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夏の終わり

全体公開 ドラヒナ以外のお話 6 1129文字
2024-08-20 17:39:03

ピクスク様の『本を作るための、締切を作る為の、イベント』に参加しました。
纏め本を作って、時間が余ったので、吸血鬼すぐ死ぬの二次創作小説を追加で展示します。
8月の月末といえば、吸死にはまっている人間なら、ロナルドくんを連想しちゃうんじゃないかな。
そう思って、書いたショートショートです。
吸血鬼がいる世界だから、海の家(自体が吸血鬼だったりするし)も24時間営業で、吸血鬼の監視員もいるんじゃないかなぁと思ったりします。
みっぴきわちゃわちゃ話として、読んで頂ければと思います。

Posted by @kw42431393

 『ヒデオ、ヒマリ。夏休みの宿題、終わったか?』
 
 待ちに待った楽しい夏休みは、いつの間にか、最終日。
 楽しい事でいっぱいだったはずなのに、いつの間にか
 「おわ。」
 「え、えへへへ。」
 真顔でピースをする妹の隣で、俺は苦笑いするしかない。
 忙しい兄貴に手伝って貰って、31日に全部終える。それが、ガキの頃の俺だった。
 『仕方ないのう。ヒデオは

 「仕方ないねえ。若造は
 うるせえ、兄貴ならともかく。てめえに言われる筋合いはねえよ。
 「ヌンヌレ、ヌンヌレ。」
 マジか、ジョン。ジョンが応援してくれるなら、頑張っちゃおうかな。
 「もう少しだぞ、ロナルド。」
 わーってるよ。あと、俺の分残しといてくれよ。

 「よ~っし!!脱稿だぁ!!」
 締め切りギリギリにならないと、動けない性分は変わらない。
 兄貴の時は、宿題を手伝って貰ったけど、これは今の俺の仕事だ。
 だから、ちゃんと向き合うよ。
 あん時も、こんな感じに考えれたら、兄貴をもっとゆっくりさせてあげられたのかな。
 今だから、独立して、同居人達が来るまでの生活を経験しているから、そんな事を考える。



 「どうした?ロナルド?」
 「ヌー、ヌヌーヌ。」
 「どうしたのかね?今年こそ、夏は何もなかったにしないって、言ってただろう?」
 同居人達の声で、我に返る。
 そうだな今日は、8/31。時間は、夜の9時。
 夏の最終日まだ、3時間も残ってる。何もなかったじゃないんだ。
 「悪ぃ。今、行くぜ。」
 
 荷物を担いで、外に出る。レンタカーの前で、同居人達が待っている。
 「さてと、どこにしよっかな?」
 運転席に乗り込むと、助手席にドラルク。後部座席には、ジョンとヒナイチがキチンと座って待っている。
 「無計画に夜中、飛び出す至極、私達らしくていい。そう思わないかね、ジョン?」
 「ヌンヌン。」
 「私は、ドラルクのおやつがあれば、どこでも行くぞ!」
 能天気な奴らだよな。そう思って苦笑いをすると、俺はカーナビを付けた。
 
 「やはり、明日から9月と言っても暑いな。久しぶりに、海の家に会いにいかないかね?」
 「よっしゃ。釣り道具も、浮袋も持ってきてるし、皆でビーチバレーしても
 「いや。君が客寄せに、また、ポールダンスを披露するんだ。」

 何でそうなんだよ。何か知ってた気もすっけど。
 手癖で、ドラ公を砂にすると、俺は以前、移転に手を貸した海の家のいる海岸へと、ハンドルを切った。

 あー、ちなみに。
 海の家に来ていたおばちゃん達に、今回もポールダンスをリクエストされたのはまた、別の話だぜ。


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