くすぐり 微エロ
カルみと 左鈴 前提のすずみと要素あり
刑事探索者たちもちらり(強めの☕️🐸)
シナリオネタバレなし
@popo_trpg_ss
ひょんなことから巻き込まれたひよこ主催の体力測定にて。
『刑事探索者』という括りで一度真夏の砂浜に転移させられて水鉄砲合戦を強いられた神無は、その騒動をきっかけに知り合った刑事たちと夕飯を共にしたいと提案した。
末っ子のお願いを無碍にできなかったらしい刑事たちによって、その集まりは彼らの仲間たちまで巻き込んだ宴会へと発展したのだ。
神無に誘われた縞斑もその例外ではなく、ディーノとアサギリと共に賑やかな食事の席を見守っていた。
「神無、楽しそう。」
呟いたディーノは、テーブルに盛られた焼き鳥串を両手で咥える。たれでべたべたになった彼の口元に、見兼ねたアサギリが身を乗り出した。
「ディーノさん、拭きますから口を閉じて。」
「んむ、」
「良くできました。次は汚さず食べれるように頑張りましょうね。」
親子のようなやり取りを微笑ましく見守ってウイスキーのグラスを傾けた縞斑は、少しだけ離れたテーブルに座る神無へ視線を向ける。
縞斑たちと共に食事を楽しんでいた神無を、せっかくの機会だから知り合った刑事たちと話しておいでと送り出したのは少し前のことだ。
いつもより早いペースで上機嫌に酒を開けていた神無は、赤い顔で嬉しそうに頷くと彼らの輪に入っていったのである。
「確かに、神無ちゃん嬉しそうだね。」
「意外です。マスターが神無さんを自ら送り出すとは思いませんでした。」
「…アサギリちゃんひょっとして、俺のことめちゃくちゃ心が狭い男だと思ってない?」
「おや、違うのですか?」
主人への物言いとは到底思えないその発言に苦笑いを浮かべた縞斑だが、真っ向から否定できるほど潔白ではないことも事実だ。
神無が紹介する刑事たちの中には、思わず牽制したくなるような色気を孕む男も数人いた。とはいえほとんどの刑事が神無のことは可愛らしい弟としか見ていない様子のため、縞斑はひとまず彼らの元に神無を預けている。
「かーみなっ!」
「うわっ!?流石先輩?!」
「飲んでるかぁ〜へへ、あはは!」
「ちょ…!先輩飲み過ぎだろ!!」
「ちょっとしてのんでねぇし〜!!」
背後から飛びついた流石鈴風という青年に、神無は口では鬱陶しそうな言葉を発しているが、楽しげな表情を浮かべて腹に回らせた腕を撫でている。
彼らのテーブルではコーラとコークハイを頼み間違えた矢先が目を開けたまま眠っていたり、酔い冷ましの振りをして膝枕をねだった聖が帰代に拳骨を落とされていたりと一等賑やかな様子だ。
そんな彼らの中ではきゃっきゃとはしゃぐ神無たちなど可愛いもので、宴会の参加者たちも微笑ましげな笑みを浮かべている。
「まぁ…ドロ課は同年代の若者がほとんどいないからね。神無ちゃんも兄弟がたくさんできたみたいで嬉しいんでしょ。」
呟いた縞斑の穏やかな声を聞いたアサギリは、納得した様子で小さく頷く。
「…だから嫉妬はしない、と?」
「彼らも相手がいる人がほとんどらしいし、子犬と子猫の戯れに口出すほど過保護じゃないよ。」
「なるほど……?」
彼らの視線の先では、矢先に巻き込まれてコークハイを何杯も飲んでしまったらしい流石が、けらけらと陽気に笑いながら神無に抱きついていた。
「先輩飲みすぎだって!お水飲みなよ?」
「かみなぁーへへへ、」
「ひゃっ!?つめた!!ちょっと先輩?!」
もがいて水を飲ませようとする神無を押さえるように身じろいだ流石の手のひらが、偶然にも神無の服の中に潜り込む。
グラスを握って冷たくなった手の流石は驚いた神無の反応を見て調子に乗ったらしく、そのまま彼の脇腹や臍辺りを指先で擽り始めた。
「ひ、っはは!ちょっと先輩!くすぐったい!!」
「あはは!へそよわ、っん、ひ!?ははは!やめろかみなぁ!!」
「おかえしだー!!」
酒に火照る神無の体温で簡単に溶けた流石の手のひらは、力の入っていない様子で神無の体の上を這う。
「は…っはぁッあ、あははっ!!ひはは、はは…っ!!」
「んく…っばかみな!やめ…ははは!!」
神無の爪先が流石の腕や胸を引っ掻く度に、彼はぴくぴくと体を揺らして笑い転げる。子供たちのじゃれ合いを微笑ましく見守る大人たちの間で、負けず嫌いな彼らは互いに擽り合いを始めた。
「ひゃ、あッ…!」
流石の指先が神無の脇の下を撫でた瞬間、彼の喉から悲鳴とも嬌声とも取れる蕩けた音が上がる。
ごふりと盛大に咽せて口に含んでいた酒をぶち撒けた縞斑の隣で、アサギリは表情を変えないまま布巾で拭き取った。
そんな彼らのテーブルでの出来事などつゆも知らず、肩で息をした神無は流石の手から逃れようと必死に身を捩る。
「にゃはは!かみなのよわいとこ、はっけーん!!」
「ちょ…っあは、あはははっ!はぁ、んッあ!いいかげんに、っははは!ぁ、はは…っ」
ぜはぜはと息切れをする神無は力のない手のひらでぱしぱしと流石の腕を叩く。勝利を確認した流石は、そんな彼に反撃をされないように押し倒して更に攻め立てた。
「どうだぁ、まいったかぁ!」
「あはは…っむり、むりむりッははは!はぁ、ぁ…んぁッ!!」
一際大きな悲鳴を上げた神無に、ようやく気が済んだらしい流石が肩で息をしながら顔を上げる。
座敷の床にぐったりと倒れて息を整える神無は、揉み合ったせいですっかりシャツが乱れてしまっていた。
「はぁ……はぁ、ッぁ……う、ぁ…」
酒に火照るぽってりとした唇の隙間からちらちらと赤い舌が覗く様に、どこからともなくごくりと唾を飲む音が聞こえる。
力が抜けて起き上がれない神無の様子と、酒を飲む余裕もなく項垂れる自分の主人を交互に見比べたアサギリは、悪意なくこくりと首を傾げた。
「良いのですか?」
「………………………良くない。」
非常に良くない。
顔を真っ赤にして視線を逸らす京札や潔高は可愛いものだ。口笛を吹いているアキラや啓仕も見ないふりで許せる。
しかし、向かいの席で彼らのじゃれ合いを肴に酒を飲んでいた聖心…唯一縞斑が警戒していた男が満面の笑みを浮かべて立ち上がった。
「あらぁ神無ちゃんたら、心さんが起こしてあげいたたたたたた」
「被害広げるつもりかこの馬鹿!!!」
聖が神無に触れるより早く、席を立った帰代が彼の腕を掴んで捻り上げる。
帰代はさっと会場内に視線を巡らせると、こちらを凝視していた殺気を放つ縞斑と、ひとり部屋の隅で酒を飲まずに頭を抱えていた相馬に視線を向けた。
「おい保護者!早くこいつら回収してくれ!!ここの大食いに持ち帰られるぞ!!」
「やだなぁ変ちゃん、さすがに俺も命は惜しいから完食はしないってぇ」
「味見はするのかよ!!命知らずも大概にしろお前!!!」
ずるずると引きずられていく聖に、その場に流れていたなんとも言えないピンク色の空気が少しずつ霧散していく。
回収するなら今しかないと縞斑が立ち上がれば、同じように頭を抱えていた相馬が席を立って何が起こったのか分からず首を傾げていた流石の頭をぺしりと叩いた。
「いで、っおっさん!なにすんら!」
「はいはい、あんだけで呂律回らないくらい酔うようなガキが他所様に迷惑掛けるんじゃないよ。」
「めーわくかけてねぇし!!ちょ、なんだよおっさん!はーなーせー!!」
首根っこを掴まれて宴会の会場を退場する流石は、まだ飲み足りないのか遊び足りないのかじたばたと両手両足をばたつかせる。
そんな彼を無視した相馬は、扉の前でひらりと縞斑を振り返った。
「うちのがごめんなさいね。最悪なことに悪気がないもんで、一応これから灸据えとくから。」
「……お気になさらず…」
流石にその気がないことは分かりきっている上、そもそも神無の感度が良いことに関しての責任は縞斑にあると言っても過言ではない。
部屋を出て行った二人を見送ると、縞斑は未だ床に潰れる神無に歩み寄って肩を叩いた。
「神無ちゃん?大丈夫?」
「は…っ、ふ……せんぱ…ぃ、」
とろりと熱で溶けた菫の瞳が縞斑を見上げる。
力なく縞斑の手を取って頷く彼の姿は、それまでの子猫の戯れが嘘のように艶美なものだった。
咄嗟に縞斑が周囲に睨みを効かせれば、危機察知に長けた優秀な刑事たちはさっとその場から視線を逸らす。見るな、減るから。
よろよろと起き上がった神無の肩にジャケットを掛けた縞斑は、驚いた声を上げる彼を無視してひょいと抱え上げた。
「俺たち、先に部屋に戻るね。」
視界の端で跡を追おうと立ち上がったディーノをアサギリが宥める。少し時間を置いてから戻りましょうね、と彼を説得する全てを察した相棒に内心で深く感謝をして、縞斑も部屋を後にした。
「…あのー……せんぱい?」
「……なに?」
「………おこってる?」
人目を気にせず神無を抱えて廊下を歩く縞斑の姿に、おずおずと神無が声を上げた。
こちらにも悪気がない分たちが悪い、そう小さく息を吐いた縞斑は首を横に振る。
「怒ってないよ。」
「よか、」
「酔って勃たないって泣かれても、今日は止めてあげないかもしれないけどね。」
ぴしり。腕の中の神無が引き攣った笑みを浮かべて固まる。エレベーターを出て部屋の鍵を開けた縞斑は、そんな彼をベッドに下ろしてにこりと微笑む。
「よかったね、神無ちゃんもう中イキできるもんね。」
「…や、うそ」
「幸か不幸か…俺はまだたいして飲んでないからさ。」
じりじりとベッドの隅へ後ずさっていた神無は、やがて壁に背が触れたことに気づく。
これ以上逃げ場はない。縞斑の物言いは理不尽だが、神無にも大衆の前で痴態を晒した自覚があるため強くは言い返せなかった。
「や…やさしく、してくれる…?」
「俺が優しくしなかったことある?」
「…………わりとある。」
神妙な顔でこくりと頷く神無の様子に、怒りを繕った縞斑は思わず小さく吹き出す。
一瞬緩んだその空気に、縞斑が本気で怒っているわけではないのだと理解した神無は僅かに肩の力を抜いた。
「…ディーノとアサギリもいるってことわすれてないよな?」
「もちろん。だから少しだけね。」
「ん、っ」
きしりとベッドが軋んで、縞斑が神無の唇を塞ぐ。
強い酒の匂いにくらりと目が回る。酔いを理由に両手を伸ばした神無は、ぎゅうとねだるように縞斑を抱き締めた。
全くこの子は。そう口付けの合間に呟いた縞斑は、神無の抱擁を受け入れて彼の体をベッドに押し倒す。
「ん……っ、ぁ」
服の隙間からそっと手を差し入れて脇腹をなぞれば、先ほどとは全く違う反応が返ってきた。
見上げる蕩けた甘い瞳もよく見れば、会場で目にしたものとは似て非なるものである。
彼のこの姿を知るのは相変わらず自分だけだ。
そう安堵を覚える大人気ない独占欲を隠して、縞斑は可愛い恋人に気取られぬように笑みを深めるのだった。
終
くすぐりセッってセッは普通にするんか…?🤔
くすぐりセックスマイスターの方教えてください…それを参考に続きを書きたい……