備忘録がてらつらつらと
@FujiwaraRa6575
〇背景
連載開始の時にも少しお話したのですが、年下ヒーローと年上ヒーローって得られる栄養が真逆だなと。
年上ヒーローの魅力は余裕からくるその包容力であり、年下ヒーローの魅力は真っ直ぐさからくる余裕のなさです。
なので、おそらくどの作者さんもどっちにするかを検討されるのかなと思うのですが、もし両方を一度に味わうことが出来ればおいしいだろうなと思い、考えてみました。
〇タイトル
もうめちゃくちゃ悩みました。
いや、いつも悩んむんですけど。タイトル一番苦手なんですけれども。
以下の三つでX(旧Twitter)でアンケートをさせてもらいました。
A:白い結婚をしたはずの夫が、呪いで(中身だけ)若返って溺愛執着してきます!
B:「君を愛することはない」と言った夫が、16歳に戻ってまた恋をしてきます
C:冷遇王太子が若返ったら、溺愛新婚生活がはじまりました
その結果、AとBが同票だったのでAにしました。
一番最初に考えたのがAだったので、案外よかったのかなとも思いました。
ご投票いただいた方、本当にありがとうございました!
ちなみに、このお話のフォルダの名前は『年下夫』ですw
〇キャラ
・アンジェリカ Angelica
イメージソング 愛のかたまり/DOMOTO『変わっていくあなたの姿 どんな形よりも愛しい』
わたしがよく書く素直になれない系王女様の系譜。
しっかりしているけど、自分がお飾りだと諦めきっている。そんな彼女が自分で何かを決めて木から飛び降りるまでになれるのがこの物語の肝かなとは思っていました。
名前は、木から舞い降りてくるシーンが天使みたいでいいなと思ったので安直に決めました。あと愛称が欲しかったので、そういう名前にしようと。
・ヴィル(16歳ヴィルヘルム)Will
イメージソング 変わらないもの/奥華子『僕は今すぐ君に会いたい』
奔放な少年の心のヴィルヘルム。
なんかもう、なんでも喋ってくれるのですごく書きやすかったし楽しかったです。
少年みとちょっと大人びて飄々としているところのアンバランスさみたいなところが最高に好みです。
一番すきなシーンは、最後にキスするところ。
こんなんされて忘れられるわけないやろー!と思いながら書きました。
・ヴィリー(28歳ヴィルヘルム) Willy
イメージソング 僕の背中には羽根がある/DOMOTO『今幸せに触ったみたい』
初恋拗らせ冷徹風夫。わたしが好きなスン、とした感じのイケメンです。
全部お前のせいだ!と言われんばかりの悪行非道?の数々なので、彼もこうせざるを得なかったと思ってもらえるような生い立ちを考えてみました。
その結果、いつもの代替品次男コースになりました。わたしの沼です。
成長して世界を知って、変わってしまうこともある。
それでも、変わらない変われないこともある。
ということで、意図的にヴィルと同じような行動をとるようにしてみたりした部分もあるのですが、成功していたら嬉しいです。
ヴィリーの香水は以下を参考にしています。めちゃくちゃかっこよい。
https://parfum-satori.com/?pid=130816874
※多分ヴィルとヴィリーの人気投票したら、ヴィルが勝つと思う……。
自分に負けてこっそりアンジェリカの膝で泣いてほしい。
〇モチーフとか展開とか
・リラ
ライラックという名前の方が有名かもしれませんが。
五枚の花びらのリラはいわゆる四葉のクローバー的な感じです。
16歳と28歳の橋渡しになるようなものがあればいいなと思って考えました。
最後に舞わせたのは思い付きですが、エピローグに相応しいそれっぽい感じになったので満足です。
・賭け
本作の最大のリスクファクター。
若返りということを考えた時に、何を根拠にすれば違和感なく話が組み立てられるかが問題でした。
あと、両方のヴィルヘルムを好きになってもらいつつ、16歳には退場してもらわないといけないのでその辺りの整合性も。
結果として真実の愛を試す感じになったのはいつも通りな気はします。愛は目に見えないけど、そこに確かにある的な感じです。ヴィルの感じはすごい気に入っています。
あと、たとえどんなに「愛している」と言われても、結婚していても、子を成しても。
本当に愛しているかなんてわかりはしないんですよね。
その目には見えない形のないものを信じてみるしかない。
けれど、もし愛しているからこそ失う、という地平があればそれはそれで美しいのかもな、とは思って書きました。
わたしなりに時かけ(時をかける少女(2006))的なものがやってみたかった、というのもあります。
本当は8月頃から書いていて、10月中には書き終わりたかったのですが方向性に結構悩みまして。
もうお蔵入りかな?と思っていたのを半ばゴリ押しで書き上げて投稿したので、実はかなり不安な中投稿しておりました。
自分としてはかなりハッピーエンドのだとは思っては書いたのですが、ヴィルの扱いをどう捉えるかによっても感じ方が変わってきてしまうのかなというのもあり。
なので、感想で沢山泣いたり喜んだりしていただけて本当に嬉しかったです。ちゃんと書き上げてよかったなって思えました。
また次のお話でお会いできれば嬉しいです。
ありがとうございました。