X以外のSNSでの投稿にはPrivatter+がおすすめです

謝るくらいなら愛さないで(刀剣 / 山姥切 / 男主) ボツ案

全体公開 847文字
2024-12-31 14:33:00

「謝るくらいなら愛さないで(刀剣 / 山姥切 / 男主)」のボツ案です。ボツにしたので800字を少しオーバーしています。推敲もあまりできてません。

「あなた、馬鹿なんです?」
「えっ」
通りすがりの宗三に突然罵倒された。何事?
さっきまで加州といたけど、変な言動はしてないはずだ。怯むなと己に言い聞かせていたら、大きな溜息をつかれた。
「どうして、懸想する相手の容姿も褒められないのか……能がないんですか?」
「け!?あ!?」
「うるさいですねえ、さっきから」
「えっ宗三のせいだよね」でも小声になる俺。誰か聞いてないよなと辺りを見回す。
──俺が初期刀の山姥切に片思いしていると、宗三にバレて早数ヶ月。なんで急にそんな話と思って、ふと加州との会話を思い出す。もしかして、俺が加州に「可愛いよ」って言ったから?
「あれは聞かれたから答えたまでじゃん」
「本心じゃない、と……どこまでも失礼な人ですね」
「本心だよ?隙あらば俺を貶めようとしないで」
生まれ持って簡単に変えられないものは、好ましくても褒めないほうがいいかなと思っているだけだ。山姥切は綺麗と言われたくないらしいから、余計に。好きな相手の嫌がることしたくない。
「ちゃんと見た目以外を褒めてるよ」贔屓目じゃなく、褒めるところ全然いっぱいあるし。おかげで毎日惚れ直してるが。
「わかってませんね」また溜息。
「えぇ?」
「僕を山姥切だと思って、ちょっと褒めてみたらどうです?」
「えー?見た目を?……綺麗だよ」うわ、鳥肌立った。
それだけですか?とでも言いたげな目つきの宗三。気圧されつつ、対抗心で誉め言葉を列挙していく。が、違和感通り越して普通に恥ずかしくなってきた。俺だってね!本当は本人に言ってみたいけど!下心ありでこれはかなり気持ち悪いって!
「後ろ」
「後ろ!?何!?後ろ姿も褒めろってか!?」いつまでやらすんだこれ!自暴自棄気味の俺を、いやその奥を、宗三が無言で指さす。勢いで振り返る。
そこには、真っ赤な顔で立ちすくむ山姥切がいた。
俺は声もなく飛び上がった。いつから!?隠蔽うまくなったね!?
「宗三!?」
「いい加減鬱陶しいんですよ、ふたりして」
「鬱陶しい!?」


投稿にいいねする


© 2026 Privatter All Rights Reserved.