戒ルートで爆萌えし、置いていかれ、咀嚼した過程だよ。
前半は様子おかしく暴れているだけですが、後半は戒ルートを咀嚼するために、真面目に戒藍の両親の話やアダルトチルドレンの話をしています。乙女ゲーム感想なのか?【UN:LOGICAL 戒ルートネタバレあり感想】
ゲーム感想記事一覧
フルコン後にアンロジの全体感想を書いていたんだけど、あまりにも戒の感想だけ長くなったので別にしましたw
宗像 戒 CV:石川界人

発売前さんざん「いける気がしてきた!」と「わたしのために別れてわたしの幸せを願っている自己犠牲男なんて2000%勝てない」の躁鬱を繰り返し、なんかいける気がする……!?状態でアンロジに突入。
無事、自我大爆萌えで終えることができました。
いや~~~まさか勝てるとはね、80%くらい負けると思っていましたよ🎶🎶
ルートには物申したいところもあり(なんならルート点だけなら5人のうち1番伸びなかったかもしれない)、ユーリくんや奏壱さんみたいなルート構成だったら2026年のトップ獲るまであり得たな~~~と思ったのでめちゃくちゃ悔しいですが、まぁ相当萌え暴れ、最萌えに選んだことには変わりないです🎶
アンロジの隅から隅までカイトイシカワは天才だった。
わたしと付き合った後の戒のなんと幸せそうなこと! 嬉しくて嬉しくてたまらないのが声に滲み出てた。何度カイトイシカワの方を拝んだかわからん(どこにいるのかは知らん)。
というかかなり素晴らしいキャストの当て方! これからも戒みたいな男を演ってくださいね!!!
戒に関しては「なんで1週間で別れたの?」これに懸かっていた。
その理由が、環無の身に危険が迫ってて~環無を守るために別れて遠ざけて自分ひとりで悪の根源と対峙する~みたいな自己犠牲だったらマジでキレそう、だったら最初から付き合うなって話だし、わたしを頼らずすぐ手を離すような自己犠牲なんかいらないよ、付き合えませんって思ってた。そんなに好きならなんで別れたのってなるから、と言っていました、ずっと。(発売前躁鬱の鬱)
でもさ、まさか、思わなかったじゃん。「1週間で別れたのではなく、初めから付き合うべきではなかったのに勢い余って付き合っちゃった」だなんて思わなかったじゃん!!!!!!
これを開示された時点で、わたしの中で「なんで別れたのか?」じゃなく、「なんで付き合ってはいけないのに付き合ってしまったのか」「そもそもなんで好きになったのか」の方に目がいったんですよね。あんなに鬼門と思われていた「別れた理由に納得できないと落ちることもできない」が開幕即解決してしまった。ウオ!!!!!!
んで、じゃあなんで付き合っちゃいけないのに付き合っちゃったのか、そもそもなんで好きになったのかというと、これですよ。
「ベンチで休んでたら水を買ってきてくれたんだよ」
「1年前にアンロジカルに参加して以来、現実で見習い天使が見えるようになったんだ」
「この世界にいるときと同じように、急に現れて会話することができる。
……でも、俺以外には見えないんだ」
「アンロジカルの影響だとは思いもしなかったから、
この1年間、俺は彼のことを幻覚だと……
自分の心が生み出したものだと思い込んでいて」
「他人との関わりをなるべく避けてた。
だから、君にも関わるべきじゃないって」
「……結局、偶然入ったカフェで君を見つけた瞬間、
抑えきれず告白しちゃったんだけど」
うん、意味わからん!!!!!!!!!!(SUKI🤍🤍🤍🤍🤍🤍🤍🤍🤍🤍)
百歩譲って、「幻覚が見えるなんて言ったら引かれるかも、変な言動で困惑させたり周りから環無まで奇怪な目で見られるかもしれない、だから惹かれても関わったり付き合っちゃいけない」まではギリわからんでもない。
でも、そもそも「ベンチで休んでたら水を買ってきてくれた」だけなのに、「抑えきれず告白しちゃった」「とっくに覚悟は決まってた」「色々やらかした分(←何を? そんなやらかされた記憶ないwww)、次に想いを伝えるときはプロポーズするしかないと思ってたから」「――これが最初で最後の初恋なんだ」・・・・・・
思い込みが激しすぎるやろがい!!!!!!!!!!!(SUKI🤍🤍🤍🤍🤍🤍🤍🤍🤍🤍)
やばいどうしよう、誰にも理解できない自分だけの論理で突っ走る男、カワイイ🎶🎶🎶 これで頑固、わたしの話も聞きそうにない。というか実際聞いてない。
「ありがとう。気持ちを伝えてくれて。だけど――」
「……うん、絶対に幸せにするから」
さすがにンギャワイイイイイイイイイで勝てそう過ぎた!w わたしの自我オンリーなら正味あーーーんカワイイねそうだねもう1回付き合おうね🤍🤍🤍で宗像戒ルート〜完〜ですよ。
環無が「もう戒くんと付き合うつもりも、当然、結婚するつもりもないから」って返してブラボー!!!なっちゃった。
そらそうだよな! こんな意味わからんキショ男に振り回されたくなんかないよな! 戒に振られた理由を説明され ようわからんプロポーズされた環無が、今度は流されず、戒のことを意味わからんキショ男(とは言っていないが)と思っているのが伝わって、かなりいいスタートだった。
わたしがただキショ男に爆萌え暴れる好みなだけで、戒の捉え方、見ている景色は環無と同じと思えたので。
『1週間で別れた理由』が解決……というか戒ルートで焦点が当たるのはそこではないとわからされクリアし、好きになった理由がしょーもなくてさらにそのしょーもない理由で結婚までメンタルキマってるのさすがにンギャワイすぎて、ここから一生爆萌え止まらず!!!!!
占い結果めちゃめちゃ気にして即「インチキ?」言い出すのも、「……パンを、食べたことがある……? それって俺……」もアホキャワイイし、「! ……意地悪しないでよ」←ガ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~wwwwwwwwww いまいまいまいま今すぐ復縁!
あととにかく人の話を聞けや!wwwwwwwwww(SUKI🤍🤍🤍🤍🤍🤍🤍🤍🤍🤍)
自分の感情に関しては突っ走るのに、「彼女の幸せは、彼女自身が決めることだ。環無が幸せになれるかどうか決めるのは、俺でもなければ……藍でもない」って他人の感情に関しては客観的で冷静なのもダイスキで倒れた🎶🎶
(藍ルートの感想で書きますが、ここの藍でブチギレぜってえおまえとは喧嘩だよ!と宣戦布告した。わたしはわたしの人生と選択にわたしの知らないところで他人が口出してくるのが1番嫌)
「ちゃんと聞いてる。
どんな文句も反論もぶつけてくれていい。
それでも、無理だって言ってるんだ」
「だからそれが話を聞いてないってことじゃん!
戒くんのこと嫌いになるよ!? いいの!?」
「――いいわけない」
「嫌いになってほしいなんて、思うわけない。
……好きになってほしいに決まってる」
「……でも仮に、言うことを聞けば好きになるって言われたとしても、
頷くことはできない」
「自分を偽ったって意味がないんだ。
君が『知りたい』と言ってくれた俺は、
こういう人間なんだから」
「はやく俺のことを好きになってよ。
――環無」
ギャハハハハハアァ~~~~~~~~ホンッッッマにカワイイ🎶🎶🎶🎶 ここほんとに大好き大好き大好き!
もう大好きだヨォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン! マジで全身発汗して暴れた!w
自我が戒で大暴れしていましたが、環無の心情の変化もすごく丁寧で感情移入できてよかったんだよ。
(……私は、どう思ってるんだろう)
プロポーズは、きちんと断った。
でも……友達と呼ぶには違う。
(だけどまた付き合いたいとは思わない。
なんか、中途半端だな……)
突然告白されたと思ったら突然振られて、もう振り回されたくないしなんなんコイツ!って思うことも多いのになんだか無下にできない、気が付いたらするすると心に入り込まれ一部を明け渡してしまっているような感覚。
無関心ではいられないのに戒の気持ちに応える自分にもなれなくて、、、っていう繊細でリアルな心情にめちゃめちゃ感情移入してウワ~~~~~~まったく同じだめちゃくちゃわかる~~~~!と大盛り上がりした。
これさあ、ゲーム開始時点で戒と付き合ってからそれまでのチャットをすべて見返せるようになっていたの天才すぎたね。これを読んでわたし自身も、えっ勢いで付き合ったのになんかいいじゃん、戒、すきかも、本気の恋ができそうだな~って思ったし、
だからこそ振られてなんで!って思う気持ちもわかったし、
別れた理由を説明してもらえても「いやでも1回振られてなんで!ってもやもや傷ついたわたしの気持ちはなかったことにならないからね
……」「あ、そうだったんだじゃあまた付き合おう、とはならないから」って気持ちにも感情移入できたし、、、
それでも戒をまたなんとなくいいなって思い始めるのも、でもだからといってこの勢いでまた付き合うのはだめだよ~~~って戸惑う気持ちにも、す~~~げえシンクロできた。
乙女ゲームで浴びたいのってこういうリアルで繊細な心情なんだよな、、、
(今思うと、人に依存されがちな戒にとって、別れ話したのに泣かれたり錯乱されたりせず「了解!」で終わらせた環無ってかなり印象的な存在だったのかも。そりゃ1週間ならそうですけどw
でもわたしなら「なんで! やだ!」って言ってたかもしれないwww)
第2ステージ、こちら側が参加者を誰も傷つけず、かつ戒と環無がペナルティを受けないよう知恵を絞るのも、
運営がこちらの思考を読んで少しずつ環無を追い込んでいく設定にするのもハラハラして、めちゃくちゃオモロかったな~!
忍野さんを指名できないどころか、環無が処刑人側にされ、忍野さんを刺さなければ戒にペナルティがいくとなったときゾクゾクしましたね。
ちなみに、NPCなんだからさっさと刺せばよくね?と本気で思っていた。早く戒と同じ場所に立ちたかったし、早く刺した後の戒との化学反応を見たかった。オシマイの人間です。
いまみんなの実況見てると、そもそもラウンド1で戒がユーリくんを刺したこと自体ドン引きされてるみたいやね。
すべてを飛び越えていく思想。
あ~~~~~~好きだね~~~~~~お互いにペナルティとしてお互いの命を背負わされ、相手がどうなっているかわからない状況でそれぞれ追い詰められそれでも初めに相手を想ってしまうやつほんとに大好きだね~~~~~~~~!
その後のやり取りが戒ルートで1番好きで、ぼろ泣きした。
わたしのアクティビティログ見て、心配でたまらなかっただろうに。
大丈夫かどうか気が気じゃなかっただろうに、自分からは一切そこに触れず、わたしの接し方を待って、気丈に振る舞おうとするわたしの気持ちを尊重して、大食いトークに乗って自分も大食いトーク広げてくれてさあ、、、
わたしがどうしてほしいかをそっと汲み取って合わせてくれる戒の優しさが沁み渡って、大好きだ、、、と涙ぼろぼろになった。あとから振り返ると戒のこういうところがアダルトチルドレンの証左で、人を依存させるところなんだろうなとぐう唸る。
それでもこのシーンが戒ルートで1番好きだ。ここに戒の優しさ、魅力が詰まっていると思うし、環無がここで戒の気持ちに応えたいって自覚するのもめちゃめちゃめちゃめちゃわかるよ!泣 戒の顔を見て泣きそうになるのも、「カフェで私を見つけたとき、告白してくれてありがとう」って文脈も、愛しくて大好きで情緒暴れ狂ってぼろ泣きした。
戒と付き合えて、わたしが幸せになれたのは、あのとき戒がわたしに告白してくれたからだよ、戒のおかげで始まったんだよって、、、マイナスだった出来事の意味が変わる物語、縁が繋がった運命に感謝する言葉が唯一無二なの、マジでめちゃくちゃ好きだ泣
マジで2026年のトップがここで決まったかと思いましたね!
じゃあここからちょっと物を申します。
真面目なやつの前に軽いのから言いますわ。
わたしは、乙女ゲームにおけるファーストキスのシーンにとてもとてもとてもとても強いこだわりを持つ乙女ゲーマーなんですよ!
想いを通わせた多幸感に包まれてしてほしいし、めちゃくちゃいいスチルをつけてほしい! 大事にしてほしいの! ファーストキスシーンのために乙女ゲームやってるといっても過言じゃないよ。
だから、戒ルートで想いを通わせるまでの流れめちゃめちゃめちゃめちゃよかったのに、そのままなだれ込むようにセが始まりその中でファーストキスを消化されたのが大ショック! ファーストキスに余韻をくれ!!!泣
……すみません、これはわたしの特殊かつ尖った思想です。これはマジでどうでもいい。(わたしはよくないけど)
次。真面目なやつ。
戒ルートを終えたとき、なんか、ルート途中までで「これが戒ルートのテーマなんだな」と感じた見通しと着地が一致していないような感覚や、「栞に拉致られたのすげえ話飛んだな、なんかあっちゃこっちゃ何を見せたかったのかイマイチすっきりしない構成だったな
……」という感覚があって。
合間合間に裸体スチル入りでセッ三昧を見せられた大萎えもあり、気持ちよく最萌確定宣言できないモヤモヤが残った。
終わった後で戒ルート全体を見渡してみると、戒ルートって、たぶん、
①「相手の望んでいることがなんとなくわかるから、望むとおり振る舞ってしまって依存される。依存されて関係が壊れてしまう」という戒の自戒(字面がややこしい)がまずあって、
②それに左右されなさそうな環無との出会いで恋が突っ走り自己犠牲を押し付けてしまうパートがあって、
なんやかんやあって、
③戒は自己満足を押し付けたことを反省し、
環無はそんなふうに戒に依存してダメになったりしないよと着地する。
みたいな作りだったのかな~と思う。
特に「戒の、人に依存されやすい性質」というのは、戒と環無の恋愛面にも、戒と他者(藍や栞)との関係にも波及する、このルートの核心に据えられた問題だったと思うんですよね。エンディングの戒環の会話もそうだし、他ルートでの戒の発言からみても。
でも、セクション1~3は戒のそういう面を感じられる作りになっていなかったかなあ。
爆萌え暴れていて萌え以外のストーリーが朧気だが、確か
……ぜんぜんこちらの話を聞いていなくて、環無のためなら自分が苦しむことにすら喜びを見出してしまう戒と、戒にそんな自己犠牲されてもうれしくない、一緒に背負いたいって主張する環無のやり取りが中心だったと思う。↑でいうと②から始まってるんですよね。
だから、その先のストーリーも「どうやって戒の暴走しがちな自己犠牲を止め、ふたりで同じだけ背負っていける関係を築くか」という方向かな、その関係を築けたところが着地で、エンディングかな、となんとなく思っていた。
そうしたらまだルート体感6割くらいのところで突然「俺と、ここで死んでくれる?」。まさかの環無も乗って一緒に死んだので
マテマテマテマテイ!
「エッッッッッなんで急に心中!?!?!?」「もっと他にやりようあるやろ!」「エーーーーー急にうっとりふたりだけの世界に突入しないで!?!?!?」とすげえ勢いで置いていかれました。それまで爆風に乗り高く高く飛んでいたのに、ここで一度地に打ち付けられたw
急に話がぶっ飛んだかと思ったよ!!!w
アンロジカルから戻ると突然栞に拉致られているくだりも、そこから戒が栞と環無どちらのもとに来てくれるか試すくだりも、急~~~にこれまでの物語と繋がっていないところに飛ばされたような感覚があり、、、
いま落ち着いて振り返ってみるとたぶん、結ばれたところで自己犠牲あたりのテーマは一段落し、ここから「戒の他人に依存されやすい性質」の話に移ったってことなんだろう。
戒が環無を好きになった理由を振り返るのも、大事になる前に栞の依存を断ち切ることができましたっていうのも、「戒の他人に依存されやすい性質」のターンだったんだと思う。真珠のくだりもたぶんそう(記憶が曖昧だが)。
でも、結ばれた時点まではそんな前フリはほとんどなく、そこまでの流れでわたしは「どうやって戒の暴走しがちな自己犠牲を止め、ふたりで同じだけ背負っていける関係を築くか」という方向1本で、着実に描写を重ねてエンディング、だと思い込んでいた。
だから戒環の心中は「エッまだルート6割くらいじゃないの!? ここクライマックスでやるくだりじゃないの!?」って困惑したし、その後の栞とのくだりは、急に流れをぶった切られ、突然それまでと違うものをはめ込まれたようなちぐはぐ感でずっとモヤモヤして
……途中から何にフォーカスして物語を追えばいいのか、方向を見失った。その状態のままルートの後半を眺めエンディングを迎えることになったので気持ちよく飛べた感じがしなかった。
「戒の依存されやすい性質」のくだりに尺を割くために、心中が6割くらいの位置に前倒しされたんやろね。泣
この話を描きたかったなら、もっと個別の序盤から、家庭環境由来で人の望んでいることがわかってしまい、その通りの行動をしてあげるため人に依存されやすく、依存が煮詰まって関係が壊れてしまう戒の性質や苦しみ、ある種の諦めをもっともっと強調して見せてほしかったし、
その性質を早い段階で環無にも気付かせて、環無を通してわたしたちプレイヤーも、そこにフォーカスを当てて物語を見られるような見せ方にしてほしかったなぁ。
その着地にしたいなら個別序盤の見せ方違くない?って、カラマリでもよく思った。(そう、つまり島ゲによくあることではあるw)
第2ラウンドの心中もたぶん、戒の依存されやすい性質から栞を引き剝がすための選択ということだったんだと思う。それなら、先に戒の依存されやすい性質まわりの方向性を見せたうえで、「どちらか一方が栞を殺すとその人が現実で栞に依存される」という問題意識を示し、どうすれば依存されずに切り抜けられるか、いろいろな選択肢を相談したり試したりしたけどぜんぶ行き詰まったという最後の最後で「じゃあ、現実で死ぬ危険があるかもしれないけど、ふたりで一緒に死を選ぼう」「どちらか一方に背負わせず、ふたりで同じだけ背負おう」と決める、その流れを丁寧に見せてほしかったな。そしてここをルートのクライマックスにしてほしかった。
それなら、戒が一方的に自己犠牲せず環無を頼ってくれたこと
(頼り方が「俺と、ここで死んでくれる?」なのが戒~~~~! SUKI🤍)にも、環無がその変化を受け取り覚悟を決めて死を選択することにも、戒が、自分に依存せず寄り添ってくれる存在に出会えた喜びにも、めっちゃくちゃ浸れたと思うのに。
「戒の暴走しがちな自己犠牲を止め、ふたりで同じだけ背負っていける関係を築く」と「人に依存されやすい性質に悩む戒と、その悩みから解放してくれる環無」、思い切ってどちらか1本に絞り、すっきり作るのでもよかったと思うなあ。
……いや、
戒の人に依存されやすい性質と、突っ走って自己満足な自己犠牲に喜びを見出してしまう性質とは、同じところからきているよね(後述)。だから、それを表裏一体として描く必要があるっていうのもめちゃめちゃわかるんですよ。
でもさあ、見せ方がひっちゃかめっちゃかすぎる泣
見せようとしているものはたぶん好きなのに、並べ順や強弱など構成の難で咀嚼に時間がかかり、萌えゲージ爆発の流れに乗って飛べなかった。めちゃくちゃ勿体ないし悔しいヨォ!泣
他作の話なので反転しますが、
「お互いの家族の悪霊化や精神不安定を目の当たりにし、向き合う」というシナリオと、紅華さんと珠沙当人の「支え合いと依存との峻別」というルートテーマを見事に相互に影響させ表裏一体で美しく描き切った
9 R.I.P. sequel 紅華天編という前例を知っているため、乙女ゲームの尺でも表裏一体の2テーマを上手く調理することはできるだろ
……!?という期待を抱いてしまうんですね。
あと、ルート終えた直後はルート後半のセ三昧に大萎えしていた。
(余談ですが、性描写自体に萎えるワケじゃないねん。最中or事後のイチャイチャ裸体スチル&甘々性描写って、本筋に何ら絡まないなら本来密やかにしておくべきことなのに、それを本編で大々的に晒されるといかにも糖度サービスですよ~~~みたいに感じちゃってイヤ泣 わたしの好きな男が作品を代表して糖度補充のために裸体を晒させられていると感じてしまうからめちゃくちゃイヤ泣 本編に絡まない糖度のための蜜事は、本編後のSSで文字だけで見せてもらいたい)
後からユーリルートや奏壱ルートをやって、「全員付き合うタイミング、ファーストキスや性行為のタイミングが揃えられているわけじゃなく、かなり早い段階で付き合い裸の事後スチルやセッ三昧を見せられたのは戒だけ」って知ったから余計暴れた。
でも、後になってちょっと違ったのかもなあと思った。
ここでいったん戒と藍の家庭環境の話をしますが
……。必要なので。
共通と戒ルートでの、藍の環無への言動をみていると、藍の環無に対する執着心や依存心は極めて強い一方、それを環無に悟られないよう、「自分は頼られる側で、自分には余裕がある」と装うような態度がよく見られる。
これを紐解くとたぶん、幼少期に全幅の信頼を寄せていた戒が自分を置いていってしまった(と藍は捉えている)ことが大きな心の傷になっていて、精神的な依存先をもう二度と失いたくない、相手が一方的に自分を置いていく力関係になりたくないという潜在的な恐怖を抱えており、相手にそれを悟られたくなくて余裕を装い、常に自分が相手との関係性を左右できる主導権・選択権を握っていたい、コントーラブルな側でいたいという振舞いなのかなと。つまり失うことを極度に恐れているがゆえの虚勢・支配欲だと思う。
平たくいうと、自分が心をゆるした人に対して支配的でいたがる、いわゆるモラハラ気質が見て取れるんですよね(藍を好きな人、ごめんなさい)。藍ルートでの蛍に対する言動とかもうモラハラそのものや。
で、藍のそういうモラハラ言動って、たぶん藍の父親が母親にそういう言い方してたんだろうなあ~~~~と。
そうすると戒の言う「母親にも事情があった」も、そういう父親のモラハラから別の男に逃げたってことかもしれない。
さらに戒の行き過ぎなまでの献身的性格をみると、なんとなく戒藍の母親は繊細で傷つきやすく、精神的につらくなると男性や恋愛に依存して心の安寧を保つタイプの女性だったんだろうな~~~と思わせる。戒にも、疑似的な恋人のように寄りかかっていたんじゃないだろうか。
(モラハラから逃げたいからといって不倫はだめですよ。でもたぶん、戒藍の母親は、ひとりで父親(夫)と向き合って離婚という身辺整理ができるほど強くなかったんだと思う。長年モラハラによる精神的支配を受けていると反抗する気力すら削がれるしね。それを支えてくれていたのが不倫相手なんじゃないかなあ)
モラハラ気質な父親と異性への依存に逃避しがちな母親の不仲、目に見えるようです。
具体的なことはなにも描写されていないのに、藍や戒の言動をみていると、作中ではほとんど語られなかった戒藍両親の不和の様子までありありと伝わってくるのマ~~~~~ジでエグいし芸術点が高い、、、
そんな中、離婚直前には戒はもう分別つく年齢で、両親それぞれの落ち度や子どもを引き取った後の経済面など、藍のことだけじゃなく、家庭内のいろんな事情を多角的に見てバランスを取ろうとしていたんだろうなと思う。
子ども全員が片方に引き取られるともう片方の親との交流はほぼ一切なくなってしまうとなんとなくわかっていて、自分が何とか家族を繋ぎとめる存在でいたい、そのために自分という存在を母親側に配置しようという感覚で(「母親が可哀想」ってたぶんこういう感覚)、ひとり母親についていったんじゃないかなと思う。それが自己犠牲だという自覚は、ほぼなかったんじゃないかな。
かなり、機能不全家庭の長子特有の思考だなあ~~~~!
(自語失礼ですが、わたし自身が戒藍とかなり近い家庭環境にあり、下に物心もつかない弟妹がいて戒の立場に酷似していたため、戒の心境や行動原理が手に取るようにわかる、気がする)
ずっと、父親や母親の様子からその心情を敏感に感じ取り、相手が求めていることは何か、どうすれば穏やかな状態にできるか、そのために自分がどう振る舞ってどうバランスを取ればいいかと考えて生きてきただろうし、家族が穏やかで仲良くまとまることが自分自身の望みでもあってそうしてきたんだろうと思う。
常にそうやって生きてきたから「相手が何を望んでいるのか何となくわかる」ようになり、それを感じ取るとそのとおり振る舞ってしまうのも、もう呼吸するように自然に染みついてしまったんだろうな。
目の前の人が喜び機嫌よく穏やかでいてくれるなら、自分が多少コストを払うことなんて何でもないって本気で思うんですよ。ほんとうはこれも、歪で不健全な依存の一種なんだろうけど、本人はそれが自己犠牲だっていう感覚はほんとうに1ミリもなくて、自分が心から望んでいることなんだって本気で思っている。ただ、それを受け取った友人や恋人からすると、戒が自分に、ものすごく大きな愛とリソースを割いてくれているように映るんですよね
……。それが嬉しくて居心地いいから戒に依存してしまう。
でも戒はそれを特別なことだとも思わずにそう振る舞っているだけだから、戒の意識と相手の受け取り方に大きなギャップが生まれる。戒は大したことない振舞いで相手が自分に大きく依存することに戸惑い、負担に感じるだろうし、相手は、戒に依存してもう後戻りできなくなった崖の上で急に手を離されたような感覚になり、「こんなにしてくれていたのに同じ感情の重さじゃないの!?」と錯乱する。そして関係が壊れる。
栞はやや誇張されていてファンタジーだけど、ああいうことが現実でも何度もあったことは想像に難くない。
機能不全家庭で育った子の行く先の描写、リアルすぎますよ。苦笑
(当時10歳だった藍に母親の事情が理解できなくても仕方ない(というか子どもにそんなこと聞かせてはいけないし、戒もそう思って当時は説明しなかったんだと思う)し、戒に裏切られたと思うのもまぁ仕方ないし、藍には何の責任もないし悪くないよ。今さら説明され、母親や戒との関係が多少修復されたとしても、あのとき傷ついた藍の心が癒えるわけじゃないし、そのせいで歪んだ依存心がなかったことになるわけでもないと思う。ただ、藍だけじゃなく戒も機能不全家庭の被害者なんだよっていうのはそろそろ藍には理解してあげてほしいなぁ、、、14歳でまだ子どもだった戒が、藍を守り、家族をなんとか繋ぐためにどれだけのものを引き受けたのかっていうのをね、、、)
で、やっと戒ルートで性描写が多かった理由の話に戻るんですけどw
家庭で精神の安寧を得られず、戒のようにずっと調和のために自身を無意識に削ってきた子どもは、異性との恋愛、特に心の奥深くが繋がっていると実感できる性行為で心の安寧を得ようとする傾向がある。
体だけの関係ではダメで、お互いが想い合っている前提での、心の奥深くが繋がっていると実感できる性行為で満たされることを求める。しかもあの母親(知らんけど)と暮らしてきた戒はその傾向が増幅しているだろうし
……。
これに思い至ったとき、
戒ルートでやたら性行為の描写が多かったのってウワァアアアアアアアアアアア!(泣)と発狂したw
今までずっと人の機微を読み取り自分を削り、自覚なく抑圧されていた戒の依存心の表れ、甘え方なのかもと思うと愛しくて感情が暴れる。し、戒に深く根付いたそれを寛解していけるようにしないとなとも思う。じゃないと、今度は環無に不健全に依存してしまう。
これって時間がかかることで、戒が与えてくれるものを受け取って喜び、不健全な献身はちゃんと要らないとストップをかけ、健全な関係の築き方や、その関係がちゃんと壊れずに長い間続くことを、根気強く傍にいて実感してもらうしかない。
アンロジカルを経て、環無(わたし)と付き合っていく中で、戒に染みついた無意識の自己抑圧や、不健全な依存や献身が和らいでいったらいいな
……。まぁ、それらがすべて性行為で発散されるなら、性行為依存に至らなければ1番いいまであるかもしれん。それなら性行為描写が多くても仕方ないというか、意味のある描写か
……。
初周、攻略対象視点での好きになった理由なんて見たくないよ~~~ってめそめそしていたけど、あれも「人に依存されやすい戒にとって環無がどういう存在に見えていたか」というテーマとの関係では必須の描写だったんだろうし、
戒が、自分は環無の気持ちも考えず自己犠牲を押し付けて満足していただけだったんだ
……と反省したのも、直後は「そこが可愛かったから変わらなくてもいいのにな~」と思ったけど、本編後SSを読むとそんなに完全無欠な彼氏になったわけでもなく、戒の暴走しがちなところは割とそのままだな
……と思えたので(性依存に置き替わり、依存の寛解には時間がかかるというリアリティは失われていなかったと思った)、
落ち着いてみると、戒ルートを終えた直後にモヤモヤしていたところは割と自分の中で答えが見つかったなと。
そうすると結局、戒ルートへの物申しって、ルート構成(1本のテーマのみで貫徹するか、2本を表裏一体として描くなら流れや強弱を綺麗にしてほしかった)に集約されてそこまででもなくなり。むしろ、家庭環境由来の性質を咀嚼したことで愛しさが増し、戒を最萌えとして愛していこうと迷いなく思えるようになりましたね。
ていうか最後に頭カラッポなことを書いておくんですけど、
わたしも性行為が好きな男ダァイスキだし戒ってぜったい前戯が長くてしつこいタイプだし(SUKI🤍)、挿入中に手や足の指を口に含む男が大大大ッッッ好きだから掌編SS読んでこりゃあ戒と付き合うしかありません🤍!🤍!🤍!となりましたね!(18歳未満の乙女ゲマはこの反転を読んじゃダメだよ)
戒、愛!!! どんなところも受け留め愛しく思うよ!
アンロジの舞台は横浜なのに、一生戒とヨヨコーの話してる。
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