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バブ班SS*未遂

くろひつじ@執行済
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2016-04-25 17:41:26

多分この二人、定期的にこういう事やってそうだなって( ˘ω˘)

 その日は仕事が忙しくて、また暫く会いに行けなくて、ようやく明日は休める!という日に限って残業地獄。なんとか上がったけれど、日付が変わってしまっていた。
 散々悩んだけれど、会いたいしお腹空いたし、と思いきってお店へ向かう。
「あら、いらっしゃい」
 へろへろで扉を開けると、チョロ美が出迎えてくれた。
 店内を見渡すとピークタイムは過ぎていて、客は1組か2組というところ。
「こんな時間に来るなんて、珍しいわね」
「あ、残業で…」
「ごはん系はもう作れるが少ないのよねぇ」
 いつもご飯をメインに頼むので、すっかり覚えられてしまった。
「あるものでいいので」
「はぁい。じゃああの子呼んでくるわね」
 そう言って、チョロ美はバブエの名を呼びながら下がった。
 革張りのソファーに深く沈み込む。うっかり寝入ってしまいそうだ。
「はんちょーさーん!!!やっと来たー!!!」
 やたらテンションの高いバブエが両手にビール瓶を持って現れて、そのまま抱きついてくる。ほっぺをやたらすりすりしてくるバブエからは、甘ったるい香水とお酒の匂いが混ざり合いながら漂ってきた。
「うえーん、班長さん来なくて寂しかったぁ!!」
「ご、ごめん」
「もうー、何やってたのぉ?」
「仕事が、ね、うん」
「でも、ちゃーんと来てくれたから、ゆるす♡」
 時間帯のせいか、いつもより酒が入っているようでバブエは少し赤い顔をして、ふにゃふにゃしている。その割にテンションは高い。
「なに絡み酒してんのよ」
チョロ美がごはんを持って席にやって来た。
「だってさぁ」
「ごめんねぇ、班長さん。今日はやたら気前のいい客がきて、バブエいっぱい呑んじゃってるの。面倒くさいかもだから、適当に扱って」
チョロ美はそう言いながら、炒飯と唐揚げテーブルに並べて、
「ではごゆっくり」
そう言って去っていく。
「班長さんまだご飯たべてなかったのぉ?」
「うん。仕事してたから……」
「じゃあ食べさせてあげる♡」
 そういって、バブエが炒飯をレンゲでひとすくいして、はいあーん♡と口元へ寄越すので、若干照れつつも、口をあける。しかし、上手にパラパラに出来上がった炒飯は、酔っ払いのせいで少々零れ落ちてしまった。
「あー、ごめんねぇ」
 そう言ってバブエがおしぼりで拭き取ろうとするのだが、その場所が、
「いや、ちょ、待って、そこ……」
「?」
 どうしたの?という顔をするバブエに、わざとなのかそうじゃないのか判断できないが、その場所というのが運悪くというか良くというか、ちょうど股間の近くで。
「自分で、拭くんで……」
 赤い顔でそう申告する一松の様子に、バブエがふへへ、と楽しそうに笑って、そこに視線を集中させてくるものだから、余計に意識してしまう。
「アタシのせいなんだからぁ、ね?」
 そう言ってバブエがおしぼりを持った手を伸ばしてくる。
「あ、いや、ちょっと……!」
 わざとか?たぶん、わざとだな……としか思えない手つきで、バブエが一松の股間の辺りをごしごしと擦るのだ。疲れているはずなのに、身体だけは素直に反応してしまって、ツライ。
 その様子に、バブエが楽しそうに言う。
「あっれぇ?班長さん、勃ってきちゃったよ?どうしたの?」
「いや、だから、ね?」
顔が熱い。これはかなり、……恥ずかしい。
「そういえば班長さんって、したことあるんだっけ?」
「……なに、を?」
 この状況でなにを指してるかなんて、分かりきってはいるんだけれど、その言葉を口にしたらいけない気がする。……多分。
「あははぁ……。シャイだねぇ、班長さん」
 そう言いながら、バブエが顔を近づけてきて、そのままゆっくりソファの上に押し倒される。
 自分の上に覆いかぶさるように、ソファの上でバブエが片膝をついている。顔は唇が触れそうなほど近くて、このまま色んなものを奪われてしまいそうで。
「もう子供じゃないんだから……わかるデショ?」
 バブエの手が自分のズボンのベルトを外している音がする。心臓が耳元で熱く脈打っているかのように、ドクドクとうるさい。
 こちらをじぃっと見つめる視線を外せなくて、どうしようもなくて。
 いっそこのまま、なんて思っていた矢先に、
「何やってんの!!」バッコーン!
 チョロ美の大声となにかを凹むくらいしたたかに打ち付ける音がした。
「いったぁーい!」
 バブエが身体を起こしてそちらを見れば、真ん中がべっこり凹んだ銀色のお盆を持ったチョロ美が怒りを露わに仁王立ちしている。
「まったく何考えてんの?ここお店だよ?店内だよ?しかもまだ営業時間!!そこでホストがお客に盛ってるんじゃないわよ!!」
 ぎゃんぎゃん叫ぶチョロ美に、バブエがブー垂れた顔で
「いーじゃーん、ちょっと味見するくらーい」
 そう言いながら、ソファに座り直したので、一松もベルトを直しながら改めて腰を据えた。
「まったく。普段からスキンシップが過ぎるけど、アンタ本当班長さんに構い過ぎよ?」
「なにぃ?チョロ美、羨ましいのぉ?」
「誰がだ!」
 チョロ美ははぁとため息を吐き出すと、一松をジロリと睨んで
「それから、アンタ!」
 そうこちらに言葉を投げつけてきたので、思わず背筋を伸ばしてしまう。
「班長さんも班長さんよ!本当に嫌ならちゃんと拒否しないと!何流されてんの!!」
「……すいません」
 ついでに怒られてしまった。
 それからギャアギャアとチョロ美の説教のようなものは暫くつづく。その途中、バブエが耳元でそっと、
「そのうち、ちゃんと続きしよーね?」
と言ってくるものだから、一松は心臓も股間も暫くじんじん痛くて仕方なかったのであった。


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