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Stage6-B 俊里

全体公開 4178文字
2026-03-04 18:05:32

Stage6B
潜り続けた輪の先に
loc.妖精国、木漏れ日の中庭


俊里「小綺麗に整頓された庭園じゃな」

俊里「……はあ、心なしか肩身が狭いわい」

???「やっほー!」


遊々自適な妖精界のお調子者
ロビン・パッカルー
Robin=Pacarro


ロビン「どうやらアタシの輪っかをくぐって来たみたいだね!」

俊里「つーことは、お前さんが輪っかを出現させた犯人か?」

ロビン「その通りさ!
    王様が策を練って、アタシが輪っかを作ったんだ!」

俊里「なにゆえそんな事を……世界の妖精の生息状況やバランスを乱して楽しいか?」

ロビン「もちろんそこまでのことは考えていないさ、全ては命令のままに、だよ」

ロビン「勿論、輪っかに関してはアタシの好きなようにやらせてもらったけどね!」

俊里「これまた面倒なやつだ、妖精とはそんなものなのかもしれないが」

ロビン「そうだねー、妖精はみんな興味関心の赴くままに動くからさ」

俊里「まったくだ、おかげで楽しませて貰ったよ」

俊里「隠れ家の外に出なけりゃ出会うことのなかった、愉快な奴らと戦えたからな」

ロビン「確かにこの輪っかは……
    全世界の妖精達の中から無作為に選ばれた妖精のもとに行くシステムだけどー、」

ロビン「それだけ楽しめたってことは、アタシも知らないシステムが組まれていたんだろうね〜、不思議ー」

俊里「それはそれとして、小妖精どもにとっちゃどんだ迷惑だから、輪っかを出現させるのをやめてくれないか」

ロビン「そうは言ってもね〜、色々と折り合いつけなきゃだもーん」

俊里「なら力づくででも行かせてもらおう、その王様って奴の所にな」

ロビン「待って待って!
    ちょうど今君にピッタリの手段を思いついたんだ!」

ロビン「君が勝ったら、チェンジリングの設置をやめるように折り合いをつけてくる」

ロビン「負けたら現状維持だよ!
    この条件でどうかな?」

俊里「悪くない、乗った!」

ロビン「そうこなくっちゃ!
    君がここに辿り着いたのは正解だったみたいだ!」

ロビン「アタシの悪戯に、どれだけ耐えられるか見ものだなぁ!」

戦闘開始!

===

Enemy: ロビン・パッカルー
design card×5

第一通常弾

奏想「上機嫌な笛の音」E/N
奏想「聴けばたちまち踊り出す」H/C

第二通常弾

変化「職人の頭はロバの頭」E/N
変化「アニマルキメラ」H/C

第三通常弾

火玉「不知火もどき」E/N
火玉「火の玉と森のオーブ」H/C

第四通常弾

変身「妖精変化の術」E/N
変身「変幻自在の術」H/C

輪潜「チェンジリングアドベンチャー」E/N/H/C

===

撃破!


ロビン「あーあ、負けちゃったー」

俊里「それじゃ、折り合いをつけて来てくれ」

ロビン「わ、わかったよぅ……

俊里「ほら、早く進まんか」

ロビン「気が進まないんだもん!
    うまく行かなかったらカミナリが落ちちゃう!」

俊里「怖がりな奴め、それならわしが直々に殴り込んでやろう」

ロビン「えっ、いいの?
    そんな事して」

俊里「その王様ってヤツのところに文字通り殴り込まなきゃ気が済まんものでな」

ロビン「えっと、わかった!案内するから!こっちだよこっち!」

俊里「待ってろ元凶、この手で混乱を収束させてやる!」



Final Stage
小さき楽園の女王
loc.妖精国、広大な庭園


俊里「ここにいるのか、あいつが言ってた元凶が」

???「ようこそいらっしゃいました」


泰明煌めく妖精界の女王
ディターナ・シーファ
Dhitana=Ceafa


ディターナ「あら、ユリスでもロビンでもないのね」

俊里「あいつ、言ってたことが違うじゃないか……お前さんは誰だ?」

ディターナ「まずはあなたが名乗りなさい、女王に先に名乗らせるなんて不敬にもほどがあるんじゃなくて?」

俊里「……精岩俊里、隠れ家の財宝を守る者だ」

ディターナ「あらまぁ、どうりで傷だらけの姿なのね。新しい服を繕ったらどうなの?」

俊里「こいつが一番安心するんだよ、いちいち口を出すな」

ディターナ「私に命令をしないで頂戴?
      私は妖精国の女王、私の一存でなんだって決められるんだから」

俊里「じゃあ、あの不思議な輪っかもお前さんが仕組んだことだってのか?」

ディターナ「あれは私の命令に従い、ユリスとロビンが考え抜いた結果に過ぎません」

俊里「結局お前さんが仕組んだことなんじゃないか」

ディターナ「お黙りなさい、私はこの国をもっと豊かで賑やかものにしたいだけなの」

ディターナ「それこそ、全ての世界から妖精達が集う、本当の「妖精の楽園」にしたいと考えているわ」

ディターナ「そのためには、まず妖精達にこの国を知ってもらうことが第一。
      この世界の妖精だけでなく、全ての世界の妖精達にね。」

ディターナ「そして、不思議な輪によってこの国にやって来た妖精達にいっときの安らぎを与え、ゆくゆくはここに住んでもらいたいと思っているのよ」

俊里「ふん、勝手な事を言いよって。
   妖精各々の楽園なら、ここに来る必要もなくもうあるというのに」

俊里「妖精達がもとより暮らしていた環境こそが、自らの根本的な安楽の地であり、楽園なのではないかと思うけどな」

ディターナ「勝手に決めつけているのはそっちじゃないかしら?
      楽園というのはね、苦しみのない幸福な理想郷を指すのよ?」

俊里「そいつを目指しているんだとしたらー、お前さんには到底無理だろうな」

俊里「お前さんは、自分の下に就く妖精達のことなど何も知りやしない」

俊里「ここに住む奴ら全員に、苦しい思いをさせない事が、お前さんにはできるのか?」

ディターナ「できるわ、だって住む予定の妖精達はあらかじめ選別をしているのだもの」

ディターナ「その身の弱さゆえに、その頭の不出来ゆえに、妖精の楽園に危機を及ぼすような者を紛れ込ませる訳にはいきませんから」

俊里「はぁ……やはりお前さんはなんにも分かっちょらん」

俊里「どんな妖精やつも受け入れてこその、妖精の楽園じゃないのか」

ディターナ「何を言われても私の指針は変わらないわ、不快だからさっさと失せて頂戴」

俊里「……お前さんには失望した、一発お灸を据えてやらんとならないようだ」

俊里「お前の独善的な支配から迷子妖精共を守る、それが今の、わしの使命だ!」

ディターナ「随分と大きく出たわねぇ、小規模な隠れ家の守護者の分際で」

ディターナ「でも、あなたが私に勝てるとでも思っているのかしら」

俊里「思っているさ、世間知らずの若造になんざ負けるわけがない!」

 俊里  「根性叩き直してやる、若造妖精!」
ディターナ「組み敷いてやるわ、辺境の妖精!」

戦闘開始!!!

===

Enemy: ディターナ・シーファ
design card×6

第一通常弾

粉想「月の女神のおしろい」E/N
粉想「月の女神の花の蜜」H/C

第二通常弾

花想「浮気草の花の汁」E/N
花想「分離性キューピッドアロー」H/C

第三通常弾

仕想「豆の花と蜘蛛の巣の精」E/N
仕想「花と蜘蛛と蛾と辛子の精」H/C

第四通常弾

攻撃「隊列を組む妖精達」E/N
攻撃「押し寄せる妖精達」H/C

異想「死すべき定めの妖精たちよ」E/N/H/C ※耐久

女王「春の夜の夢」E/N/H/C

===

撃破!!!



ー異時空界、妖精達の隠れ家。

女王を倒した俊里は、隠れ家の妖精達をぞろぞろと連れて帰宅した。



俊里「戻ったぞ」

麗亜「あら、遅かったわね〜」

俊里「それが……ちぃと色々あったもんでな」

俊里は、留守番の麗亜に冒険での出来事を事細かに話していた。



麗亜「へぇー、あの輪っかは最終的に妖精だらけの王国に続いていたのね〜」

俊里「そこの女王が王国にもっと妖精を集めたいからと、あの輪っかを作ったらしい」

麗亜「結局、解決したのかしら〜」

俊里「勿論だ、もうあの輪っかは出現せんよ」

麗亜「よかったー、これでもう隠れ家の妖精たちが迷子にならなくて済むわね〜」

俊里「そいつは他の世界の妖精達だって同じことだ。迷子妖精共は全員元の世界に戻したからな」

麗亜「おじいちゃんってばやるじゃない!」

俊里「暴れ回った後は、ちゃーんと片付けをせんとならんからな」

麗亜「そういえば、体のほうは大丈夫なの?」

俊里「意外と平気だったな、連戦に次ぐ連戦で身体のこりもほぐれたようだ」

麗亜「それでも心配なものは心配よー、ご老体なんだから」



俊里「それもそうか、妖精の一生は短い。
   力を温存しておかねば、あと20年も生きられぬわ」

麗亜「まだそんなに生きる気なのー!?
   そんなに生きたら異時空界の妖精最高齢記録達成よー!?」

俊里「いんや、それ以上生きてやるわい!
   いつまでもお前さん達の帰るべき家を、しっかりと守りたいからな」

麗亜「そこまで言うなら私も応援するわ〜、がんばれ〜!」

俊里「おうよ、精一杯生き長らえてやるわい!」

麗亜(おじいちゃんも、冒険の中で得るものが沢山あったみたいね〜)

麗亜(私も長生きできたらいいなぁ〜)


Ending No.2
皆が帰る家を守る者
読破おめでとう!
EXStageが開放されました!


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