@tiyo_arimura_
「推しの概念香水(※よくあるアレ)」が欲しい!
今回はそう思い立った作者の雑記です。
こうしてまとめておけば、好きなときに読みかえして思い出せると思い、、、
しがない話ではありますが、作品の裏話的な感覚でお付き合いいただけると幸いです…!
※こちらのpostをもとに、加筆+ちょっとしたSSを添えました
オーダーシート(瀬名 侑人)
容姿
男性、27歳。
背丈(175cm)はあるがやや女顔。茶髪(地毛)、タレ目の男性アイドル系フェイス。
職業/第一印象
日用品メーカー営業職。一般的なサラリーマン。
爽やかな好青年。何事にも真面目。学生時代はテニス部で、現在もランニングを続けている。
性格
ゲイセクシャル。
(※同注文のキャラクターと恋人であり、リーガルウェディングをした夫夫)
第一印象は爽やかな好青年だが、他人の感情を汲み取ることが苦手で、一定の距離感を保とうとする猫被り。
恋人の前では本来のつんけんした自分を見せる。意地っ張りで不器用、ときに甘えん坊、繊細。猫気質なツンデレ。
それでも恋人とは真摯に向き合い、隠れて努力するような一面がある。
なかなか素直になれずに可愛げがないと感じているが、相手の溺愛に負けないほどにちゃんと想っているし、少しずつ印象も柔らかく変化していったように思える。
(なお、相手はすべて承知のうえで可愛い&愛おしいと感じている)
オーダーシート(高山 健二)
容姿
男性、28歳。
182cmでガタイが良くハンサムな男前。黒髪、切れ長のタレ目・太いツリ眉で、男らしい色気のある印象。喫煙者。
職業/第一印象
外資系製薬会社MR(本社はニューヨーク)。高給取りのエリートサラリーマン。
何でもそつなくこなし、ちょっとキザな真似も似合うようなスパダリでモテる。
学生時代はバレー部のキャプテンで、以前から周囲に慕われるような人物だった。
(警戒心の強い恋人が素でいられるのも、分け隔てなく接する性格があってこそだと思われる)
性格
バイセクシャル。
(※同注文のキャラクターと恋人であり、リーガルウェディングをした夫夫)
恋人はベタベタに甘やかしたいタイプで、常日頃からとにかく溺愛している。
遊び心のある印象とは裏腹に、とても一途で十年間ものあいだ片思いしていた。学生時代は学年が一つ上の先輩で、いつだって年上らしい包容力や優しさを見せる。
ときに情熱的。ただ、恋人からは「オヤジくさくて意地悪」と言われる。
(が、本人は気にしていない)
オーダーシートを書いて感じたこと
……恥ずかしい。
それはそれとして、「どうか伝わりますように!」と要点を絞って言語化しようと試みました。
すると不思議なことに、「このキャラのこういったところが好きだなあ」みたいなのが浮かんできて、ちょっと嬉しい気持ちになったりだとか。
愛着の再確認というのでしょうか? 推し活してるなあと…笑
届いた香水(瀬名 侑人)
Dior Homme Cologne (Dior)
https://www.celes-perfume.com/product/dior-dior-homme-cologne/
香りのノート
Top
ベルガモット
Middle
グレープフルーツ(花)
Last
ムスク(ホワイトムスク)
・ボトルの印象といい香りも爽やか!
・余所行きの顔というか、ビジネスシーンの侑人という感じですごくフレッシュ
・誰もが知っているような人気ブランドを選択するあたり、侑人っぽさを感じる
・解説にも「飾らない魅力」という一文があって頷き
(高山さんもありのままの侑人が好きなんです!)
・メンズ香水ですが、「男性のみならず女性にも軽やかに宿るニュートラルな香水」だそうで。BL(※受け)として嬉しい
・香りがベルガモットからグレープフルーツに変わるのが「余所行き→ツンデレ」だし、柑橘が薄れると穏やかな香りになって「丸くなった!」感
・グレープフルーツの香りが結構「ツンッ!」としているのですが(※甘さもある)、驚くほど穏やかになっていくのがそれっぽくて感動…!!
届いた香水(高山 健二)
Tacit(Aesop)
https://www.celes-perfume.com/product/aesop-tacit/
香りのノート
Top
ユズ シトラス
Middle
バジル
Last
ベチバー クローブ
・スパイシーながらも爽やかな印象で、いかにもいい男がつけてそう!
・二人とも営業職らしいフレッシュさ。でもこっちはヘビーな香りというか、方向性が全然違う
・しばらくすると、どんどん優しくて甘い香りへと変化。色気があるけど落ち着く…高山さんだ!
・自然体な包容力を感じさせるウッディな香りに、スパイシーさが見え隠れするのがまたいい。Sっ気ある大人の色気だ、これ…
・意外にもユニセックス香水らしく、「男女両方にモテる香り」だそうで
(そういえば、高山さんって性別問わずモテる人だったなあと…)
・検索サジェスト。香水名のあとに「モテる」「おじさん」が付いていて、これも高山さんらしいというか(成熟した大人の雰囲気)
・侑人よりちょっとお高い香水で、エリートサラリーマン(※侑人談)らしい
(でも「いかにも」って感じじゃなくて、嫌味がないんですよね…!)
実在していた…?
市販品から選んでいただいたので、「実在していた…?」というのが率直な感想でした。
実際に愛用していそうだし、キャラ解釈にも合っているしで二度おいしい。
プロの方ってすごいなあと。私が深読みしてる点も勿論あるだろうけど、勝手に解釈一致していると思ってます!
(イメージカラーは指定しなかったのですが、ボトルの色もしっくりきますね!)
ちなみに個人的に好きな香りは侑人で、ドキッとする香りは高山さんでした。
侑人は香りの変化が面白いし、なんというかずっと嗅いでいたい…幸せを感じる香り。
まさかの「ツンデレデレ」の表現がすごすぎました(余所行きの顔まで来るとは思わなかった!笑)
一方、高山さんはまさにモテそうというか、「侑人っていつもこんな香りを嗅いでいるんだ…」という気分に。
侑人にリラックスしてもらえたら、なんて考えているんでしょうか? 優しい香りだけど色気がムンムンっ…!!
当人らはどう感じているんだろう、とちょっとここで想像――。
おまけSS 好きな人の香水
「そうだ、高山さん。今日は早く帰ってこられると思うから」
侑人はネクタイを締めながら、ふと声をかけた。今日は休日だが、取引先との打ち合わせのため、昼前から営業に出ることになっている。
リビングにはソファーで新聞を読んでいる高山がいて、紙面から顔を上げるなり、こちらへと歩み寄って来た。かと思えば、ふいに正面から抱きすくめられてしまう。
「なんだよ?」
「いや、いい香りしてんなーと思って。俺、この香水好きなんだよな」
と、すんすんと鼻を鳴らす高山。侑人は一瞬にして羞恥が沸き立った。
「ちょ、嗅ぐな嗅ぐなっ! そんなに好きなら、自分でつければいいじゃん!」
「冗談言うなよ。こんなにいい香りがするのは、侑人だからこそに決まってんだろうが」
「っ、バカ!」
あまりの気恥ずかしさに、侑人は悪態をついて身じろぎした。しかし抵抗しようにも、がっちりと抱きすくめられていて動けない。
「今日はまだ時間あるだろ?」
「あ、あるけどさっ」
「なら、もう少しだけ。いつも慌ただしいんだし――っと、香りが変わってきたな」
ミドルノートであるシトラスの香りが際立ってきて、高山が楽しげに声を弾ませる。
営業という職業柄、身だしなみには人一倍気をつけたいところだし、香水も万人ウケするようなものを選んでいるつもりだ。
とはいえ、今の状況はいたたまれない気持ちにもなってしまう。こうして面と向かって、高山に体臭を嗅がれるだなんて――意識すればするほど、ますます鼓動が速くなっていくようだった。
「はー、シトラス系の香りっていいよな。侑人によく合ってる」
いや、少しはこちらの身にもなってほしい。しみじみと呟く高山に、侑人はため息をつく。
「なあ、くすぐったいって」
「もう少し」
「それ、さっきも聞いたんだけど」
言うと、高山は笑って「悪い」と返してきた。まったく悪いとは思っていなさそうだが、一応は腕の力を弱めてくれる。
――そのとき、ふわりと甘い香りが鼻腔をくすぐった。
「……つーかさ、高山さんだって」
「ん?」
ぽつりと出た言葉に、侑人はハッとする。高山が続きを促すように視線を向けてきたが、慌てて身を離して、玄関へと足を向けた。
「そろそろ時間だから出るっ!」
「おい、慌てると――」
と、お約束というべきか。背後から高山の声が聞こえたと同時に、ローテーブルに足をぶつけてしまう。
痛みに顔をしかめつつ玄関ドアまで移動すると、高山が苦笑を浮かべて見送ってくれた。
「いってらっしゃい、気をつけてな」
「い……いってきます」
我ながら滑稽だが、何事もなかったかのように挨拶を交わしてマンションを出る。
そうして駅に向かって歩く道すがら、侑人は小さく鼻を鳴らした。
(高山さんの、ちょっと移ったかも)
高山が愛用している香水の残り香。微かに感じられるそれに、どことなく心がふわついてしまう。
甘さを感じさせながらも、見え隠れするのは刺激的なスパイス。成熟した大人にこそ相応しいような、深みのある香りは、まさに高山の人柄を表しているかのようだ。
この香りに包まれていると、心が安らいで落ち着く一方、色気を感じてはドキドキとしてならない。
何を隠そう、こちらにしたって考えていることは同じである。
(いい香りがする……)
香水同士の相性がいいのだろう。香りが混ざっても、決して悪い感じはしないし、むしろ上品さが引き立っている気がする。
くすぐったいような、それでいて心地がいいような。自然と頬が緩んでしまうのを感じながら、侑人は深く呼吸をし――それから、仕事へと気持ちを入れ替えたのだった。
fin.
総括 「概念香水」は解像度が上がる
……と、ちょっとしたやり取りですが、この雑記を手に取ってくださった方への感謝も込めて。
(作中にもあるとおり、香りが喧嘩しないカップル香水でした!)
本当に二人のイメージぴったりで大満足というか、間違いなく解像度が上がった感じがします。なんていい香りを漂わせているんだろう…。
繰り返しになっちゃうけど、注文してよかった〜!!
この香りを永久に保存しておきたい――いったいどうすれば? 量り売りをしていらっしゃるようだから、いずれまた手を伸ばしたくなる予感!
あ、あれ? これって俗にいう「沼」というやつでは……?
( 2024/11/30 「概念香水」をオーダーした話 ―完― )
作品紹介

ゲイ卒したいのに、何故かスパダリセフレに溺愛&求婚されてます!
[エブリスタ] https://estar.jp/novels/26194615
[アルファポリス] https://www.alphapolis.co.jp/novel/334735453/761854622
将来への不安や焦りを感じては、結婚願望を抱くサラリーマンの瀬名侑人。
しかし、侑人は根っからのゲイセクシャルだった。一つ年上のセフレ・高山健二との関係を切れず、そして婚活も上手くいかない。
そんななか、「もう俺と結婚するか?」などと高山が突然プロポーズしてきて?
「ふざけんな! 十年もセフレとして付き合ってきたんだぞ!?」
侑人は遊ばれていると警戒するも、思わぬ溺愛っぷりにドキドキしてしまい!?
――カラダの関係だった二人が、結婚に至るまでのロマンス開幕! 甘々で幸せ満載な溺愛♥結婚BL!!