@GvqgNf
「…は、下半身麻痺…??」
「はい。かなり長期間のリハビリをしないと治らないと思います。しばらくは車椅子生活になります。逆にあの高さから全身を打ってこれだけで済んだのも奇跡ですよ…打ち所がもっと悪かったら死んでてもおかしくない。」
「これだけってなんだよ!!オレはもう自分の脚で動くことはできないってことか!?」
「……当分は。」
「…!!」
あれからずっと病室の中。
自分の脚で動けないことがこんなにも苦しいことだとは思わなかった。
病室のテレビではスクエアでのバトルの様子がよく放送されている。
もしかしたらオレも…と立とうとするけど、すぐに倒れてしまう。起き上がるのも大変なのに淡い期待を寄せてしまう。
「——スケボーもしたいし、久々に誰かとバトルしたい。」
「見てるだけってつまらないよな。やっぱ自分でやってこそ1番だ。」
「オレのホクサイってどこにやったっけ。今度持ってきてもらうか。」
「…」
「……治らなかったら どうしよう。」
「早く動きたい。動いてる感覚が欲しい。」
「オレの体がもしダメなら…もういっそ、動けるなら誰かの体に乗り移りたい気分だ。」
「…けど、そんな都合のいいことなんて起きるわけがないんだよな。」
「本当にできたらこえーよ。そんな夢みたいなことあってたまるか。」
「…治るといいなあ。」