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墓前にて/鴉山日暮 ログ

全体公開 6297文字
2024-10-15 01:01:55

CoC KPレスシナリオ「墓前にて」のログです
「プルガトリウムの夜」のネタバレを大いに含みます

Posted by @niki__kr


プル夜の話をしたので、また感想を書こうと思いまして。メモ帳を開いたらこんなログを残していたので、せっかくですしこっそりと公開しておきます。
HO2には見られたくないエンドC班長の墓参りです。
デス使行く前なので、デス使のネタバレはありません。

今日言語化された「世界を救えなかった罪を全て背負っている日暮」がまさにここにありました。
こちらのシナリオでかなり心の整理をつけさせていただきまして、本当に作者様にはありがとうございました。









 
■墓前にて/鴉山日暮
(プルガトリウムの夜 エンドC HO1)

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16402185






あなたは目が覚めると、見知らぬ場所にいる。
辺り一面真っ白だが、その空間の中では異質に見えるものに目が行くだろう。
それは、墓だ。
訳が分からない状況に、あなたは不安に思うかもしれない。

【SANチェック 0/1】
64→63


ここで驚いていてもしょうがない、少しでも手がかりを探そう。
そうあなたは思い直すことだろう。
なぜなら、あなたは刑事だから。

さて、どこを調べようか。
◯この空間全体 ⇒ 3ページへ


・この空間全体
改めて全体を見回してみる。
どこまでも果ての無いように見える、白い部屋、とでも言えそうな場所だ。
扉や窓は、見る限りどこにもない。

【聞き耳】を振ってもよい
 成功 ⇒ 4ページへ
 失敗 もしくは 振らない ⇒ 5ページへ
70失敗 81

・空間全体を調べているときに【聞き耳】に失敗、もしくは振らなかった
自分の呼吸音だけが耳に届く。
自分はここにいるという確証だけは、得ることができたかもしれない。
ただ、この白い空間はあまりにも現実的ではないが。

さて、次はどこを調べようか。
◯墓に刻まれた名前 ⇒ 6ページへ


・墓に刻まれた名前
近づいて墓を見れば、名前が刻まれている。
何度後悔したことだろうか。
失いたくなかった、あなたの大切な人の名前だ。


ニラサワなのか、トウカなのか。
全ての狂いの元凶となった、あの日を思う。
「ニラサワ、サトシ………


【聞き耳】で判定
 成功 ⇒ 7ページへ
 失敗 ⇒ 8ページへ

聞き耳70.失敗91



・墓の名前を見ているときに【聞き耳】に失敗
自分の鼓動音が内側から響いてくる。
他には何も聞こえてこない。
(あなたは名前を見て何か思うのだろうか。)

しばらくの後、あなたはまた気を取り直す。
他も調べないと。
◯墓全体 ⇒ 9ページへ



・墓全体
誰かが来ているのかきちんと清掃されている。
瑞々しい花も供えられているが、なぜかセピアグレーに染まっていて色を知ることは出来ない。
【目星 or アイディア】好きな方で判定
 成功 ⇒ 10ページへ
 失敗 ⇒ 11ページへ

アイデア75.成功14


・墓全体を見ているとき、判定に成功
ふと気になって墓石そのものをよく見てみる。
ひどく磨かれすぎている。
あなたの顔が反射で映るほどに。
だが、自分の顔を確認しようとしても歪んで見えなかった。
【SANチェック 0/1】
78.
63→62

はぁ。なんなんだよ。」

ますます訳の分からない所だ。
他も調べよう。

◯墓の周辺 ⇒ 12ページへ



・墓の周辺
墓の周りをぐるりと廻ってみる。
周囲の白い空間には相変わらず変化がない。
が、墓に隠れるようにして「拳銃」が落ちていることに気付いた。
拳銃を
 ◯拾わない ⇒ 13ページへ
 拾う ⇒ 14ページへ

「や、めろ」
「思い出したくなんか、」


・墓の陰に落ちていた「拳銃」を拾わない
拾わずに確認してみたが、あなたには見慣れた拳銃だった。
触りたくない、と本能的に思ったのかもしれない。
理由はあなた自身がよく知っているはずだ。
とにもかくにも、そのままにしておこう。

あとはどこをまだ調べていなかったか。
◯自分自身 ⇒ 17ページへ



・自分自身
改めて自分自身を確認してみる。
いつの間に着替えていたのだろうか、真っ黒な喪服を身にまとっていた。
この白い空間の中で、墓石と自分だけが光を吸い込んでいる。
ふと、ポケットに何かが入っていることに気付く。
取り出してみれば、それはあなたの大切な人との思い出の品だった。
(思い出の品は一体何だっただろうか。)
(思い出を回想してもよいし、思い出したくないとまたポケットに突っこんでもよい。)

「え?」
ポケットから出てきたのは、桃下冬香からの餞
マルボロが一本だった。
!」
もう一度、墓標を確認する。
さっきまで刻まれていた名前は消え、
そこには彼女の名前が静かに刻まれていた。

「トウ、カ…………

どくんと、心臓が跳ねる。
俺の後悔、本当の、後悔は………………


※全て調べ終わった ⇒ 18ページへ

ここをくまなく調べてみたが、出口らしきものが見当たらない。
どうしたものだろうか。
【追跡 or 幸運】で判定
 成功 ⇒ 19ページへ
 失敗 ⇒ 20ページへ


追跡70.成功48



・【追跡 or 幸運】判定に成功
墓石をくまなく確認してみれば、わずかだが隙間がある。
誰かが暴いたとでもいうのだろうか?
あなたは衝動に駆られてか、不安になったからか。
墓の下を確認したくなった。



・墓石をどかす
急く気持ちを押さえて、墓石に手をかける。
不思議なことに墓石は軽く、どけるのに苦労はしなかった。
そうすればすぐに納骨室が見えてくる。
――はずだった。
そこには黒い服を着て、こちらに背を向けた”誰か”が居た。
喪服だ、とあなたには分かったかもしれない。
墓の中に差し込んだ光に気付いたか、”誰か”はこちらを振り向く。
あなたは一瞬、墓の中に鏡でもあったのか、と思うだろう。
なぜならば、墓の中で蹲るその人は”あなた自身”だったからだ。
途端、噎せそうになるほどの腐臭があなたを取り巻いた。
【SANチェック 1d2/1d6】
※ここでの一時的狂気は、「釘づけになるほどの恐怖」で固定


62.成功10
62→60

【CON×5】で判定
75.成功63


 成功 ⇒ ひどい臭いにくらりとするが、咄嗟に動く事が出来る。

「う………お前は、俺、か?」
あなたは刑事だ。大きく息を吐く。
なにをするべきか。
(この状況に、あなたはどう反応するのだろうか。)

◯墓の中の人物をよく見る ⇒ 25ページへ


「そこで、何してる」
戦闘体制を取る。
相手を見据える。


・墓の中の人物をよく見る
あなたは墓の中の”あなた自身”へ向き直る。
改めて見れば、”あなた自身”は涙を流しているようだ。
そして、ぶつぶつと同じ言葉を繰り返し続けている。
耳を傾ければ、はっきりと聞こえるだろう。

「許さない。許さない。許さない。」
さらに、その手には何か箱のようなものを持っている。
あなたの目線に気付いて、深く抱え込むように持ち直してしまった。

何か、してみるべきだろうか。
◯話しかける ⇒ 26ページへ
・攻撃をしかける ⇒ 30ページへ
・何も見なかったことにして、この場を去る ⇒ 23ページへ
・自分自身へ何かをする ⇒ 33ページへ


「おい、そこで何してる。」
「何を、持っている。」



・墓の中の”あなた自身”に話しかける
あなたは意を決して、あるいは確信めいた何かをもって、”あなた自身”へ話しかけることだろう。

影「………

日暮「なんだ、お前。俺の癖に喋らねぇのか。」

影「ふん。まったく。俺ってやつはずけずけと。他人から見るとこんななのか。ほんとうに嫌になるな」

日暮「な、」

影「そうだ。俺はお前だ、鴉山日暮。」
「自分で自分を許せないお前。」

日暮「なんでそこにいる」

影「なんでって?お前が自分で殺した部下にいつまでも執着しているからだ」

日暮「や、めろ。うるさい」

影「いいや、やめないね。自分の罪だとかなんとか言って、忘れようとしないのはお前自身だろが。」

日暮「あいつらがいたこと、俺がしたこと、それを忘れないことが、俺の責任の果たし方だ」

影「ふぅん。それで本当にお前は自分を許せると思ってんのか。」
「俺は、お前を、赦さないけどな。」



(墓の中の”あなた自身”は、あなたを許さない。)
(それでも話すという選択をあなたがするならば、”あなた自身”は答えるだろう。)
(あなたは”あなた自身”に何を聞くのだろうか。何を話したいだろうか。)
(墓の中の”あなた自身”は、あの日の後悔を、強烈に、痛烈に感じている)

そうして話していれば、”あなた自身”はあなたへ向けてこう言ってくることだろう。

「そろそろ、ここがどこなのか分かったんじゃないのか。そして、自分は何なのかも。」

「ここは、お前があの日殺したお前の墓だ」

「お前が切り捨てた感情の墓だ」

「忘れたくないくせに見たくもなくて、埋めることしかできなかったお前自身の墓だよ」
「どうして簡単に墓石が動いたと思う? お前が動かしたいと願ったからだ」

「お前を許せないのに、どうして自分はお前と話していると思う? お前が話したいと願ったからだ」
「お前は自分であり、自分はお前だ」

(この状況を、あなたはどう思うだろう。怖いか、安心するのか、それとも憎くなるのか。)


日暮「俺は囚われているのか」

影「お前が望んで、俺はここにいる」
「お前が昼間へらへらと誤魔化して、夜は酒で押さえ込んだつもりになっている、後悔。自己嫌悪。罪悪感。」
「それが俺だ」

日暮「なるほどな」

影「お前は抱え込みすぎなんだ、全部」
「他にもあるな、罪悪感。ニラサワと、桃下だけじゃない。」

日暮「言うな」

影「七海月乃」

日暮「っ」

影「お前本当は信じていなかったんだろ」
「信じてもらいたければ信じろって、本当は自分に言い聞かせていたんだろ」

日暮「言うな!」

影「ほらそうやって。」
「また気持ちを隠す。そのたびに俺は、苦しくなる。罪悪感が大きくなる。」
「吐けよ!!!!」
「お前の後悔を!!!!なんだそれは!!!!」
「あの夜の後悔は、世界を救えなかったことじゃない!!!!」

日暮「あぁそうだ………あの夜の後悔は……
「俺はトウカを殺した。そしてあの世界と引き換えに、救ったのはなんだ?」
「シアエガの落とし子?」
「ハ!化け物じゃないか。おまけにいつかまた世界を滅ぼす可能性まであるときた。」
「俺は、トウカを、大切な人を殺してまで、、代わりに何かを救えた気になってた、、でも違ったんだ、、俺は世界を救えなかったし、トウカもニラサワも、トウリも、、、七海月乃のことも、誰1人救えなかったんだ」

「なにが、正義だ」
「俺はいつから、間違っていた」


墓の中から”あなた自身”が出てくる。
あなたを、涙の止まらない目で、それでもまっすぐに見つめてくる。


影「お前は、この訳の分からない場所で、まだ願うか?」


・願う ⇒ 27ページへ
・願わずに立ち去る ⇒ 23ページへ
・”あなた自身”に攻撃をする ⇒ 30ページへ
・自分自身へ何かをする ⇒ 33ページへ

日暮「願いとはなんだ」

影「さぁ?お前が望むことだ。」

日暮「望みなどない。俺は、耐えて、いつか赦される日を、待つ、、、」

影「ふぅん…………

つまらなそうに、失望したように、
墓の中の俺は言う。

なんなんだ、俺のくせに、
俺のこの苦しみを知っているくせに。


・”あなた自身”に攻撃をしかける
◯【こぶし や キック等】
近接戦闘80.51成功

日暮「おん前なぁ!!!」
「どんなに後悔があっても、俺が進むべきは前だけだ」

「七海月乃を撃たなかったこと、確かに俺は死にたくなるほど後悔した」

「でもなぁ。俺はあいつを希望にしたい。希望の光に。」
「あいつが胸張れるくらい立派な刑事になって、そんでたくさんの人を助けてくれたら。俺がしたことは間違いじゃなかったって言えるだろ」

影「相変わらず、馬鹿な男だ」

日暮「馬鹿で結構。だからお前は俺に戻れ。俺の後悔で、罪悪感だ。それは俺が持っていく。」


墓の中の”あなた自身”は、避けることはしないようだ。
あなたにそっくりのそれは、絶叫に近い悲鳴を上げるだろう。
【SANチェック 0/1d3】

60.70失敗
60→57


・攻撃を止める ⇒ 25ページへ
◯銃を使って”あなた自身”を撃つ ⇒ 31ページへ
・自分自身へ何かをする ⇒ 33ページへ


日暮「ずっと死にたかったんだろ」
「くれてやる。死は救済……だったか」

嘲るように吐き捨てる。


・銃を使って”あなた自身”を撃つ
銃を向けてもなお、そいつは避けることもせずこちらを睨んでくるばかりだ。
いつにもまして、銃が重たく感じられた。
銃声が響いた。
放たれた弾丸は役目を全うし、”あなた自身”は墓の中に崩れ落ちる。
あなたではないにしても、”あなた自身”の死を、実感することだろう。

【SANチェック 1d3/1d10】
57.失敗85
57→55


血溜まりの中に、そいつが持っていた箱が浮かんでいた。
が、それは見る間に溶けて消えていく。
墓の中の”あなた自身”の死体も同様だ。
そして最後には、血塗れになった墓と、あなた自身だけが取り残された。
32ページへ


あなたの背後から、何か物音が聞こえてきた。
振り向けば、そこには扉が出現していた。
あなたは他に行くところもないことだし、とそちらへ向かってゆくことだろう。

扉を開ければ、突然。
「へえ、君はそれを選んだんだ」
知らない男の声がした。
嘲笑うような、それでいて無関心なような、不思議な声だ。
あなたの返事を待たずに、その声は続ける。

「また君自身を殺したんだね。
殺せば殺すほどに、その感情は大きくなっていくっていうのに。
君は何にも変われちゃいない。
目の前から隠したことでなくなったなんて思ったかい?」
「そうして君は何度も殺して、君自身が分からなくなっていく。」

「君のやっていることは、本当に君がやりたかったことなの?」

その言葉を聞き取れたかどうか。
あなたの意識は暗転していく。




はっ、と、あなたは自分のデスクで目を覚ます。
どうやら、夜勤の仕事をしている最中に少しばかりうたた寝をしてしまっていたようだ。
窓の外はまだ暗く、街灯の光がぽつぽつと灯っているだけだ。
あなたは先ほどの声を思い出すかもしれない。
そして、あなたが持つ、あなたの大切な人の記憶を思い返そうとするかもしれない。
何度もなぞった忘れられない思い出は、けれど、細かい部分が少しずつ失われていることだろう。
だからこそか。
大切な人を亡くしたというこの後悔は、自分自身のものだ。
忘れることなどできない。
改めて強く強く、思うことだろう。
それは決意か。あるいは妄執か。
夜は未だ深く、朝はまだやってこない。



【END:あなたも囚われたまま】
まだ、夜。


SAN値回復4
55→59


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