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BYAKKOの感想です。

全体公開
2025-06-08 17:00:42

【BYAKKO 〜四神部隊炎恋記〜】ネタバレあり全体感想

ゲーム感想記事一覧

ビャッコフルコンしました!

共通4時間、個別4時間でちょうどいいボリューム。
シナリオも特に過不足は感じませんでした。


今回、褒めちぎる部分もありつつ、けっこう物申しもあります。好きな人は注意して読んでください( ˘ω˘ )


BYAKKOを終えて

ビャッコのすごく好きだったところ。
『ゆずりはの存在一つで史実をひっくり返すようなIfファンタジーにはしない』という制作陣の堅実な思想を感じられたところ。
史実を丁寧になぞりつつ、当時の男たちが何を思いどう生きていたのかを推し量り、もしここにゆずりはという女性がいたらどういうふうに恋愛になっていくのか?を描こうとしたものなのかなと思った。
だから基本的にどのルートも「会津が敗れる」という史実は変えられません。でも、戦に敗れ、誇りも当たりまえの生活も何もかも奪われ壊された中で、それでもゆずりはと男たちとの間に残った僅かな光を握りしめてこれからを生きていく……という終わりの部分がとてもよかった。エンディング曲の「あなたの生きる意味になりたい」がこれでもかとそれを象徴していて、幕を閉じる間際の情景がすごく美しかったと思う。

まぁ、史実を揺るがさない以上どうしても終盤の展開は同じになるので、後半ちょっと新鮮味が薄れるところはある。笑 行く先がばらばらになり、お別れでエンディング→エンディング後に再会の流れも割と似通っていたので、もうちょっと人によって異なる場面に焦点が当てられているとよかったな~とか、、、
(史実をもとにしている以上、仕方ないんですが)

ただ同じ戦の行く末でも、誰のそばについているかで多少ゆずりはの行動や状況の見え方が変わるし、人によってはちゃんと史実の固有のエピソード(大蔵さんの彼岸獅子とか、虎之助くんの凧揚げとか)が入っていてよかったです!

史実を侵さずにゆずりはという存在を入れ込み、そのうえで6人分の恋愛を描くというのは、至難の業だったと思う。まずは、これだけのものを作り上げ世に出してくれたことに感謝を伝えたいです。


「ゆずりは」について

………いや〜〜〜〜そうなんだよね、史実を侵さずにゆずりはという存在を入れ込むのは、とても難しかったと思うんですよ。だからゆずりはに対していろいろ言いたいことはあるんだけど、よくここまでできたよなぁ……とも思うから、ただヤーヤー物申しを連ねるのもどうかな〜みたいな気持ちは常にあるんですよね。
これから物申しを書いても(書くんだ)、ちゃんと根底には、それがすごく難しいという理解と、それでもチャレンジした制作陣に対する敬意があります。そのうえで、わたしからゆずりはへの感想はちゃんと残しておきたいと思う。

まずひとつめ。
結局、ゆずりは自身が戦の前線に立つ理由はあったのだろうか。

ゆずりはは元々兵士でもない、ただの武家の娘で、もちろん砲術に長けていたわけでもなくて。砲兵としてのゆずりはには、戦に出る固有の価値も特別な理由もないので、ゆずりは以外でも当千銃を扱えるなら、戦に慣れている人に託して有効活用してもらったほうがいい。
むしろ、戦慣れしていないゆずりはを前線に出して死なれたら、もう当千銃を生み出せなくなってしまうわけで……当千銃を生み出す役割には替えがきかないから、本来は、安全な場所でその役割に専念した方がいいはず。BYAKKOに登場する聡明な男性陣なら、誰もがそう判断すると思います(実際、そう言及しているキャラもいたと記憶している)。

それでもゆずりはを戦の最前線に出させるなら、この本来の最適な配置を覆すほどの強い理由が要るはずなんだけど、全編終えても『ゆずりはが戦の最前線に立つ理由』が弱かったなと思った。周りに「当千銃を生み出すだけでいいのでは?」と指摘させたり、何とかここを丁寧に描写しようとしているのは伝わったんだけど、、、

少年が切腹する光景を何度も夢に見て、兄の形見・遺志を継いで少年たちを助けたいという考えを持つようになった、それ自体は自然なことだと思う。
でもそれって結局、別にゆずりは自身の生い立ちに紐づいているわけでもない、いわば人としての一般的な善意みたいな理由じゃないですか。
「少年たちを悲しい結末から救いたい」「兄もその気持ちを支持してくれる気がする」そんな慈善事業みたいなふんわりとした理由で、戦の最前線に立って人を殺すまでするか……?と、どうしてもしっくりこない。
ましてやこの時代、女性が戦に立つことってほとんどなかったわけで、、、

ただ当千銃を生み出して提供するだけでも十分助けたことにはなるだろうに、時代背景に抗ってもなお、ゆずりは自身が戦に立たなければならないと思わせるような理由は、なかったように感じたんだよね。
(幼少期の出来事もあるとはいえ、元はといえば呼ばれたのは秋月さんだし、ゆずりはは再度白虎さまに呼ばれるまでその出来事自体忘れていたわけだから、白虎さまとの約束がその理由というわけでもないし……

全編終えてみると、この『ゆずりは自身が戦に出てまで白虎隊の悲劇を止めようとする』というのはどのルートでも物語の中心に据えられていて、BYAKKOという作品においてとても重要な核であるように感じられたんだけど、結局最後まで「えっ、なんで知り合いですらない少年たちのために、戦と無縁だったゆずりはが戦の最前線に立つまでするの?」がずっとふんわり納得できていなかったから、この行動原理から出るゆずりはの言動にも、モヤモヤすることが多かったと思う。

例えば、共通の初陣の場面。
人を撃つことへの迷いがあること・人を撃ったゆずりはに「おかげで仲間が助かった」って言葉をかけてくれること自体はすごく好きな描写なんですよ。
でも、そもそもゆずりは自身が戦に出る理由にしっくりきていないから「ほら~~~~撃てないじゃん。戦場で撃てなくて足引っ張るなら当千銃の提供に専念して後方支援でいいんじゃないの?」「ゆずりはが迷って撃てないでいる時間、当千銃は宝の持ち腐れになるんだよ」「どうしてもゆずりは自身が戦に立ってまで成し遂げなければならないことってある? なくない? それなのになんで前線に出て足を引っ張るの?」って気持ちが勝ってしまい、ここで神崎さんがかけてくれた言葉に浸れなかった。
(まぁそれを差し置いてもちょっと迷いの描写が長すぎてストレスが勝ちましたが、、、)

それから、割とどのルートでも、終盤急に白虎隊の悲劇を止めたい!って飯盛山に向かう流れになるんですけど(すごく唐突で、戦の最中に単独行動したり、指揮官の命令に背くこともある)、これも、特に朱雀隊のふたりや神崎さんのルートでは、そこまでして白虎隊を救いたい気持ちの強さ・原動力がわからないから、秩序を乱すモヤモヤ感が勝ってしまう。
このくだりが挟まることでゆずりはと攻略対象の恋物語も一度強制的に断絶されるし、かといってこの出来事が恋愛過程に上手く作用しているわけでもなくて、かえって綺麗ではない仕上がりになってしまっていたと思う。ゆずりはへのストレスも溜まるし……

メタ的な話をすると、BYAKKOという作品を作るにあたり、まずはヒロイン・ゆずりはという架空の人物(しかも女性)を、史実の中に入れ込まないといけない。白虎隊から青龍隊まで、年齢も立場もバラバラの男たち6人と接点を持たせるために、後方支援じゃなく、ゆずりは自身も戦に出させる必要があったんだろうなとは思う。後方支援にすると前線に立つ朱雀隊や神崎さんと接点が生まれないので。
ただ、その戦に出させる理由を『白虎隊の悲劇を止めたい』にしたうえに、ゆずりは自身にどうしても悲劇を止めたいと思うほどの背景がないので、ついていけなくなってしまったのかなと。ゆずりはがそう強く思うまでの生い立ちを、もう少し作り込んでもらえればよかったのかなあと思う。大事なところなので。
(ありきたりだけど、過去に少年兵として出征した弟を亡くしているとかなら、「弟と同じような少年に死んでほしくない」って気持ちが強く出てもついていけたと思う。ほか、白虎隊の集団自刃のようすを何度も夢に見たなら、せめて集団自刃の生々しい光景をスチルにして見せてもらえれば、この悲劇だけは避けなきゃって気持ちに感情移入できたかなぁと。背景だけ映されても、それがどれだけ凄惨で痛ましい状況なのかがこちらの想像力に委ねられていて、感情移入が難しかった)


ゆずりはについて思うことふたつめ。砲術の腕のあいまいさ。

ゆずりはの砲術の腕がどの程度なのかピンとこなかったのも、個別ルートの物語を読みにくくしてたなぁ……と。
3年間当千銃で練習していたとはいえ、そのもっと前から砲術の訓練を受けている兵士や、実戦経験を積んで戦慣れしている兵士がたくさんいるわけじゃないですか。共通終わった時点でのゆずりはって、一度実戦に出ただけの、まぁせいぜい腕のいい一砲兵ってだけだよね?
それなのに、ゆずりはの自我が常に「私さえ戦に出ればたくさんの兵を救えたのに」状態なのがすごく疑問だった。たとえ国一番の砲兵と仮定しても、大勢対大勢の戦において、ひとりの兵士で戦局がどうこうなるわけないし、弾切れがないから他の兵士よりたくさん練習できるとはいっても、練習の数なんて実戦経験の前には瑣末なものじゃんか。
この高すぎる自己評価はどこからきてんだ……

個別ルートでは、攻略対象がゆずりはの砲術の腕を評価し、信頼し、戦場で築かれた信頼が恋愛に繋がっていく……という見せ方が多かったと思うんだけど、こちらはゆずりはのことをせいぜい腕のいい一砲兵ってだけだと認識しているから、攻略対象がそれを評価するのもあまりぴんとこないんですよ。貴撃隊に評価されていたから、ある程度素質があるっていうのは伝わってますけど……

これもまぁ、難しいのはわかる。ゆずりはを本当に国一番の砲兵で、敵にもその名が轟くほど脅威の存在にしちゃうと、史実を侵しちゃうもんね……そんな一騎当千の存在がいてなんで戦負けんねん、ってなっちゃうもんね。

ゆずりはの砲術の腕がどれだけ優れていても、あくまで「史実に名が残らない程度の存在」に留めなければならない。でもそこそこ優秀な兵という設定にしないと、大蔵さんが登用する理由がなくなるし、ゆずりはの腕を信頼関係の土台にした恋物語も描きづらくなる。
史実に影響が出ないように、かつ攻略対象たちにとって頼れる存在にする、その塩梅が難しかったんだろうなぁ……というのはまぁ、わかります。
だから、個別ルートでゆずりはの評価がふんわりしているのも、そのふんわりした評価から恋愛に繋がっていく据わりの悪さも、史実を尊重することを考えたらある程度仕方ないんだとは思う。


でも、わたしがビャッコにおいてゆずりはと喧嘩したのって、そこあんまり関係ないんだよね。笑(ゆずりはについて思うことみっつめ)

さっきちらっと書いたけど、なぜかゆずりはは根本的に自分の能力をめちゃくちゃ高く見積もっていて、それゆえに分を弁えない、厚かましい言動がちょいちょい見られて、そこにめちゃくちゃストレスが溜まりました。「さすがに思い上がりすぎやろ……もっと自分を客観的に見て弁えてくれ……」と何度もうんざりしたし、時にはブチギレて暴れた。笑(詳しくは個別感想で書きます)

史実のことを考慮して、こうなるのも仕方ないか……と思える部分を差し引いてなお、ただ端的に合わないヒロインだった、ごめん。笑


隊ごとの感想

ちょっとだけ隊ごとの感想を挟むんですけど……

● 白虎隊
白虎隊がテーマなだけあって、白虎隊ふたりのルートはすごくよかった! 後述しますが、特に貞吉ルートは史実の行動に意味を持たせ、それを恋愛に繋げていくのがめちゃくちゃ上手かった。
ゆずりはの方が年上で、虎之助くんや貞吉より先に砲術を習い、実戦にも出て、ふたりに対して常に先輩の立場にいられたため、ゆずりはの自己評価の高さにストレスを抱えることがなかった。個人的にはそこが大きかったのかな~と思うw

● 朱雀隊
朱雀隊が1番ゆずりはの位置付けが難しかっただろうなぁと思った。
朱雀隊の中で信頼関係を築き、恋愛に繋げていくには、どうしても「戦場で、兵士として頼りになる」という描写が欠かせなくなる。
でも先も書いたとおり、あまりに優秀に描いてしまうと史実との間に矛盾が生まれる(最終的に会津が負ける方向に着地させるため、強い兵がいるとそこまでの流れに無理が生じ得る)から、ゆずりはの優秀さはそこそこに留めなきゃいけない。そうすると攻略対象がゆずりはを評価して信頼して惚れる理由がしっくりこなくなる……と堂々巡りで、その塩梅がとても難しかっただろうなと思います。

だから朱雀隊のふたりは、幼馴染という、あらかじめ一定の信頼が築かれている設定でそこを補っていたのかなと思った。

朱雀隊は割と常に戦の最中にいるため、ゆずりはがそこから離れて白虎隊の自刃を発見しに行く流れにかなり無理があったな〜とも思った。
白虎隊の悲劇を止めたい話は、白虎隊のふたり(とせいぜい秋月さん)のルートでだけやった方がシナリオは綺麗にまとまったと思うんですが、そうするとゆずりはがこの戦に出る意味がなくなっちゃうもんね、、、「白虎隊の悲劇を止めたい」から話は始まっているので、どの個別ルートでも、どうしてもそこを無視するわけにはいかなくなる。でもさっき書いたとおり、そもそもここがふんわり納得できてないので、突然指示に背いて現場を離れるストレスが勝ってしまった。

● 青龍隊
青龍隊は、ゆずりはよりずっと年上だからか、ちょっとゆずりはの甘えた(甘ったれた)部分が多めに出てて、それがカプとして可愛くもあるんだけど、ゆずりはへのストレスも溜まったな……という感じでした。


いろいろ書いてしまったけど、「じゃあどうやってゆずりはという女性を史実の中に入れ込めばよかったの?」「ゆずりは自身が戦に立つ理由をどう作ればよかったの?」を自分で考えてみるとまぁ難しくて、、、制作陣もここはかなり熟考を重ねて何とかこういう形に落とし込んだんだと思う、、、だからあんまり強くは物申せないんですが、、、w

最初に書いたけど、BYAKKOは戦況が悪くなり、戦に敗れた後の描写がほんとうに美しかった。だから、安易に舞台が会津戦争なだけの完全ifにせず、ゆずりはという存在を入れ込む難しさに挑みつつも、史実に忠実に、この時代の人々の生き様や誇り、そこに漂う深々とした空気感を伝えようとしたことは、とても素晴らしい取り組みだと思います。攻略対象みんなすっごく格好よくて言うことなかったよ。


個別感想!

三郎→貞吉→大蔵さん→神崎さん→秋月さん→虎之助くん の順で攻略しました。
秋月さんで終えることを意識した作りだな〜とは思ったけど、個人的には虎之助くんで締めてめちゃくちゃいい景色を見られたなと思ったので、大満足です!


岡本 三郎 CV:岡本信彦


※※ 辛口部分もありますのでご注意ください ※※

共通のふたりはめちゃくちゃ可愛かったんだけど、、、

ルートの3分の2くらい、ゆずりはに対しても三郎に対しても、「君らに指示をするのはお互いじゃなくて大蔵さんですよね!?」という感情しかなかった。これに尽きる。泣

戦は個人戦ではないので、総督が指示するすべての配置に意味があると思う。陣屋を守って出陣した兵の帰りを待つことだって重要な役目だと思うけどなぁ。

(私も一緒に行っていれば……
仲間を、三郎を守れたかもしれない)

惨状を目の当たりにして、
戦える身でありながら待機命令に甘んじた自分を責める。



それは違うやろ?

戦において、ゆずりは1人いるだけで戦況が大きく変わるなんてことあるわけないやん。総督の大蔵さんも待機でいいと思っているからそう命じてるのに。
しかもゆずりはって結局三郎が怪我をしているのを見て、それが辛くて自分も出陣したいって言ってるだけですよね?
自分が出陣すればこういう意味で自軍の有利になる、自分が陣屋を離れる危険・不利益はこの程度にとどまる、だから出陣させてほしい、って言うならわかる。でもゆずりはのは三郎を傷つけたくないだけの私情やん!
自分にできること・できる範囲を客観的に見極め、最適な配置を進言すること・その結果総督から受けた指示を遵守することが今やるべきことじゃないですか? 三郎を守りたいじゃないねん、戦をやってんだ!

これがさっき書いたことですね。笑 自分一人出陣すれば皆を救えたっていう驕りが透けていて好きになれない。

ゆずりはも三郎も、お互いに相手に傷ついてほしくないから自分が戦うって意識が強すぎて、戦の最中にこればかりで、幼馴染がお互いを守りたい気持ちに感動するよりも「戦をダシに守り合いされても尊いと思えないよ!泣」が勝ってしまった。
わたしが三郎に自我落ちしてたらもう少しゆずりはの気持ちもわかって楽しめたのかな~~~。

しかもこの「帰れ」「帰らない」のくだりがあまりにも何度もあり、ゲンナリ、、、

第七章後半~最終章はすごくよかったです。

「必要なものも持ち出せず、大事なものも燃やされた」

「住む家も、家財も、形見も、なんでもかんでも壊された」

「命があるだけでも幸運だ。俺たちは」

「あいつらが身代わりになって、厄除けしてくれたって思っておこうぜ」




このセリフがすごく好き。敗戦の遣る瀬なさの中で「命があるだけでも幸運だ。俺たちは」この言葉を強く強く噛み締めさせられた。


……私にとっても、赤は三郎を思い出す色だった」

「赤いものを見ると、三郎のもとへ届けたいと思うようになった」

……帰ったら小さい袋に詰めるね。
猪苗代へ持っていってほしい」



ここもめちゃくちゃ好きです!
幼馴染のふたりの間だけにある、他の人にはわからない特別な習慣、それが大人になっても変わらないって思わせてくれるのが好き。おさななってこういうのが好きなんだ!

三郎の家で一夜を明かすとこはずっとニコニコしてた。大好きなやつ!

終盤がよかったためルート全体の印象も回復して終われてよかった。めためた書いちゃったけど、じゃあゆずりはも三郎もガンギマリで戦やってたら恋愛になるのか?て話ではある。
(とはいえちょっと同じくだりがくどい&第七章終わりまでやってるのはさすがに長すぎる気はする……

余談。最後に兄の記憶を覗き見したのは結構蛇足だな〜と思いました。
三郎とゆずりはの物語で貫徹したほうが美しいと思うのもあるし、兄視点の兄の記憶って、本来どうやっても見ることのできないものじゃないですか。そういう類のものを後からファンタジーで知っても感動できなくない?
同じファンタジーなら、亡くなった兄が夢枕に立って言葉をくれた……のほうが感動できた。ほかにも、兄の最期の言葉を聞いた人に出会えたとか、兄が残した手記が見つかったとか、そういうので知るから心打たれるんじゃないの?と思う。

三郎ルートに限らず、全体的に「切腹刀を当千銃に変えると持ち主の記憶を見られる」設定はちょっとわたしの感性と合わなかったです。

このルートの大蔵さんめちゃめちゃめちゃめちゃ格好よかった!!!
もっと嫌味な男かと思ってたのに正統に格好よくて、高まる期待。笑


飯山 貞吉 CV:小林千晃


快勝! 最萌えです!

いや今年のわたし優秀じゃないか??? ちゃんと発売前に張った男が最萌えになってる!

年下男に求めるもの:
・対等な存在や異性としてみられたいという焦り
・好きな女性(気になる女性)の世話を焼く
・不意にどきっとさせてくる大人びた表情
・ここぞというときヒロインの年上女ムーブに支えられる

オホホホホ~!

発売前、貞吉最後スパダリなりそ~~~負けそ~~~って怯えていたけどそんなことはなく見たかった年下男だった。爆萌え! うれしい!

……『まだ十五歳』、か。それってつまり……

「いい年した大人なんです……
もうちょっと考えてから行動してください」

「貴方の分まで、俺が戦うし。
だから、隊を抜けてもいいですよ」


めちゃめちゃ萌えだったんだよね。
大蔵さんに手紙書いてるところの「仲良さそうですもんね」、からの「大蔵さんみたいな真似しないでください」……別にあの人の真似なんかしてないけど」も爆萌えした~~~~~~! 大蔵さん気にしちゃってるのカワイイカワイイカワイイカワイイ! これだよ! なんでこれ不正解選択肢なんだよ!
(正解選択肢の「どきどきしたんだ」ノー萌えです。年下にそういうの求めてないw)(ていうか「年上をからかわないで」って選択肢なのになんで「そういうの、どきどきするからやめて」ってセリフに変わってんだよw そのまま言えよ!w どきどきするなんて年下に言いたくないです)(貞吉ルートの萌えグセ他の人と違う気がすんだよなw)


「なんですか、急に笑い出して……

「猫之助を思い出してたの」

「猫之助ってね、夜寒いと私の布団に入って、
ぴったりくっついてくるから」

「今の貞吉君、ちょっと似てるなって」

……貴方が凍えてると思ったからです。
俺が寒いからじゃないんですけど」




年下男が世話を焼こうとするセリフって最高最高最高に好き。それでいて年上女を上回れないところが好き!
ゆずりはと対等な大人として扱われたいのに、それがかえって幼く映るし、戦への見通しの甘さも十五歳だしで超~~~~~~~~絶可愛い。可愛さと不意にどきっとさせてくる大人びた表情とのバランスが絶妙! そう、そこ9:1でええねん! キマりきらないところがいい! 戦以外で格好よくなるな!

これから戦だというのに貞吉の爆萌え快進撃止まらず、ずっと楽しくて高笑いしてた🎶

ゆずりはとは一生気ィ合わんくて草です(^ω^)
序盤も序盤、子猫を連れ帰ると言い出したところでもう嫌な予感がしていた。
エ、連れて帰るの? 戦に行く気なんですよね? 戦に出たらそのネコチャンどうするんですか?
まさか治ったら捨てる気じゃないよな……!?って。

んで案の定、野に放つと言い出してブチギレた。
だから言うたやん! ほんまに腹立つ!!!!!!
何が腹立つって、戦に行くってわかってて拾ったことですよ。戦に行く可能性が高い、最後まで責任持てないって最初からわかってたんだから、拾っちゃいけないでしょ。これは優しいわけでも心が綺麗なわけでもない、自分がその命を見て見ぬふりする罪悪感から逃れたいだけの自己満足。
野に放つってあたかもそれがあるべき姿みたいな言い方をするな! 自分の都合で拾って自分の都合で捨ててんだおまえは!

どうしてもゆるせなくてめちゃめちゃ熱くなり、さらに制作陣がこれを「ゆずりはの美点」として描いていそうだからなおさらキレ暴れそうだったけど、貞吉が「無責任ですね」ってグッサリ刺したので着席した。
ゆずりはとは合わんけど貞吉がこう言うなら制作陣もわかってて描いたのかも!
(そうだとしてこの猫捨てようかなイベントが何のためにあったのかはよくわかりませんが)

でも貞吉ルートのゆずりはでNO!出たのここだけだったし、ルートがすごくよかったので最序盤のブチギレなどど~でもよくなりました。

貞吉が自刃しきれず生き残ってしまった後の描写がすごくよかった。
貞吉の立場に立ったら、恥晒しで屈辱でもう一度やり直させろ!!!って暴れるのもすごくよくわかるし、ゆずりはが、貞吉に武士の誇り高さを貫徹させてあげたいと思いつつも、それ以上にこんな15歳やそこらの子にそこまでしてほしくない、生きてほしいって止める気持ちもめちゃくちゃわかる。ここの描写に尺を取って、貞吉の気持ちもゆずりはの気持ちも丁寧に見せてくれたのがすごくよかった。

その中で、「腹ではなく喉を突いた」という史実をとりあげ(史実でも確か貞吉は喉を突いてひとり生き残っている)、その理由が「自分が切腹した刀を当千銃に替えたら、ゆずりはが悲しむと思ったから」だと明かされたのはほんっ・・・・・・とうに素晴らしかったですね・・・・・・!!!涙

戦の前は死んでも役に立てるならいいって本気で言っていたのに。それが、切腹する間際、最後の最後に推し量ってくれるほどわたしへの気持ちが育っていたと思うとうれしくてたまらないし、じゃあなおさら死んでほしくないよ!と感情暴れるしでぼろぼろに泣きました。ここがほんとうに大好き!
あんなに哀しくて優しい笑顔でわたしを止めたのに、それよりも武士の誇りを優先して自刃したのがめちゃめちゃめちゃめちゃ好きで、それだけでもう貞吉ルートのここに眠ります……!と興奮止まらなかったのに、後になって腹ではなく喉を突いたのがわたしへの思いやりだったと明かされ、そのわたしに向かう気持ち紙一重で彼は生かされたんだと思うと、運命だ・・・!と震える。

史実は史実として敷きつつ、それをゆずりはとの恋愛に繋がるように解釈して恋物語に昇華させたの天才だと思います。

まだ15歳だから自分の人生を俯瞰して意味を見出すなんてことできるわけなくて、戦が終わったと知ってまた自暴自棄になって暴れ始めたのもめちゃくちゃ可愛かったし、5歳年上のゆずりはが貞吉に生き方を説くシーンもよかったね・・・ゆずりはが説いた内容そのものというより、なりふり構わず、とにかく何でもいいから命をつなぎ留めたいってゆずりはの気持ちにすごく感情移入したし、ふたり抱きしめ合ったときの「命はあたたかいんだ」がめっちゃ好きで、、、後のことは一緒に考えるから、何でもしてあげるからお願いだから生きていてほしいよ!って気持ちでいっぱいになって泣いた。
生きていてくれればいいんだよ、好きだから!泣 ここも大好きです。

年下男からキスおねだりされるの可愛すぎて爆萌え!!!!!!!!!!

それぞれの生活で一生懸命生きようね、成長して迎えに行くから、その時恥じない自分になっていたい……って文脈も、それをキスで約束するのも大大大好きなのでここほんまにありがとう~~~~~~!泣
からの、満月の下での再会がほんとうに素晴らしくてブチ倒れました。日新館でふたり満月を見上げた夜から、いろんなことを乗り越えて随分遠くまできたな、、、って思えるのが尊い。遠くまできた感覚のぶん、ふたりの間に信頼も愛情も積み重なってきたってことなので。

正直、ここがふたりの関係の落としどころとして最大の盛り上がりだと思うから、ぐわあああああって盛り上がったそのまま余韻を残して終わってほしかった。
言うことないって言いたいけど、やっぱりひとつだけ言う。笑
個人的には満月の下、必ず迎えに行くから……って約束してお別れするところで閉じてくれたら最高に美しかったのにな~~~~~~と思う。京での描写がまるごと蛇足な気がした。せっかくブチ上がったのに気持ちが落ち着いちゃったのがすごく惜しくて悔しい。

お別れ、約束、再会は一度ずつだからこそ、それを噛みしめて苦しんだり泣いたり愛しさで暴れたりするんだと思っている。満月の下の再会か、便りのないままサプライズで大人になった貞吉が迎えに来るか、どっちかでよかったと思う。どちらも詰め込んでかえって間延びした印象、、、(史実ならごめん)

そもそも、京での、お手紙を待っていてもなかなか来ない描写それ自体を繰り返しすぎでちょっとダレちゃったし、再会後の「大人になってないのに」もン?てなっちゃって。貞吉とゆずりはの間で「大人になったら」が何を意味しているのか、画面のこちらのわたしに伝わってきてないので、「え、大人って何を指してるの? 通信技師にはなれたんだよね?」「成人してないってこと?」「明治時代って19歳なら婚姻できるよな……?」とかいろんな雑念が頭をよぎってしまった。
そもそもここまるごと蛇足だと思っているうえに、京での描写そのものも間延びしてて、ちょっとだけ気持ちが弛んでしまったよォ泣 満月の下で終わってほしかった~~~~!
まぁそれでもここまでの貞吉ルートのすばらしさで十分おつりがくるからいいんですけど。

正直、あの哀しい笑顔でわたしを止めた後自刃したとき、このルートのここにわたしも眠ります・・・・・・と勝利を確信した。あの場面がBYAKKOで1番好きです。


山瀬 大蔵 CV:木村良平


※※ 辛口部分もありますのでご注意ください ※※

大蔵さんは総督としてほんとうにほんとうに格好よくてメロメロで、大好き!!! 自我爆メロ止まらんかった🎶
ただしルートは……白秋エンドの締め方の余韻は大好きなんですが、そこ以外は負けました。ゆずりはでも負けたし朱雀さまでも負けた。朱雀さまが悪いよ。

大蔵さんの人を動かす者としての格好よさにはほんとうに自我メロメロになったのに。泣

「全然。駒が何言っててもさ、動かすのは俺だから」

金策のためゆずりはの家で暮らすことになり、あれこれ世話を焼くゆずりはに釘を刺すシーンが大好き!
「ごめん、今忙しいからひとりにしてもらえる?」だけ言うとこの一言で不用意に傷つけたり後でフォローが必要になったり、今後もこの気遣い(お節介)が続く可能性がある。そこで完膚なきまでに不要とわからせられた、ひとりにしての一言では伝わらないほど幼いと思われているワケです。実際、そのとおりだし。
数手先まで読んでいる指揮官としての素質に爆メロしました。

ゆずりはが酒飲み兵士に絡まれたときの「そりゃ怒るさ。仲間内でも節度は大事だ」「尊敬できない相手を咄嗟に守れないだろ。あいつら、年下に横柄な態度でいたら戦場で見限られても文句は言えない」も大好き。
わたしを助けてくれたことにときめくんじゃないんですよ。大蔵さんがこの行動に出たのはわたしを守りたいからじゃない、総督として常に軍全体を見渡し、軍全体の最高到達パフォーマンスを落とさないため。トップに立ち人を動かす者としてのものの見方、その覚悟に爆メロした。

大蔵さんは駒のことを駒だと思っているけど、だからといって軽視したりぞんざいに扱っているわけではなく、
駒にもひとりひとりの人生があって、家族がいること、自分はそれを背負って動かすんだということをしっかりと自覚しているところが最高に格好いい。泣 兵士のことをひとりひとり覚えていたり、籠城戦で遺体の身元をきちんと確認したり、できるだけ遺品を回収して家族のもとに返したり……それが単なる偽善じゃなく、命を背負って使わせてもらった者の責任だと考えているところが格好よくて格好よくて……好きすぎて頭を抱えました。

大蔵さんはルート中ずっと格好よかったんだけど、ゆずりはは相変わらず弁えがなく要らんことしいなので、こんなにも聡くて格好いい大蔵さんが戦でゆずりはを評価して、それが恋愛に繋がっていくのは超~~~~~~~~解釈違いで暴れた。(ルートで負けた理由①)
あと朱雀さまがほんまに鬱陶しかった。(ルートで負けた理由②)焼き鳥にしたろか!?怒



ルートで負けた理由①:ゆずりはの話。

朱雀隊は割と常に戦の最前線に立つことになるため、大蔵さんがゆずりはを好きになるきっかけが「戦場で、兵士として頼りになる」という描写になるのはわかる。あまりに優秀に描いてしまうと史実との間に矛盾が生まれるから、ゆずりはの優秀さはそこそこに留めなきゃいけないのもわかる。
大蔵ルートが1番難しかっただろうな~と思う。そこは理解を寄せたいと思っている、、、
でも、やっぱりゆずりはの優秀さに納得できていないから、例えば、大蔵さんを無理矢理寝かしつけようとしての「そんなに気を張らなくても、私が前線に出れば勝つから大丈夫です!」ってセリフも、エエエエ思い上がりすぎでは……!?が先にきちゃって、萌えられなかったんだよ。泣 ていうか仮に優秀だとしてもこんな厚かましいセリフ言うヒロインふつうに嫌。泣

大蔵さんの指示も聞かずひとり白虎隊を助けに行くって我が儘通したのに、結果救えないまま帰ってきたゆずりはに「強い」「君の働きぶりはいつも俺の期待に応えるものだった」言われてもどこが〜〜〜〜!?泣ってなります。我が儘通すなら結果を残せ! やり遂げられないなら弁えろ!
こんなゆずりはを好きと言う大蔵さんなんてヤダよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜解釈違いだよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜泣
ルート中ずっとこんな感じだった。つらかった。泣

大蔵さんが総督としてほんとうに有能で格好よかったので、、、そんな人が、砲兵としてどのくらい評価されるべきかぼんやりしているゆずりはを褒め称え、失いたくないまで感情が育っていくのを見ると、大蔵さんの目が曇ってしまったみたいに映って、ほんとうに嫌だったんですよね、、、泣

あと、大蔵さんのことを理解できていないのに、大蔵さんに対してわかったような態度で介入するゆずりはにもストレスが溜まりました。

無理矢理睡眠をとらせようとする場面とか。
正直、大蔵さんほど有能な人なら、いつ自分の限界がくるか、どこでどれだけ休めばいつまで保つかの計算なんて自分が1番よくできているはずで、こういうことされると鬱陶しくないですか?
ここでの行為って「大蔵さんよりも自分の方が大蔵さんの体調を客観的にみれている」って自負がないとできないじゃん。でも、ゆずりはは自宅に大蔵さんを住まわせていたとき、大蔵さんに特大釘刺されるくらい大蔵さんのことを理解できていなかったわけで、、、ここまでに、ゆずりはが大蔵さんよりも大蔵さんのことをよくわかっているって納得できる描写が何一つなかったんだよね。
だから「弁えない」「余計なお世話」って印象が勝ってしまう。

それからラスト、城で待機しているゆずりはが「わたしも戦いたい、城内で待機していていいのだろうか」「だけどそれが最適な配置……」と何度も逡巡する描写を見せられたのもストレスだった、、、あまりに多すぎてこの尺なに?となる。
「大蔵さんなら……」「これが大蔵さんの最適な配置……」ってその直後に思い直せるなら、そもそもその前の愚かな思考吐き出す前に落ち着いて考えなさい、うだうだ言わずに黙ってやるべきことをやりなさいって話!
この子いつになったら大蔵さんの考え方が身につくんですか?泣

徹頭徹尾大蔵さんの思考を理解できていないのに、大蔵さんを理解して支えているようなイベントで恋愛が進んでいくのやっぱ絶対納得いかないよ~泣

ルートを通して、ゆずりはが優秀である描写も、ゆずりはが大蔵さんのことをよく理解できているって描写も足りていないから、「弁えていない」という印象が勝ってしまい、大蔵さんからゆずりはへの恋愛感情が育っていくことにまったく納得できなくて、、、
せっかく幼馴染なんだから、ゆずりはが大蔵さん以上に大蔵さんのことをよくわかっているって関係からスタートしてもよかったのにね。そうしたらたぶんこのあたりの描写もストレスなく萌えられた。
まぁ、それだと三郎と被りそうだし、大蔵さんは幼馴染だけど多少離れていた時間があるってところが、三郎との差別化であり、旨みだったと思うし……
難しいですね、、、


ルートで負けた理由②:朱雀さまの話。
しょ〜〜〜〜〜じき朱雀さまの夢のくだりダルすぎた。A連打した。
白虎さまはまだ飲み込めるとしても、そもそも夢で他の人の記憶見せられること自体萎えるのに、他の四神まで出てきてやいのやいの言われると物語に水を差されているように感じて萎えが加速する、、、しかもまぁまぁこのシーンが多かったですよね?

せっかく大蔵さんに自我メロしてたのに、(ゆずりはにヘイトが溜まるのは別としても)朱雀さまの夢のくだりが挟まることで大蔵さんとの物語が断絶されたから、再会の感動も薄いし、好きだと言われても気持ちが乗っていかなかった、、、


でもエンディング突入直前の、

瓦礫の中で抱き合って、
しばらくのあいだ何も言えずに
ただ互いの心音だけに耳を澄ませていた。



このテキストはほんっとうに大好き泣
無言の描写がすごく好き、、、無言のふたりから漂ってくる余韻が好き、、、泣
このテキストそのものも、このテキストで閉じてエンドロール入る余韻もほんとうに素晴らしかったです。



神崎 宗十郎 CV:安元洋貴


神崎ルートはカプとして楽しめた🎶
ゆずりはへの罰点がなかったわけじゃないけど、ゆずりはに出会うまで銃を扱ったことがなかった神崎さんと、若くて飲み込みが早く、八重さんの指導を受け当千銃で訓練していたゆずりはなら、ゆずりはの方が単純な砲術の腕がいいのも納得できるので、ゆずりはが神崎さんの訓練をみる場面もちゃんと萌えが勝った。それに、これだけ実績を積んでなお、ゆずりはに砲術をみてくれと頭を下げられる神崎さんの実直さにも萌えた。

あと、やっぱりビャッコは戦況が悪くなってから敗戦までと、敗戦後の描写がピカイチでいいです。だからルート中ヤーヤー言ってもルート終えた後は割といい印象が残っている。


神崎ルートで1番言いたいことは「夢でゆずりはの知らない攻略対象の過去を覗き見して、それが相手への印象を変えることになって、恋愛の土台に繋がっていくのどうかと思いますよ!?泣」です。
まぁ神崎ルートに限ったことではないんだけど、神崎ルートは特に、序盤、夢に頼って関係を築く比重が大きかったなと感じたので。

攻略対象のこころの真ん中にある大切な感情や、それに紐づく過去の話って、それを知って何をしてあげるかよりも、なぜそれを話してくれるに至ったのかのほうが重要だと思っている。

どういう流れでもいいんだけど、「この性格で、この関係性で、こういう展開になったら、そりゃ話してくれるよなあ」って思える説得力が欲しい。丁寧な過程を経て、攻略対象が望んで教えてくれるからこそ「こんな話をしてくれるまでに信頼を築くことができたんだ……!」って感動を得られるんだと思う。
重い過去を知ってヒロインが何を言うかとか、それで攻略対象がどう救われるかとか、そこからどう恋愛に繋がっていくかは、そこまで興味ないんですよ(わたしはね)。自分を救ってくれた人を好きになるのは割と当たり前なので……
むしろ、その重い過去を知るに至った過程が浅いと「ヒロインが攻略対象を救う物語を描きたい」のほうに無理やり持っていった感が透けて、入り込めなくなる。なぜ「この人になら話してもいい」と思ってくれたのか、そっちのほうを見たいんです!
まぁこれは個人的な好みの問題なんだけどね。

なので神崎ルート序盤、ゆずりはが神崎さんの夢を見て神崎さんの知らない一面を知っていく流れは、ちょっとン、、、てなりました。青龍隊で同じ時間を過ごし、支え合って戦って信頼関係を築いたその後に、神崎さんの意思で、弟をどう思っているか聞かせてもらいたかったよ。案の定、ゆずりはは「弟さんはそんなこと望んでない!」とか要らんこと言うしさあ。夢で一方的に知ったことを相手に知られたらどう思われるか、ちゃんと想像しなさいよ、、、涙

神崎さんが戦場で見つけた敵兵(瀕死)を無理矢理自刃させ、当千銃に変えようとしたところは、そういう戦の覚悟がキマっている神崎さんカッコええ・・・わたしも自我はそっち派やで・・・と思いつつ、ゆずりはに軍配が上がるかなと思った。
白虎神に力を託されたのはゆずりはなんだから、その力をどういう線引きでどう使うか、その基準はゆずりはが決めていいと思う。人の命を取り扱う能力で、その持ち主であるゆずりはにかかる負担が大きいからこそ、確固たる線引きが重要になると思うし、それはゆずりは以外の人間が強要していいものじゃないと思うので。


神崎さんが格好よくて萌え転がり、神崎さんとゆずりはの関係もすごく可愛かったし、最後の「救えなかった命を悔やむより、救った命を誇りに思え」「救えなかったやつらのことは、忘れないのが最大の弔いだ」もすっ・・・ごく好きで、多少ゆずりはに萎えるシーンがありつつも(貴撃隊に捕まったとき、ゆずりはの中に自刃という選択肢はないんか?とか、戦場での勝手な行動とか)、全体的にいいルートだなぁと思えました。
優しくてどこか痛ましいルートはいいですね・・・。

背中に薬を塗ってもらうとき、神崎さんのほうが照れてたのめちゃくちゃ可愛くて萌えた🎶🎶


秋月 栄次郎 CV:興津和幸


※※ 辛口部分もありますのでご注意ください ※※

幼少期の思い出一本で恋されるやつNGなんだけど、それ以上に青年と幼女の組み合わせが大好きなのでスチルで踊りだすほど喜んだ。山田太郎ものがたりの御村とよし子とか、明治緋色綺譚とか、大好きだからね!

少しでも自分にできることを……って白虎隊の少年たちの勉強をみていたら秋月さんが自然に入ってきたシーンほんとうに大好き!
目を覚まさない想い人を心配して健気に待つのほんまに好きだ~~~~~~。目を覚ました!泣って気づく演出が神懸っててほんとうに嬉しかったし好きの気持ちが暴れた。


こんなにも優しくてあたたかい慈しみを向けてくれるのに、秋月さんがゆずりはを想ってくれるのはあくまで「会津を背負う若者の一人」として。恋愛対象としては完全に埒外で(※前半の話)、11年前の結婚の約束もぜんぜん本気にしていなかったところ爆萌えした。

「はは。子供の頃の話だろう。
私もさすがに本気にはしていない」

「あの頃の私は、今よりほんの少し若かった。
君の目に魅力的に映ったなら光栄だ」

「でも、見てのとおり私はもうこんなおじさんだろ?
大丈夫。忘れていいよ」


わたしの気持ちに気付いていて、遠回しにやんわり大人の距離の取られ方されてるの爆萌え! 本気にしてよ!泣って傷つきながらそれでも一途に健気に追いかけるヒロインの図が好きすぎるので、、、
ここまでは久しぶりにゆずりはとシンクロした。ここまでは。笑

ハァ~~~~~~~~~~~秋月さんには自我大暴れメロメロ恋爆走してたのに、そういう男のルートに限って苦しみが多い。泣

ひとつめ:これは純粋な疑問なんですけど。
幼い頃ゆずりはがお嫁さんにしてくださいって言った相手が兄上じゃなく秋月さんだったってエピソード、いまだに飲み込めていない。大蔵さん八重さん咲子さんみんなその話でからかってくるんだし、みんなその場で見てたってことじゃないの? そんな大勢いて、相手が誰だったかなんて間違えようなくない?
というか、そもそもゆずりはの記憶のとおりふたりきりのときに交わした約束なら、ゆずりはか秋月さんどちらかが誰かに言わなければそのエピソードって共有されないじゃん。でもゆずりはは会ったこと自体覚えていなかったんだから言いようがないし、秋月さんこそ言うわけないし、、、じゃあ周知の事実となっている「幼い頃兄上にお嫁さんにしてくださいって言った」エピソードってどこで生まれたん?
なんかここ、秋月さんに運命枠持たせようとして無理が生じてないか?と感じた。

ふたつめ:いつものオトメイトすな!!!!!!笑

最初に書いたけど、わたしはビャッコ制作陣の、史実に忠実で堅実な作りや、幕を閉じる間際の情景の美しさがとても好きだったんですよ。
それなのに。笑



まぁ、何でも願い事を叶えるというのは初めから言われていたからいいんですけど、大きな歴史改変はできない、その範囲内で白虎隊の悲劇を止めてほしい言うといて、人ひとり生き返らせるのはええんかい笑 じゃあ白虎隊も自分らで救えや笑

あ、もしかして、生き返るっていうか腰痛が治ることに意味がある・・・・・・? 最後の××的に・・・・・・?(名推理)(だとしたら最悪だよ)

みっつめ:ビャッコ史上最大のブチギレ

秋月さんのことはこんなにも好きなのに、途中までゆずりはにもシンクロできていたのに、後半怒髪天で暴れ狂った。

……仲間や会津に協力する人たちが当千銃で脅かされるのは許せません。
でも――

「取り戻すために戦闘が起き、誰かが傷つくのだとしたら……
だったら、無理にこだわらなくてもいいって思います」



???
マジで何度読んでも何言ってるのかわからんかった、、、
自分でも「当千銃は、敵の手に一挺だって渡ってほしくない」って言ってるやん? 取り戻すために戦闘が起きるんじゃない、取り戻そうとしまいと戦は起こるんだよ。戦の中で相手に当千銃があるとより状況が悪化するから、戦いながら取り戻すんだろうが。何を言ってるんだ???

それからビャッコイチゆずりはにブチギレたセリフ。

「秋月さんが食事をしているときや、
お休みをとっているあいだに
私が変わりに筆を執ります」



まず「変わりに」が誤字なんはもうこの際置いとくとして、、、、、、

「代わりに筆を執る」!?

怒りと呆れと恥ずかしさが濁流のように押し寄せ渦巻き、その勢いのまま罵詈雑言ふせったーにぶちまけてしまいました。
https://fse.tw/s4HJYb5Z
怒りの原感情そのままぶちまけているので閲覧注意です。笑

降伏式の前日、いよいよ準備も大詰めという1番忙しいときに告白したのもドン引きした。
今????????????? 今言うことかそれは????????????? 秋月さん明日降伏式なの、大詰めなの。わからない???????????????

好き勝手一方的に押し付けた後で「秋月さんは忙しい人だから、これ以上お邪魔してはいけないと思った」って言い出したのもぶん殴ったろかと思ったよ!笑
もう散々邪魔したんだよ!!!!!! 降伏書状の作成も降伏式の準備も散々邪魔したの!!!!!! Done!!!!!! まるで邪魔する前に気を利かせたみたいな言い方するな!!!!!!
邪魔してんだよずっと!笑

ハァ(^ω^)勘弁してよ

大蔵さんのときも思ったんだけど、わたしの自我が「優秀だ、有能だ、格好いい・・・・・・!」ってメロメロした男に対して、ゆずりはが『気遣っているふう自己満足』でその貴重な時間を奪うのがほんとうにゆるせない。健気にそっとめしを運ぶのがいい女みたいなやつ、もうやめようや、、、、、、これが美点とされる世界なんて嫌だよ。泣

大蔵さんにせよ秋月さんにせよ、彼らが担っている責務は彼ら以外誰も代わりがきかないもので、彼ら自身も、この責務は自分以外に背負えないと自負し、自分が倒れてはならないということも十分に自覚したうえで、限界ギリギリまで自分のリソースを割いて戦っているんですよ。会津のために。
彼らがあたっている責務の内容も、その重さも、どうやって自分の時間と体力を管理していけばいいかも、同じ立場に立って同じ景色を見ている人にしかわからないことなの。
それをね? はたから見ているだけで何っ・・・にも知らないゆずりはが、好きな人が根を詰めていて心配……って自己満足で介入するのは、ありがた迷惑なんですよ。
いつ倒れるか、どこで休息を入れないといけないかなんて彼ら自身が1番よくわかっている。優秀なんだから。その自己管理ができるほどに優秀じゃないとあの立場に立てないんだから。

相手の立場を思いやれない視野の狭さ、自分の価値観だけでありがた迷惑を押し付け、忙しい相手に気を遣わせる幼稚さ、それでいて相手を気遣ったつもりでいる傲慢さ、すべてが心から恥ずかしい。二十歳ならもう少し大人であってほしい。

大蔵さんには「100人選んで自刃させて~」って一から十まで丁寧に釘を刺されたし、秋月さんには「気持ちだけで嬉しいよ。ありがとう」って5歳児に言い聞かせるような優しさでやんわり諭された。恥。
「すみませんすみません出しゃばりましてッッッ! この恥知らずな娘はすぐ下がらせますんで!泣」ってゆずりは引きずっていって埋めようかと思いましたよ!
ハァ。ゆずりはにこんな時間割くくらいなら、自分自身の責務に集中したいだろうに。一度入った集中をこんなくだらない自己満足でぶった切られるのも腹立たしいだろうにな。(遠い目)
一秒でも惜しいのに時間をかけて優しく丁寧に諭されるから心底辛い。そっかあしょうがないよね、わかんなくてもね、気持ちだけでうれしいよ、、、って言ってあげないとわからない存在だと思われている。すげなく断るとまた同じことで時間を食われるから、ここで時間をかけてでも丁寧にわからせた方が結果的に時間のロスが少ないと思われている。ずっとずっと下の、子どもみたいな存在だと思われているんですよ。同じフィールドに立っていない。恥ずかしくて泣きたい。
(まぁ秋月ルートではそれでもまた邪魔して告白するんだけどな!笑)

だから大蔵さんや秋月さんが、このゆずりはを対等な異性として好きになるっていうのが解釈違いで暴れる。結果、ルートを終えると、大蔵さんや秋月さんはカッコよくて尊敬できて大好きなのに、ふたりとの恋物語は1ミリも入り込めず虚無で、自我はメロメロなんだけどルートは大爆死、みたいなことになるんですよ。つらい。

自我プレイ民なので、ヒロインが合わなくても自我で男にメロメロできるけど、結局ヒロインとわたしが合っていないと、ヒロインが直接対峙している攻略対象からわたしの好きなアウトプットが出てこないし、ヒロインを好きになる攻略対象に幻滅して暴れるしでまったく高く飛べないので、なんやかんやでヒロインは大事なんだよなぁ、、、やっぱり一定以上の感性の一致は欲しいよ。

ハァ、もっと深々とした大人の恋がしたかったな。格好よくて大好きで尊敬していて、この人たちが望む未来のために何でもしたい、ついていきたい、そのためにわたしを使ってほしい、そうして輝いているところが見たいと思っていたのに、ゆずりはが厚かましくもメッチャクチャに荒らすので悲しかったです。そんなゆずりはで好きになられてもぜんぜん入っていけない。泣


もう一度言いますが、戦への覚悟がどうとか、戦場での勝手な行動がどうとかには怒っていないです。マイナスポイントではあるけど、もともと兵士でもないし、まだ二十歳だし、そういうところもあるよね……と広い心で受け入れようと思っている。
そうじゃなくて……人として当たり前にあるべき責任感、弁え、恥を知らないのに、あたかも相手を気遣っているという自意識で厚かましい言動に出るのが腹立つという話です。自分より上の立場で有能な男性に当てるには最悪のヒロインだった。泣



石谷 虎之助 CV:堀江瞬


3人くらい終わった時点で、これ白虎隊ふたり以外は苦しい戦いになりそうだし、気持ちよく終わりたいから虎之助ルート締めがいいかもなぁ……と思い、ラストを秋月さんから虎之助くんに替えました。これがよかった!
白虎隊は予備隊だから前線に出ないし、ゆずりはの方が砲術も戦も先輩なので、ゆずりはがふたりに評価されていても、それに対して多少思い上がった思考が覗いてもストレスを抱きにくく、ルートそのものを楽しめてよかった。
『BYAKKO』だから、白虎隊ふたりのルートがよくできているならまぁいいか……と思うところもある。

前半~中盤までは拗ねたり妬いたり対抗心燃やしたりする貞吉に爆萌えしてた🎶
貞吉かわいいなあ🤍🤍🤍

ルートを通して百人一首が活きていたのがすごくよかったです。
虎之助くんが、どの季節に、どんな景色を見ても、ゆずりはとあの歌の話をしたな、こんな話をしたな……って百人一首の歌を思い出してくれたらいいなと思う。すべての季節のどんな景色もゆずりはとの思い出で埋めてほしい。それってすごく恋だと思うので。


「君がため 惜しからざりし 命さへ
長くもがなと 思ひけるかな……

「私が見たいのは、貴方のいる景色です」

「いくつも望みを抱いてしまう。
貴方に恋をしたから」




相手から初めて想いを告げられる言葉が「好き」とか「愛してる」じゃなく、「こんなふうに変わったのは、貴方に恋をしたから」なのほんっとうに好きでぼろぼろ泣いた。情緒めっちゃくちゃになる。


……自我萌えがなく、シンプルにいいルートだったのであまり感想がない。
なんでだよ! 萌え感想を書きたいのに!泣


BYAKKOを終えて、雑感

システム面の話。
エンドロールでまだ見ていないエンディング後スチルのネタバレをするのはやめてほしいヨォ!笑
あと、場面転換(背景の移り変わり)がとても多いうえに動きがもったりしていて、ボタン押しても早まらないところが地味にストレスだった。テンポよく文章を読みたいので、、、

玄冬エンドについて何も書いていませんが、特に感情がなかったからです。
BYAKKOはそもそも史実が負け戦、どちらのエンドでもそこは変わらず、その同じ負け戦の中で「心が折れてしまった結果」として玄冬エンド(心中)があるだけなので、、、こちらの選択による因果応報を感じられる余地がなく、「そっかぁ……諦めちゃったかあ」以上の感情が生まれなかった。
まぁもともと、好感度の高低だけで最後にちょろっと分岐するBADに無感情だからというのもあります。

やっぱり、負け戦の中でもひとすじの光を掴んで生きていこうとする白秋エンドが好きです。しっかりと史実を敷き、堅実に綴られた物語の最後の、優しさや痛ましさが美しくて好きで、そこがBYAKKOの魅力かなあと思う。
ゆずりはには散々暴れたけれど、紐解くとまぁ仕方ないか……と思えるところも多いし、会津のために生きた男たちはすごく格好よくて、男たちと喧嘩したことはほぼなかった。ほんとうにみんな格好よかったよ!


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