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シイラ「…テル、テルよ…、返事をしてくれ、テル…!」
シイラ「ザクロも、コハクも……どうして、どうして…」
シイラ「あの人形…一度私に傷を付けた時から付け狙っていたに違いない」
シイラ「……許してたまるものか…許してたまるものか!!!」

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究極試練
酷い憎しみの代償
〜廃墟の遊園地、大沼のほとり

地を揺らす咆哮が、孤島に響く。
水面はゆらぎ、沼の主と思しき蛇の異形が姿を現した。
ルペル「……嘘でしょ?あの時よりも、格段に力が増してる…!」
イオ「大丈夫だ、俺たちもできるだけ頑張るからさ」
ルペル「大丈夫じゃないでしょーっ!まずこの体を直さないと!」
クラヤ「ほいほいほいっと、これでよかろう」
ルペル「なんであべこべのまま組み直すわけー?」
シモベ「物怪はその時の姿のままじゃないと姿形を保っていられないらしいですよー」
ピカラ「からかっている場合ですか!」
シイラ「……よくも、よくも…」
シイラ「よくも、我が子を…我が妻を……!」

大沼の白神
シイラ Shira
クラヤ「ふん、尊大な姿で出て来おったか」
シモベ「これが白神…!確かに言われてみればクヤラミ神と似ているような…」
ピカラ「そんなに似てるようには見えませんが」
イオ「思ったより白くはないな、青白い?」
ルペル「あんた達、肝がすわりすぎてない?気味悪いわよ?」
イオ「クラヤで見慣れてるからさぁ」
シイラ「…この姿を見ても動じないとは、見事な奴らだ」
ルペル「わっ、私は普通に怯えてるわよ、周りが異常なだけだってば」
シイラ「そこらの異常者に用はありません、妻と子供達を見つけて下さったのですから」
シイラ「だが人形、お前は許さん」
シイラ「一度私に怪我を負わせたばかりか、無許可で遊園地やら宿場やらを建てるわ妻子を巻き込むわ」
シイラ「終いには我が力を全て欲するとは…傍若無人にも程がある」
ルペル「許せないのは当然でしょうね、私も正直あんたを舐めてたわ」
ルペル「成功すると思ったのよー、そんなに情の溢れる神様だったら一瞬で殺れるかもって!」
シイラ「…それはそうかもしれないな、私とて最初から神だった訳では無い、神の中でも若輩者だ」
シイラ「そうだろう、クヤラミ神」
クラヤ「む、そうであるな。確か…貴様が神格化されたのはざっと200年前頃であるからの」
シイラ「だから、まだ不足の事態にどうすれば良いのか、分からなかったのかもしれない」
シイラ「だが、ようやく気付いたのだ」
シイラ「害を成すものはなりふり構わず滅ぼせば良かったのだ!」
シイラ「今からでも遅くは無い、私の家族に、私の大切な存在に傷をつける者は、この手で粉々にしてやればいい!」
クラヤ「あーあ、見事にダークサイドに落ちやがったのう…貴様のせいだぞ人形」
ルペル「知らないわよそんなのーっ!」
ピカラ「さ、皆さん?こうなりゃ連帯責任ですよ」
イオ「はいはい、暴走を抑えりゃいいんだろ?」
シモベ「抑えた暁には…色々と暴き放題なのでは!?」
クラヤ「やめんか、攻撃が酷くなるぞ」
シモベ「私は別にどれだけ酷くされても構いませんが…?」
イオ「この変態め」
クラヤ「貴様も十分変態だろうが」
イオ「あ゛?」
ルペル「なによこいつら」
ピカラ「放っておきなさい、いちいち気にしているとぶっ殺されますよ」
ルペル「そうね、壊されるのは御免だわ!」
シイラ「あーもうごちゃごちゃと!私欲の塊共にくれてやる慈悲などない!」
シイラ「神か人かなどどうでもいい、お前ら全員吹っ飛ばしてやる!」
試練、開始!
*この試練では、段階毎に対峙する自機が変化する!臨機応変に対応せよ!
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Enemy : シイラ
Bullet Trial × 10+α
一ノ試練 ー白蛇ー
対峙者 : イオ/クラヤ
二ノ試練 ー吉兆ー
対峙者 : ピカラ/シモべ
三ノ試練 ー荘厳ー
対峙者 : ルペル(単独)
四ノ試練 ー薄霧ー
対峙者 : イオ(単独)
五ノ試練 ー霧雲ー
対峙者 : クラヤ(単独)
六ノ試練 ー霧雨ー
対峙者 : ピカラ(単独)
七ノ試練 ー濃霧ー
対峙者 : シモべ(単独)
八ノ試練 ー幻覚[八岐]ー
対峙者 : クラヤ/シモべ 、必殺技 : ルペル
九ノ試練 ー幻覚[環蛇]ー
対峙者 : ピカラ/ルペル、必殺技 : イオ
十ノ試練 ー巳産ー
対峙者 : イオ/クラヤ/ピカラ/シモべ/ルペル
(段階ごとに強制変化)
===

イオ「くっ、やっぱり手強いな…まだまだ抑えきれてないみたいだ!」
クラヤ「ふむ、若輩者でもそれなりの力はあるようだな!」
シモベ「やはり神に抗うのは、不可能に近いのか…!?」
ピカラ「何を言っているのです、できる範囲で淘汰するのですよ!」
ルペル「にしてもどーやってトドメを刺すのよ!?」
クラヤ「分からぬか?そんなもの、一斉攻撃しかなかろう!」
イオ「ああ!これまで通り分業するんじゃ、いつまで経っても決着がつかない!」
シモベ「とにかく強いのを一発入れて、混乱を解こうって魂胆ですか!」
ルペル「分かったわよ、仲良しこよしでバトルすればいいんでしょ!?」
ピカラ「さぁ、反撃開始です!戦闘準備!」

*なんということだ!全員分のショットを放てるようになってしまった!火力がアホみたいに上がってしまった!
イオ「なっ、なんだこれはーっ!なんで俺が担がれてんだよ」
ルペル「そうよ!なんで私が邪神の尻に敷かれなきゃならないのよーっ!」
ピカラ「仕方ないでしょうその場で組んだ陣形なんですから」
シモベ「普通その場で陣形組んでトーテムポールになります!?」
クラヤ「そんな事どうでもいいであろう、とりあえずトドメは貴様が刺せ、イオ」
イオ「だからなんで俺なんだよーっ!!!」
クラヤ「ランチャーみたいに投げられるから…かの?」
イオ「あーもうどうにでもなれーっ!!!」
シイラ「…なんだあれは、ふざけているのか?」
シイラ「しかし何をしても無駄だと…もういい、まとめてかかって来い!」
究 極 試 練 ー 白 神 ー





…
ハ 「 ……ん、…さん、父さん! 」
ゆさゆさ…

コハク「父さん、起きて…」

シイラ「…うん、コハク…か?」
コハク「そうだよ」
シイラ「……よかった、生きていたんだな」
コハク「うん、というか…戦ってる最中に起きた」
シイラ「はは、さすが私の子だ…回復が早い」
テル「あなた!やっと起きましたのね!終盤のイオランチャーで頭に大きな怪我を負っていたから心配でしたのよ!」
シイラ「イオランチャーってなんだ!?…ともかく、それで頭に濡れた布があったのか」
テル「ほら、まだ熱は下がってないのですからちゃんとつけてて、ほら!」
シイラ「しかし…」
テル「変温動物は体温管理が大事だって何度言い聞かせれば…!」
シイラ「あ、ごめんよ…」
シイラ「ところで、あの旅人達は…?」
コハク「あっち。」
シイラ「そうか、あっちか…」
シイラ「……ねぇ」

シイラ「これって、どういう状況だ?」

イオ「どうだ?これで満足したか?」
クラヤ「うむ!我は満足であるぞ!」
イオ「はぁ…何回ジェットコースターに乗らされたことか…俺高所は苦手なんだぞ…?」
クラヤ「我と一緒であれば平気だと言っていたではないか」
イオ「何回乗っても怖いもんは怖いんだよ!!!」

ピカラ「シモベ殿?まさか貴方の実力はその程度なのですか!?」
シモベ「そんな事…っ、ないですよ〜〜ッうわぁぁぁぁ〜」
ピカラ「はぁ…たかがコーヒーカップ回しですが、勝負をふっかけられたからには本気でやらねば失礼というものです」
シモベ「くぅ〜っ、速さ勝負なんてしなけりゃ良かった…」
ピカラ「マンシュ殿、判定は?」
マンシュ「勿論、ピカラ様の勝利でございます!」
ピカラ「ふふふ、そうでなくては」
シモベ「へろへろ〜」

パーキー「アラー!ザクロちゃんてこんな姿にもなれるのネー!」
ザクロ「あわわ…」
ルペル「なによー、怖がる事なんてないじゃなーい?」
ザクロ「だって…さつじんはん……」
ルペル「ま、そうよね」
パーキー「ヨーシヨシヨシヨシ!確かにあのオネーサン怖いよねー!」
ルペル「ちょっと!?」

テル「あなたがあまりにも起きてこなかったから、遊びはじめてしまったのですわ」
シイラ「遊園地復活してるじゃないか…」
コハク「あのお兄ちゃん達が、もっと遊びたかったんだって」
シイラ「子供か…」
イオ「お、起きたみたいだぞ!大丈夫か!?」
シイラ「なんとか、大丈夫なんじゃないかな…ははは」
クラヤ「どう見ても大丈夫じゃなかろう、安静にせい」
シイラ「…クヤラミ神が言うなら、そうさせていただきます」
それから他の場所で遊んでいた輩も合流し、シイラは質問攻めに合うことになったとさ。
結局、遊園地はあと三日の間孤島に滞在することになった。
白神は、人々の笑顔を見たいという物怪達の願いを聞き入れたのだ。
奪われた自らの力も、あの二人の物怪達には返してあげた。物怪達の未来には、自らの力が不可欠であると判断したからだ。
その後、三日間限定の遊園地の噂を聞き寄せ、村の人々が押し寄せた。
霧に囲まれた孤島に、白昼の園が築かれたのだった。

Happy Ending
“白昼の園”
ここまで読了、ありがとうございました!
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