あまりにも短い
@azisaitsumuri
無意識の内に俯いていたらしい。
「下ばっか向いてたら背伸びませんよ。」
「信憑性の無いこと言ってんな。」
頭上から振る声が、心なしか余計に上空のように聞こえた。
そんな相手が膝を曲げて下から覗き込んで来るので、自然目が合った。
屈伸か、なんて本当に口にしてしまえばぶった斬られるだろうことを声に出さない儘見詰めていれば。
「ん……う……グっ!?」
口付けられてその儘上を向かされた。
「これでおまえの背が伸びずとも目が合いますね。」
上を向いて尚高くに行った口がそう言った。
見てるさ、おまえのこと。