@pandanokurage
〇:、、、ん
自然な目覚め
アラームがセットされていない今日は休日
ベッドから立ち上がった時に感じたのは
昨日よりも遥かに良くなった体調
めまいや立ちくらみは一切なかった
ただほんの少しの倦怠感だけを感じながら
いつも通りリビングへ向かうと
〇:おぉ
ソファやカーペットで寄り添って眠るメンバー達
その光景が異様すぎて
僅かに声が漏れてしまった
その声でメンバーが起きることは無かったのだが
冷蔵庫から水を取りだした物音で
菜緒:んん、、、あぁ、おはよぉ
〇:おはよ、ごめん起こしちゃって
菜:んーん、体調どうなん?
〇:すごい良くなったよ
美玖:ふぁ〜
未来虹:あっ、おはようございます〜
〇:おはよう
ひなの:ん〜、、、
久美:ん〜!よく寝たぁ
史帆:、、、
寝起きの良さそうな久美さんと未来虹ちゃん
大きなあくびの美玖に
まだ寝足りなそうなひなのちゃんと史帆さん
久:〇〇くん、体調どう?
〇:おかげさまで良くなってます
久:そっか!良かったね!
〇:そうだ、皆さんの朝食を、、
菜:ええって!まだ病人なんやから、安静にしとき?
未:そうですよ!私コンビニで買ってきます!
美:私も行きたい〜
久:じゃあ起きてる4人で行ってくるから、〇〇くんは2人と一緒にいて?
〇:、、わかりました、ありがとうございます
みんなして洗面所で身だしなみを整えて
全員分の食事を買いに行ってくれた
そしてこの部屋に残った僕
腰を下ろしたソファの右側にはすやすやと眠るひなのちゃん
反対側には独特な寝相の史帆さんがいる
2人を起こさないように大人しくしていると
史:まぁてぇ、、ししの、にく
だいぶ変わった寝言と共に
史帆さんの腕が僕の太ももにやってきた
その振動か声か
このタイミングで反対側にいたひなのちゃんが目を覚ました
ひ:んん〜、、
〇:ひなのちゃん、おはよ
ひ:おはようございますぅ
軽く伸びをして
目を擦りながら身体を起こす
そこに目に入ったのは
なんとも芸術的なひなのちゃんの寝癖だった
〇:すごい髪跳ねてるね
ひ:どこれすかぁ?
〇:直してあげる
さらさらの黒髪を手ぐしで伸ばす
こうしているだけで
目の前のひなのちゃんが妹のように思えてきて
自然と口角が上がっていくのを感じた
ひ:みなさんは、、?
〇:コンビニに朝ごはん買いに行ってくれたよ
ひ:私寝てたから、、ありがたいです
〇:どう?ちゃんと寝れた?
ひ:はいっ
〇:よかったよかった
ひ:、、、〇〇さん
〇:ん?
ひ:いつもありがとうございます!
〇:えっ?
ひ:私ほんとに感謝してます!
〇:いやっ、急に?
ひ:伝えたいなって思っただけです!
真っ直ぐなその笑顔と言葉に
心がじんわり温かくなった
美:ただいまー!
ひ:あっ、おかえりなさい!
菜:ひなの〜!おはよう!
ひ:おはようございます!
久:としちゃん、〇〇くんにしがみついてるし、、
〇:なんか夢の中で肉を追いかけてたみたいです
久:変な夢だね〜
久美さんによって史帆さんが起こされ
みんなで朝ごはんの時間に
〇:なんか飲み物出すよ
美:大丈夫だよ!全部買ってきたから!
菜:〇〇の好きなの選び!
〇:いや、僕は余ったやつで、、
未:〇〇さんから選んでください!!
菜:みくにんも言っとるで〜!
〇:、、ありがとう
みんないつも優しい
でも今日はいつも以上に優しい気がする
これが病人への待遇なのかと考えれば
ずっと風邪をひいていてもいいと馬鹿なことを想像した
史:ねぇねぇ〜
〇:はい?
史:〇〇はさぁ、誰推しなの〜?
菜:えぇ!推し!?
美:なにそれ!気になる!
〇:推しとかないですよ、マネージャーなんで
史:ほんとのほんと〜?
〇:はい、強いて言うなら箱推しってやつですかね
ひ:〇〇さんらしいですね!
久:そうだね!
菜:でも年下には甘そうやなぁ
美:たしかに!ちょっと贔屓してそう、、
未:そんなことないと思いますよ?
〇:そんなことないんだけどなぁ
謎の質問があったり
贔屓の疑惑をかけられたり
どの行動が疑われているのかすら心当たりがない
〇:そういえば、昨日の女子会は何してたの?
菜:えっ、、、!
美:それは、、あれだよあれ!
〇:どれ?
史:〇〇がチーフマネージャーってすごいよねぇ
久:そう!そんな話してたんだよ!
ひ:〇〇さんはすごいです!
〇:、、、
接待ってこんな感覚なのか?
引き立てられてる感がすごいのと
同い年2人の挙動がおかしいのが気になる
菜:そ、そういえば!この部屋結構広いよなぁ!
〇:部屋?
美:たしかに!〇〇はお金持ちなんじゃないの!
〇:誰が言ってんのさ
菜:うちそろそろ借りてる部屋契約更新やから引っ越そうかなぁ
ひ:でもお引っ越しって大変ですよね、、
菜:そうなんよなぁ、〇〇手伝ってくれん?
〇:全然いいけど、僕にできることあるかな?
菜:いっぱいあるよ!約束やからな!
美:私の時も手伝ってね!
話の流れでよくわからない契約までさせられて
どんどん謎が深まった
ただそれでも
菜:このパンひとくちあげる!
〇:急に?
ひ:私のやつもどうぞ〜!
史:ししは〇〇のやつほしい〜
〇:いやちょっと、、
菜:たーべーろー!
久:、、あらら
未:一応病人さんですよー、、
普段とは形が違う優しさに触れて
メンバーの気持ちをしっかりと受け取る〇〇だった
to be continued