遊戯王GX新作《五時間後の答え合わせ》
投稿しました!
イベント当日は実際に
「オシリスレッドの制服+コナミの赤帽子」
で、デュエルアカデミア同窓会に参加します!o(≧▽≦)o
@fu_re_re_ra
《GX同窓会、袖を通す懐かしのアカデミアの制服》
テーブルの上には『デュエルアカデミア第××会期生 同窓会』と書かれた美しい封筒が一通。
明日は、久々にみんなに会える。楽しみだ。
会場は街中、大きなイベントホールを貸し切ったパーティ会場。招待客リストには、クロノス教諭を始めとした懐かしの先生たち。そして、協賛の万丈目グループの名前が堂々と名乗りを上げている。このところデュエルアカデミアと業務提携しているという話は以前から聞いていたが、政界財界に加えてデュエル界でも幅を利かせているようで何よりだ。
コナミは同窓会の前夜、懐かしのオシリスレッドの制服に袖を通した。残念ながらDAのロゴをあしらった当時の帽子は、とうの昔にボロボロになってしまい残っていない。KCのロゴをあしらった赤い帽子が、今のコナミのトレードマークだ。
大人になったみんなは、多分スーツやドレスで来ると思うが、自分には到底似合わない。無理に着てみせたところで、すっかり服に着られて「いったい誰だろう」という顔をされるのがオチだ。
なら、きっとこれが一番相応しい。磨き抜いたデュエルディスクを構えて、誰とでも今すぐタッグができる、あの頃と同じこの制服が。
卒業してから何年も経つが、みんな元気だろうか。翔や明日香は参加すると聞いている。二次会に合わせてカイザーや吹雪さんも顔を出すと話していたし、ヨハンやジムやオブライエン、剣山やエドにも声をかけると言っていた。三沢はどうだろう。万丈目はマスコミの中で忙しそうだが顔を見せてくれるだろうか。アカデミア在学中に関わった生徒は他にもたくさんいる。タッグを組んでデュエルをした相手も山ほどいた。思い返すほどに思い出は尽きない。
それに、十代は。十代は来るだろうか。そもそもあの風来坊の手に、招待状は届いたのだろうか。
────いや、きっと来るだろう。
そう、なにせ、自分のような神出鬼没の住所不定にも無事に届いた招待状だ。万丈目がずいぶん熱心に手を尽くして調べたらしいし、無事にあいつに届いたはずだ。
心配するべきは、あの極度の方向音痴が、無事に時間までに会場に辿り着けるかどうかの方だろう。頼りになるハネクリボーががんばって道案内をしてくれることを祈るばかりだ。
コナミは目を閉じて、その光景を思い描いてみた。
『────悪りぃ悪りぃ! セーフだよな!?』
『アニキ!』
『十代!』
『ふん、ようやくお出ましか』
『セーフじゃないノーネ! すっかり大遅刻なノーネ! まったく、これだからドロップ、ぐす、ドロップアウト、ボーイ、は、ぐすん!』
『あ〜あ、クロノス先生ってばまぁた泣いてる』
『さっきからすーぐこれだ』
『あの可愛い生徒たちーが、こんな立派な大人になって…! トレビアーノ! アラビアータ! ンンー!!!』
『あーはいはい、クロノス先生飲み過ぎだよ』
『そら、十代貴様、さっさとこっちに来んか!』
『まったく、変わらないわね』
『悪かったって! いやー、迷っちゃってさー』
ありありと瞼に浮かぶそれらの光景にゆったりと微笑んで、コナミはやがて目を開けた。
さあ、そろそろ飛行機の出発時間だ。さすがに日本へ発たないと間に合わない。
出番を待ってキラキラと輝く招待状のチケットだけを手にして、コナミはぱたんと今夜の宿を後にした。
さて、十代は無事にパーティ開始に間に合ったのか、否か。
さあ、答え合わせは今から五時間後だ。
《日付変更線を超え、五時間後の答え合わせ》