玉手箱前提
@fu_re_re_ra
審神者ちゃん 身上調査書


《外見年齢》
・無邪気に笑うとぐっと幼く見える超絶童顔。成人済みだが、すっぴんだとローティーンにしか見えないので、独りで夜に出歩くと100%補導対象。年齢確認できる身分証が手放せない。今となっては常に刀剣男士がそばに居るので、夜にも出歩けることをひっそり喜んでいる。
・それらの経緯から、晴れた夜に星を見ながらお散歩するのが結構好き。独りだった頃とは違うことを実感できるから。夜の警護は短刀脇差の担当だが、短刀と一緒だとやはり補導されてしまうため、その場合は加州清光たち打刀か、極めた後は成人して見える肥前辺りと歩くようにしている。
・あまりにも童顔過ぎてどう足掻いてもベテランの医療者には見えないため、仕事中は知的に見えるよう伊達眼鏡を掛け、マスクで誤魔化し、メイクでぎりぎり二十代に見えるように外見年齢を引き上げている。
・手先を使う細かい作業は得意ではないが、メイクだけはその影響でそれなりに上手。
《髪型の話》
・髪を纏めるのはあまり上手ではなく、元々は仕事中はただ結び、帰宅するとただ解いていた。なので、上記の可愛い髪飾りと編み込みの華やかなサイドアップは、大概は清光やお洒落好きの短刀脇差たちが結い上げたもの。
・清光を中心に、お洒落好きの刀剣男士が色々な髪型を試してくれたが、鏡で結い上げた場所が見えやすくて、大事に手を掛けて貰ったことが実感しやすいサイドテールが一番気に入っているようだ。
・刀剣男士に髪を触られるとひどく嬉しそうにするのは、実は母親からいつも掴み上げられ引きちぎられ、優しくとかしたり梳かれたりドライヤーを掛けられたりといった経験が皆無だった影響が大きいのだが、その点を誰にも話していないため、清光たちはただ「髪を弄られるとあるじが嬉しそう!普段あまりお洒落させてくれないけど髪は弄らせてくれるからめいっぱい可愛くしよう!」という認識に基づいて積極的にデコっている。
・彼女は「嬉しい」とか「好き」といった感情は積極的に表出してくれるが、その裏にある背景についてはあまり口にしてくれないのだ。
《体感年齢》
・社会的場面では年齢相応の振る舞いを意図的に作って演じているが、親に最初に殺されそうになった幼い頃の年齢で精神的な年齢が停止したまま。
・飾らず天真爛漫に振る舞う本丸での時間が素の彼女の精神年齢と言えよう。
・彼女が恋愛に関心を持たないのはこの辺りも大いに関係している。
《好きなお酒》
体質的に酒が飲めなくなってしまうまでは、甘いカクテルが好きだった。しかもめちゃくちゃ強くて酒豪だったので、レディキラーを十杯飲み干し逆に相手を酔い潰してナンパを撃退したことがある。外見とのギャップがあらゆるところですごい。
《経緯》
母親が出産予定日より明らかに早く緊急破水し、その知らせを受けた父親が慌てて病院へ行くために通勤路を外れたところで車が玉突き事故に巻き込まれ父親は死亡、母親は破水のせいで夫の死に目に駆け付けることすらできず、それを母親は胎児のせいと恨んだ。
母方が先天的に見鬼の才のある家系で、故に母親には金眼で見えていた。その母親に気持ち悪い、お前なんか自分の子じゃないと罵られながら殴られて育つ。階段から突き落とされた際の傷跡、内腿には煙草を押し付けられた跡もある。
《ターニングポイント》
三歳の誕生日前後、曽祖父の遺品整理のために曽祖父の家に連れて行かれた彼女は、癇癪を起こした母に目の前で曽祖父が彼女の生誕祝いに植えてくれた薔薇を目の前で引きちぎられ殴られるが、実は曽祖父の家にはその家系を家ごと守護していた尊き存在(刀剣男士よりも圧倒的に古く格上な)がおり、その虐待場面を目撃したその存在は、守護する家系の末代に知らない内に大変な事態が起きていたことをここで初めて知ることになる。
(曽祖父の娘=彼女の祖母は亡くなっており、曽祖父が亡くなった時点で、彼女がたった独りの末代)
そのため、泣きじゃくる彼女に可能な限り、めいっぱい、あらんかぎりの幸運の加護を与え、過酷な星の下に生まれた彼女の保護を試みた。
彼女のあふれんばかりの幸運の体質は、この日から始まっている。逆に言えばこの時見つけてもらえていなければ、彼女はまもなく死亡していたことが確実である。
この時、この幸運の加護は『彼女を真実助けてくれる誰かとこの子が出逢えるように』という方向で、彼女の運命に大きく働きかけた。
また、彼女の絶大な霊力は、本来生涯埋もれていたはずの彼女の先天的な才能がこの加護によって一気に花開いたものである。つまり彼女の他に類を見ない絶大な霊力は、この加護の延長線上に存在する後天的なものである。
《信仰の目覚め》
五歳頃、吹雪の日に家から追い出された彼女は、薄着でガタガタ震えながら一晩中歩き回り、そして真夜中にも関わらず教会のドアが空いていたことで九死に一生を得る。
父方の曽祖父が死ぬ前に『困ったらいつでもあの十字架のたもとに行くんだよ』と教会を指して教えてくれたことが、こうして彼女の命を拾った。
これは前述の幸運の加護の影響も大きく、この加護が見えざる手のように彼女を教会の十字架が見える場所まで導いた。
その道標と誘導を彼女は無意識に感じ取っていたため、『目に見えない誰かが自分を教会へ導いて命を助けてくれた』ということを幼いながらに本能的に理解し強烈に体験した。
そのため、寄るべなき彼女は、この幸運を『見えない誰かが命を助けてくれた』とかなり正確に本能的に理解できており、心の拠り所として教会に通い続け、結果として、かみさまを心から信じる敬虔なキリシタンとして生きていくことになる。
ちなみに、キリシタンはかみさまを『天国にいるおとうさま』と呼ぶ。
幼い彼女がかみさまにどんな認識を持っていたかは、そこから容易く想像することができる。
《審神者検診》
夫の祖父が生きていた一歳半検診までは親類の目を気にして受けさせられているが、その曽祖父が三歳の誕生日を待たずに死亡したため、三歳児検診と就学前検診は母親が無視しており、実はそのため結果として審神者検診に引っ掛からなかった。
三歳児検診は本来、彼女が『幸運』を授けられる前だったため、あまりに不幸な彼女が加護抜きで本当の意味で幸運だったのは、たった一度この時であると言えよう。
以降の審神者検診は、彼女の『幸運』の結果として全て回避しており、彼女を彼女らしいまま受け入れてくれる今の加州清光との出逢いから始まる全てに繋がるその瞬間ギリギリまで、彼女を審神者検診から遠ざけ続けた。
つまり、この加州清光は、彼女の加護に認められた、彼女が出逢えた初期刀の中で唯一無二のたった一振りのお墨付きだったことになる。