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『希求編』

全体公開
2025-05-30 21:13:41

個別感想のあとちょろっと総評もあるよ~【魔女と亡霊のヴォロンテ オリヴィエルート ネタバレあり個別感想】

魔女と亡霊のヴォロンテ 感想記事一覧

オリヴィエルートの感想と、総評です。

オリヴィエルート CV:興津和幸


『村を襲った黒幕のこと』『希求編』
『貴方に見せる背中』


実はエミールートでオリヴィエに爆上がりしていたとき、フィンシディムスターニスを期待していたんですよ。オリヴィエ自身のルートで、エミールートのあのオリヴィエと、真っ向から最終決戦するのを見られるのかなって。
結論からいうとフィンシディムスターニスではなかったのですが、もしフィンシディムスターニスをやられていたら、個別ルート勝敗はともかく、魔女ンテという作品そのものをここまで好きにはなっていなかっただろうと思うから、このオリヴィエルートでほんとうによかった。このオリヴィエルートが最高の解です。

魔女ンテは、異なる立場・思想の勢力が、それぞれの思惑と信念でぶつかっているという全体像があって、その大きな盤面の中で、フィエナがどこに身を置いて、どの視点でこの情勢を見ていくかという作品だと思っている。
どの視点に立つかで見え方も変わる。個別ルートでは同じ立場に身を置き、その人の視点に寄り添い、思想を知り、深く理解することができて、それが恋愛に繋がっていくという構造だと思う。

もしオリヴィエルートで、オリヴィエと真っ向からぶつかる話が描かれていたら……それはつまりオリヴィエとは別の勢力に身を置き、オリヴィエの視点に立たないことになる。それは「魔女ンテ」ではないなあと思うからね、、、


エミールートのオリヴィエがほんっ・・・とうに大好きだけど、オリヴィエルート序盤であっさりとブローチを返しても、どこかすんなり受け入れられていた。『希求編』というタイトルからしてオリヴィエと対立するわけじゃないって直感したし、エミールートの一面だけじゃなく、イシュルート、メルルートと、少しずつ立場や関わり方を変えて、いろんな角度からオリヴィエの内側を見てきたからだと思う。イシュルートでは、フィエナへの感情でグランド・クローシュ発動をやめることもあるんだって思わされたし、メルルートの「なんか、自分を殺してる感じがする」も、フィエナに何か、セントリア教を滅ぼしたい気持ちと同じくらい特別な感情を重ねているんだと感じたし、、、
それ以外のことを受け入れられないほど復讐の炎で焼き尽くされているわけではないんだなって何となく感じてはいた。

セントリア教を滅ぼしたい薄暗い炎も、フィエナを気に入っていて見届けたい感情も、いつでも変わらずオリヴィエの中にあって、フィエナとの関わり方や、小さな出来事の積み重ねで、どっちにどれだけ針が振れるかってだけなんだと思う。グラデーションがあるだけで、ぜんぶ同じオリヴィエなんだと思う。

その両端がエミールートとオリヴィエルートなんだと思ってて。エミールートでも書いたけど、エミールートとオリヴィエルート、序盤にまったく同じ「エミーにオリヴィエを売るか問われる」くだりがあるところが、この2ルートの行く先の違いを感じさせて大好き。
ここでオリヴィエがあっさりブローチを返し、あ、エミールートとは明確に異なる物語になるんだ……という予感でどきどきした。

「成り行きは大体聞いたけどさ、なんで俺の名前出さなかったの? あいつに忠実にしてれば、命までは取らなかったと思うよ」

名前を出して売った世界を見てきたよ、、、エミールートで。

フィエナから「マートリ村が襲われた理由、真実を知りたい」「家族の死という辛い記憶に向き合う覚悟はできてる」という言葉を聞いたこと、エミーよりも自分を優先し、売らなかったこと……そういう小さな積み重ねで、オリヴィエの中で、何が何でもグランド・クローシュを発動させ、セントリアを滅ぼしたいって気持ちよりも、「自分と同じ境遇であるフィエナが、真相を知ってどういう選択をするのか見てみたい」って気持ちが勝ったんだと思う。そこに違和感はまったくなかった。

……バカだなあ」がさあ、、、すっごく優しくて、愛情深くて、エミールートとは違う道を進んでいるんだって感じられて大好き。
同じ人なのに、エミールートとオリヴィエルートでこんなにも纏う雰囲気の柔らかさが違う。興津ってすごい!!!!!!

エミールートのオリヴィエがあんなにも暗く不機嫌だったのは、「オリヴィエが復讐に駆られているから」で終わることじゃなく、フィエナがオリヴィエをあっさり売ってエミーにつき、混合班が作られないからエミーが罠を張れてしまって、セントリア教がポルト・ド・ランフェまで入ってきて……いろんなことが積み重なって、オリヴィエの中の薄暗い炎がもう戻れないほどすべてを焼き尽くすまでに達したからなのかなと思う。オリヴィエルートで何度も「エミーの側に置いておくと不安」って言うのもすごくわかるよ。


オリヴィエはフィエナに特別な感情を持ってはいるけど、それは自分と同じだからと依存したり執着したり、復讐を強要したり、そういう湿度の高い感情ではない。ほんとうにただ見届けたくてふらっとついてくる、その時々で手を貸してくれる、そういうふんわりとした関わり方で、それでいて自分以外の人間に取られることには執着するその温度感が絶妙だった。「玩具を取り上げられた子供のように彼女に執着」←これほんとうに可愛くて大好き!

オリヴィエルートのオリヴィエは基本柔らかいのに、ここぞというときちゃんと格好いいのめちゃめちゃメロメロになる!泣

わたしは端的に、この世の頂点に立っているような存在に命を握られ、それでいて気に入られているという状態がサイコ~~~~~~~~に好き。強者が好き。オリヴィエの強者然としたムーブすべてが格好よくてメロメロが止まらなかった。

なんかちゃらんぽらんしてるのにたいてい何でも知ってて、わたしの質問に「どういうことだろうね。自分で考えてみてよ」「どういうことだと思う?」「まあ、知ってるよ」って、楽しそうにこっちの思考を試すような余裕の返しをしてくるところ、、、この人はわたしなんかよりずっとずっと多くのことを知っている、ずっと上の人なんだ・・・って感じられるの本能が恋する。「俺は2年で卒業したけど?」これもめっ・・・ちゃ好き・・・・・・本能的に「上」だと感じると恋止まらんのや泣


「俺がいる限りオンブレールは負けない。何も心配するな」

「その職につくために努力したからだよ」

「フィエナ、気抜くなよ」



アア~~~~~~~~~~~~~~~~~オリヴィエのアホちゃらんぽらんなところとスッ・・・と頂点みたいな顔するところの緩急好きすぎる泣泣泣泣泣泣泣 子どもっぽくていたいけで可愛いのにこんっ・・・な強者なんずるいってェ!!!!!! 格好いいヨォオオ!

言わずもがな、魔王君臨大殲滅のシーンが大大大好き。

「今日の戦は終わりだ。早く野営地に戻りな」

ハァ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~メロ・・・・・・・・・・・・
オシマイです。
なんかあれなんだよな、少年マンガで育ってきて、オリヴィエにメロらない人間なんていないよ。『味方を傷つけないために味方に結界を張る』、ごめん中二病完治してないからこれめちゃめちゃめちゃめちゃ格好いい・・・・・・強いもん。圧倒的強者。強者は格好いいだろうが、、、

オリヴィエ側に立つとエミーと共闘することになるのアッ・・・ツいなあ。
ブローチを渡して引継ぎして、グランド・クローシュ発動をやめるなら、エミーにとって排除すべき不穏分子じゃなくなるもんな。エミーは国を守らなくてはならないし、オリヴィエはセントリア教を滅ぼしたい。ふたりの譲れないものは何も変わっていないのに、ほんの些細な選択の違いでこんなにも道が変わっていく、でもそれはちゃんと一つ一つ丁寧な因果で繋がっている。ほんとうに面白い。


これまで3ルート、ところどころ「ん?」と引っかかっていたこと・・・その一つ一つは本当に些細で、それが引っかかるからといって何か飲み込めないほどでもなくて、まぁ何かあったのかな~、何かの勘違いかな~って通り過ぎていたこと・・・・・・すべてが『グランド・クローシュの外と内では時間の進みが異なる』で一本に繋がったとき、絶叫しました。


違和感はあったんだよ。1年半で闇蝕病が落ち着いて、セントリアの魔法が発展して、そんなに急激に世情が変化したのか?とか、サンピエール司教が従兄弟でメルが弟じゃないと年の差がおかしい?とか、記憶の中のミシャオの年齢が合わないのも、たった1日なのに何故か解呪が間に合わなかったのも、あれもこれも全部・・・・・・!

共通で1年半かけて魔法を学んだのは、その間のセントリアの変化にプレイヤーが違和感を持たないようにするためだったんだ・・・・・・あんなところからすでにこの伏線が張られて・・・・・・(気絶)

シフリーク魔法の真相も度肝を抜かれた。「新月は月が出ていないのに、どうして魔力が強まるんですか?」、海沿いを通れというアドバイス、全部、伏線・・・・・・!

このあたりでもうびっくりするとか感嘆するとかを超えてただただ呆然としていた。魔女ンテの作りの緻密さに圧倒されていた。エミーガン無視するオリヴィエオモロ~。エミーカワイ~。


ハァ・・・・・・魔女ンテ面白すぎるって・・・・・・。


……どうする? ここで心中する? 決断はあんたに委ねるよ」

「あのさ、フィエナ」

「確かに俺は勝手に付いて来たわけだけど、そう頑なに存在を無視されるとさすがに堪える」


「?」

「頼って欲しいって言うか」



ここほんとに大好き!!!!!!泣
……どうする? ここで心中する? 決断はあんたに委ねるよ」これめっちゃくちゃメロメロなのに、頼って欲しいのは可愛くて可愛くて感情暴れてもう何が何だか、、、
「助けてくれる?」も可愛いし、「はいはい。時間を稼げばいいんだろ」、助けてって言っただけで何してほしいかわかってるのほんとにこのふたり可愛くて尊くて・・・・・・涙


「ポルト・ド・ランフェにいたファントム全員連れて来たの?」

「そうよ。これでポルト・ド・ランフェはもう、ファントムに怯えなくていい」

「復讐はしないんじゃなかった?」

「復讐じゃないわ。彼らから貰ったものを、返しに来ただけ」

「ふ……ははは! あんたやっぱり魔女だよ、フィエナ」

「最高で最悪の魔女だ。大好き……だ」




ここが魔女ンテの大サビ。
スチルもめっちゃくちゃいいしここでOP流れるのめちゃめちゃめちゃめちゃアツくない!?!?!?泣 なに!? 何もかもアツすぎ大爆風で気失うかと思った。ほんまに気持ちいい。今思い出しても興奮止まらないよ。 


「さて、マートリ村の真相を知りたいって言うあんたの目的は、これで叶ったわけだけど――
どうする、フィエナ?」

「あいつ、殺さなくていいの? 家族の復讐を果たせるよ」


「いいえ。問題の根本は、教会の体質にあるわ。トマス神父があんな行動に走ったのも、仮想の敵を作ってまで権威を誇示しようとする教会の体質のせいよ」

「まだやり残したことがある。追わなきゃ」

セントリア教の神官達に、見せたいものがあるのだ。



『俺と同じ過去を持ち、セントリアに遺恨があるはずのあんたが、奴らと向き合った時どんな選択をするんだろうってね』――フィエナがマートリ村の真相を知ったこの時、オリヴィエにとってはいよいよな瞬間だったんだろうな。フィエナがどういう答えを出すのか。
死霊術でファントム全体お返ししますなんて、誰が予想できた? オリヴィエもこんな答えを見せてくれるとは思ってなかっただろうな。嬉しくて楽しくてわくわくしてたまんなかったんだろうなと思う。わたしも「魔女やん・・・・・・!」なったもん。兵だけでなく無辜の民も紫死病で死ぬわけで、越えちゃいけない一線を越えていると思う。笑 ガチの魔女やん。これをヒロインにやらせるんだよ『魔女と亡霊のヴォロンテ』は・・・!
オリヴィエの「最悪で最高で、大好きだ」がどれほどの感情の昂ぶりだったのかよくわかる。おんなじだもん。めちゃくちゃ興奮してブチ上がった。ほんとにうれしくて最高の気分だったんだろうなあ。
ハァ~~~~もう1回見よ。何度見てもここが魔女ンテのすべてだと思える。一生大好きなシーン!


この後の宿屋のシーンも大好きなんですよね・・・・・・。
「心配したのに……!」「俺だって心配してた。ずっとな」、ここ大好き!!! あれを終えたふたりだから言葉の重みが違う。お互い大好きじゃん・・・・・・泣 てなる。
死線をくぐり抜けたふたりが、想いを明確に口にせずとも確信し合えるの好きすぎる・・・泣

『目が合って、今度は自然に唇が重なった』、これめっ・・・・・・ちゃめちゃエッチテキストやないですか? 大好き・・・・・・!
この後心配かけまいとエッチな冗談で揶揄うのめっちゃ好きだ~~~~~~! 冗談だってわかってはいるのに、そういうことになってもおかしくない関係だからどきどきするし、ここなんかずっとしっとりエッチで、でもお互いほんとうに大切で大好きなの伝わってきて大好きなシーン、、、(大好きの渋滞)


「あんたが選んだ道なら、何だって満足さ。結局あんたは俺とは違う。俺と同じようにはならない」

「未来を見据えて、生きる勇気がある」


彼が見せてきた不思議な執着の理由が、今分かった。彼の目的がすでに遂げられたことも。

彼はいつでも私と親密になろうとしているかのように見えた。だが決して最後の一歩は踏み込んでこない。

それが私をひどく不安にさせる。

「ねえヴィヴィ。一人でどこかに消えたりしないでしょうね」

「ん?」

「私が貴方のものだって言うなら、貴方は私のものよ。……だから、私から離れないで」



オリヴィエルートまでやって、『魔女と亡霊のヴォロンテ』の「亡霊」ってオリヴィエのことだったのかなぁ……と思った。亡霊って、何かに囚われたままでいることの比喩としても使うじゃないですか。
「その黒い何かはずっと俺の中に居座ってる」「セントリアの存在自体が憎い。全て消し去らなきゃって衝動に駆り立てる。理屈じゃない」、その感情のままどこか漂うように生きてきたのも、フィエナに出会って、その選択を見届けたいとずっと追ってきたのも、なんか亡霊みたいだなと思う。

ここで消えないでって言わなかったら、消えていたんじゃないかと思うんだよね……
フィエナのことを「もう一人の自分」というくらいには重ねているけど、自分と違う人間だってこともちゃんとわかっていて、見届けたらふらっと消えてまた亡霊のようにどこかで漂っているような気がしてならない。自分とフィエナは違うって、卑屈でも何でもなくフラットにそう思っていて、それ以上を望んだり求めたりしてこないような寂しさがある。そんなの寂しいよ。フィエナの気持ちそのままだった。

最後のシーンほんとうに大好き。

命の危機だったんだもん、仕方ないよね、あなたのせいじゃないよ、ってゆるしたり慰めたりしないふたりがめちゃくちゃ好きだ・・・。心の深いところで想い合っているって感じられてほんとうに好きです。
場所が廟なのも、BGMが物悲しいのもすっごくいい(流れていたの『哀悼』らしい。エミールート自害と同じ曲ですよ!?)。咎を受け入れて、背負って、それでも一緒に生きていくことの象徴みたいな閉じ方ですごくよかった。

グランド・クローシュで大地を焼き払ったオリヴィエと、大陸中にファントムを放ったフィエナ、越えてはいけない一線を何の躊躇いもなく越えられるという意味では同じだと思うんだよね。この世で同じ痛みと咎を持つたったふたりきり、同じ色をしたふたりと思えるところも好き。ふたりにしかわかり合えない世界で完結している関係が大好き泣泣泣泣泣

魔女ンテの最後がオリヴィエルートで、この幸福エンドで終わるのほんっ・・・まに美しいよ。
魔女と亡霊のヴォロンテだ・・・って思う。


オリヴィエは、自分とフィエナは違うと言っていたし、それはそうなんだろうなと思うんだけど、フィエナが「仇の命を奪える、その一線を越えられる人間である」というのをみられるとやっぱり喜んでいるようにも見える。
イシュルートの「あんたはすごい。呪いを解呪して、実行犯を捕まえて殺した。あんたは幸福に値する。せめて俺は、邪魔しないようにするか」とかそうかなぁと思ってて。やっぱり心のどこかで、この人は仇を殺せる人間だ、自分と同じ側の存在だと思えるとうれしくなっているように見えるというか。フィエナがどういう道を選ぶか見届けて目的が遂げられたから消えちゃったのかなぁって……ほんとうに亡霊みたいだ。
同じように目的を遂げたオリヴィエ幸福エンドもやっぱり消えようとしていた気がする。オリヴィエの背中を抱きしめてそれを繋ぎ留めた幸福エンドがほんとうに好きだよ~~~泣 「その痛みに抱擁を」だよ。これがイシュルートとの分岐点だったんじゃないかと噛みしめています。
SSみたいにぽかぽか可愛く生きていってほしい。オリヴィエの「大好きだ」が大好き!泣

オリヴィエの「貴方に見せる背中」、幸福エンドの最後にわたしに痣を見せてくれるという意味はもちろんだけど、「(私が)貴方に見せる背中」という意味にもとれる。ルート中オリヴィエは物理的にも概念的にもずっとフィエナの後ろにいて、フィエナがどう選択しどう生きていくのか「見届ける」スタンスで、そんな亡霊みたいについてくるオリヴィエに、フィエナの生き方を見せるという意味にもとれそうというか。抱きしめるときも眠るときも一緒に戦うときも後ろからなのはわざとだと思うんだよね、徹底された描写だなぁって。そういう視覚的、象徴的に『亡霊っぽい』描き方がされているところもいい。
ずっとずっとフィエナの後ろにいて、自分の背中は頑なに見せてこなかったオリヴィエが、最後の最後、その内側に触れられたときに初めて背中を見せてくれる。「貴方に見せる背中」から「その痛みに抱擁を」で閉じる幸福エンドがほんとうに美しくて大好き。泣
あと、「頼って欲しいって言うか」「助けてくれる?」で背中を預けたあの最高ブチ上がりシーンのことを指しているようにも取れてウワ〜〜〜〜なる泣 この言葉ひとつでいろんな意味があって、そのすべてがオリヴィエルートの大切なシーンを包含しているのほんとうにすごいなぁ! 
個人的にはここだけ『恋』ってワードが入っていないところも好きです。もっと原始的な、同じ種族どうしの愛に見えているので(好きだねその文脈)。

オリヴィエルートを終えて『希求編』という文字を見るとオリヴィエへの愛しさが止まらないよ~~~~~~泣

「魔女」回収も含めて、タイトル、キャッチコピー(『貴方の願い、私の道』)、冒頭で敷いた世界観が、どのルートも初めから終わりまで透徹していて、魔女ンテという作品そのものがほんとに大好き!


悲劇エンドの話。

「大丈夫。あんたは俺のようにはならない。あんたには仲間がいる。生きていける」
「決して立ち止まらず、振り返らず、この先も自分の人生を生きろ。死に逃げることは許さない」


ニルエンドめちゃくちゃいい。尺を取らずに、死霊術が禁忌とされる所以、メルが使った呪いの実態、ニルが突然現れた理由、これまでのニルの行動原理……必要十分な情報ですべての疑問を解決してくれた。天才の作り。
ニルエンドのおかげで魔女ンテの物語全体を見る視点がぐっと深くなった。2周めプレイしながら、ああこれこういうことね!って得心できるところがたくさんあった(特に死霊術の知識)。
ニルの対処方法、フィエナがイシュルートでやったやつや!とか。やっぱり死霊術師みな最後はその案に辿り着くんだ、、、とか。イシュルートのフィエナの見え方が少し変わった。自己犠牲というより、それが死霊術師全体に共通する、死霊術師としての責任の取り方ということなのかも。フィエナって格好いいやん!
ニルが他ルートでなぜああいうスタンスだったのかも理解できてすっきりした。

わたしは最終ルートでそれまでの個別を蹂躙されたり、個別1本使った内容を早回しで解決されたりするのがほんとうに苦手なので、真相ルートは鬼門なことが多いんですけど。どのゲームもこの形で真相開示してくれたら苦しまなくて済むのにな~と思ったりした。
まぁ魔女ンテの緻密な作りゆえ為せる業ではありますが、、、

「世の中には時々そんなことがあって、僕はこんな時、神が運命に少し悪戯をしたのだと思うことにしている」

このニルの感性わたしとまったく一緒でうれしくなった。


オリヴィエ悲劇エンドからの分岐なのさぁ、、、上手いよね、、、
「死霊術の知識を編纂して書物に残す」という新たな目的を見つけ、振り返らず自分の人生を生きていく。少し明るい未来を感じて閉じる。
オリヴィエを喪って辛いはずなのに、図らずも「フィエナは俺とは違う」を体現し、オリヴィエの願ったとおりになってしまう皮肉・・・・・・。

オリヴィエの言葉との対比を考えたら、オリヴィエ悲劇エンドから分岐するのが1番話が綺麗なんだけど、あの、、、つらいです。オリヴィエのいない世界で明るく生きていける自分がつらい。嫌だ。オリヴィエを置いていきたくない。
オリヴィエと幸せになれない世界って無理!泣


略奪エンドの話。

まずこれを見てほしいです。

イシュルート後


メルルート途中




メルルートで略奪エミーと確定したとき


メル略奪エンド


いやほんまこの人がさぁ! どれだけイシュによる略奪を楽しみにしていたことか!!!笑
(それにしても略奪エンドに囚われすぎですよ)

いや、途中から嫌な予感はしていたんだよ。略奪用の選択肢がどちらもフロランに対する問答で、「ここでイシュの好感度上がるの何……!?」って思ってたし、これ略奪フロランじゃねえだろうな!?って怯えてはいた。
いたけど。



でもすぐさま「いや、待て。イシュは『わたしを略奪する世界線がない男』って考えるとめちゃくちゃ爆萌えでは・・・・・・?」と気づき萌えに転じました。その後のイシュ爆萌え加速はイシュルート感想のとおりです。

オリヴィエ略奪エンドを楽しみにしていたのって、イシュに奪われたかったからじゃなくて、この男はどういう思考で、どういう行動に出て、どう言いくるめてわたしを略奪するのか、イシュがどういう人間なのかを知りたかったからなんだよね。だからそれに対して『イシュはあなたを略奪しません』っていうのはちゃんと一つの答えをもらえてはいるんだよ。わたしの目的は果たされているんだよ、、、(白目)(爆萌え)

あと、オリヴィエ幸福エンドでだいぶメンタルがキマってしまって、オリヴィエとイシュで最萌え決定ほんまにしたくない・・・・・・なんか苦しまずに決められるもの見せてくれ・・・・・・とも思っていたので、オリヴィエ略奪エンドでわたしを略奪するイシュを見て、「なるほどね~~~こういう男ね~~~」って底を知った理解り顔して悩むことなくオリヴィエを最萌えにしたかったからでもある。笑 そうしたらイシュに最高の解を提出され「オイふざけんなよこんなのめちゃめちゃ大好きに決まってるやん!!! 最萌え決定苦しませるな!!!泣」って暴れることになったんですよね(知らんがな)。

最萌え決定の話は最後にします。


❁ 総評 ~魔女ンテを終えて~

めちゃめちゃ大好きな作品に出会ってしまったよ。

これからしばらく他の作品を楽しめなくなっても仕方ないなって思える。そうなっても「これからしばらくの乙女ゲームの勝ちたくさんを前借りして魔女ンテに出会ったんだ……」って諦めがつく。
引退しませんけど、これ以上の作品に出会えなくても仕方ないって思えるので半分引退したようなものです。笑

それよりこれから乙女ゲームやるたびに「いや魔女ンテは……」「魔女ンテならこうしてた」って引き合いに出す害悪プレイヤになりそうで怖いよ泣泣 誰かの好きな作品を魔女ンテ引き合いにして否定したくない泣泣 それだけは気をつけたい泣泣


好きだったところ。

● 誠実な話運び

この話もう何十回したかわからないしまだ言うんですけど、魔女ンテはほんっ・・・とうに話のつくり方が誠実だったと思う。
それぞれの人物の『こう生まれこう生きてきたから、こういう思想や願いを持っている』を軸に、それぞれがその行動原理に従って動いたらどうなるか、それを一つ一つ丁寧に見せてくれた。やりたい展開や結末に持っていくためにキャラクターの行動原理を歪めることを絶対にしなかった。
だからこそ、つらくて苦しくてどうしようもない場面を見届けなきゃいけないことも多々あったけど、制作陣がそこで甘やかさず、ゆるさず、最後まで誠実に物語を紡いでくれたからこそ、こっちも本気で苦しくなったんだと思う。逃げ道があったらここまでの没入感も感情の揺さぶられもなかった。

幸福エンドだけじゃなく、悲劇エンドや略奪エンドまでこだわって作られていたのがすごいと思う。
たいてい、Trueエンド以外は終盤ちょろっと分岐して、急展開で見せたいイベント・シチュエーションに持っていくことが多いと思っているんだけど(だからわたしはふだんTrue一本勝負、BAD無感情プレイヤです)、魔女ンテの、悲劇エンドや略奪エンドもちゃんと共通や個別序盤からの因果の積み重ねだ……って感じられるところがすごく好きだった。
悲劇エンドは「好感度が足りないからこういう悲劇に繋がりました~」ってふわっと終わるんじゃなく、好感度が足りないからキャラクターがこういう行動を選ぶ→因果→因果→因果……ってすごく細やかな因果の先で悲劇に繋がる、、、すごい。悲しくて救いがなくて、でもこの結末になることに異議を挟む余地なく納得するしかなくて暴れたw その分、幸福エンドの尊さを噛みしめられるから大好き……
略奪エンドも、ただ「男たちに略奪されるシチュを楽しみましょ~」じゃなく、ルート主と最も鋭く対立する陣営の男が、個別ルート1本使って描かれた攻防の果てに略奪する。だからオリヴィエ略奪エンドがああなるんですよね~~~そうだよね~~~。エンド見た直後は暴れたけど、冷静に見つめたら納得感しかなかったよ。

そして、幸福エンドで同じ立場に立ち、他人のルートでは共闘することもあり、略奪エンドで鋭く対立することもある……同じ人といろいろな関わり方をすることで、多角的に、深くその人を知ることができて、攻略対象全員大好きになった。オリヴィエの幸福エンドが大好きだけど、エミー略奪エンドのオリヴィエだってほんっとうに同じくらい大好きだから!

同じ盤面を異なる角度から見て、攻略対象たちの人となりを深く知っていくのめちゃくちゃ楽しかったよ。
キャラクターづくりが徹底していて、どういう展開に転んでも同じ思惑・同じ行動原理で行動するように描かれていたから、いろんな角度から見るのが楽しかったんだと思う。いろんな試行パターンを見るような楽しさ。マルチルート・マルチエンドでここまで齟齬が出ないように緻密に作ったのすごいよ!
こういう作りがされた作品が大好きなのでほんとうにわたし向けのゲームだと思った。


それから、魔女ンテをプレイして「この世に萎え展開とか萎えシチュとかないのかも」という気づきもあった。
今まで「これされたら無風」「これされたら確負けするな~~~」っていう萎え設定とか萎え展開が、自分では結構あると思っていたんです。魔女ンテでも形式的にはそれがあったんだけど……

・重要なところがサブキャラで解決する
・使命を降りるよう言われる
・自己犠牲
・攻略対象の名前が途中から変わる
・相手を思って身を引こうとする
・自分の中心にあった目的を途中でやめる
・野外セ

何一つ萎えなかった。ぜんぶ納得できた。
それぞれのキャラクターの行動原理を尊重し、あくまでその行動原理に従ってキャラクターが動いた結果話が動く……という描き方がされていたからだと思う。オマリ先生とかニルとか、話の重大なところを担うサブキャラも、ずっとその人の行動原理に従って動いていて、重要局面でもそうしているだけって理解できたから、サブキャラで都合よく解決されたような萎えがなかった。

萎え展開とか萎えシチュとかほんとはないのかも。キャラクターたちの行動原理への最上の尊重と丁寧な話運びがあればちゃんと納得できるし、なんなら好きにさえなる。すごい気づき!

1ルート終えるたび、魔女ンテを触っていない間ずっと魔女ンテのこと、キャラクターのことを考えていた。あそこのあれってああいう意味かも……とか、じゃあ前ルートのあれってこういうことじゃん!とか、たいていこういう展開ならこういう流れになるのにこうする魔女ンテすげえよ……!とか。一生感情生まれた。
できるだけそれを余さず感想に詰め込んだつもりで、わたしの感情がどれだけ暴れていたのかわかると思います。笑

● 一貫したテーマとエンディング

ダークファンタジーって、それまでに広げた風呂敷を、最終ルートで綺麗に畳むことがとても難しいものだなと思っている。とんでもファンタジーやご都合主義が挟まったり、物語冒頭とだいぶテイストが変わっていたりすることもよくある。
魔女ンテは異なる立場の勢力がそれぞれの思惑と信念でぶつかっているという基本的な構図・盤面はほぼ変わらず、どの立場に身を置き、何を知ろうとするかで情勢の見え方やルート主との恋愛が変わるという作りだと思っていて、誠実な因果の紡ぎ方も相まって、ルートによって無理が出たり矛盾が生じたりということがほぼなかったと思う。風呂敷の畳み方が常に丁寧だった。振り返ってキャッチコピー『貴方の願い、私の道』を見ると、どのルートもめっちゃくちゃこれやん・・・!って思うもん。

最終推奨のオリヴィエルートでの「魔女」回収もそうだし、物語冒頭で見せた対立構造や世界観を最後まで崩さず、すべてこの枠の中で描き切ったことがすごい。それでいて何度も伏線回収で度肝抜かれた。あんなに騙されすべてが一本に繋がっていくような種明かしされたらめちゃくちゃ気持ちいいよ!

一つ一つのルートも、分岐時の選択肢をみて、『○○編』を見て、恋愛テーマ見て、幸福エンドタイトルを見たら「うわ・・・ずっとそういう話だったわ・・・!」ってなる。そういう一本芯の通った、細部までこだわり尽くされた構造の物語が大好き。BEST For Me!

● 濃密でぎゅっと詰まったシナリオ

フルコンまで18時間ちょいだったんですよね。信じられない!
何十時間とプレイしていた気がするのに……


また魔女ンテのこと絶賛するんですけどw
ノベルゲームやっているとたいてい途中で「このくだり何のためにあるんやろ~」とか「雑談 / 日常パート可愛いけど尺長いな~」とかダレて集中切れるときがあるんですけど、魔女ンテはまじでなかった。話が面白くて引き込まれるし、一度引き込まれるとずっと緊迫していたし、全員頭の回転が早いから、話している内容を理解してついていくのに脳の休む暇がなかった。ご都合主義やツッコミどころがないから、粗が気になって集中が削がれることがなかったのも大きいと思う。
無駄なテキストがなく、最初から最後まで必要な描写がぎゅっと詰まっていた。
ルート中はこの後の展開が気になって進める手を止められなくて、1ルート終わるとめちゃくちゃ感情生まれるし、たいてい略奪エンドとか気になる引きで終わるから次のルートを見たくてたまらなくなった。
(ついでにオリヴィエルート終わるとエミールートのオリヴィエが見たくてたまらなくなりループに入ります)
18時間ちょいってほんとうに信じられないw 受け取ったものは体感その何倍ものボリュームがあります。


ちょっとキャラクターの話もします。

まずはフィエナ。
何より人を殺せるヒロインなのがヤバすぎる。(褒め言葉)
ファントム全体放出したときは正直引いた。エッその一線って越えていいんですか?笑
こんなキマってるヒロインってほんとに初めて見たかも。

頭の回転が速くて、聡くて、肝が据わってて、でも健気で可愛らしいところもあって……基本的に「私が立ち入るべきことじゃないかもしれない」「話すかどうかは貴方に任せる」「話したくないなら無理には訊かない」ってスタンスなのがすごくよかった。何のストレスもなかった。ありがたい・・・。

あと、合理的に思考し選択する中で死を特別視しないところがめっちゃ好きなんですよね。
自分の願いは叶えたいけど、誰かが死ぬのはダメ っていう中途半端なところがない。
自分の道のために必要であれば、自分だけでなく他人の死も組み込んで選択できる。メルを殺せるのも、オリヴィエの暗殺に合意できるのも、ファントムを放てるのもそう。
自分の命も、信念と選択のために、ハッタリでもそうじゃなくても賭けられる(エミーからの尋問への対応や、自決のため毒を煽るところとか)。思い切りのよさというか、度胸が好き。

人殺しを肯定しているわけじゃないけど、少なくとも『誰も傷つかないのが正しい』みたいな綺麗事な思想を押し付けてくることがなくて、そこがすっごく好きだった。こういうシビアな話運びの中で、綺麗事を言われるとストレスになることもあるので、、、
攻略対象たちも、『綺麗な心を持った聖女のようなヒロイン像』を好きになったわけじゃないって明確に言ってくれるのがすごくよかったな。「自己犠牲の精神は立派だが、それが君を好きになった理由じゃない」「最高で最悪の魔女だ。大好き……だ」とか。
ダークファンタジーで、「魔女と亡霊のヴォロンテ」ですからね。月の魔女にまつりあげられたフィエナが、最後の最後に「ほんとうに魔女やったやん・・・・・!」てところに着地するのが大好き! 物語の核を決してぶらさない作りが大好きなんだ。
(もちろん、綺麗な心を持った聖女のようなヒロインが好きな作品もあります)

なんならフィエナよりイシュの方がまだ綺麗寄りの思想を持っていた気がする。でもイシュは「医者」だからそれが正解で、あるべき倫理観が備わったいい医者なんだなあって、またイシュのこと好きになる(余談ですがエミーの「医者だからこそ、守らなければならない信用がある。医者だからこそ、信用を損なうことは重罪に値する」ってセリフが大好き)。
人格形成が細部まで緻密だなぁ。
(また余談なんですけど、イシュって東方出身の設定じゃないですか。東洋医学って主な診察方法は脈診で、手首にいろんな角度・強さ・本数で指を当てて脈を測り、そこから内臓の状態を診る予防医学なんですよね。イシュルートで脈を測る話があったのはちゃんとイシュの出身地域の医学を反映させてたんだな~と思った。細けえ~~~! エッチな脈測りイベントのためじゃないんだ!

あと個人的な嗜好の話になるんですが、フィエナのビジュがめちゃくちゃ好きなんですよ。西洋風の赤毛ふわふわロングヘアヒロインが好き。西の善き魔女が人生なんで、、、

振り返ってみると、乙女ゲームヒロインの中でも相当上位にくるほどフィエナのこと好きかも。
フィエナが魔女ンテのヒロインでほんとうによかったです。


おさなな3人の話もしたい。

幼馴染で対立することがあっても、私情より責任を優先してやるべきことをやるところみんなめちゃくちゃカッコいい。イシュに尋問かけてボコボコにするオリヴィエとか、王としてオリヴィエを暗殺するエミーとか。
でもそこにちゃんと、幼馴染同士の理解や気安さもある。自分の立場を脅かしてまで助けてあげたりはしないけど、ちゃんと信じていたり心配していたりするの、男のおさななの絶妙な距離感で好きだ~~~!

エミールートのエミーとオリヴィエが大好きなのはもう散々書いたとして、、、

「『もしも呪いがお前の手に負えない事態に陥った時は、グラン・ソルシエに助けを求めるといいだろう』、と」

「コルネイユ様は亡くなる直前、俺に意味深にこう言ってきた。『イシュがお前を頼ってきたら、力を貸してやれ』って」

「でもお前が全っ然口を割らないもんだから、ついこっちも本気で殴っちゃって……




コルネイユ様がふたりの仲を信頼して言葉を残していたのにも胸を打たれたけど、仕事とはいえオリヴィエがイシュをボッコボコに殴りつけてたのほんまに爆萌えしちゃった!!!!!! 「あぃっ……! え? なんであんたが怒るの?」「どうせこいつは自分の怪我自分で治せるのに!」ここめちゃくちゃ可愛かった~~~~~~爆萌え!!!
このあと共闘するのも、イシュがオリヴィエの怒りを諫めるのも、外国魔法学のくだりも可愛い~~~~~~! イシュとオリヴィエの絡み最後まで可愛いよ!


それからメル略奪エンドの「イシュには罵られ、殴られた。あれからずっと疎遠になっている」ね、、、イシュってめちゃくちゃ幼馴染に愛情深いんじゃん、、、となる一幕。


「一国の王としては本当に正しいと思ってるよ」

エミールートでも書いたけど、オリヴィエの、自分の望みとは真っ向から対立するとわかっていて、でも客観的にエミーを理解し評価しているところがほんとうに好きだ。泣 どうしようもないから表に出さないだけで、オリヴィエの中にも、幼馴染を大切に思う気持ちがあるんだと知れた。

オリヴィエが公的な場面で「陛下」「御意に」って国王に仕える騎士団長喋りしているのも萌えるし、プライベートになると「もし誰かがあいつが無実だって証拠を持ってきたら、エマニュエルは喜ぶだろうなあ」「あいつは優しいよ。コルネイユ様に似てな」ってエミーへの深い理解が見えるのもめちゃくちゃ好き。泣

エミーの通信をガン無視した挙げ句都合のいいときだけ使おうとするのも、やれやれ言いながら聞いてあげるエミーもめちゃくちゃ可愛かった! どうにかオリヴィエを戻してあげる口実を作ろうとするエミーもめちゃくちゃ可愛い。大好きだよねオリヴィエのこと!
それでも国にとっての不穏分子とみなすと即暗殺の判断取れるところマジでめっ・・・ちゃ好きだから・・・・・・。

オリヴィエルートでオリヴィエをグラン・ソルシエに復職させなかったのもすごく好き。エミーは国の秩序より私情を優先させたりしないんだ。うれしい。
結局、エミーが王となり、オリヴィエがグラン・ソルシエとなることは二度とないんだろうな。あの一瞬の、エミーの戴冠式の時以外ないんだ。ハァ、、、、、、(またエミールートを思い出して苦しむ)

エミーとオリヴィエが道を違えずにいられたオリヴィエルート見た直後にエミールート見ると、どうして、こんなにも想い、理解し合っているのに・・・・・・って苦しさも段違いでめっちゃくちゃキマる。最高で最悪の交互浴。永久機関の完成かも。


ベタベタとわかりやすく依存したりすることはなく、でもお互い理解して認め合っているんだな~大切なんだな~ってわかる何気ない描写がたくさんあって、、、絶妙な距離感が、男同士の幼馴染としてめちゃくちゃ好きだった! 


あとやっぱりコルネイユ王への敬意と親愛が最後まで傷つけられなかったのもすごくうれしい。
コルネイユ様への感情はどのルートでもフィエナの行動を決めるときに重要な要素になるからね、、、そこが揺らがなかったことでどのルートも深く感情移入できたと思う。
オリヴィエはあんなんだけどコルネイユ様のことは心から慕っていたところも、可愛くて萌えて大好きです。


【余談】最萌え決定戦の話

わたしは、一つの作品に最萌えが複数いるという甘えを自分にゆるしていません。
(他の方がそうなのはべつに全然いいんですよ! 自分だけの話です)
もちろん爆萌えが何人もいることもあるし、最萌えと1番好きなルートが一致しないこともあるし、はたまた最萌え不在なことも時にはあるけど、とにかく、何人大好きな男ができたとしても、その作品で添い遂げるたったひとりをちゃんと決めたいんです。逃げたくない。

でも今回ばかりは本気で本気で決めたくなかった。最萌え決定戦から逃げたすぎて、とりあえず「すべてを知った状態で2周め見たら感じ方が変わりそうだから」を理由に保留し、2周めして、、、


すべてはオリヴィエ略奪エンドが悪い。あれのせいで「イシュはこちらから手を伸ばさないと絶対に結ばれない男じゃん・・・!」って自我恋が爆加速してね、、、でもメルルートのオリヴィエの最期思い出すとオリヴィエと幸せになれない世界って無理!!!て苦しみでのたうちまわる。
なんでこんな「この世界線なら付き合ってなくても仲良くしてくれるもんね~」なご都合エンドがないんだ、、、ルート主以外の攻略対象、エンディングでだいたい縁が失われる。ハァ。つらいです。(大好き)

ほんとにほんとに綿ひとつまみ分の差で。
イシュ幸福エンドの「思い出した時は、俺に話して」がほんっとうに大好きで、、、何なら魔女ンテで1番好きなセリフはこれなんですけど、、、たぶんイシュ幸福エンドのわたしは、ほんとうに毎日ミシャオのことを思い出して雰囲気を悪くしてしまうと思うんですよね。ため息をついて塞いで一緒に過ごす空気さえも陰鬱にしてしまう。イシュがそれを一緒に背負ってくれるというのは口だけじゃなくほんとうだと思うんだけど、だからこそ、ずっとイシュに寄りかかって助けてもらう生活って、すごく不健全かもと思った。
イシュもオリヴィエを喪った心の傷があると思うけど、わたしの方が重たく寄りかかってしまう気がした。お互いに同じくらいの負担をかけ合って支え合えるならいいけど、わたしばっかり助けてもらって負担になるのは不健全だ、、、という理由で、オリヴィエを選びます。優しくてあったかい日々を生きていきたい。

(「めちゃくちゃ健全な理由でびっくりした」って言われた。なんでやねん! まともよ、わたしは!笑)


オリヴィエの優しい「そうだよ」「……いいよ」って喋り方好きだなあ、、、柔らかくてわたしへの愛を感じてうれしくなる。あと、心のどこかにふっと消えそうな寂しさを飼っている人を放っておきたくないよ。オリヴィエ幸福エンドで生きます!


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