X以外のSNSでの投稿にはPrivatter+がおすすめです

Stage6-A 俊里

全体公開 3931文字
2026-03-04 18:07:10

Stage6A
王の前にひれ伏すな!
loc.妖精国、王座の間


俊里「ほう、豪勢な場所だのう」

俊里「妖精という存在には勿体無いというのにな」

???「おおむねその通りだ」


威光翻く妖精界の王
ユリス・シーファ
Yris=Ceafa


ユリス「この宮殿は北部の人間達が我々のために建てたものなのだよ」

ユリス「北部の者達は我々妖精を伝承上の生き物として大切に扱っているらしいからね」

俊里「異端に厳しい北部の輩か、どうりで人間の意匠が」

ユリス「改めまして、私は妖精王ユリス。
    妖精国の王であり策士の名である。」

俊里「お偉いさんだったのか、若造め」

ユリス「君の方が若造な気がするのだが、気のせいだろうか」

俊里「ンなもんどーでもいいわい
   お前さんが、あの不思議な輪っかを出現させた犯人か?」

ユリス「その通りだ、部分的にね」

ユリス「確かに策を案じたのは私だ、しかし輪を出現させるのは道化師の仕事だ」

俊里「お前さんの他にもう一人いるってことか」

俊里「一発で仕留められんのは残念なことじゃ」

ユリス「もしや、私相手に戦いを挑もうと?」

俊里「元凶に自ら勝負を仕掛けて吹っ飛ばすのが、異変解決者どものやり方なんだとさ」

ユリス「面白い、では賭け事をしようじゃないか」

ユリス「君が私を打ち負かすことができたのならば、元凶に謁見させてやろう」

ユリス「ただし君が敗れれば、隠れ家の妖精達と共に、すぐさまお帰りいただこう」

俊里「勝てば道化師に会える、負ければ帰宅……よし、乗った」

ユリス「では、早急に始めるとしよう」

ユリス「力任せに動く君は、私の策を掻い潜ることができるかな?」

戦闘開始!

===

Enemy: ユリス・シーファ
design card×5

第一通常弾

歩兵「勇敢なポーン」E/N
歩兵「ポーンドプロモーション」H/C

第二通常弾

桂馬「躍進するナイト」E/N
桂馬「跳躍前進」H/C

第三通常弾

角行「止まれないビショップ」E/N
角行「猪突猛進」H/C

第四通常弾

飛車「律儀なルーク」E/N
飛車「戦況を覆す一手」H/C

王将「妖精の国の形骸王」E/N
王将「キャントチェックメイト」H/C

===

撃破!


ユリス「来た、見た、負けた……まさか、私が!?」

俊里「規則正しいだけじゃあ壊せぬ盤面もあるってことだ」

ユリス「成程、力任せの理論だが理に適っているな」

ユリス「では、約束通り君を共犯者……もとい元凶のもとへ連れて行くことにしよう」

俊里「ようやく解決に向かうのか、この冒険は」

俊里「無事に隠れ家の妖精どもを、もとの持ち場に送り届けられそうじゃわい」

ユリス「……あぁ、上手くいくといいな
    何もかも君の思う通りにね」


Final Stage
小さき楽園の女王
loc.妖精国、広大な庭園


俊里「ここにいるのか、あいつが言ってた元凶が」

???「ようこそいらっしゃいました」


泰明煌めく妖精界の女王
ディターナ・シーファ
Dhitana=Ceafa


ディターナ「あら、ユリスでもロビンでもないのね」

俊里「あいつ、言ってたことが違うじゃないか……お前さんは誰だ?」

ディターナ「まずはあなたが名乗りなさい、女王に先に名乗らせるなんて不敬にもほどがあるんじゃなくて?」

俊里「……精岩俊里、隠れ家の財宝を守る者だ」

ディターナ「あらまぁ、どうりで傷だらけの姿なのね。新しい服を繕ったらどうなの?」

俊里「こいつが一番安心するんだよ、いちいち口を出すな」

ディターナ「私に命令をしないで頂戴?
      私は妖精国の女王、私の一存でなんだって決められるんだから」

俊里「じゃあ、あの不思議な輪っかもお前さんが仕組んだことだってのか?」

ディターナ「あれは私の命令に従い、ユリスとロビンが考え抜いた結果に過ぎません」

俊里「結局お前さんが仕組んだことなんじゃないか」

ディターナ「お黙りなさい、私はこの国をもっと豊かで賑やかものにしたいだけなの」

ディターナ「それこそ、全ての世界から妖精達が集う、本当の「妖精の楽園」にしたいと考えているわ」

ディターナ「そのためには、まず妖精達にこの国を知ってもらうことが第一。
      この世界の妖精だけでなく、全ての世界の妖精達にね。」

ディターナ「そして、不思議な輪によってこの国にやって来た妖精達にいっときの安らぎを与え、ゆくゆくはここに住んでもらいたいと思っているのよ」

俊里「ふん、勝手な事を言いよって。
   妖精各々の楽園なら、ここに来る必要もなくもうあるというのに」

俊里「妖精達がもとより暮らしていた環境こそが、自らの根本的な安楽の地であり、楽園なのではないかと思うけどな」

ディターナ「勝手に決めつけているのはそっちじゃないかしら?
      楽園というのはね、苦しみのない幸福な理想郷を指すのよ?」

俊里「そいつを目指しているんだとしたらー、お前さんには到底無理だろうな」

俊里「お前さんは、自分の下に就く妖精達のことなど何も知りやしない」

俊里「ここに住む奴ら全員に、苦しい思いをさせない事が、お前さんにはできるのか?」

ディターナ「できるわ、だって住む予定の妖精達はあらかじめ選別をしているのだもの」

ディターナ「その身の弱さゆえに、その頭の不出来ゆえに、妖精の楽園に危機を及ぼすような者を紛れ込ませる訳にはいきませんから」

俊里「はぁ……やはりお前さんはなんにも分かっちょらん」

俊里「どんな妖精やつも受け入れてこその、妖精の楽園じゃないのか」

ディターナ「何を言われても私の指針は変わらないわ、不快だからさっさと失せて頂戴」

俊里「……お前さんには失望した、一発お灸を据えてやらんとならないようだ」

俊里「お前の独善的な支配から迷子妖精共を守る、それが今の、わしの使命だ!」

ディターナ「随分と大きく出たわねぇ、小規模な隠れ家の守護者の分際で」

ディターナ「でも、あなたが私に勝てるとでも思っているのかしら」

俊里「思っているさ、世間知らずの若造になんざ負けるわけがない!」

 俊里  「根性叩き直してやる、若造妖精!」
ディターナ「組み敷いてやるわ、辺境の妖精!」

戦闘開始!!!

===

Enemy: ディターナ・シーファ
design card×6

第一通常弾

粉想「月の女神のおしろい」E/N
粉想「月の女神の花の蜜」H/C

第二通常弾

花想「浮気草の花の汁」E/N
花想「分離性キューピッドアロー」H/C

第三通常弾

仕想「豆の花と蜘蛛の巣の精」E/N
仕想「花と蜘蛛と蛾と辛子の精」H/C

第四通常弾

攻撃「隊列を組む妖精達」E/N
攻撃「押し寄せる妖精達」H/C

異想「死すべき定めの妖精たちよ」E/N/H/C ※耐久

女王「春の夜の夢」E/N/H/C

===

撃破!!!



ー異時空界、妖精達の隠れ家。

女王を倒した俊里は、隠れ家の妖精達をぞろぞろと連れて帰宅した。



俊里「戻ったぞ」

麗亜「あら、遅かったわね〜」

俊里「それが……ちぃと色々あったもんでな」

俊里は、留守番の麗亜に冒険での出来事を事細かに話していた。



麗亜「へぇー、あの輪っかは最終的に妖精だらけの王国に続いていたのね〜」

俊里「そこの女王が王国にもっと妖精を集めたいからと、あの輪っかを作ったらしい」

麗亜「結局、解決したのかしら〜」

俊里「勿論だ、もうあの輪っかは出現せんよ」

麗亜「よかったー、これでもう隠れ家の妖精たちが迷子にならなくて済むわね〜」

俊里「そいつは他の世界の妖精達だって同じことだ。迷子妖精共は全員元の世界に戻したからな」

麗亜「おじいちゃんってばやるじゃない!」

俊里「暴れ回った後は、ちゃーんと片付けをせんとならんからな」

麗亜「そういえば、体のほうは大丈夫なの?」

俊里「意外と平気だったな、連戦に次ぐ連戦で身体のこりもほぐれたようだ」

麗亜「それでも心配なものは心配よー、ご老体なんだから」



俊里「それもそうか、妖精の一生は短い。
   力を温存しておかねば、あと20年も生きられぬわ」

麗亜「まだそんなに生きる気なのー!?
   そんなに生きたら異時空界の妖精最高齢記録達成よー!?」

俊里「いんや、それ以上生きてやるわい!
   いつまでもお前さん達の帰るべき家を、しっかりと守りたいからな」

麗亜「そこまで言うなら私も応援するわ〜、がんばれ〜!」

俊里「おうよ、精一杯生き長らえてやるわい!」

麗亜(おじいちゃんも、冒険の中で得るものが沢山あったみたいね〜)

麗亜(私も長生きできたらいいなぁ〜)


Ending No.2
皆が帰る家を守る者
読破おめでとう!
EXStageが開放されました!


タイトルに戻る
https://privatter.net/p/11881841


投稿にいいねする


© 2026 Privatter All Rights Reserved.