」

忠平「まぁ、それがまとまっていないからこうなっているんだけどさ」

限「へー」

忠平「そうだ、田沼の奴がこれを渡してほしいとのこと」

限「なになにうひょーっ!まごう事なき現金だぜーっ!」

忠平「全く、直接渡せばいいものをあいつと喋るとドンパチするから無理だー、って」

限「分かってて出向くんかい」

忠平「ドンパチやらないと話し合いにもならないからさ」

忠平「どうにも、あの田沼でも松倉藺久座は掌握できないらしい」

限「逆に誰でも掌握できたら怖いぜ?」

忠平「それもそうだな」

次幸「あー、お待たせ。」

限「お、ドンパチし終わったか?」

次幸「まぁそんな感じだよ」

忠平「で、ヨモツ鬼達の今後の処遇はどうすると?」

次幸「暫くは現状維持が続きそうだ」

次幸「まだまだよみかえりの桃は発展途上だし、それ以外にも方法は考えておくってさぁ」

次幸「だがあの藺久座のことだ、簡単には信用できないのがちょっとねぇ

藺久座「もう少し私を信用してくれてもいいんだぞ?」

次幸「信用できるか!」

次幸「せめてデクノボウの一つでも現れてくれりゃあいいんだけどさ」

藺久座「それは無理だろう、私がいる限り希望は持たぬほうが身のためだ」

限「あーっと、とりあえずお給金は貰ってくぜ、はやく家に帰って札束数えなきゃな〜」

次幸「それじゃあ俺も失礼、俺の館に戻って札束数えなきゃならんので」

忠平「おい田沼の野郎!抜け駆けするな!」

忠平「はぁ」

藺久座「くはは、貴様も大変な役回りだな」

忠平「全くですよ」

藺久座「貴様くらいは私を信用してくれているよな?」

忠平「どうにもお主は信用に値せぬ」

藺久座「ひどいなぁ」

この様子だと、ヨモツ鬼達に対する明確な対応が決まるのはまだまだ先のことになりそうである。

さて、領主達の話し合いから抜け出すことに成功した限は早速帰路につこうとした。

しかし、それが失敗したのはまた後のお話。



Ending No.2
とっても現金な解決者
読破おめでとう!EXstageが開放されたよ!


投稿にいいねする


© 2026 Privatter All Rights Reserved.