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【未完】ろくでもない2

全体公開 ォョ関連 21 1031文字
2025-03-27 21:25:51

続きを書くかもしれないし書かないかもしれない
着衣セはいいよな

Posted by @kurato0o

ろくでもない2


※何も考えずにお読みください※



昔から憧れがあった。
ふりふりの、白くて甘そうなフリルの衣装。細やかに気遣われた繊細なつくり。女の子なら誰でも憧れるのかもしれないし、そうでもないのかもしれない。可愛いお洋服を着て、ふわふわのスポンジにふわふわのクリームの乗ったケーキを食べたい。それは誰に見せたいとかいうものではなく、自分が満足するためだけのもので、だからショウは別に誰に打ち明けたこともなかったし、明確に何をどうしたいと考えることもなかった。あったのは、その日偶然見かけてしまったという「きっかけ」に過ぎない。
たまたま通りがかったレンタルという四文字と、元々思い入れのある青という珍しい色合い。ふわふわの、可愛い装飾。
一目惚れだった。
恋に落ちるというのはこういう感覚のことを言うのかもしれないと思ったほどだった。
ショーケースに展示された衣装をまじまじ見るより先に、身体は勝手に店内へと向かっていて、暇そうにしていた店員に声を掛けられ、試着してみますか?という蠱惑的な囁きに抗うことも出来ず、袖を通した時には時既に遅し。別に普段着にする訳ではない。こっそり、こっそりひとりで着て楽しみたい。可愛い。ほしい。手放すのは惜しい。自分が迷っている間に他の人の手に渡ったら、きっと酷く後悔することになる。そう思って貯金していたお金を切り崩して、ショウは気付けばそのフリルのドレスを購入していた。滅多に自分の意志で服を買わないショウにとっては大きな買い物で、綺麗にラッピングしてもらった大きな紙袋を両手で大事に抱えて、にやける口元を一生懸命引き結んで帰ったのだ。そういう、嬉しい、ささやかな幸せを感じた一日だった。
そして、その一日が穏やかで終わるはずもなかった。
「珍しいですね」
「うっひゃあ!?」
やっと家に着いて、綻ぶ顔を隠さなくても良くなったショウはにこにこと紙袋を抱き締め直しながら靴を脱いだ。絶対に床に落とさないように。その一瞬の隙に、音もなく自分の真上に表れた男の存在に気付くこともなく、ショウは微笑みを隠せずにいた。
突然掛けられた声にその場で飛び上がったショウは、それでも紙袋を胸に抱えたまま後退った。
バレた。
脳内を過ぎったのは、その三文字。
ショウのあからさまな態度に、声を発した男はくい、と片眉を上げた。不愉快だと言わんばかりの表情に、咄嗟に首を横に振った。
「こっ、これは……あやしいものじゃないんです!」


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