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●駄文&解説●コピー本(2024/5/5発行)「Beside&Behind」ぐだ男×ロビンフッド

全体公開 1 7 5427文字
2024-05-06 11:47:55

いつもどおりの、読まなくてもいいけど、読むと作品の背景がわかる文章です!(長いです)
時間のある際にどうぞ!

Posted by @oekaki_akm

●解説みたいな駄文●
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2024/5/5発行 コピー本(ぐだ男×ロビンフッド)
●Beside&Behind -To traveler have a good sleep-
「君がそばにいてくれれば、どれだけいいことだろう」
「ずっとそばにいることはできないが、せめて後ろから見守るぐらいなら」
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●制作コメント●
 もともとロビンフッドの1臨姿がとてもすきなのですが、ある日、紙のマテリアル本のロビンフッドの1臨をしみじみ見ていたら、思った以上にものすごくマントの裾がボロッボロだったので(しかも設定画と立ち絵でボロボロ具合が違う。立ち絵のほうがボロボロである)、いやこの人、頑張りすぎだよねと思って、そうだ、マスター少年も頑張りすぎだから、頑張りすぎ者同士つながりにしよう!って描いた本です。
漫画本なのでわかりやすい部分だけリリカルに描いて本にしました。
 個人的には、ラブではなく信頼で繋がれるコンビだと思ってます。
そのあとうっかり友達以上になっちゃうことも?うんまあうん。何事にも間違いはあるものだから。
もしかしたらね。いやー大丈夫大丈夫(?!)
そして、そもそも、出会って初期の初期で、この二人は性格的に、いきなり仲良くなれるわけないんですよね!!!!(くそでかボイス)
というわけで、あえて嚙み合ってない二人だらけにしてます。
出会ったばかりの人間同士って、大体こういう会話になるよね。
でもそういう会話を重ねて、お互いそれなりに親しくなるものです。

 内容は趣味全開で、描きたいところだけ詰め込んでかいたので、とても楽しかったです。
お手に取っていただきありがとうございました!
(以降、各話の解説)

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●「The Bird hatch from eggs.」(表紙裏の文字)
 (訳:その鳥は卵から孵った)
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 卵の殻を破らねば、雛鳥は生まれずに死んでいく。
しかし雛を孵すためのぬくもりは、すでに失われていた。

 心も体もすでに冷え切って満身創痍。
マスターの少年は、やまない雨の中で泣いていた。
閉ざされた未来を前に、無限に膨らみ続ける自身の不安を前に
すでに押し潰されかけていたのだ。
しかし、ふと、振り返って過去を見ると光があった。
それはとてもささやかで、何でもないけれども、とてもあたたかな時間。
名も知らぬどこかの誰かが、確かに守ったものだった。
その過去の時間に、マスターの少年は手を伸ばす。

―――英霊召喚。真名:ロビンフッド。

 目の前にごうごとうずまく光と魔力の奔流を前に、マスターの少年は必死に目を凝らし、そして確信する。
これから現れるのは、彼の祖母が語った、昔語りの青年。
誰かが困っている時に必ず現れて。
そして全てが終わったら消えて、忘れ去られてしまうあの人なのだと。
―――けれども、本当にそんな人がそばにきてくれるなら、まだ戦える。
名もなき青年の守った時間とぬくもりを得て、少年は、己を殺そうと閉じ込める殻を自ら破り、
失われた未来を取り戻す旅に挑むことをきめた。

「でも、現れたのがこんなに優しそうな男の人だとは、思わなかったけどね」

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●「それなりの出会いの物語」
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 運命的な出会いはドラマティックだ。
けれどもそれが幸福につながるとは限らない。
のちの激戦の予感、マスターとサーヴァントの仲違い、決別。その果てのマスター殺し。
ならば、それなりの出会い程度の、気楽なものがあってもいい。

 重荷にも傷にもならない程度の、必要十分。
まだ旅は始まったばかりだ。だからきっとこの2人にはそれ位がお似合いなのだろう。

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⚫︎「いまだ知らない君の顔」
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 生きた時代も国も違う者同士が、簡単にわかりあえるはずがない。
ならば何度も顔を合わせて、時には相手の横顔を盗み見て、時を重ねるしかないのだ。
泣きながら眠るマスターの顔を見て、ロビンフッドは状況にいきどおる。
リアリストであり、無理な戦いをして死んだ彼には、こんな状況は長くは続かないことがわかっていた。
憤るのは状況だけ。彼は決して人を憎まない。
そこに声をかけたマシュとダヴィンチを見て、ロビンフッドは驚きの声をあげるのだった。

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●「雛鳥たちの囀り」
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 時を重ねて、ロビンフッドは再臨を果たした。
しかし思ったより状況は複雑で、マスターや他の状況を打開するための、うまいやり方がいまだにわからない。
思うようにいかずに、自分の感情の整理がつかずに、むすっとするロビンフッドをみて少しでも話をしようと、手作りのケーキを出すマスターだが、ロビンフッドには餌付けかご機嫌取りか?と言われてしまう。
しかしマスターは媚びるつもりなどなく、ただ話がしたかっただけだと複雑で少し泣きそうな顔をしてしまう。
ロビンフッドは人がいいのでマスターを困らせるつもりはなかったのだが、そんな一朝一夕で心を砕いて事情を話せるほど器用でも、肝のすわった人間でもない。
そして男同士だからこそ、年上の自分としては、格好悪いところは見せられないのだ。
結局、彼はマスターとの茶会を断るのだった。

なお、このあとハニーケーキだけは分けてもらいました。おいしかったそうです。
(ロビンフッドは、伝承ではビールとハチミツが大好きで、森の中で自作するほどだったとされています。
ハニーケーキは実際作るの簡単で美味しいです。ぜひ作って、ハチミツとバターの香りをお楽しみください!)

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●「君という現在(いま)」
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 マスターに対して少しだけ楽に気を使えるようになったロビンフッドがキッチンにいくと、休日だというのに、マスターがキッチンの掃除とフライパン磨きをしていた。
マスターも休日モードなのでフランクな会話ができる。
しかし、マスターの行動の正体は、自己評価が低く、すでに精神的に限界になっていたさまよえるワークホリック的なものだった。彼はすでに休日に体や気を休めることすら、自分でできなくなっていた。
仕方がないので面倒をみてあげることにして、ロビンフッドは強制的に着席させて、紅茶をいれた。
ロビンフッドがいれた紅茶は普通の味だったが、マスターにはその気遣いがとても嬉しく、美味しく感じたそうだ。

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●「そして渡り鳥に宿り木を」
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マスターは高校生の少年。
若く、基本的にいい子なので、ロビンフッドにも興味本位で、気楽に会話をふってくる。
しかし、それに対してロビンフッドは特にナンパ以外にはないと言う。
やだやだもっと話せることないの、と知りたがるマスターだが、ロビンフッドはそんなことより優先させることがあるので、決して答えてはくれない。
ロビンフッドは、もうすでに心をきめていた。
これから長く過酷な旅をするマスターのために、どうか少しでもやすらげる、あたたかな場所を守ってやろうと。
「一人で泣きながら寝る夜は、もう終(しま)いにしな」
一瞬でも一秒でもオレに気遣いはいらない。なんならオレのことなんて、気にしなくて一向にかまわない。
アンタが心から安らげるなら、オレはそれでいいのだと。

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●「夜のマイルーム番は大変だそうな」
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 ところでマスターの泣きながら寝る癖がおさまっても、いびきだけはどうにもならなかったようだ。
毎晩ぐっすり大いびきをたてながら眠るマスターを前に、ロビンフッドはため息をつくのでしたとさ。
なお、レイシフト先の野営中はいびきをしないので、ますますなんなんだ??とロビンフッドは首を傾げている。
それを見て、ロビンフッドが来るより前にマイルーム番をしていたクー・フーリンは、「おつかれさん」と、にやにやするのでした。

おしまい。

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●あとがき●
 本文の漫画のタイトルの一部は、個人的に好きな美少女ゲームのシリーズ
・「殻の中の小鳥」(英訳:Little Bird in the Shell, Maiden Diaries)
・「雛鳥の囀り」(英訳:A Weak Little Little Wing)
・「渡り鳥に宿り木を」(英訳:To traveler have a good sleep)
からとっています。

 ヤドリギといえば一般的には木に寄生する植物ですが、この場合は、過酷な旅に出る渡り鳥(雛鳥)=マスターの少年が羽を休める場所です。だから宿り木。旅の途中で、安心して休めるよりどころ。

 雛鳥が卵の殻を破り、一番に目にしたのは、巣を枝にのせ、緑色の葉をさざめかせる大樹でしたとさ。
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●制作中に書いたボエム(というかこの作品のテーマ)⚫︎

積み重ねるものは、ただ時間。

何も望まない狩人の目は
どんな偽りや虚飾であっても、決してあざむけない。

必要なものは、貴方の手の中にすでにあるもので。
平凡な姿のままで、
きっと、いいのだろう。

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●原稿中の作業用BGM:
・雫(アニメ「エリン~獣の奏者~」主題歌)←本作品の個人的イメージソング
・Moment(浜崎あゆみ)
・導かれし魂の系譜(美少女ゲーム「幻燐の姫将軍2」主題歌)
・風はなくとも鳥は飛ぶ(美少女ゲーム「殻の中の小鳥」メインテーマ)

・空帝戦騎~黄昏に沈む楔~ サウンドコレクション
・冥色の隷姫~ゆるやかに廃滅する青珊瑚の森~ サウンドコレクション
 その他いろいろ。


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