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Aegis小話③(〝メルセゲル〟封印戦前日)

全体公開 Aegis 996文字
2024-05-22 01:42:59

ミコトとレア

Posted by @82sousaku

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「明日は悔いを残していきましょうねぇ」
「はァ?」

防具の最終調整を終えて、明日の準備は終わりと一息ついたところで、ここ数年使っている口癖を発するとバドルさんが顔を顰めた。

「そこは普通、悔いを残さずに行こうって言うやつじゃねぇの?」
「悔いが無ければ未練がないかもしれないじゃないですか。心残りや終えた後の楽しみがあればやる気も出るでしょう?」
「あー、なるほど。そういう理屈」

ふぅん、と頬杖をつく。何となく納得してくれたようだ。

「そういうわけでお菓子を作りますけれど、バドルさんは何か食べたいものとかあります?」
……ないこたねぇけど、アゲハが作ってくれるしな……
「それもそうですねぇ。うーん」

最近暑くなってきたから涼しげなものも食べたいなと考える。
フルーツの入った寒天ゼリー辺りかな。牛乳寒天でもいい。
ゼリーを1、2自分の分を入れて3つと、あとヘレンにもあげたいし、もう少し余分に作っておこう。何人かに分けられた方が楽しいし。
それとレモンクッキーが結構好評だったのでレモンクッキーは量産して休憩室にでも差し入れしておこうかな。うん、良し。

「寒天ゼリーとレモンクッキーかなぁ……
「あー、ゼリーいいな。アゲハに頼もう」
「ふふ、良いですね。是非」
「まあ、アイツも大変かもしれないんだけどなぁ。いやどうだろ。アイツ、事後処理に回るか? まだ申請されてなかった気がする」
「どうでしょう? でもバドルさんと寝たいでしょうから一緒に行くのでは?」
………………………まあ、そうか」

あ、否定しないんだ。まあ、そうか。結婚しているんだし。という顔をした。ちょっと嫌がられた。

「さてさて、準備もありますし帰りましょうか」
「そうだな。あー、強請るなら材料買って帰った方がいいのか?」
「アゲハさんと一緒に買いに行けばいいのでは?」
………………お前さ、楽しんでるよな?」
「勿論」

私は人の恋バナが結構好きなので。

………………、ま、いいや。帰る。んでお前と買い物行く」
「あらぁ」
「ンだよ。お前も一人で買い物行くつもりだったろうが」
「それはそうなのですけれど」
「好きなだけのろけてやっから聞け」
「あら。あらあらあら。では行きましょうか♪」

調子のいいやつめ、と軽く蹴られるが可愛いものだ。
鼻歌混じりに部屋を出ていく。


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