続きもので書いている、人魚姫ドラヒナのお話です。
この話から、少し時間が経っています。
次のクリスマスは、きっと →https://privatter.net/p/10935920
契約を完遂し、ヒナイチ姫を迎える為に必死な魔女ですが、人魚の肉で作った薬が残り少なくなり、病状が悪化します。そして、『無邪気で何も知らない』人魚姫は、友人のサンズ姫に、大切な人を助ける為に…『契約』ではなく、『約束』を持ちかけようとします。
ヒナイチ姫に石の御鉢を貸した後の、ロナサン夫妻のシーンを追加しました。
2023/01/27に上げました。
@kw42431393
「よう、ヒナイチ…って、あれ?兄貴が一緒なのか?」
「うむ、出迎えご苦労。ロナルド王子、サンズ姫。」
気圧される貫禄に尊大な雰囲気を纏いながら、ダブルピースしたフランクな態度。
筋肉質な上半身に、でかでかと書かれた、「イナ海国へいらっしゃい!」とある宣伝シャツを着て、白いマントを羽織っている…破天荒な喰わせ者で有名なカズサ王…らしい。なんだかな~。
「諸君らのおかげで、着々と計画も進んでいる。思ったより、早く両国の行き来が実行出来そうだ。そろそろ、ヒヨシ王と最終段階の打ち合わせもしたかったのでな。また、来ちゃった!という訳だ。」
「すんません。俺、聞いてなかったんで。ちゃんと、ほら…ちゃんとした馬車とか、なんか色々…用意した方がよかったかな~、って。」
「気にするな。抜き打ちだ!」
アポ無しかよ!
「ロナルド王子がダチョウの恰好して、おんぶしてくれても、構わんぞ。」
「しね~よ、何考えてやがるですか!!ヒナイチ、てめーの兄貴は、いつもこんなですか?」
「…いつもだ、すまん。ロナルド王子、サンズニャン。」
陸と海を繋げるこの計画で、俺達はヒナイチの兄貴とも、ちょくちょく顔合わせはしている。
基本的に、カズサ王はうちの兄貴と、法律とか関所とか、持ち込まれた貨物の扱いや、入国してきた者達の宿泊施設の設備とか…俺には、よく分かんねえや。
そういうのを、やってくれてる。
陸から海へのパスポート発行の窓口には俺、海から陸へはヒナイチが関与する事になる。
『審査が通らなかった時、暴れる連中もいるだろう。君達の、その暴力が役に立つ。』
俺もヒナイチも人を見る目とかないし、堅苦しいの苦手だし。不安がっていたら、そんな事を言いやがったんだ。
人を見る目に関しては、申請内容と本心が嚙み合っていなければ、発行したパスポートが受け付けないので、気にする必要はないらしい。
魔法だからって言えばそうだが、うまくできてやがると思う。
まぁ、暴力って言い方が嫌味で、イラっと…そんときゃ、頭の耳だかヒレだかを引っ張ってやったっけ。
「そういえば、ヒナイチ。ドラルクの奴、今日も調子悪いのか?」
海岸からシンヨコ王国に続く道を、連れ立って歩く。隣を歩いているヒナイチの顔は暗かった。
いつも嬉しそうに跳ねているアンテナが、下を向いている。
ジョンも来ていないという事は…ドラルクの身の回りの世話を、しているんだと思う。
「…うん、まあ。深海なら普通に生活しているけど、環境が変わると辛いらしい。」
前回も陸に来なかったな、と思い返す。イナ海国の王宮にも、顔を出していないと聞いた。
それに、最近、顔色…元々悪いけど。なんだろうな、どす黒くなってきたっていうか。
『今まで飲んでいた、薬の材料を切らしてしまってね。カズサ王との契約完遂までもう少しかかるから、ギリギリ節約しているんだよ。』
『しょうがねえな。じゃあ、また下等吸血鬼や害獣駆除のついでに、採ってきてやろうか?お前がいつも頼んでくる…あ~、あれだ。ひ、火とか、あれ。』
『君、5歳でしょ?もう、ボケたの?』
前回、あいつが住んでる水深200mの別宅で、そんな会話を記憶がある。
『火トカゲの血、シンヨコ沖の宝貝、何故かチョンチョンの耳もあったはず…違いますか?』
俺が思い出せなかったのを、サンズ姫が言ってくれたんだよな。あいつに頼まれて渡していた、調剤のサンプルだ。サンズ姫は目録チェックを手伝ってくれていたのと、本人も優秀なくノ一だから、薬学も詳しかったりすんだ。
頼りになるだろ?うちの嫁さ…ンんッ!何でまだこっぱずかしいのかな。
そう、うちの嫁さんは…さ。
『それも材料だけど、メインが手に入らなくなってね。』
『メイン…それは、何ですか?』
『企業秘密…それでは、いけないかな?サンズ姫。』
そういえば、妙な空気だったよな。ここでは話せないと言って、二人は真っ暗な外に泳いでいったんだ。
サンズ姫は俺にぞっこんだし、ドラルクの好みではない事は知ってる。
だから、心配してないけど…何だったんだろう。
「ヒナイチ。退屈だから、サンズちゃん達の部屋に来ませんか?」
城に着いて、兄とヒヨシ王、そして、ロナルド王子が、シャチやイルカ、あるいは馬車を使った定期便の本数の打ち合わせをしている時、サンズが私の肩を叩いて言ったんだ。
珍しいな、と思う。
騒がしいけど、基本的にサンズは、ロナルド王子同様、真面目な人柄だ。
いつも、私が深海での打ち合わせで、お菓子ばかり食べていると『仕事しやがれです!』と怒ってくる。
それが、自分から抜け出す様な事を言うのだ。
実際、今回の議題は私達の管轄外だ。抜けても問題ないだろう。
「いいおはぎが、手に入ったです。あったかいお茶もつけますよ。」
「頂くぞ!」
そんな経緯で、今、私はロナルド王子夫婦の私室にいる。
赤を基調とした部屋には、大きな目が描かれたオブジェが置かれていた。
「ビッ!?」
「わ、動いたぞ!?」
どうやら、昔から、ロナルド王子が愛用している帽子置きらしい。
「ロナルド王子が大事にするので、自我が宿ったらしいですよ。この国では、よくある事ですね。」
そう言って、サンズは私に椅子を勧めてきた。ふわりと、ほうじ茶のいい匂いが鼻腔をつく。
カチャリと音を立てて、目の前に黒いおはぎが並べられた。
「ドラルクの作ったものほどは、おいしくはないですが。どうぞ。」
「いただきます!うん、上品な甘さで美味しいぞ!」
そこからは、他愛もない話が続く。所謂、女子トークと言えばいいのかな。
長命種である人魚の繁殖能力は低い。周期も数か月どころか、人魚によっては数年、数十年という事もザラだ。
だから、私の周辺には同じ年頃の人魚が少なかった。
猶更、新鮮で楽しくて。
「サンズは、ロナルド王子が本当に好きなんだな。」
「に゛ゃー、あたり前です!そりゃ、仕事しているロナルド王子は勿論、ご飯を食べている所も、セロリに怯えている所も…寝起きに涎垂らして寝ぼけている所も、カッコいい。そして、可愛くて、それに!」
言いながら、赤面して一人で暴れている彼女を見ると、つくづくよかったと思う。
ロナルド王子を助けて、出会える切っ掛けが出来て、そして、最終的に、こうして私達もお茶をしているのだ。
その切っ掛けで、私も魔女と出会えた。
縁とか運命とか言うのだろう、不思議なものだ。
「お前は、どうなんですか?ヒナイチ。」
急に話題を振られて、口ごもる。私の意中の相手…前、彼女に言ったら「趣味悪過ぎ!」と言われてしまったな。
でも、変える気はないんだ。
今も…ドラルクは、調剤室にいるのかな。兄が言っていた、『いつも飲んでいるあの薬はとんだ代物』と言っていた。
延命の効果はあっても、治す事はない、と。
そして、その正体に…たぶん私は気が付いている。
この計画に参加してから、体の弱い魔女の助手…本当は、彼に何かがあった時の引継ぎとして…私は、魔女から魔術や薬学を習っている。
だから、難しかった魔女の机に置いてある本やメモが、読める様になってきた。だから…
『どうかしたかね?お姫様?』
『何でもないぞ。それより、今日のおやつは?』
今は、蓋をしておく。魔女は、私に本当の姿を見せたくないらしい。
私が『無邪気なお菓子が欲しくて通ってくる、何も知らない人魚姫』である方が、安心しているのは知っている。
今は、まだ…今は。
もしかしたら、最後の手段を取らなくても、魔女自身の手で治療薬を作る可能性だって残ってる。
まだ、動くのは早い。
「う~ん、ドラルクか。今は、契約を完遂する事しか頭にないんだ。」
「…完遂する事に、拘るんですね。」
「魔女というのは、そういうものだ。特に、深海に生きる者は、執着心が強いと言われていてな。」
「みてーですね。」
「私も、そうなるのかな?」
今の私は、『深海の魔女の一番弟子』という立ち位置だ。
この前、魔女がよく作っている契約書の作り方を実践した。粗削りだけど、うまく出来ている…らしい。
魔女が作る契約書はいつも紫色に光っているが、私が作る契約書はオレンジ色に光っていた。
『貴女らしい』と頭を撫でてくれた時は、嬉しかったっけ。
「ならねーですよ。お前があのタコにゾッコンなのは知ってます。だからといって、あいつと同じになる必要は、ないです。なりたければ、知らない間にそうなります。逆に、ヒナイチがどう変わっても、執着心の強いあいつは、『ヒナイチ』を選ぶでしょう…見てきた連中には、そういうのが多かったですね。」
そう言って、お茶を啜るサンズを見て、思わず彼女を見直す気になった。
考えてみれば、彼女はくノ一の国出身で、王女でありながら、彼女自身、多くの国に派遣されているのである。
世間ずれした、私の知らない彼女の一面を見た気がして、ため息をつく。
そして、彼女の堂々とした姿が、私に一つの行動を取らせる気になった。
サンズなら、分かって貰えるだろうか。
私が心で決めつつある、更新したい契約について。
お菓子がそこになくても、仕事でなくても、彼の隣にいたい。
女性として、先に幸せを構築しつつある彼女なら、分かって貰えるだろうか。
ロナルド王子の為なら、お前も…そうするよな?
「なぁ。サンズは、薬に詳しかったよな?」
「なめるんじゃねーです。火薬だって使えますよ。」
「この計画が終わってからも、個人的に私と会ってくれるか?大事な人の命を助ける為に、手伝って貰うかもしれない。私も、お前の大事な人が危なくなったら、必ず命を助けに行く。ダメか?」
『誰かと取引する時は、必ず契約書を取りなさいよ。』
魔女に言われた言葉が、脳裏に浮かぶ。私が考えている事は、一人で実行するのは難しいかもしれない。
協力者が欲しい、そう思ってはいる。
だから、契約書を自分で作って、お人よしの彼女を縛る事は可能だろう…今の私なら、出来る。
『あいつと同じになる必要は、ないです。』
サンズは、そう言ってくれた友人だ。だったら…
「おい、ヒナイチ。仲良ししてる所悪いが、そろそろ帰るぞ。」
兄の声がして、我に返る。
そうだな、まだ彼女とは会うんだ。この話は、今度にしよう。
「分かった。じゃあ、ご馳走様。サンズニャン。」
そう言って、立ち上がる。部屋を出ようとすると、何かが飛んできた。
咄嗟に、それを受け止める。
「それ、お前にやるです。大事にしないと許さねーですよ。」
手を開くとそこにあったのは、小さな宝貝。
「これ…?」
「母国の近海にある蓬莱島の仙人が、里帰りしたサンズちゃんに、婚姻祝いでくれた燕の子安貝です。燕が卵を産んだ瞬間に産み落とす、その瞬間しか採れない貴重なもの。二つあるから、一つやりますよ。」
掌で転がしてみる。見た目は普通の宝貝と変わらない。それでも、なんだろう。不思議な感じがする。
「しかたねーですね。男の趣味悪過ぎと思うけど、手伝ってやるです。それは、あいつが治療薬を作る為に探している物の一つ。もう一つ、これを貸してやります。最後の仕上げは、これでやらないと意味がないのです。お前だから、貸してやるのです。」
そう言って、彼女は金庫の中から取り出した、古そうな箱を開けて、見せてくれた。包まれた和紙の隙間から、キラキラと5色の光が漏れている。
「これが、サンズちゃんの嫁入り道具。仏様が使ったという…石の御鉢です。」
『魔女ドラルク。サンズちゃんは、自分で言うのも何ですが、優秀なくノ一です。』
ああ、バレたか。おっちょこちょいだと、高を括ってたのに…ロナルド王子を守る為に、合間合間で駆け回っていたのだろう。
特に、女性は急に成長し、強くなるものらしい。
陸から帰ってきてからのヒナイチ姫を見て、つくづく思う。
『この計画に参加してから、サンズちゃんはイナ海国と深海を行き来する様になりました。聞けば聞く程、お前は不穏な噂が絶えないので、色々調べさせて貰ったですよ。お前の今までやって来た事と、手に入れようとしている物を、をです。』
そう、じゃあ私にそれを貸しておくれ。あと、もう少しなのだよ。
契約さえ完遂すれば、お姫様を娶れるのだ。あの子の隣にいたい、生きていたい。
その為には、貴女の持っている石の鉢が必要なのだ。
『お断りします。お前がやらかしてきた事は、理解できません。だから、貸さねーです。』
そう言って、サンズ姫は身構える。私が、無理矢理でも奪うと思ったのだろうね。でも…。
『…諦めるんですか?自分の命が、かかってるんですよ?』
貴女は、ロナルド王子の大事な奥さんだもの。お姫様の友人だもの。
何故だろうね、ロナルド王子とヒナイチ姫だけは、利用し尽くす気になれなくて。
『…アテは、あるんですか?あれがなければ、作れませんよ?』
ダメならダメで、最後まで足掻くつもりだとも。
少なくとも、契約完遂までは生きるつもり…僅かな間でも、命をかけてでも欲しい女性の夫でいられたなら、多少の諦めもつくだろう。
『サンズ姫、ドラルク?まだ、話は終わらないのか?』
怪訝そうなロナルド王子の後ろには、迎えに来たシャチが旋回していた。もう、そんなに経っていたらしい。
『にゃ!?すすす、すみません!もう、戻ります!』
恋する乙女…とは、よく言ったものだ。さっきまでの、『優秀なくノ一』は、惚れた男の前で、ただの『ポンコツくノ一』に戻ってしまう。
『んで…何の話をしてたんだ?』
『おお、怖い怖い。君が邪推する様な、内容ではないよ。』
『うっ、うるせー!じゃあ、帰るからな。次回は、お前達が陸に来いよ!』
シャチに跨がったロナルド王子は、サンズ姫に手を貸して、背中に引き上げる。シャチが尾鰭を一振すると、その姿は、あっという間に闇に溶けて…見えなくなった。
次回か…人魚の肉を節約して飲む様になって、何日経ったのだろう。
そろそろ、珊瑚礁に行くのも辛くなってきた。
これでは、私自身が蓬莱島に行くなんて、夢のまた夢…サンズ姫から石の御鉢も借りれない。
今から、他の方法を…
「ヌヌヌヌヌヌ?」
「魔女。今、戻ったぞ。苦しいのか?」
長年連れ添った使い魔と、意中の少女の声に、意識が浮上する。調剤室の椅子に凭れて、夢を見ていたらしい。
あの時、サンズ姫と話し合った時の夢を。
「アハハ…はぁ…はぁ…大丈夫。少し休んでいただけだとも。はぁ…おかえりなさい、お姫様。今、クッキー…を。」
慣れた胸の痛みは我慢出来るが、見たかった貴女の姿が、霞んでいるのが辛い。
さすがに、もう限界か。
引き出しから、残り少ない薬を取り出して飲み下す。ため息をつくと、ヒナイチ姫の持っている物に、視線を戻した。
あれ?それは…?
「魔女、もう少し我慢してくれ。これ、貸してくれたんだ。私の大切な親友が、な。」
『僅かな間でも、命をかけてでも欲しい女性の夫でいられたなら、多少の諦めもつくだろう。』
この言葉は、あの魔女の本音なのでしょうか。調べれば調べる程、あの男の周りは、薄暗い噂が付き纏います。それに、サンズちゃんだって、伊達に各国に派遣され、経験を積んできたくノ一ではありませんよ。
だから、初めて会った時…こいつは、真っ当な奴じゃねー、と思ったのです。
でも、ロナルド王子は、彼を全く警戒する必要はないと言います。
『なんつーか。あいつとは、腐れ縁って奴なんですがね。拘りだすと、周りが見えねえバカなんで、放っておけねえ…って感じで。』
あの人は、お優しい方だから…だから、危険な奴だって証拠を集めて、サンズちゃんが守ってあげないと。
『サンズ。魔女はな、何でも知ってて、一緒にいて楽しいだろ?何より、あいつが作るものは、何でも美味しいんだ。』
こいつは、もう手遅れですね。ってか、男の趣味悪すぎだろーよ。そうツッコんでも、ヒナイチは困った様に笑うだけです。ただ…
『魔女が、今までやってきた事?まぁ…察してない訳じゃないが。』
自分とジョンには優しい、それで充分だ…と言いやがります。付ける薬がありません。…でも。
『サンズ!親友っていいよな?大好きだぞ!』
勝手に懐かれて、親友認定されて…迷惑な奴です。でも、あいつが泣く姿は見たくない気がするのです。
「サンズちゃんは、間違ってないはずです。あいつが死んだら、ヒナイチが悲しみます。」
石の御鉢が入っていた、空っぽの金庫を撫でます。大丈夫なはずです。
ヒナイチは魔女にゾッコンですが、魔女とは同じにはなりません。むしろ、魔女の方がヒナイチに影響されているじゃねーですか。
だから、あれを貸してよかったのです。魔女は、ヒナイチの為に足を洗うと言っていたのだから…。
「サンズ姫?どうかしたんスか?」
「にゃっ!?」
急に声をかけられて、飛び上がります。そうです、ロナルド王子にもお知らせしなければ…
『腐れ縁』と言っていますが…ロナルド王子が魔女に向ける視線は、サンズちゃんが妬いてしまう程、『気の置けない間柄』の相手に向けたものです。
今まで自分が提供していたサンプルが、悪事に使われていたかもしれないと伝えるのは、忍びなくて…でも、両方の世界の者達が行き来すれば、遅かれ早かれ分かるはずです。だから、ここで伝えてしまいましょう。
「ロナルド王子…あの。」
「何スか?」
それに、大丈夫なはずです。
ロナルド王子は、ほんとうに、ほんと~に!お優しい方なんです。
「…なんか、あの面だから、納得しかしねえけど。調べてくれて、ありがとうございます。サンズ姫も忙しかったのに。大変だったでしょ?近々、俺もあのバカと、ちゃんと話をしてみますよ。」
だって、サンズちゃんが本気で好きになった人ですから。
その気持ちは、ヒナイチが魔女に向ける想いに負けねー自信だって、ありますから。