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「概念香水」をオーダーした話(高侑)

全体公開 9379文字
2024-11-29 18:03:07

「Celes推し活」(https://www.celes-perfume.com/)を利用した際の雑記

「推しの概念香水(※よくあるアレ)」が欲しい!


 今回はそう思い立った作者オタクの雑記です。
 こうしてまとめておけば、好きなときに読みかえして思い出せると思い、、、
 しがない話ではありますが、作品の裏話的な感覚でお付き合いいただけると幸いです

※こちらのpostをもとに、加筆+ちょっとしたSSを添えました



 Celes推し活
https://www.celes-perfume.com/product/oshi_katsu/

「推しをイメージした香水をセレクト、あるいは調合してもらえるサービス」があるのをご存知でしょうか?
 複数あるなかでも、市販品のブランド香水からセレクトしていただこうと、Celesさんのサービスを利用させていただいたのですが、


 ――結果からいうと、注文してよかった!!!


 プロのスタイリストさんがオーダーシートを確認してくださるのですが、「丁寧に汲み取ってくださった感」をかなり感じられました。
 オタクとしてありがたすぎる……いや、読んでいただけるだけでもう嬉しいのだけれども! 人様の解釈を聞ける(※嗅げる)だなんて!!


 まずはオーダーシートの紹介から。
 実際はイラストのほか、避けてほしい香りなどの要望も添えましたが、キャラクターに関しては次のとおりです。


オーダーシート(瀬名 侑人)


 容姿
男性、27歳。
背丈(175cm)はあるがやや女顔。茶髪(地毛)、タレ目の男性アイドル系フェイス。


 職業/第一印象
日用品メーカー営業職。一般的なサラリーマン。
爽やかな好青年。何事にも真面目。学生時代はテニス部で、現在もランニングを続けている。


 性格
ゲイセクシャル。
(※同注文のキャラクターと恋人であり、リーガルウェディングをした夫夫ふうふ

第一印象は爽やかな好青年だが、他人の感情を汲み取ることが苦手で、一定の距離感を保とうとする猫被り。

恋人の前では本来のつんけんした自分を見せる。意地っ張りで不器用、ときに甘えん坊、繊細。猫気質なツンデレ。

それでも恋人とは真摯に向き合い、隠れて努力するような一面がある。

なかなか素直になれずに可愛げがないと感じているが、相手の溺愛に負けないほどにちゃんと想っているし、少しずつ印象も柔らかく変化していったように思える。
(なお、相手はすべて承知のうえで可愛い&愛おしいと感じている)


オーダーシート(高山 健二)


 容姿
男性、28歳。
182cmでガタイが良くハンサムな男前。黒髪、切れ長のタレ目・太いツリ眉で、男らしい色気のある印象。喫煙者。


 職業/第一印象
外資系製薬会社MR(本社はニューヨーク)。高給取りのエリートサラリーマン。
何でもそつなくこなし、ちょっとキザな真似も似合うようなスパダリでモテる。

学生時代はバレー部のキャプテンで、以前から周囲に慕われるような人物だった。
(警戒心の強い恋人が素でいられるのも、分け隔てなく接する性格があってこそだと思われる)


 性格
バイセクシャル。
(※同注文のキャラクターと恋人であり、リーガルウェディングをした夫夫)

恋人はベタベタに甘やかしたいタイプで、常日頃からとにかく溺愛している。

遊び心のある印象とは裏腹に、とても一途で十年間ものあいだ片思いしていた。学生時代は学年が一つ上の先輩で、いつだって年上らしい包容力や優しさを見せる。

ときに情熱的。ただ、恋人からは「オヤジくさくて意地悪」と言われる。
(が、本人は気にしていない)


オーダーシートを書いて感じたこと


 ……恥ずかしい。


 それはそれとして、「どうか伝わりますように!」と要点を絞って言語化しようと試みました。
 すると不思議なことに、「このキャラのこういったところが好きだなあ」みたいなのが浮かんできて、ちょっと嬉しい気持ちになったりだとか。
 愛着の再確認というのでしょうか? 推し活してるなあと



 そんなこんなで、注文してからず~っとソワソワした心地で。
 土日祝日を除く営業日・五日ほどで発送メールが届きました。

 そして、翌日にはポストイン。


 いったい、どんな香水が届いたのでしょうか?
 期待と不安を感じながら、ブツを確認してみます――


届いた香水(瀬名 侑人)


 Dior Homme Cologne (Dior)
https://www.celes-perfume.com/product/dior-dior-homme-cologne/

香りのノート
Top
 ベルガモット 

Middle
 グレープフルーツ(花) 

Last
 ムスク(ホワイトムスク) 


・ボトルの印象といい香りも爽やか!

・余所行きの顔というか、ビジネスシーンの侑人という感じですごくフレッシュ

・誰もが知っているような人気ブランドを選択するあたり、侑人っぽさを感じる

・解説にも「飾らない魅力」という一文があって頷き
(高山さんもありのままの侑人が好きなんです!)

・メンズ香水ですが、「男性のみならず女性にも軽やかに宿るニュートラルな香水」だそうで。BL(※受け)として嬉しい

・香りがベルガモットからグレープフルーツに変わるのが「余所行き→ツンデレ」だし、柑橘が薄れると穏やかな香りになって「丸くなった!」感

・グレープフルーツの香りが結構「ツンッ!」としているのですが(※甘さもある)、驚くほど穏やかになっていくのがそれっぽくて感動!!


届いた香水(高山 健二)


 Tacit(Aesop)
https://www.celes-perfume.com/product/aesop-tacit/

香りのノート
Top
 ユズ  シトラス 

Middle
 バジル 

Last
 ベチバー  クローブ 


・スパイシーながらも爽やかな印象で、いかにもいい男がつけてそう!

・二人とも営業職らしいフレッシュさ。でもこっちはヘビーな香りというか、方向性が全然違う

・しばらくすると、どんどん優しくて甘い香りへと変化。色気があるけど落ち着く高山さんだ!

・自然体な包容力を感じさせるウッディな香りに、スパイシーさが見え隠れするのがまたいい。Sっ気ある大人の色気だ、これ

・意外にもユニセックス香水らしく、「男女両方にモテる香り」だそうで
(そういえば、高山さんって性別問わずモテる人だったなあと

・検索サジェスト。香水名のあとに「モテる」「おじさん」が付いていて、これも高山さんらしいというか(成熟した大人の雰囲気)

・侑人よりちょっとお高い香水で、エリートサラリーマン(※侑人談)らしい
(でも「いかにも」って感じじゃなくて、嫌味がないんですよね!)


実在していた


 市販品から選んでいただいたので、「実在していた?」というのが率直な感想でした。

 実際に愛用していそうだし、キャラ解釈にも合っているしで二度おいしい。
 プロの方ってすごいなあと。私が深読みしてる点も勿論あるだろうけど、勝手に解釈一致していると思ってます!
(イメージカラーは指定しなかったのですが、ボトルの色もしっくりきますね!)



 ちなみに個人的に好きな香りは侑人で、ドキッとする香りは高山さんでした。


 侑人は香りの変化が面白いし、なんというかずっと嗅いでいたい幸せを感じる香り。
 まさかの「ツンデレデレ」の表現がすごすぎました(余所行きの顔まで来るとは思わなかった!笑)

 一方、高山さんはまさにモテそうというか、「侑人っていつもこんな香りを嗅いでいるんだ」という気分に。
 侑人にリラックスしてもらえたら、なんて考えているんでしょうか? 優しい香りだけど色気がムンムンっ!!


 当人らはどう感じているんだろう、とちょっとここで想像――


おまけSS 好きな人の香水



「そうだ、高山さん。今日は早く帰ってこられると思うから」

 侑人はネクタイを締めながら、ふと声をかけた。今日は休日だが、取引先との打ち合わせのため、昼前から営業に出ることになっている。

 リビングにはソファーで新聞を読んでいる高山がいて、紙面から顔を上げるなり、こちらへと歩み寄って来た。かと思えば、ふいに正面から抱きすくめられてしまう。

「なんだよ?」
「いや、いい香りしてんなーと思って。俺、この香水好きなんだよな」

 と、すんすんと鼻を鳴らす高山。侑人は一瞬にして羞恥が沸き立った。

「ちょ、嗅ぐな嗅ぐなっ! そんなに好きなら、自分でつければいいじゃん!」
「冗談言うなよ。こんなにいい香りがするのは、侑人だからこそに決まってんだろうが」
「っ、バカ!」

 あまりの気恥ずかしさに、侑人は悪態をついて身じろぎした。しかし抵抗しようにも、がっちりと抱きすくめられていて動けない。

「今日はまだ時間あるだろ?」
「あ、あるけどさっ」
「なら、もう少しだけ。いつも慌ただしいんだし――っと、香りが変わってきたな」

 ミドルノートであるシトラスの香りが際立ってきて、高山が楽しげに声を弾ませる。

 営業という職業柄、身だしなみには人一倍気をつけたいところだし、香水も万人ウケするようなものを選んでいるつもりだ。

 とはいえ、今の状況はいたたまれない気持ちにもなってしまう。こうして面と向かって、高山に体臭を嗅がれるだなんて――意識すればするほど、ますます鼓動が速くなっていくようだった。

「はー、シトラス系の香りっていいよな。侑人によく合ってる」

 いや、少しはこちらの身にもなってほしい。しみじみと呟く高山に、侑人はため息をつく。

「なあ、くすぐったいって」
「もう少し」
「それ、さっきも聞いたんだけど」

 言うと、高山は笑って「悪い」と返してきた。まったく悪いとは思っていなさそうだが、一応は腕の力を弱めてくれる。

 ――そのとき、ふわりと甘い香りが鼻腔をくすぐった。

……つーかさ、高山さんだって」
「ん?」

 ぽつりと出た言葉に、侑人はハッとする。高山が続きを促すように視線を向けてきたが、慌てて身を離して、玄関へと足を向けた。

「そろそろ時間だから出るっ!」
「おい、慌てると――

 と、お約束というべきか。背後から高山の声が聞こえたと同時に、ローテーブルに足をぶつけてしまう。
 痛みに顔をしかめつつ玄関ドアまで移動すると、高山が苦笑を浮かべて見送ってくれた。

「いってらっしゃい、気をつけてな」
「い……いってきます」

 我ながら滑稽だが、何事もなかったかのように挨拶を交わしてマンションを出る。
 そうして駅に向かって歩く道すがら、侑人は小さく鼻を鳴らした。

(高山さんの、ちょっと移ったかも)

 高山が愛用している香水の残り香。微かに感じられるそれに、どことなく心がふわついてしまう。

 甘さを感じさせながらも、見え隠れするのは刺激的なスパイス。成熟した大人にこそ相応しいような、深みのある香りは、まさに高山の人柄を表しているかのようだ。
 この香りに包まれていると、心が安らいで落ち着く一方、色気を感じてはドキドキとしてならない。
 何を隠そう、こちらにしたって考えていることは同じである。

(いい香りがする……

 香水同士の相性がいいのだろう。香りが混ざっても、決して悪い感じはしないし、むしろ上品さが引き立っている気がする。

 くすぐったいような、それでいて心地がいいような。自然と頬が緩んでしまうのを感じながら、侑人は深く呼吸をし――それから、仕事へと気持ちを入れ替えたのだった。



 fin.





総括 「概念香水」は解像度が上がる


 ……と、ちょっとしたやり取りですが、この雑記を手に取ってくださった方への感謝も込めて。
(作中にもあるとおり、香りが喧嘩しないカップル香水でした!)


 本当に二人のイメージぴったりで大満足というか、間違いなく解像度が上がった感じがします。なんていい香りを漂わせているんだろう

 繰り返しになっちゃうけど、注文してよかった〜!!
 この香りを永久に保存しておきたい――いったいどうすれば? 量り売りをしていらっしゃるようだから、いずれまた手を伸ばしたくなる予感!


 あ、あれ? これって俗にいう「沼」というやつでは……





( 2024/11/30 「概念香水」をオーダーした話 


作品紹介


 ゲイ卒したいのに、何故かスパダリセフレに溺愛&求婚されてます!
[エブリスタ] https://estar.jp/novels/26194615
[アルファポリス] https://www.alphapolis.co.jp/novel/334735453/761854622


将来への不安や焦りを感じては、結婚願望を抱くサラリーマンの瀬名侑人。
しかし、侑人は根っからのゲイセクシャルだった。一つ年上のセフレ・高山健二との関係を切れず、そして婚活も上手くいかない。
そんななか、「もう俺と結婚するか?」などと高山が突然プロポーズしてきて?

「ふざけんな! 十年もセフレとして付き合ってきたんだぞ!?」

侑人は遊ばれていると警戒するも、思わぬ溺愛っぷりにドキドキしてしまい!?
――カラダの関係だった二人が、結婚に至るまでのロマンス開幕! 甘々で幸せ満載な溺愛♥結婚BL!!


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