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漆原に落ちたとは認められないです。

全体公開
2024-11-27 14:38:05

現実を直視できないプレイヤの怪文書。【数乱digit 漆原景太郎ルート ネタバレあり個別感想】

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数乱digitをやっています。


この、ルートを選択していないキャラの瞳がそのイメカラの色になるの超~~~かっこよくて好き。

陸平先輩→漆原→光くん まできて、いま玖折に入ったところなんですが……
一度、このどうしようもないグチャグチャ感情を整理しておこうかなと思って。

コイツだよ。

漆原 景太郎 CV:前野智昭


まぁ~~~~~~~しょ~~~~~じき見た目がめちゃくちゃタイプである。
出会ったときから親切にしてくれるので減点がないし、穏やかな佇まいに敬語喋り、極めつけ「先輩」呼び。

「先輩」呼び特効持ちです。

ただの優等生だったらつまらないな、パンチが欲しい、図々しい男であれ!と期待し、個別入った瞬間からすでに相当あったまっていた。


結論から言うと期待したとおりの男ではあった。
でも切り裂き事件で1回大喧嘩したんだよ。

漆原が自分の強運をよく思っていないことは何となく伝わっていたので、
切り裂き事件が起こったとき、「これ漆原くんがやってるんじゃないかな……これまでどおり強運続きなら絶対に捕まらないけど、捕まるってことは自分の強運を破る存在が現れたってことで、自分の強運が通用しない場面に出会いたくてわざとやってるんじゃ……」と思った。(余談ですけど、最初は「漆原くん」と呼んでいました。バチギレてから呼び捨てになった)

そして、これは概ね正解だったと思うんだけど……
たとえわたしの期待したとおりだったとしても、わたしは女性に暴力をふるう男を好きになれない。言うに事欠いてこれですよ。


……やっぱり、等野先輩を切ったのが
当たりだったんでしょうか?」



コイツ・・・・・・ッッッ!!!
即座に脳が沸騰して腸煮え繰り返るほど怒りに打ち震えた。
人の友だちを傷付けておいて、まるで物みたいに「当たり」呼ばわり!?!? どういう了見だよ!


強運のあまり悩むことも苦しむこともない。挫折も苦労も知らない。
階段からわざと落ちてみたが軽傷で済んでしまい、そこで「一生つまらない人生を送って死ぬんだ……」と悟ったとのこと。


ぬるくないか?


その程度の失望でわたしの友だちを傷付けたのか??????
なぁああに階段から落ちて軽傷だったくらいで見限ってんだよふざけんな! もっと死にかねないこと試してから絶望しろや!
生き様がぬるいんだよ!!!!!!

誤解してほしくないのですが、漆原がもっと絶望的な人生を送ってきたのだとしたら人を傷付けても仕方ない、という意味ではないです。
ただただこんなぬるい理由で滴や利保子ねえさま(は違ったらしいけど)が傷付けられたことがゆるせなかった。
ゆるすことなんてない、恋なんてできるわけがない。滴に「漆原くんのことを好きになった」なんて言えないよ、こんな男を好きになったら滴に顔向けできないと思っていた。
漆原のぬるさにバチギレ、正直、ここで終わったと思いました。

この後ですよ。



漆原の言いようから察するに、たぶん、強運のあまりすべてが上手く運んで、失敗して叱られることも、挫折して失望されることもなく、苦労しないから喜びもない、そんな人生が退屈だった、刺激が欲しかったってことだと思う。
絶家したはずの零崎家の子孫が現れ、もう行えないはずだった数乱戦が始まり、上位の伍代を一発で討ち取り(ウケる)(可哀そwww)……予想もつかないイレギュラーばかりが発生して、この人ならこの退屈な人生に刺激を与えてくれるんじゃないかと期待した。
そして実際に紘可ちゃんは、切り裂き事件の犯人を漆原だと突き止め、漆原の強運を通用させない存在であると証明した(ように漆原には見えた)し、けじめとして数乱戦で罰も与えた。そのどれもが漆原にとって初めての経験で、これ以上ないほど興奮したと。
漆原の言い分は理解できます。

「今まであなたが俺に見せた中で
一番いい表情ですね……俺は好きですよ」


何もかも上手くいくってことは、そもそも他人から怒りを向けられることもなかったんだろうね。
ここで嬉しそうにしているのも、ここまでの激情を自分に向けてもらえたのが初めてだったからなんだろう。

……て、コイツさぁ~~~笑
悪いことをする自分に気づいてほしい、自分に激情を向けて罰を与えてほしい、刺激を与えてほしい――これって均すと、優等生あるある「悪いことをして叱られてみたい」という感情じゃない?
もっと言っちゃうと、下の子が生まれて「いいお兄ちゃん」であることを求められた第一子が、大人たちの関心を引きたくてわざと悪さしてみる――いわゆる「赤ちゃん返り」みたいなもんですよね??????

精神的には4~5歳くらいのクソガキ、盛大なかまってちゃんってわけ。

ハァ~~~~~これがとんでもなく可愛かった!!!
あんな大人びた優等生みたいな佇まいして、その実クソガキのかまってちゃんだったの可愛すぎないか???

あっさり謹慎を受け入れ、紘可ちゃんに罰を与えられて念願成就、すっきりさっぱり清々しくなーーーんにも反省していない。

反省しろよwww(^ω^)少しはしおらしくしろwww(萌)

紘可ちゃんが部屋に来て嬉しそうに招き入れるわ、もう満足したのでしませんよ~と開き直るわ、弟妹からの手紙を読んで優しい顔するわ、、、、、、てかコイツどのツラ下げてそんな優しい顔しとんねん。そんな顔がゆるされる立場か?(萌)
ほんとうに悔しいんですよ! こちとら「滴を切りつけた挙句『当たりだったかな?』などとのたまいやがったクソ男漆原のことなんてぜったいにゆるさん!!! コイツをゆるして恋することはわたしの人間性、品位、信念にかかわる!!!!!!」と固く誓っていたのに、この1ミリも反省しないどころか悪いとも思っていない、念願叶って満足🎶🎶と言わんばかりのふてぶてしい態度、好きなんだよ、、、、、、

漆原があまりにけろりとしているので、こちらまで漆原のやらかしたことが大したことじゃなかったかのように錯覚する。(絶対に大したことである)


……まぁ正直、ン?って思うことはいろいろある。
そもそも数乱戦の位置づけが謎。紘可ちゃんに見つかった漆原が嬉しそうに「俺を裁くのは……あなたです」と言うからてっきり警察か理事長に突き出すのかと思ったら、突然数乱戦を始めてびっくり。え、なんで!?笑

数乱戦って数家の序列を争うもので、裁きやけじめの手段ではないですよね!?!?
なぜ当然のように数乱戦を始めるのか、意味がわからないwww

それから、ここからの漆原の狂気(?)が「人を傷付けたい衝動」って描写されていたのもン?となった。
漆原の感情の流れは、「すべて強運で上手くいくから退屈」→「強運を破ってくれる存在に罰を与えられたい」であって、人を傷付けたのは、罰を与えてもらうための単なる口実、手段ですよね? 人を傷付けても何も感じないかもしれないけど、人を傷付けたくて傷付けたくて抑えられない、という症状とはまた違うはず。
そういう衝動が抑えられない人は、幼少期から動物を虐待したり解剖したりする傾向にあるけど、漆原がそうだったって話、出てきていなかったし、、、

「強運による順風満帆な人生が退屈、悪いことをして気付かれて罰を与えられたい、刺激が欲しい」あたりの感情だったはずなのに、なぜかこれが途中から「人を傷付けたい衝動」にすり替えられていて、え、なんで?と困惑した。
だから漆原が自分で自分を傷付けたのも謎だったし、そこから数乱戦が始まったのも謎だったし、そもそも数乱戦が罰という位置づけになっていたのも謎だった。
まぁ、漆原の「痛みは生きているって感じさせてくれる」という思考はわかるけど、ここまでの漆原、別に痛みを感じたい戦闘狂でもなかったじゃん(だってそれなら、強運破りを試さんでも央助に数乱戦を挑み続ければいいわけだからね)。

このへんが、なぁあああんか話の筋が通っていなくて首を傾げた。数乱、ストレートに考えたらこうなるよね?ってところにまっすぐ進んでいかなかったり、明確に異なる二要素なのに同じものとして進めることがあり、咀嚼に時間がかかる。笑
これは、シナリオが悪いというよりは、制作陣とわたしの感性の相性の問題かもしれません。

もしかして「人を傷付けたら上手くいった! また罰を与えてもらうにはまた誰か傷付けなきゃ!」ってこと?
だとしたらやはりクソガキである(^ω^) とりあえず漆原が悪いことして怒られたい!なかまってちゃんでなーーーんも反省していないということはふんわり飲み込めた。(萌)



じわじわじわじわと萌えが怒りを食っていき、そのたびに「いや!!! わたしはコイツをゆるさない美しい魂のままでありたい!!!」と気を引き締め耐えていたところに起きた大事件。

~~~ 押し倒し事件 ~~~

何も訊かずに察して、「俯いたままの私の手を取ると、漆原君はそっと部屋の中に招き入れた」これがめちゃくちゃ大好き。
「こんなクソ男なんで見限れないんだよ~~~!」と思うのに、真っ先に思い浮かぶのは漆原だったし、実際顔を見て安心した。「少し、眠ったらどうですか?」って声をかけてくれたのもうれしかったし、自分の部屋のベッドより漆原のベッドの方が安心して休めるんだろうなぁと思ってしまった。悔しい。

漆原がいい男だったのはここまでで、そこから先はクソガキです。
わたしは理事長と耶告からとんでもないことを聞かされ、動転して、何とか誰かに縋りたくて漆原の部屋を訪れたんだよ。話を聞いて支えてほしかったんだよ。
それなのにコイツ、わたしが憔悴しているのも察していながら、んなもんお構いなしで勝手に怒ってエゴをぶつけてきたんですよ!?
ふざけてます。今つらい余裕ないって話したばっかだろうが!! ちっとはこっちを思いやれや!!


でもこいつめちゃくちゃめちゃくちゃわたしのこと好きじゃん!!!!!!!!!!が勝ってしまった。


ほんとうにクソです。わたしの話聞いてた??? 今その独占欲をぶつけるとこじゃねえ~~だろ? わたしのターンなの! わたしが辛いのをどうにかするターンなの! たったいま傷ついてきたわたしにおまえの独占欲をぶつけてくるんじゃねえ、我慢してわたしを労わって、どうすればいいか一緒に考えろや???

と思っています。思いました当時も。
もう一度言いますがクソですよ。今そういう場面なのか、今わたしにそれを受け留めるだけの余裕があるのかなんて思いやりもせず、自分の欲ばかりぶつけてきたクソガキです。
でも、さ。可愛いんだよ~~~~~~!!!!!!泣
コイツわたしのこと大好きじゃん!!!!!!!!!!がすべてを吹っ飛ばし、今どれほどクソな扱いを受けているかなんてどうでもよくなってしまった。
きっと漆原がこんなふうに感情をぶつけたのもわたしだけで、え~~~~なにそれ、めちゃくちゃわたしに甘えてきてんじゃん、、、

というかそもそも漆原に落ちないよう耐え凌ぐのにいっぱいいっぱいで、漆原がわたしをどう思っているのかなんて考えてもいなかったから、余計に衝撃がデカかった。

ハァ、、、、、、


ついに年貢の納め時がきました。
これさ~~~~。漆原は学園を出ていくことを初めから決めていて、「ついてきたらどうですか?」ってスタンスなのが憎い。ついてくるかこっちに選ばせているのが憎い。
漆原ってきっと、わたしがいなくても平気でけろっと生きていく。もしかしたら新天地で興奮できる刺激に出会うかもしれないし、それでもうまったく悪いことせずに済むかもしれない。わたしがいて人生が彩られたとは言うけど、わたしがいないと生きていけないわけじゃない。わたしがついていこうがいかなかろうが、一人で出ていくんだよここを。
「俺と一緒に来てほしい」くらい言わんかい!!!!! 光なら言うぞ!!! と思うんだけど、こっちに選ばせる精神的優位な男が好きなのである。(終)

でもわたしがついていくことを選ぶのは、ここで漆原を見捨てる罪悪感でもなけりゃ、一緒にいて止めてあげなきゃ……という責任感でもないんだよ。
ただただ、わたしが漆原を放っとけなくて、ここで漆原の手を取らなかったら、このまま二度と会えなくなったら、わたしが死ぬほど後悔する。それだけなんです。
だからコイツがどれだけクソ男でも、絶対また同じことすんだろな~~~と思っても、滴のことを思うとコイツを選ぶなんてわたしもクソ人間の仲間入りか~~~と悲しくなっても、迷うことなくついていく。漆原のいない生活にわたしが耐えられないからです。好きなんだよ、クソが、、、、、、

紘可ちゃんに失うものがなく、耶告に挨拶すれば身軽に駆け落ちできる境遇なのも漆原を選ぶハードルを下げている。クソがよぉ~~~~~~! 理事長、親殺すなや!


「でも、本気なんですか!」

「こいつと一緒だなんて、
自殺行為以外の何物でもありませんよ」




ほんとにね~~~~。(遠い目)


「好きになっちゃ駄目だって思ってはいたんだけど、
本当、なんで好きになっちゃったのかなぁ」



ほんとにね~~~~!


「二人とも、本人目の前にして
そんな言い方はひどいなあ。
さすがに傷つきますよ」




大嘘こくなこんなんで傷つくようなタマかよ(^ω^)


「おい、景太郎。
絶対に彼女を泣かせるなよ!」


「んーそれは確約できないかも……←コイツほんまふざけとるwww

「おい!!」

「分かった分かった、泣かせないよ。
悲しい涙じゃなければいいよね?」


「それ以外何があるんだよ」

「嬉し泣きとか、
あとは……まあ想像にお任せするよ」




大事な話してんのにいけしゃあしゃあと性の話をすんな!!!!!!wwwwww

ほんまにふざけとる。コイツ絶対ニコニコ微笑みながら焦らしたり辱めたりするタイプだよ、好きだ、オワッタ


その後の「はーい」「はいはーい、どうしたの? 一人で寝るのは寂しい?」で完全にKO。

わたしは精神的優位に立たれた年下男に甘やかされ世話を焼かれるのが大好きです!!!!!!

一瞬にして「この生活を選んだわたしは間違っていなかった……」と思わされてしまった。
「え、俺?」のふてぶてしさほんとうにおまえ、、、、、、好きだよ、、、、、、(頭抱え)
コイツはわたしを離さないために甘やかしてるうんぬんかんぬん言ってますが、どう考えても漆原とわたしの関係、圧倒的にわたしの方が漆原を好きだしずっと振り回されている。わたしはすべてを捨てておまえを取ったんだぞ。


「べ、別に私、楽な生活をしたいから
景太郎と一緒にいる訳じゃないんだけど……

「本当?」

「本当」

「俺のことが好きだから?」



そうだよ!!!!!!!!!!!ってキレながらVitaぶん投げた。なんなんコイツ(怒)(萌)



自傷が苦手なので、手に傷を作ってほしくなかったけど。

「彼なりの罪の償いらしい」
「『罪』とは言いつつも、相変わらず彼は罪悪感の欠片も抱いていないし、根底では償う気持ちなどないだろうと感じる」
「正直なところ、口先だけのようにしか思えない」

「え? もうしないって言ったでしょ。俺って信用ないなぁ」

「ないに決まってるでしょ。あんなことしておいて……

ブラボー!!!!!!って拍手しちゃった。
漆原がそういう人間のままでうれしいっていうのもあるけど、紘可と同じ景色を見ている=制作陣が届けようとした漆原とわたしが好きになった漆原の好きなところが一致していたのがうれしかった。やっぱコイツ、爽やかな佇まいでふてぶてしくて図々しい、そういう男なんや!

漆原はこの先もずっとろくでもない男なわけで、そんな漆原を失いたくないがために大事な家族も、せっかくできた友達も居場所も、それなりの生活が約束された将来もぜんぶ捨てて、身一つで漆原についていくことにした。それってもう心底漆原が好きで離れられないってことなんだよ。
クソガキかまってちゃんの漆原にとって、あれだけのことをしたのに、すべてを失ってまで自分だけを見てくれたって、相当嬉しいことのはずじゃん。

……俺についてきてくれて、ありがとう」

至上のアンサーだよばか!!!!!!泣
コイツちゃんと来てくれなかったらどうしようとか来てくれてうれしいって感情あったんだ泣 わたしの方が気持ちが大きいと思っていたけどそんなことなかった、ちゃんと返ってきた、報われた、と思った。
これ以上の言葉なんてない。ここで閉じられたのが最高で、涙が出た。


けど。正直漆原に落ちたなんて認めたくなかったし、まだ大本命の光くんを残していたし、
ま、光くん終わったら「ホラやっぱりわたしの男は光くんだったじゃ~~~~ん!」てなるやろ、この漆原に落ちたような気がしてぐるぐる悔しい気持ちも雲散霧消するでしょう🎶🎶と保留にしたんですよ。

実際、光くんルートは最高だった。
ふだんサブキャラに尺喰われると萎えるんだけど 利保子ねえさまは大好きで号泣したし、
利保子ねえさまとの一件が終盤の「自分のことを思って隠されるより、辛くても真実を知りたい」「誰かのために戦うことが強さなんだ」っていう光くんの行動や変化に繋がるのでシナリオが綺麗だし、
……俺に、あなたの想いを背負わせて下さい」からの央助との数乱戦、カッッッッッコよすぎてアツくて最高だった。大本命に大好きな少年ジャンプルート当てられて大感謝だったよ。
薄暗い部室でのドレスお直しとか、伍代と付き合ってるって噂されたときの「たとえでたらめな噂だとしても、あなたが誰かと付き合っているなんて聞きたくなかったです、俺は」とか、ぜんぶ大好きだった。めちゃくちゃ萌え暴れ転げまわった。
「王子様になりたくて背伸びするワンコ系男前後輩」、大好きなものの詰め合わせで、言うことがなかったんだよ。

絶対に光と付き合った方が幸せになれる。前向きで明るくて可愛くてカッコよくて、ずっとこの心もとない人生の足元を照らし続けてくれる。


それなのに!!!


ちらちらちらちら漆原の方にばっか意識がいってたんだよ!
そこに光くんがいるのに! 最悪。
光くんと付き合ったら幸せになれるけど、たぶん、光くんと付き合わないまま二度と会えなくなっても生きていける。
でも、漆原と二度と会えなくなったら耐えられない。絶対に後悔する。最悪だ。


その気持ちを強固にしたのが悲恋END(光の後に回収した)。

駆け落ちしない分岐だろうなぁとは予想していた。でも、紘可の方が面と向かって断りに行くんだと思ってたんだよ。
あんなことになるとは思ってなかった。

あの部屋を見た瞬間、何かを理解するより早くめっちゃくちゃに涙が出てきて止まらなかった。あれを見せられたのがほんとうにキッ・・・・・・ツかった。
ふざけんなよこの男!!!!! こんなに好きにさせておいて、あんなこと言っておいて、あのがらん・・・とした、空っぽの部屋を見てわたしがどんな気持ちになるのか、わかっててやったのか!?!?泣

心の中の、色とりどりの感情を抱く部分がごっそり持っていかれた気がした。
直感的に、あぁ、もうこの先の人生、二度と一定以上の熱量の感情を覚えることなく生きていくんだろうなぁと思ったよ。退屈な人生を過ごしてきた漆原、こんな気持ちだったのだろうか。だとしたらあんなことしたのも少しは理解できるかもしれない。途方もなくつらい。

訳もわからず布団の中でめそめそと泣いた。
事案ですよ。責任を、取れ。泣


確かに零時に間に合わなかったのはこっちだよ。でも、ついていく気だったじゃん。部屋まで来たなら、確認してくれてもいいじゃん!!
お別れのキスするほど好きなくせに、起こして気持ち確かめたりはしないで、あんな何の痕跡も残さずいなくなってしまうんだよコイツは。ふざけてる!泣
やっぱり耐えられない。あの喪失感を味わうくらいなら、いいように振り回されて悔しくても、あの男と二人きり他のすべてを捨てることになっても、鮮やかで感情的な人生を生きていく方がよっぽどいい。


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