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iten26-キャラ紹介

全体公開 7638文字
2026-01-18 20:52:27

一面


水辺に垂れる鋼糸
蛛ノ淵 賢くものふち かしこ
Kumonohuchi Kashiko

種族:妖怪(虫系)
糸を張る力の持ち主

森に生息する蜘蛛の妖怪。元々は夢遊町にいたが、数年前にとある獲物を追って異時空界に迷い込んだ。なので森の妖怪の中では新参者の部類に入る。一見脚が6本しかないように見えるが、人間の腕の形状をしたものを含めると8本になる。足は触股が変化したもので、糸を出す場所は口と両手の三箇所。
彼の力は文字通り「糸を張る」力であり、元来の蜘蛛の性質がよく出たものとなっている。巣作りは勿論、湖の白鳥の王冠を作るなど工芸の類も可能である。しっかりと張った糸は切れづらく、うかつに触るとこちらの皮が切れる代物である。

ある朝彼が目覚めると、森の雰囲気がいつもとは違っていた。全体的にもやがかかり、光が不規則に反射し、さまざまなものが見え隠れする様子はまさに“神秘的”であった。彼はこの状況を利用し、彼の生息域じゅうに蜘蛛糸を張りめぐらせた。糸が視界に映りづらいのならば、きっといい獲物が取れるに違いない、と思ったのだ。しかし運悪く異変解決者達が糸にかかってしまったので、彼の目論見は潰えることとなった。

《使用デザカ》
捕食「糸飾り」E/N
捕食「包糸の抱擁」H/C

張想「賢糸」E/N
張想「賢淵」H/C
捕縛「多足囲い」E/N
捕縛「粘糸囲い」H/C



二面


愛されぬ水辺の女王
ラミラ・フランギア
Ramira=Flangia

種族:妖怪(動物系・鳥類)
淡化する力の持ち主

森の中に流れる川周辺に生息する鳥の妖怪。
水辺の鳥達を従える様子から、周囲の妖怪達から「水辺の女王」と呼ばれている。
彼女の「淡化する」力は物の色素を奪い、色落ちさせる力である。特に赤色の色素を好んで奪ってくるので、赤色を身につけている人は気をつけよう。

元々は鮮やかな桃色の姿だったが、日々の食事に困り段々と体の色が薄くなり、同種の鳥達からも愛されなくなった。
ある時、かつての自分の姿に戻りたい欲求と空腹から、川を通りかかった人間を襲い食べた。どうやら赤い血を飲めば赤くなるのではないかと考えたようだが、もちろんそんな事はなく、ただ妖怪化しただけであった。
しかし、食べた人間の外見が美しかったためか、人間基準の美しさは手に入れることができた。現在は蜘蛛の糸で編んだ冠を頭にかぶり、水辺の女王として君臨している。

ある朝、彼女がいつものように水浴びをしていると、森の雰囲気がいつもと違うことに気がついた。森全体が様々な淡い色に包まれ、淡い光が湖に反射する様は、まるで神秘的であった。彼女はこの機会を利用し、森に溢れる様々な色の中から赤色を取り出そうとしていたが、得られた色は微々たるものだった。その後運悪く異変解決者達に遭遇し、彼女の目論見は潰えることになった。

《使用デザカ》
湖想「白鳥の湖」E/N
湖想「炎の湖」H
塩想「ラグナの湖」C
淡想「カラードレイン」E/N
淡想「赤い色素を頂戴!」H/C
独想「水辺の女王」E/N ※耐久
独想「愛されぬ水辺の女王」H/C ※耐久



三面


森の便利な道具屋さん
勾煉こうらん カブラ
Kouran Kabura

種族:妖怪(動物系・有角類)
製錬する力の持ち主(道具限定)

野良妖怪達の住む森で道具屋を営んでいる鹿の妖怪。いくらでも生える自慢のツノと森で調達したモノで道具を作り、妖怪達に貸したり人間に売ったりして生計を立てている。
彼の開発した道具はいくつもあるが、ねじれたツノを生かした掘削機は特に好評で、同じく森に住むモグラの妖怪・模倉はるまもよくレンタルしている。
元々は高嶺山の頂上付近で暮らしていたが、花の妖怪が山を根城にしたことをきっかけに山を降りてきた。
異時空界の人里では、彼の店の定休日に森に入るのは危険だと言われている。なぜなら、定休日に彼は素材を調達するために「狩猟」に出ているから。間違って彼に見つかってしまうと「素材」にされてしまうぞ。

ある営業日の早朝、窓を開けたら森の様子がいつもと違うことに気づいた。朝焼け色の空には白くもやがかかり、陽の光も心なしか弱々しく見えた。昼、そんな彼のもとに一人の客が現れた。どうやら、客が主催を務めるミュージックフェスタで使用するレンズを制作して欲しいというのだ。どうやら森のこの惨状では演出が台無しになってしまうので、苦し紛れの策であるとのことだ。彼は客の要望に応え、レンズの試作品をいくつか制作した。覗けば光の軌道を直し、正常な視界を得られるレンズに客は大喜び。客は多めに対価を払い、彼はレンズを増産した。このレンズが結果的に森の異変を解決するなんて、彼はちっとも思っていなかった。

《使用デザカ》
集想「収集狩猟」E/N/H/C

高負荷「炸裂から形成した鏃」E/N
高負荷「剥片飛び散る鏃」H/C
錬想「鉄剣制裁」E/N
錬想「火花咲く製錬鉄剣」H/C
角想「壁面掘削機」E/N
角想「掘削中につき落石注意」H/C



四面


"推し"を崇める教徒
阿部 心あべの こころ
Abe no kokoro

種族:人間(外界人)
名付ける力の持ち主

新生無瞳教の信者のひとり。無瞳教の教祖・肖見のことを熱狂的に崇めており、肖見のためならと、無瞳教の発展に寄与している。
彼女の能力は、物や人に名前をつけることで、そのものの用途や名称を未来まで定める力である。例えばある人に変なあだ名をつけてしまうと、その変なあだ名が本名になってしまうようなものである。なので発動条件は厳しく、彼女が“名付ける”とはっきり言ったものにしか発動しない。
彼女はかつて外界で暮らしていた。名門の女学校に通っていたが、学生達から嫌われていた先生や気に入らない学生に酷いあだ名をつけ陰口を叩くなど、人格的には良いとは言えない人物だった。彼女の振る舞いに不満を持った同級生がインターネットの掲示板にスレッドを立てたことがきっかけで彼女の悪名が拡散され、彼女のSNSアカウントや在籍している学校、さらには住所まで特定され、不登校になった。事情を知らない両親は不登校を許さず、学校に行くふりをして家出し、ふらふらと街を歩いているうちによく知らない森の中に入り、結界を超えた。
夢遊町の境の森の中で倒れていた彼女を助けたのは、弓立肖見だった。肖見は彼女の事情を聞くと、彼女を諭し始めた。
「君は目先の電子の海に、視界を濁されてしまったようだ。穢れた視界はあるはずのないものを見せ、己をも蝕んでいく。まずは全ての瞳を閉じるのだ。瞼を閉じ、心の瞳も閉じるのです。何も考えなくていい。一度、真の意味で“ひとり”になってみなさい……そう。さぁ、目を開けて。君の瞳に映るべきものが、分かったはずだ」
そうして諭された彼女の目には、肖見しか映っていなかった。
彼女は肖見の教えに没頭し、熱心な教徒となった。肖見の教えを実践すれば、あるはずのない視線や自らを襲う不安に苛まれずに済むからだ。それになにより、一生懸命な肖見自身に、えもいわれぬ魅力を感じていた。現在、新生無瞳教は彼女のように、肖見の教えにより救われた人々や肖見のカリスマ性に惹かれた人々が教徒となり、段々と規模を拡大しているようだ。彼女も教徒の一人として、無瞳教のシンボルマークをあしらった缶バッジなどのグッズ制作や教徒獲得のための周知事業に力を入れている。

ある日の朝彼女が目覚めると、拠点付近の空気が白く澱んでいた。それだけでなく、我らが教祖様・肖見の姿が見えなくなっていた。声も澱みにかき消され、まるで肖見がこの世から抹消されたかのような絶望感が押し寄せた。途方に暮れる彼女に、ある人物が頼み事をして来た。
「近々この辺りでライブパフォーマンスをする予定だ。演出の一環としてこのレンズを使用するから、多くの人々に配って欲しい」
彼女がレンズを覗いてみると、視界がクリアに見えた。澱みが消え、肖見の姿が見えるようになったのだ。まるで心の瞳で見えないものを見えるようにするこのレンズを、彼女は「真理のレンズ」と名付けた。しかし彼女は知らない。彼女がそう名付けたことで、このレンズの正式名称が「真理のレンズ」になり、正式な用途が宗教の道具となってしまったことを……

その後、森の広場で行われたミュージックフェスタでは、信者のみんなで交通整備や会場案内などの手伝いをしていた。また、「真理のレンズ」と勝手に名付けた罰として、レンズの改名も任された。彼女がつけた名前は「ルミナスコープ」。こうしてレンズの正式な用途が、フェス用の道具に戻ったのである。

《使用デザカ》
推想「推し色ペンライト」E/N
推想「見渡す限りの光の海」H/C
物量「同柄の暴力」E/N
物量「集合体歓喜症」H/C
推参「聖地巡礼」E/N/H/C
眼福「真理のレンズ」E/N
眼福「拡張される現実」H/C

重祚「客は二度来る三度来る」EX
団扇「扇がずとも火出ずる」EX
名付「ルミナスコープ」EX



五面


亡き無瞳教の導者
弓立 肖見ゆみたち しょうけん
Yumitachi Shouken

種族:人間
見通す力の持ち主

新生無瞳教の教祖であり、旧無瞳教の信者。本人は「まだ無瞳の境地に至れていないため、正式には教祖ではない」と言っているが、新生無瞳教の信者にとっては立派な教祖である。
彼女は見通す力を持っており、それは自らの修行の賜物である。人の心や目に見えないもの、霧などに遮られた本来の景色を見通すことができる。無瞳の境地に至れば、かの教祖様のように瞳など要らなくなり、眼球などなくても現世の全てを見通すことができるとされているが、本当にそうなのかは分からない。

碓良命が無道教の者達を村ごと惨殺した際、彼女は所用で村の外に出ていたため、一命を取り留めた。彼女は至って純粋な信者だったため、上層部が権力をかさに好き放題していたことは分かっていた。だからこそ、一人生き残った彼女は本来の教えを広めるため、新生無瞳教を立ち上げた。
しかし、無瞳教はいわゆるカルト教団であり、碓良時代の悪名が既に広まっていたためか、信者は全く増えなかった。そんなある日、境の森で倒れている少女を見つけた。今にも死にそうな彼女をとりあえず拠点に連れて行き、必死に看病を行った。そうして目覚めた少女は、この世のものとは思えぬ苦しみを背負っているようだった。彼女は自らの教えを以て、少女の苦しみを軽減させることに成功した……だけでなく、少女は彼女に必要以上に心酔してしまったようだった。彼女は初めて、自らの力で信者を獲得した。
そうして信者を2、30人ほど獲得した頃、彼女は教団の拠点を異時空界の森の奥に移した。悪評が蔓延る場所よりも新天地で活動をした方が、更なる信者を獲得できると考えたからだ。

拠点を移してしばらく経ったある日、彼女はいつものように目覚め、朝礼に向かっていた。朝礼の舞台に立ち、いつものように挨拶をするが、信者達は誰も自分の存在に気づかないどころか、自分が来るのを今か今かと待っているようだった。私の声が聞こえないのか、私の姿さえも見えていないのか。彼女はこの世から抹消されてしまったかのような絶望を味わうことになった。しかし、変なレンズを目につけた教徒には、自分の姿が見えるようだった。心の話によると、レンズ越しでのみ彼女の姿が見えるが、声はかすかに聞こえる程度なのだそうだ。自分たちではどうにもできない。ならば、今できることをするしかない。心は教徒達を指揮し、レンズを人々や妖精、妖怪達に配った。肖見は自分の姿が見える者が現れたら、助けを求めることにした。一刻も早く、いつもの日常を取り戻すために。

《使用デザカ》
教理「曇りなき眼の試練」E/N
教理「真理を見通す眼の試練」H/C
儀式「見通せぬ暗闇の試練」E/N
儀式「一寸先の暗黒試練」H/C
視線「邪視祓いの試練」E/N
死線「定点監視からの脱出」H/C
開眼「美しき現世界」E/N/H/C



六面


妖精界の光学者
フラジム・シンプラー
Frazim=simpra

種族:妖精
光の軌道を操る力の持ち主

北部に近い森の奥、妖精国(正式名称:妖精自治区)に所属する妖精。自称「妖精光学者」を名乗っており、妖精国の頭脳である。
彼女の力は本人曰く、「光を本来の法則を無視して屈折させたり分散させたり反射させたりすることができる力」なのだという。これを応用すると今回の異変のような“もや”を発生させたりできるのだという。へー。

ある時、妖精国付近に新生無瞳教の拠点が移されて来た。妖精国の女王は妖精達を遣わし暫く様子を見ていたが、信者による勧誘や教団の過去の活動内容から、無瞳教の活動内容は妖精国に危害を加える可能性があると判断された。フラジムは女王の命令により、あの教団をどうにかして妖精達に無害な状態にすることになった。しかし妖精一匹の力では組織を抹消させることなど敵わない。ここで彼女は光を分散させる自らの力を使い、屈折異常を起こし、教団の教祖と本拠地を見えないようにしたのだ。ちょうど教団の他にも隠したいものはあったし、屈折異常の範囲を森全体に拡大させた。おかげで森に住まう妖怪達や人間達、森に隠れ家を構える妖精達に実害が及んだ。
しかし、異変解決者達により彼女の所業がばれ、光の屈折異常を解除する羽目になった。その後は屈折異常を妖精国の入り口を隠すためだけに使うことになった。教団ともなんとか和解したようで、互いに不可侵条約を結んだという。それでも、彼女の不安は尽きない。屈折異常を解除したことにより、彼女が本当に隠したかったものが露になってしまったからだ。

その後、森の広場で行われたミュージックフェスタでは、AR技術によるステージ演出を手がけた。とんでもなく疲れたらしいが、給料は多めに貰えたし、「私ったらこんなこともできちゃうんだから天才だよねー」と終始ご機嫌だったのだという。

《使用デザカ》
屈折「ブレークエリア」E/N
屈折「スネルスローラー」H/C
散乱「淡い光幕」E/N
散乱「光学スモッグ」H/C
分散「ダブルレインボー」E/N
分散「メニメニレインボー」H/C
回折「妖精門の原理」E/N
回折「小さき道の大いなる未来」H/C
偏光「直円楕乱」E/N/H/C ※耐久
結界「姿をくらます光幕結界」E/N
結界「プリズムスピリットアウェイ」H/C



EXボス


音に選ばれた魔術師
響 余音ひびき よおん
Hibiki Yōn

種族:魔術師(人間)
魔術を扱う力の持ち主(風系統)

風系統の魔術を専門とする魔術師。歳はまだ若く、新進気鋭といったところだろうか。しかし彼は思い切り風の魔術を使うわけではなく、音に関わる魔術を得意とする。音は空気の震えで届くものであり、同じく空気の震えを起こす風との相性がすこぶる良いのだという。

彼は魔術師でありながら音楽家としても活動しており、主に鍵盤楽器の演奏を得意とする。そんな彼はある時、異時空界で大規模な音楽フェスを開催しようと考えていた。異時空界には多くの演奏家達がいる。自分も音楽家として、彼らとの交流を図りたいと思ったのだ。演奏家達はフェスへの参加を快く受け入れ、各自練習に励んだ。
しかし開催の一ヶ月前、会場として押さえていた森の広場に異変が生じていた。あたりは霧のようなものに覆われ、いくら風を起こしてもびくともしない。風が通らないということは当然音も通りづらく、大音量で音を鳴らしてようやくまともに聞こえるような状態だった。視界も悪い、音も聞こえない。致命的だ。彼は早急に対策を練り、森の道具屋へと向かった。
その対策とは、光の軌道を修正し、視界を正常に見せるレンズの導入だった。彼は道具屋にレンズの製作を依頼し、道具屋はいくつか試作品を作り上げた。彼は試作品のレンズを覗いた。すると、世界が正常に見えた。彼は道具屋に増産を頼み多めに対価を払うと、沢山の試作品のレンズを片手に、森に来る人々に声をかけていった。どんな人でもきちんと正常に見えているかの確認をするためだった。その過程で、森の中に拠点を構える無瞳教の信者、心に出会う。彼女はレンズを「真理のレンズ」と名付け、自分にも配らせて欲しいと懇願してきた。彼は彼女にそれを許可したが、「真理のレンズ」と名付けられたそのレンズは、もはや宗教の道具と変わりなくなってしまった。

奇しくもそのレンズのおかげで異変解決者達は異変を解決し、森の霧が完全に晴れた頃。今度はレンズに新たな役割を与えなくてはならなくなった。そこで彼が目をつけたのは、外界に訪れた際に見つけたAR(拡張現実)という技術だった。レンズを覗いた時のみステージの演出を派手にすることができれば、当初のプランよりもご近所迷惑による通報がなくなるはず。彼はARを再現するために、異変の元凶として知られたフラジムに協力を要請した。フラジムは嫌々ながらも協力し、ARの再現が可能になった。そして、最後の仕上げとして、心にレンズを改名させ、宗教の道具からフェス用の道具へと用途を戻した。こうして、異時空界ミュージックフェスタは無事開催されたのである。


《使用デザカ》
八想「基本の音色」
二想「風に流れる音色」
朩音「聴き手を囲む音色」
乀音「交わり交差する音色」
卜音「素直で実直な音色」
人音「遠方へと響く音色」
口音「複雑怪奇な音色」
一点八音「圧力を伴う音色」
演想「ミューズドリサイタル」※耐久
風想「音伝う風の魔術」

《テーマ曲》
音伝う風のリサイタル


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