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梅棒『ラヴ・オール!!』 感想【無計画編】※ここから始まる梅棒はありますか?

全体公開 9927文字
2026-06-07 17:06:25
Posted by @Kokichi_LS

梅棒 21st STAGE『ラヴ・オール!!』
2026年6月4日(木) 19:00

※バリンバリンネタバレしています。
※前半はしあえちの感想なので適当に当たりをつけてスクロールしてください

昨年、『BLINK』で素敵だな〜と思った石田さん、梅棒に念願叶って出るよというのは決まった時に知っていたんだけど、いまいち梅棒にピンと来ないわたし、「ふつうのお芝居で観たいし」とスルーしていた。のが、何で急に「観よ!」となったのか思い出せないのだが(は?)、まぁいい加減食わず嫌いしてないでここらで一回くらい梅棒観ておくかと思ったのと、よくみたらたきりょさんいるじゃん!?となったので「初日が残ってたら観てみよーっと」ととっくに一般発売済みのプレガを覗いたらどこも初日完売していて「梅棒ってほんとに人気なんだ」と真顔になったやつ(つくづく失礼)。
初日絶対観たいマンなので、いつもならこの時点で「じゃーいいや、やっぱやーめた!」ってなるのがパターンなんだけど、ふと見たら劇場がしあえちであった。しあえちぃ!?という気持ちと、「しあえちなのに完売!」という気持ちがせめぎあい、更に「しあえちなら日によってはまだ良い席が残ってるのでは」という興味が湧き上がり、プレガ行脚を始めた。
結果的にチケスペなら予想通り悪くない席も残っており、手数料も大したことないから、折角なので観るぞ!となり。(余談だが、もともと6/10に初日の某舞台を一般で買うつもりだったのが、これによって立ち消えた←けどこの感想を書くにあたって確認したらそちら席が選べないようなので、梅棒観ないことにしてても行ってなかったと思われる)

で、席が選べるなら行ってやらないこともないことで有名なしあえち、別日ならなんと、かなり端ではあるもののK列(横通路1列目ってこと)が空いていて、すごーーーく迷ったのだけど、どうせなら音に聞く梅棒の迫力を近くに感じたいという欲求が勝って本日の観劇と相成りました。
そんな本日のお席は安定下手のヒトケタ列、そんなに端っこでもないので見切れは無いと踏む。ちな、1回しか観ないなら全体観られる席が良いけど、サイドだと近くても視野角的に全体を眺めやすくて良いし、仮に横通路の演出があっても振り返り易くて良いという論理ネス。

だったのですが、結果的には大失敗でしたorz実はしあえちでわたし前方サイドって入ったことなくて、でもサイドは前も後ろもそんな悪評高くないからと侮っていたんですけど、斜め前の人の頭がドセンにドン被りで消失wwwおがー!!その方が背がお高めというのもあるんだけど、とはいえ例えば男性が座ったらと考えたら全然普通のサイズでけしてアルパカとかではない。手拍子するとき頭も揺らしたりちょくちょく毛繕いするから余計に見えないとかはあるものの()やっぱり劇場そのものの問題だろ(HIが暴言を削除しました)が。
ただ、その人の隣は空席だったので下手側はめちゃ観やすかった。と、ゆーか。わたしの右隣も空席だった。え?この二つの空席のうちどっちかでもわたしが座れていたら!?よかったのにね!?!!などと言っても詮無いことを考えてしまうじゃん人というのはさちぇ大量発券厨が捌ききれずに平日で招待も間に合わず余らせてるのだろうか誰のファン?チッ。

とはいえじゃあK列が良かったか?というとうーーーん、微妙かも。いや、視界という意味では絶対Kのが良好だったとおもわれ、この、ど真ん中が見えないというストレスを抱えたのは正直ほんとしんどかったけど、いうて真ん中でも奥(高くなってる)とか、あと下手だけでなく上手のお芝居も割と良好に見えたわけで(ここが後方センブロと違うとこ)、その部分で言えばやっぱり近いだけの迫力はあって、距離ではKとは比較にならないとおもうのでストーリー重視や舞台美術に見応えのあるお芝居ならまた違うとおもうんですが。ただ、これって今日の席に座った経験があればこその話であって、K列選んで座ってそこで観劇して帰っただけなら満足度はぜったいそっちのが高かった気がするですね(苦笑)

ちな、センブロ後方は、たぶんM〜Oに薄手のクッション、P以降に厚手のクッションが置いてあったよ。シートと同じ色で揃えられてたから完全に劇場として常備することにしたんかね?どの程度緩和されるのか謎だけど。だってさ、Mの人とPの人はともかく、他列の人は前列の人も高くなるんだからクッション関係なくない??わしにはわからんちき。座って確認したくもないちき。
にしても、イメージ的にパフォーマンスで売る舞台って通路演出あると思ってたし、上演前もスタッフさんや場内アナウンスで荷物や足を通路に出すなって言ってたから「やっぱり!」と思ったけど、ぜんぜんなかった。いや、あるんだけど、あれなら別にというか、最早無くてよくない?そういう意味ではA席で観るのもアリかもしれなかった結果論。通路を最も使ったのは前説に見せかけた導入で、主人公の家の飼われ犬が客席内を巡っていろいろするんだけど、今書いた通り前説と見せかけて導入になっていて、前説なので開演前から始まるんだけど、導入なので開演後も続くんですよ。あれ、知らずにギリギリ来たら(実際(知ってか知らずかは知らんけど)ワンワン中に来た客もそこそこいる)だいぶ焦るとおもう。あの構成なら普通に開演時間からスタートして欲しいなー。

で、この前説の時に推し活の話をするんだけど、推し活で最も大事なのはスマホの電源を切ることと言ってて絶対違うじゃんと思ったのはさておき、観劇客を推し活者前提で話すのが違和感で、この違和感が、なんと後から体積を増すのであった。
違和感と言えば、そもそもわたしがチケットを買ったのでさえ、もう初日目前だったのに、まじ直前くらいに特典付きとか売り出して、この手の施策が(HIが暴言を削除しました)ほど嫌いなわたし、速攻でチケット買ったことを後悔し始めた(念の為言うけど特典を貰い損ねたからとかではない)んだけど、もう最悪、何もかも外してもたきりょさん観てれば元が取れるだろ!この手の舞台にたきりょさん呼んどいて出番少ないことなかろ!!と開き直っていたんですが、結論、最終的にはたきりょさん観て帰ってきた。

まずね、チケット取ってから急に不安になった(無計画過ぎ)んだけど、梅棒ってそういえばノンバーバルなんだよね?なんかストーリーが面白そうと思ったところあったのに、ノンバーバルであのあらすじ分かるものなの?ってのと、面白そうと言っておいて何なんだけど、わたしオーディション番組ってひとつも観たことないし勿論興味も無いのね。アイドルの性別や方向性に関わらず「アイドル」というものに興味が無い(だからこそ舞台で観るアイドルさんのパフォーマンスが楽しい)し、最近流行りの曲とかも聞かないし、あれ?この舞台観てわかる?ちゃんと楽しめるのか!?っていやでもノンバーバル初挑戦劇団ってわけじゃなし、ずっとそれでやってんだからノウハウ蓄積うまいことやるでしょ!と半信半疑あっちこっちそっちどっちしていたんですが、わたしはノンバーバルは多分に合わないみたいです(苦笑)(苦笑)

先述の犬の導入がいちおう、ざっくり言葉での説明になっていて、でもその後はたまーにナレーションが入るくらいでほんとに人語が聞こえない。でもですね、スクリーンに説明は出るんですよ。このスクリーンがね、結構高い位置にありまして、それこそK列や2階に座ってたら気にならないんでしょうが、前方で演者のパフォーマンスを観てたら当たり前にスクリーンなんか視界に入らないんですよ。スクリーン見るとせっかく近くのパフォーマンスがまじまじと観られないんですよ。それでなくても、リアルのパフォーマンスも割と上下奥等の複数同時進行だったりしてどこ観てたら良いかわからんことあるのに、スクリーンまで見るの無理ですが?スクリーンに気を取られるとパフォーマンス見逃すのですが?
しかも、その同時進行のパフォーマンスも当たり前に全部台詞無しなので、ちゃんと観てないと「何がどうなったのか」がわからないというより、ちゃんと観てても「え?つまりどういうこと??」ってなっちゃうのね(これはわたしの個人的なスキルの問題の可能性果てしないですけどね)。
ということで、全体的に「?ん、なに?どゆこと??なんでどーなった?あ、わたしがわかんないだけか、そうだよね、わたしにわかるようにはできてないんだから仕方がないね」という気持ちで「たぶんなんかあってこーなったってことなんかなー」と朧げな予測に答え合わせもできないままふんわりと流して観るしかなくて、だからざっくりとした流れとパフォーマンスそのものは楽しめるんだけど、物語としてのドラマ性はまっっっったく入り込めないのでした。

そもそも。
おねーちゃんがアイドル目指してレッスン初めたからって妹がテレビでアイドル観るの禁止されてる意味がわからん。
おかーさんが何であそこまでのめり込んでるのかもわからん(最初からおかーさん主導だったようには見えないし)。ほんであんなことで離婚する意味がわからん。犬によれば、あれはただのキッカケで、喧嘩の絶えない夫婦で蓄積してたらしいけど、それ自体が何で???だし(ってたきりょさんも座談会で言ってるよ)。妹置いてった経緯もよくわからん。
わたしとしては絶対要らなかった、この両親の馴れ初め話が長々とあるんだけど、年齢的に二人は氷河期明け世代なんすかね?ギリ氷河期でも自営と就職組だから勝ち組で関係無いのかもしれないけど、にしてもなんかバブル後期と平成後期が混ざったみたいな合コンだったし、母親の職業何だか分かんないし、デビューしてから急に衣装作ってるけど衣装屋さんなの?なに??(後でパンフ見たら敏腕ファッションデザイナーって書いてたそーなんだ)そんであんな仲睦まじくいたのに喧嘩が絶えない夫婦になった、そこの方が重要だし、でもその描写は全く無いしそこが解消されないのに復縁できるん??意味が、分からない。(この感想書くに当たって調べたら氷河期明けってプレッシャー世代って言って「プレッシャーに潰されたの?」とおもったら「プレッシャーに強い」ってことらしい。納得。なんで離婚した。プレッシャーを跳ね除けて離婚したのか。納得??)
そんで、おねーちゃんがアイドル目指すのを応援してた妹もアイドル目指す、その理由が、おねーちゃんの再出発の後押し!という妹本人の気持ちなのかと(あらすじ読んだ時は)思っていたのに、犬が勝手に応募しちゃったとか、お父さんも前のめりとか違和感凄いし、そんでトントン拍子に選抜されるんだけど、あの表現だと歌が上手いってことなの?それとも歌唱力うんぬんよりもとにかく圧倒的素質が凄いんだよって意味なの?どっちにしても、その割に合宿入っても全然パッとしないじゃん?しかも、あの合宿って配信されてて一般人が観てるんじゃないの?あんなパッとしないのが選ばれて視聴者から不満出ないの?(これも後でパンフ読んだら歌唱力が凄いってなってたやっぱりそーなんだでもあの)
デビューメンバーはたきりょが自分に懐いてるコを不正に選んだってことみたいだけど、一体、もともとどの3人だったのを誰を外して誰を入れたのかもよく分からないし、審査の段階でAIイカれさせてたけどあの選抜会議のシーンは配信しないものなのかい?(番組を観たことがない為全くわからず)しかもちゃんいまに至ってはあの時点からずっとロッカーに閉じ込めてたってこと???死ぬが?番組としても急にちゃんいまいないことになって、芸能界的にも社会一般的にも行方不明大事件なんだが??あれであの番組何ともなく世間に人気でぶるーみーのデビューは受け容れられてんの?

推し活舐めてない?

そう、ここが、前説で感じた違和感の正体ですよ。
知らんけど、オーディション番組って視聴者の応援ありきでやってんじゃないの?視聴者がどんだけ熱く応援しようが、結局はプロデューサー個人の暴走で好き勝手やれちゃうの?やれちゃうとしてそれで人気取れるの?そんなもんなんだ??電通力ってこと?
しかもそこにちゃんいまが選ばれなかった3人をぶつけてきてって、そこはまぁ事件化するよりそっちのが誰にとってもメリットあるって判断したと捉えても良いんだけど、今度はそこに水を差したのがメンバーの彼氏

アイドル舐めてんの??

これが追加の違和感(苦笑)
だってさ、え?記憶違いでなければイギリス???から、日本のオーディション番組の為にやってきたんでしょ?(←パンフレット読んだらアメリカって書いてた爆)この時点で『彼に別れを告げて単身やってきたのを、彼氏が追い掛けてきた』というならわかるよ。でも一次審査受かって彼氏連れて日本に来たの、明らかに「本気でアイドル目指してるわけない」よね?あの展開になったてことは、令和でもアイドルは恋愛御法度ってことなんじゃないの?彼氏側からしても「旅行がてら思い出作り」だし、そんな名目でイギリス(アメリカ!)から一緒に日本に旅行に来る彼氏って、関係値的には真剣度相当なもんだよね??単なるボーイフレンドとホイホイ行く距離じゃなくね??セレブなのかもしれないけど。ハッカーで仮想通貨ばり稼ぎしてんのかもだけど。
わたしは最初、彼氏連れでオーディション来たのを見たときに「今時は彼氏持ちでもむしろそれが異国情緒アピールになったりするんかな?」と適当に眺めていたんだけど、合宿で追い払われたあたり、やっぱり恋愛禁止ってことなんでしょ?なら(わたしならともかく)アイドル好きならそんなこと自明のはずなのでは?え、いまどきのアイドル界隈のスタンダードがぜんぜんわかんないんだけど。知らないのが悪いかそれはそうか。

んでとにかく今度はこの彼氏が暴走してAIハックして視聴者洗脳するんだけど(そもそも「視聴者(会場参加者?)の脳とリンクして本人の表層意識に関わらず深層意識で本能的に推したい対象を自動判定する」って聞いた時に「怖!!!!!」と思ったし、あと、それ推し活じゃないじゃん純粋さを示したいのかもしれないけど、推しってそんな単純なものじゃなくない?)、この洗脳も、あのヘッドホン外せば良いだけじゃないんか???というのはギリギリ「まぁそういうことにしてもええで」と思えるとして、そこを解除するのが「アイドルの声」という

いや、あの。

あのね、作中中盤くらい?からちょくちょく「アイドルの声がきみ(ファン)をナントカ(忘れたけど呼び覚ますだか目覚めさせるだかそんなニュアンス」ってフレーズが出てきて「逆じゃなくて?」ってずっと思ってたんだけど、あー、ここに繋がるからなのねーと。でもさ、オーディション番組って、アイドルの原石(かもしれない子達)を『応援する人が開花させていく』イメージだったので、“ファンの声がアイドルを”じゃないのか?と思っていたんですよね。でもさ、梅棒って当たり前に自分達が演者側なので、「演者は観客に与える立場」だと思ってるから、こういう展開になるんだなーと。たしかに、応援の声がアイドルを覚醒させるんじゃ、ヒーローショーになっちゃうもんな。この舞台はヒーローショーみたいな作りになっていますけど、実態観客が悪役でヒーローに倒される立場なので、ヒーローショーとは違うんですね納得。あれ、なんか覚えがあるなこれ………
あとさっき流しちゃったけど、深層意識や本能で推したいと思うのが真の推しみたいなニュアンス、人間って明らか無駄に肥大化した大脳新皮質が本能を物量で凌駕して生存戦略の理屈に合わないことをしでかすから地球上で唯一意味不明の存在で、それが人類史の文化最先端なんじゃないのか?原始人が好きな人と相容れないわたし。

でまぁ他にも、バレエの子が足を痛めたみたいなのに全然平気でデビューしちゃってアレ?何ともなかったのか?何だったの?と思ったらその後も怪我を隠していたらしくてそんなことある???だったし、それを(世界級の柔道家とはいえ)シロウトの手当てで活動続けながら最後まで隠し切ってすっかり治っちゃう!みたいなのもそんなアホなだったし、とにかく割と細々「え?なに?どゆこと??」みたいなひっかかりがよくわからんままふわっと大団円に向かっていて、いちいちどんなトラブルがあってどのように解消されたかを気にする人は観に来ない舞台だなとつくづく思い、わたしがこれまで梅棒ピンと来なかったのは大正解だったし今回は血迷い過ぎたなとしみじみしました。考えるな、感じろってやつでしょ。考える葦には向かない。たぶん、こんなことを考えながら観る舞台じゃないし、こんなことを考えながら観るやつに向けて作ってない。迷い込みすぎたラビリンスオール、略してラブオール。

それでは目当てだった石田さんは、、、というか、わたしは人の顔が分からないのでどれが石田さんか途中でわからなくなりそうだったんですけど、序盤に姉とLINEするスタンプで赤がおねーちゃん、いもーとが青だったからきっと青いのが石田さんだ!と思って(わたしの唯一の大正解でした大感謝)観てたら何とかなったものの、BLINKの時に「今度は普通のお芝居を観てみたいな」と思ったのに今作観に来てしまった時点で大間違いだったのも勿論のこと、どうも妹のキャラクター性がイマイチ石田さんが下手なのか設定や展開に無理があるのか演出の要求が悪いのか不明のままウーンと観て帰ったんだけど、これも後からパンフ読んだら妹は泣き虫で引っ込み思案でみたいな設定で、え???あの舞台からそんな印象無いんだけど!?言われりゃ子供の頃に泣いてたシーンがあった気はするけど子供なんて泣くもんだし、男の子はいじめてくるものだし、いずれにせよその設定が後の展開で何のスパイスにもならないなら、寧ろ足を引っ張ってないか?だったら無くてよくない?
石田さんは本人が炎背負ってるって自他共に認めるタイプなんでしょ?わたしもこの舞台みててそういう印象だったの。それはまぁ平たく言えば確かに役者の特性を消して役になり切れない力不足と言えるかもしれないけど、これリブート言うても半分くらい当て書きっぽいところあるし、手直しもしてるみたいなんだから、仮に最初はその設定でも、石田さんの特性を活かす方向にキャラ付け変えたら良かったじゃん。しかもなんかぶるーみーは儚い感じとか、いや、それ石田さん以外も含めて衣装とかも全くそんな風にできてないし、ぶらっくそーんの方はカラーやコンセプトがはっきりしてるだけに(本来、メインはこっちなのに)ぶるーみーが味薄ーーーいから、そこに合わせようとしても石田さんがハマるわけもなく。それならいっそ、優しいけど芯が強いおねーちゃん(青)に対して、気が強くて融通が効かなくて癇癪がちの真っ直ぐな炎系妹(赤)にして、オーディションも自分で申し込もうと思うけど最後の踏ん切りがつかないのを犬が後押ししてパパが許してくれて、おねーちゃんを奮起させる為に突っ走る爆弾娘みたいにした方が、舞台としての派手さもデビュー後のアイドルのパワフルさも出て良かったんじゃないんか。そしたら石田さんだってもっとずっと演り易かったろうし、石田さんの良さが全面に前面に出て、台詞が無くて細かなストーリーがわからなくても説得力のある画が作れたとおもうんだけどー??
BLINKの時も、独自の世界を持つ不思議少女の光と闇みたいな「儚さと強さの両極端」が凄く昏く明るく輝いて素敵だなと思ったのであって、けどやっぱりノンバーバルだと、細かな機微や繊細さって望めないから全体にデフォルメやブーストしてオーバーめに演じなきゃなくて、その中でまぁ頑張っていたな、とはおもうけど、つまりだからこれを観に来たわたしが悪かってん(苦笑)

一方、おねーちゃんの村山さんは初めましてなんだけど、凄く華があって、みんなでわちゃわちゃしてても自然と目が行くし、ダンスもセクシーで、でも擦れてなくて、気高さと気安さが同居しててとても良かった。自分がしんどくても妹を気遣ったり、それによって自分も折れずに頑張れるって姉の感じも良く出ていたし、あとあのーーーーヒップラインが神だった。後半の衣装はラインが隠れてしまって、わたしの脳内で「ヒップラインよこせ!!!」と「セクハラヘンタイ!!!!」が殴り合って大変でしたごめんなさい。でも感動するラインだった神。ただシアターの女神ってなん

なお、ちゃんいまにいつも拍手がすげーな?とおもっていたら、このひとが梅棒の代表?のひとなんですね。へえ〜
そうそう、梅棒の中ではパパのパフォーマンスがいちばん好きでした。さりげなさとかっこよさの同居がクる。

他まだこまごまあるけどもういいか、とにかく、人には向き不向きがあるというのを再認識する時間になりました。
けど、ほんとに別に「来なきゃ良かった」とか「金額に見合わない」とかでは全く無くて、スタオベに抵抗があったわけでもなく、だからってすごく「観れてよかった」とか「観るべくして観た」とも感じなかったという話で、楽しめる人はさぞ楽しいだろうと思いました。
あ、そうそう、ただ、ひとつちょっと期待してたんと違うなってところは、梅棒の舞台ってもっとこう、集中できる舞台だと思ってたんですよね。ステージ上のあっちこっちでパフォーマンスしてても、どこが今のメインか分かるっていうか、考えなくても自然とそこに目や意識が行くっていうか。手拍子のしやすさとか。目が足りないってのは、客から出るには賛辞のことも多いけど、作る側はさ、飽くまでも人間の目は一対しかないということを忘れずにステージングデザインすべきとおもうし、特にノンバーバルの場合、パフォーマンスが台詞や状況説明も兼ねてるわけだから、ミュージカルで歌詞が聞き取れないと意味無いのに似てるっていうか。てかなんだろ、ノンバーバルに拘る理由って何かあるのかな?パフォーマンスだけじゃなく飽くまで演劇として長尺でストーリーも見せたいなら、部分的にはもっと台詞を言ってもいいんじゃないの?ミュージカルだってずっと歌ってるわけじゃないし、その中で「ここぞ」というところに歌があるのがミュージカルなら、ダンスやアクションだってその方がより効果的なのではないだろうか。
今作の場合、どうしても説明が必要なところには結局ナレーションが入るんだけど、他に台詞が無い分、急に説明調あからさまになるから集中が切れるし、しかも録音なのもちょっと冷めるし、ところどころで主張強く挟まるSEもなんかちぐはぐで間抜けな印象を受ける。コメディシーンならいいんだけど。スクリーンの話は最初に書いた通り。あ、同人ソフトの背景スチルみたいな映像ももうちょい工夫して欲しいかも(笑)
台詞に頼らない表現、ダンスやアクションの持つ「可能性」を提示したいあまり、そこで無理をするとダンスやアクションの「限界」も同時に見せることになってしまってなんだか勿体無いんじゃないのかなーとおもいましたまる。

ということで、最後の方は「もう石田さん観てなくてもいいか」とたきりょさんを観ては「いやでも今日はやっぱり石田さんを観に来たのだし、次に観る機会があるかはわからないし」と石田さんを観ては気付くとたきりょさんか村山さんを観ているという感じで帰ってきたのでした。
合宿で飲み物差し入れしてピザに負けたたきりょさん可愛くてきゅんだったし、ピザ箱持って佇むのがあんなに切なくて可愛くてかっこいいの、なかなかないけど???とガン見してしまったし、ちゃんいまの評価に焦って悔しがる姿には胸を締め付けられたし、下手通路を通り抜けるのめちゃかっこよかったしトリプルカテコで下手客席におずおずとピザ振る舞ってくれたの最高に可愛かったので、勝手にエアピザ受け取ってホクホク帰りました。ごちそうさま!

あ、ちなみに、今回はパンフレット買わないつもりだったんですけど、座談会ライターが中川さんということで買うことにしたら安くてびっくりしました。買ってなかったらこの感想文完成しなかったかも(笑)


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