クリスマス感はないけど、クリスマスです
ヒュ書♂️ヒュ、付き合ってない
11章後の時点です
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@vmon1202
【聖夜の思いやり】
部屋に戻る途中、廊下でヒューゴ先輩と出会った。
「ポインセチアには『祝福する』とか『幸福を祈る』って意味があるらしいよ。」
先輩は、俺が手に持っているオリヴァーからもらった鉢植えを見ながらそう言った。
そういう意味があるのか。オリヴァーらしいな、と思いながら、先輩の言葉に耳を傾けると、まだ話は続いていた。
「君は、誰のことを祝福したいんだい?」
この人は、なぜかいつも俺に感想を聞いてくる。俺たちの会話は常に問いかけで成り立っているけれど、このやり取りが嫌いではない。むしろ、こうして話せる時間は愛おしいとさえ感じる。
「先輩を除いて、みんなの幸せを祈ります。」
俺がそう答えると、先輩は興味深そうな表情を浮かべ、さらに俺の言葉を待っている。
「あの事情を知った以上、先輩の幸せを祈るなんて考えもしません。それはミゲル先輩の気持ちを冒涜することになるからです。だから、先輩の幸せを願うことはできません。」
どう答えればいいか悩むのではなく、ただ自分の思ったことをそのまま言葉にすればいい。
「俺にできるのは、ただ記録することだけです。先輩が本当に幸せに出会うその時を、記録するから。」
「君は本当に面白いね。」
そう言って、先輩はいつもの笑顔を見せてくれた。
その笑みを見つめながら思う。ヒューゴ先輩は一体、俺のことをどう見ているのだろうか?
(終わり)