@bakekitunedazo
一匹のゾロアが、バタフリーを追って群れからはぐれた。
それが、全ての始まりだった。
ひらひらと舞うバタフリーを無邪気に追いかけるゾロアに、物陰に潜んだ人間が見つけたとばかりに回収袋を手に持ちつつ、銃を構える。
静かに、銃口が向けられた。
乾いた銃声と共に、最期の悲鳴が数多聞こえてくる。
ゾロアは、母親のゾロアークに抱えられていた。
ゾロアークは、ひたすら疾走する。
「いたぞ!捕まえろ!」
「ガキはいいから、母親の方は殺すなよ!生け捕りにするんだ!」
ゾロアークは巧みに幻影を作り出しながら退路を開く。
乱射された弾丸が体を掠り、鮮血が飛び散る。
「母ちゃん!」
毛の中に隠されたゾロアが、母親の血の匂いを感じ取り泣き叫んだ。
「…じっとして。大丈夫だから…」
掠れるような静かな声で母は子に語りかける。
やがて、川沿いまで走り抜けると、母は力尽きて地面に膝をついた。
「母ちゃん!母ちゃん!」
「………。ゼノ、お逃げ。」
弱々しく母はそう言って笑って、ゾロアの瞳から溢れ出た涙を優しく拭いた。
ゾロアはイヤイヤと首を振った。
一夜にして、父を亡くし、兄や姉を亡くし、小さかった弟妹たちを亡くして、唯一生き残ったのが彼だった。
皆、一族の中で最も化けるのが下手な彼を庇って化けて、囮になった末に殺されたのだった。
自分がバタフリーを追いかけて群れから抜けなければ、こんなことにならなかったかもしれない。
「おゆき……!」
「やだ、やだ!」
ゾロアークは静かに目を閉じると、カッと目を見開いて全身の毛を逆立たせた。
ゾロアは驚いて飛び上がる。ゾロアークはおもむろに地面に転がっていた石をゾロアに投げつけてきた。
石が額に命中し、思わずキャンと声を上げてゾロアは後ずさる。
普段は優しい母の、あり得ないくらいの形相であった。母が再び唸り声を上げながら威嚇し、石を投げつけてくる。
ゾロアはその場から逃げ出した。
「お前は、生きなさい。皆の分まで、長く…。」
母の慟哭にも似た最期の叫び声が、故郷の森に響いた。
覗いた草むらから、母が人間たちに刃物で斬り殺され、真っ赤な血が花のように舞い散るのが見えた。
目が離せなかった。
「あーあ、また殺しちゃったよこいつ、何匹目だよ」
「いいじゃねえかよ、コートにできるだろ?」
「ガキはどうした?」
「さあな、野垂れ死んだんじゃねえの?」
ゾロアの…ゼノことゼノヴィアの、最期の家族との記憶である。
───────
人間に焼き払われた故郷の森を捨てて、餌を求めて放浪したゼノヴィアの、最初に出会った相手は、サーカス小屋の主人だった。
人間と話をしてはいけないと両親から教わっていたゼノヴィアだったが、小さな身体では限界が来て、飢えて倒れていたところをサーカス小屋の主人に拾われ、食べ物を与えられた。
そして、サーカス小屋の主人に連れられ、しばらくは船の上で暮らした。
サーカス小屋のメンバーの中には、様々な地方から連れてこられた、ポケモンたちがたくさんいたが、その中でも彼は最年少だった。
小さなゼノを特に世話したのは、遠い遠いカロスから同じく連れてこられた、メスのゾロアークで、彼女もまた最愛の子どもを失った身だった。
孤独と孤独が巡りあい、血の繋がりはなくとも新たな家族が生まれた。
ゼノヴィアは、ゾロアークから人間の文化を学んだ。
地理を学んでいるうちに、自らの故郷の森が、ヨロイ島という島でガラル地方にある小さな島にあったことを知った。
数年が経ち、身体が成長すると、ゼノヴィアはサーカス小屋で人間の女に化けて見せるように指示された。
しかし、ゼノヴィアは、恐ろしい幻覚は見せることはできても、化けることはとても苦手で、いつも失敗ばかりを繰り返した。
金儲けに囚われたサーカスの主人は大激怒し、ゼノヴィアを始め他のポケモンへ虐待を加えた。
ゾロアークが必死に庇い、ゼノヴィアの分まで舞台に躍り出た。
…そうしてゾロアークが舞台へ躍り出て、無防備な隙に、サーカス小屋の主人は、ゼノヴィアを売り飛ばした。
……そこは、ポケモンの身体の実験を繰り返す恐ろしい人間がいる施設だった。
幻影を見せられるゼノヴィアは重宝され、他のポケモンに実験をする上で幻影で畏怖させるよう命令をされるだけでなく、ゼノヴィア自身も過酷な実験を重ねられ、弄ばれ、体は衰退していった。
鳥籠に囚われた鳥は、二度と空を飛べぬように羽を折られるらしい。
足枷を見つめ、ゼノヴィアは、このままでは自分が死ぬということがわかった。
月明かりの中で、人間への復讐と憎悪の気持ちを燃やしていると、足枷がはち切れた。
気づけば、死んだ父や母や、兄や姉のような、サーカス小屋で自分を育てたもう一匹の母のような、成体のゾロアークになっていた。
ゼノヴィアは幻影を使って施設から飛び出した。
命からがら港へ行き着くと、どことも知れぬ行き先の船に乗り込み、遠く遠くへ逃げ続けた。
最初はガラル地方のバウタウンに辿り着き、しばらくは人間に化けてゴミ箱を漁る暮らしをしていたが、そこで懐かしい匂いがしたため、その匂いにつられて向かうと、そこには闇市場が開かれており、毛皮のコートがかけられてあった。
赤と黒の毛で飾られたそのコートは、父と兄と姉の変わり果てた姿だとゼノヴィアはすぐに理解してしまった。
ゼノヴィアは怒り狂い、憤慨し、商売人たちに攻撃して闇市場を破壊し尽くした。
全てを破壊した後は、コートを回収し、愛おしげに匂いを嗅いだ後、やがて火に焼べて、再び貨物船に乗り込んで遠くへ流浪した。
最終的に彼が行き着いた先は、キタカミという場所だった。
山奥の広大な森の中、忘れ去られた古い神社で、ゼノヴィアは静かに暮らした。
稀に人間が捕まえに来るが、その時には得意の幻影で追い払った。
人間への憎悪は未だ燃え続けていたが、自分から襲いにいこうとは、思わなかった。
…いつしか、その山奥の神社にはたちの悪い化け狐が出る。
そんな噂が後を絶えなくなり、化け狐退治として、多くの人間がゼノヴィアの命を狙って山に入ったが、その度に返り討ちにし続けた。
しかし、ある時…ゼノヴィアは化ける練習をしていた際に、人間の子供が森の中を迷っているのを目撃した。
ゼノヴィアは人間に化けると、その子供を連れて人間の里へ降りようとした。
…しかし、山から降りてきた人間を化け狐かもしれないと警戒した人々は、子どもに向かって矢を放ってきたため、パッとポケモンの姿に戻ると矢を技ではたき落とした。
その姿を見られたことで、当然化け狐と罵られて、囲まれて、刀で背中を斬られ、なんとか再び返り討ちにはしたものの、深手を負ってしまった。
「…はぁ、はぁ…」
歩くたびに血がポタポタと絶えず落ちて、それでもゼノヴィアは棲家の神社へ帰ろうとする。
周りのポケモンもゼノヴィアを恐れ、近づこうとしない。
ふと、棲家の神社の拝殿に人影があるのが見えた。
何かを祈るように手を合わせている。
忘れ去られた神社に、人が参拝に来るはずもない、自分を捕まえにきたのか。
ゼノヴィアの中にそんな考えが過ったが、もはやそれすらも考えられなくなり、やがてそのままうつ伏せに倒れ込んだ。
人影が、何かを叫びながら走って近づいてくる。
しかしもう、どうでもよかった。
「…う…」
次にゼノヴィアが目覚めると、そこは古い民家のようなところだった。
柔らかい布団の上でうつ伏せにされたままで、背中に痛みは残るが、出血はどうやら治っているようだ。
「あ!目、覚めた?」
人間の女の声がして、ゼノヴィアは飛び起きて警戒する。
…しかし、その少女の顔を見て、ゼノヴィアは息を呑んだ。
…顔が、見たこともないくらいの酷い切り傷の跡があったからだ。
「…ごめんなさい、驚かせてしまって。背中痛い?大丈夫?」
ゼノヴィアは思わず素直に頷くと、少女は傷だらけの顔でにっこりと微笑んで「よかった」と言った。
「でも、まだダメよ。安静にしてね?他の人はここには来ないから大丈夫。…一人だから。」
そういうと、その少女は懸命にゼノヴィアの看病を続けた。
人間の少女の名を、ひなた、といった。
ひなたの言うとおり、その民家には誰もおらず、誰もくる気配もなく。
ゼノヴィアが棲家としていた神社からはそう離れていなかった。
民家の近くには畑があり、ゼノヴィアの看病の傍ら、ひなたは畑仕事にも勤しんだ。
ひなたは、一人で自給自足の生活をしていた。
ひなたの周りには、たくさんのポケモンたちが遊びにきていて、ひなたは、ゼノヴィアの他にも傷ついたポケモンを軽く看病したりもしていた。
そのポケモンたちの様子を見て、ゼノヴィアも傷を癒すまではこの人間を利用してやろう、と心に決めた。
怪我が治り、神社に戻ってから、ゼノヴィアはひたすらに人間に化ける練習を続け、ひなたの様子をこっそり見に行ったりした。
どうにも、あの人間には興味をそそるものがあったのだ。
ゾロアークの姿で会いに行っては、驚かせてしまうかもしれないと、人間の男の姿に変身して、足を運んだ。
「ねえ、もしかして最近、ひなの家の前にきのみ置いてくれるの、あなただったの?」
…ある時ひなたからそう声をかけられた。
「まあな、俺もここの近くで暮らしてるんだ。どうにも、ポケモンたちがここの医者はいいって話していたからさ、来てみたわけよ」
適当に言い訳をしながら、ゼノヴィアは人間の青年の姿のままひなたに近づいた。
「そうなんだ!ひな、ずっとここで一人で暮らしていたから、お話し相手が増えて嬉しい!私はひなた!あなたは?」
もう知ってるよ、と言う言葉を隠してゼノヴィアは無邪気に笑ってみせた。
「俺はゼノ。そういえばお前、たまに近くの神社まで来るよな。しかも、薄茶色の妙な食べ物とか果物とか置いてくけど、あれ、なんで?」
「ああ、あれは油揚げだよ!お供えもの!
ひな、神様にお祈りしていたの。
傷つくポケモンさんが、一匹でも減りますようにって。」
やべえ、油揚げっていうんだ…やっぱりお供えしてたんだ…美味しくて普通に与えられるがまま食べてた…と思いつつも、ふーんとゼノヴィアは感心して腕を組んだ。
「へえ、なんかお前気に入った。これからも話し相手になってやるよ!」
「よろしくね、ゼノ!」
そうしてゼノヴィアは、日々化ける練習の練度を上げていった。ひなたの理想の人間像を目指して、ああでもない、こうでもないと試行錯誤していた。
そうしてひなたの家に通っているうちに、だいぶ打ち解けてきて、色んな話をするようになった。山の中を二人で歩いたり、時には食材やかまどに焼べる薪を求めて遠くまで出かけたり…そんな日々を過ごした。
「ゼノは本当に油揚げ好きだねー」
「おう!一番の大好物だ!」
「じゃあ次は、お揚げの味噌汁でも作ってあげるね」
「ありがとよ!」
「この山菜は食える奴で…こっちは食えねえから…」
「ゼノー!早く行くよー!」
「あ、こら!置いてくんじゃねえ!」
「きゃはははは!」
「待てーーー!」
「あっつーい…」
「ほらよ、かき氷?ってやつだ!」
「ええ、ゼノすごい!どこから氷出したのー!?よーし、果汁シロップをかけて食べよう!」
「ははは…(コオリッポに化けて冷凍ビームで川の水を凍らせて作ったなんて言えねえ…)」
「紅葉が素敵だね、今日は山の上まで行こうよ」
「仕方ねえな、お前が行くってんならついていってやるかあ〜」
「なにそれ、意地悪ね」
「お前を見てると悪戯したくなるの!」
「寒い…でも、こうしてくっついていれば、寒くないね」
「…お、おう…そうだな…でも…くっつきすぎじゃねえか…あー…化けが解けそう…」
「どうしたの?顔真っ赤!」
「なんでもねえよバカ!」
「ひな、この顔だから、もう里には降りられないの。」
ある時、ひなたはそう言って微笑んだ。
ひなたの顔の傷は、自分のものにならなかった男が、ひなたが寝ている隙に刃物で切り刻んでできた傷だった。
以来里の中でも忌み嫌われて、山奥へ引き篭もったときに、ゼノヴィアと出会ったのだ。
「降りられなくてもいいじゃねえか。
俺がずっとここにいてやる!」
ゼノヴィアがそう叫んでひなたの頬を撫でる。
「だって、ひな、ひな…こんなに醜い顔をしてるし…ゼノ、いいんだよ?私のために、無理してここにいなくていい。あなたは、自由なんだから…」
「ひなは、醜くなんかねえ!!綺麗だよ…。」
ひなたは驚いたように目を見開いた。
つい本音が出てしまい、ゼノヴィアは「あ」と声を漏らして顔を赤くする。
「俺は別にその…好きでここにいるんだよ!…ずっと、お前を支えたいんだ!恩人のお前を!」
ひなたは目を見開いて、やがて笑いながら泣き出した。
「あはは、面白い…それ、告白の言葉みたい…」
そう言われて、思わずゼノヴィアは顔を真っ赤にして背けた。
「なっ…!……ま、まあお前が望むんなら、俺…俺は…このまま…」
その時、ゼノヴィアの頬にちゅっと柔らかいものが当たる。一瞬すぎて思考が停止したが、それが口づけだったことがわかると、さらに顔を赤らめた。
「…ふふふ、ありがとう、ゼノ。ひな、嬉しい。」
そう言って微笑むひなたの目には、わずかに涙が光っていた。
「…?…?……お前…!今…!」
「にーげろー!」
「ちょっと待て!?ずるいぞ!」
ひなたも顔を赤らめながら笑い逃げ出した。
それをゼノヴィアが追う。
二人きりの、幸せな時間。
もっと続いてほしい、永遠に続いてほしい。
人間は嫌いだが、ひなただけは別だ。
例え自分とひなたが、ポケモンと人間で、結ばれないとしても。
ゼノヴィアはそう望んだ。
ある日のことだった。
ゼノヴィアがひなたの家から出て山菜をとりに行っていた時、家で料理の支度をしていたひなたの元に、男と、その他の部下のものたちがやってきた。
男は、ひなたの家の戸を叩くと、対応したひなたに尋ねた。
「このキタカミの山奥に、秀でた幻影を見せるゾロアークがいると聞いた。君は、何か知っているかい?」
ひなたは息を呑んだ。
そして、静かに首を振った。
「知りません。あなたたちは?一体…?」
「そうか…あくまで知らないというのか…なら、仕方ない…私たちの姿を見た以上、ここで○んでもらおう。」
刃がひなたの体を一閃した。
ひなたが倒れ伏すのと同時に、咆哮が聞こえる。
男らがその声の方向を見ると、元の姿に戻ったゼノヴィアが、山菜の入った籠を勢いよく落としていた。
山菜が地面に散らばる。
爛々と目を光らせ、悲しみを帯びた唸り声をあげて、全身の毛を逆立たせて憎悪を肥大化させていく。
「ひなた…ひなたが…ひなた…ひなた……ひなた……ああ…あああああ…ひなた…!!!!!!!!!」
「やはり現れたか、捕らえよ」
「…人間…人間どもめ…!ひなた…を…!!!!!」
部下たちが動く前に、巨大な幻影が一気に男たちに襲いかかった。
部下たちは恐ろしさのあまり頭を抱えるが、その男だけは興味深そうにそれを見つめていた。
「噂以上だ、素晴らしい。でも、もう少しその憎悪、育てがいがありそうだ。今捕まえるのは惜しいかな。」
男はそう言って怪しく微笑む。
「ぜ、の……」
弱々しい声が聞こえて、攻撃しようとしたゼノヴィアの手が止まった。
「帰ろう、みんな。“寄り道”はここまでだ。本来の目的へ向かおう。また会おうね、ゾロアーク」
男は、手持ちのユンゲラーを出すと、瞬時に自分と部下たちを移動させてどこかへ消え去ってしまった。
「ひなた…!!」
ゼノヴィアが駆け寄り、倒れているひなたを抱き起こす。
ひなたは口から血を流しながら、ゼノヴィアに向かって微笑んだ。
そこでゼノヴィアは、自分が、ひなたと初めて出会ったときと同じ、ゾロアークの姿に戻ってしまっていることに気づいた。
「ゼノ…あのね。ひな…わかってた。あなたが…ヒトじゃない…ことくらい…。」
「…!!!!!!」
「ヒトかポケモンかなんて、そんなこと、どうでもよかった…。
…どうでもよかったの。
あ、ゼノ、こんなに綺麗な毛で、こっちの姿も、かっこいいね…」
ひなたの手が伸びて、ゼノヴィアの毛並みを優しく撫でた。
「……ゼノ…怖いの…ひな、あなたに抱きしめられてる今が、一番…幸せ…幸せすぎて、死んじゃう、のかなあ…」
「何言ってんだ…これからも、ずっと一緒…だろ?そんな、これじゃ、まるでお前が、今から…死ぬみてえじゃねえかよ…!!!!!」
「ゼノ…愛してる…あなたは、生きて…。あなたは、ひなの分まで、これから、たくさん、幸せ…を…見つけ…。」
そう言って、ひなたの手は力をなくして静かに地面に落ちた。
「…ひ、なた…?」
その日、山奥の神社に潜む化け狐の慟哭は、亡霊が浮かばれずに哭き叫ぶが如く、延々と山の中でこだましていたと言う。
───────
「………。」
静かにひなたの額に口付けを落とした。ひんやりとしていて、命の温もりはなかった。
そうして、ゼノヴィアはリザードンに姿を変えて、焼き尽くす炎を吐き出した。
古い神社が、たくさんの思い出と、ひなたを連れて燃え上がった。
ただじっとゼノヴィアは、その炎を見つめて、やがてはその炎が消えるまで、じっとその場から動かなかった。
焼け跡に全てを埋めると、ゼノヴィアは再び歩き出した。
すべてに絶望し、闇に堕ち、それでも死ぬことも許されなくなった彼は、もう、振り返ることはなかった。
……数年後、母親とイッシュ地方で再開したのち、パルデアの地で放浪していた彼は…
のちに彼が再び心を許す、一人の新人警察官に出会うことになる。